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2016年09月23日

「月のクレーターと土星の輪観望会」は中止・・・

ホタル学校で9月17日(土)に予定しておりました
「月のクレーターと土星の輪観望会」は、あいにく曇り時々雨
の予報でしたので、日の朝、中止を決定いたしました。
誠に申し訳ありませんでした。

実際には、おぼろげに月が見えた時もありましたが、わざわざ鳥川まで
来ていただき、結果「見えませんでした・・・」では、かえって申し訳ない
と思い中止を決断しました。またの機会を楽しみにしていてください!


せめて、画像にてお楽しみください☆


当日の月は満月で本来なら中秋の名月の筈ですが、
旧暦の8月15日が今年は9月15日にあたるので中秋の名月は2日前でした。
なぜずれるのでしょうか?

月は約27.3日で地球の周りを一周しています。
しかし、その間にも地球は太陽の周りを公転しているため、
満月から次の満月までは約29.5日です。
この差によって暦と合わなくなるのです。
旧暦はそれを訂正するため閏月(うるうづき)を設定して調整していました。

余談ですが、「朏(ミカヅキ)」という漢字があります。
旧暦で1日目は朔(新月)から始まります。
2日目の月は太陽に近くて肉眼では見えません。
ようやく3日目になると夕方の空に初めて細い月が肉眼で見えるようになります。
つまり、ひと月のうちで初めて出る月ということで
「月」が「出る」と書いてミカヅキ(または「三日月」)と読むのです。


次に土星の輪です。写真などでは見たことあると思いますが
じつは、小さな氷の粒や岩石が無数に薄く集まって土星の周りを廻っているのです。
幅は地球が数個入ってしまうほどありますが、厚さは僅か数百メートル。
したがって15年に一度、土星の傾きが地球から見て真横になると
見えなくなってしまいます。おもしろいでしょ!

以上、画像観望会でした。


尚、11月12日(土)に月のクレーターと天王星を見る会
を予定しています。口径30センチの天体望遠鏡でご覧いただきます。


13夜の月と天王星です。天王星なんてまず肉眼で見た人はいないでしょう。
土星の倍ぐらい遠くにありますので望遠鏡でも小さな点にしか見えませんが、
観る価値は十分ありますよ。お楽しみに☆


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投稿日  平成28年9月23日(金)
投稿者  ホタル学校 かみや


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 20:03鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年09月22日

鳥川ホタルの里「大代古道」に案内看板を設置!


平成28年9月17日(土)、先日制作した鳥川ホタルの里の「大代古道」
(おおじろこどう/高野御前山~ふっこし峠登山道)の案内看板を
岡崎年金者里山ハイキングの会を中心としたメンバーで設置しました。

天候は曇りで雨が降る心配もありましたが看板新設記念イベント
「水晶山トレッキング」も控えているので何とか実施しました。


登山口までは鳥川ホタル保存会の方に看板や杭など軽トラック3台で
運んでいただきました。早朝より誠にありがとうございました。


看板、杭、木槌などの道具を分散して担いでいきます。
皆さん、日頃から山歩きで鍛えていらっしゃるので平気です。


要所に杭を打ちます。女性の方もパワフルです。


9月3日に作った看板を木ネジで止めて出来上がり!

この大代古道は、高野御前山からふっこし峠に下る尾根道で
今まで案内看板も無く、幻の登山道でしたが
これで安心して歩けるようになります。


風の良く通るスポットなので「風ノ御前」というネーミングも素敵でしょ☆


看板設置がすべて終わり、水晶山に到着しました。
お待ちかねのお弁当タイムです。疲れも吹っ飛ぶ至福のひと時です。


晴天時は水晶山の山頂からは三河湾方面が良く見えます。

この日は残念ながら曇りで霞んでいました。
これから、秋本番の季節は空気も澄んで良い眺めになると思いますよ。


下山途中、鹿の角が落ちていました。
農作物を荒らすため、近頃は害獣扱いされている鹿ですが
このような生き物たちと共生できる環境を整えていきたいものです。


参加してくださった皆さん、大変お疲れ様でした。
そしていつも看板制作・設置のご指導をいただいている講師の松本さん、
本当にありがとうございました。(後列の右から三番目が松本さん)


10月23日(日)に看板新設記念水晶山トレッキングを開催いたします。
9月22日(祝)より受付開始です。是非、ご参加ください。
お申込みはホタル学校(0564-82-3027)までお願いします。

※定員は20名様(先着)


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撮影日  平成28年9月17日(土)
撮影場所 鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  かみや


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 13:46鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年09月09日

クワガタムシの命の物語「産卵編」


平成28年8月10日、ホタル学校に飛んできた
クワガタムシのメス2匹を捕獲しました。

おそらく「ノコギリクワガタ」と思われます。


ちょっと太めの「ノコ」ちゃんです。(勝手に命名)


ゼリーを食わえて食いしん坊の「ギリ」ちゃん。

2匹とも交尾済みと思われます。

飼育ケースに適度に加湿した昆虫マットを硬く詰め、その上に朽木を載せた
産卵床をセットしました。うまくすれば卵を産むはずです☆


9月1日(木)、産卵床ケースの底に卵を発見!
また一つ、いのちの物語が始まります。

ホタル同様、これから成虫になるまで育てていきたいと思います。
どんな物語になるのかお楽しみに!


※ホタルの幼虫と合わせて随時ブログでお伝えしていきます☆


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撮影日  平成28年9月1日(木)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  かみや


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 09:00鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年09月08日

鳥川サイクリングフェスティバルが開催


平成28年9月4日(日)、第12回岡崎市サイクリング大会
「鳥川サイクリングフェスティバル」
ホタル学校で開催されました。

◆主催:岡崎市(市民スポーツ課)、岡崎市教育委員会、公益財団法人岡崎市体育協会
◆主管:岡崎市サイクリング協会


岡町にある「おかざき世界子ども美術博物館」から「ホタル学校」を折り返す
約32kmのコースで行われ、早朝からホタルの里インフォメーションセンターは
おびただしい数の自転車で埋ま尽くされました。


ホタル学校の校庭には自転車メーカーのブースが並び、6月のホタルまつり
以来の賑わいとなりました。参加されたサイクリストの人数は140名あまり、
スタッフも80名と多く、熱気にあふれていました。


自転車メーカーのロードバイク試乗会もあり、
サイクリストの皆さんは興味津々です。

自転車での楽しみ方・過ごし方などが増え、健康志向も後押しして
サイクリストは増えているそうです!


10時過ぎからはお待ちかねのビンゴゲーム大会!


商品には自転車用品のほか、なんとクロスバイクが1台用意され
会場は歓声と悲鳴!?で大盛り上がりです。


「おっ、リーチだ!」
「全然開かんじゃん!」


番号が発表されるたびに一喜一憂です。


参加された皆さん、スタッフの皆さん、有難うございました。
久々の賑わいでした。たいへんお疲れ様でした。


(水晶山に向かうコースの途中から見た里の風景)

ここ、鳥川町内は信号が1つも無く、自動車もあまり通らないので
自転車はたいへん走りやすいです。週末ともなると自転車で走り抜ける
人たちの姿をたくさん見ます。


「鳥川ホタルの里湧水群」を訪れるコースはいかがでしょうか。
(写真は湧水群の一つ「延命水」)

程よいアップダウンがありますが、冷たい湧き水が心地よいですよ。
また、ぜひホタル学校へもお寄りください。地図を差し上げます。


これからに季節は風が気持ちいいです。
サイクリストの皆さん、是非また鳥川ホタルの里にお越しくださいね。


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撮影日  平成28年9月4日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  かみや


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:40鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年09月06日

「高野御前山~ふっこし峠」の登山道案内看板作り


鳥川ホタルの里の山歩きの一つ「水晶山コース」
最後の未整備登山道である高野御前山~ふっこし峠間の調査が終り、
案内看板の制作が平成28年9月3日(土)、岡崎年金者里山ハイキングの会
を中心としたメンバーにより行われました。


今後、看板を設置する場所は上の地図の緑色の点線の所で
高野御前山からふっこし峠へ下る尾根道です。(赤丸部分)


講師の松本吉央さんが下書きが済んだ看板を準備してくださいました。


電熱ペンで下書きに沿って焼き付けていきます。


次にアクリル絵の具で色付けをします。


手慣れた作業を黙々と、また時には談笑しながら続けます。

これら案内看板には最後に制作者の名前を入れます。
コースを歩く人たちが看板を見た時、制作者皆さんの鳥川ホタルの里に
対する「想い」が伝わることと思います!


完成しました☆
皆さん、長年看板作りをされているので作業もスムーズでさすがですね!
本当にありがとうございました。
次回は天候を見て、この看板をコースに設置に行きます。

なお、10月23日(日)には案内看板新設記念の
「水晶山トレッキング」イベントを開催します。

9月22日(祝)からホタル学校で申込受付をいたしますので、
是非、ご参加ください。
秋の気配を感じながら、全線開通した水晶山コースをご一緒に歩きましょう☆


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撮影日  平成28年9月3日(土)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  かみや


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 09:56鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年09月01日

夏休みの素敵な思い出☆チョウ・トンボの標本が完成


平成28年7月23日(土)にホタル学校で開催した
「チョウ・トンボの標本作り教室」
約1か月間の乾燥工程を経てついに標本が完成しました☆


(左/標本作り教室の様子)

先月の講座では展翅板(てんしばん)という板にチョウ・トンボの羽を
広げて展翅テープで固定するところまで行いました。その後はホタル学校で
乾燥材入りの衣装ケースに保管し、水分が完全に抜けるのを待ちました。

(右/昆虫博士「三浦先生」)

乾燥が終わった後に講師の三浦先生が仕上げと箱詰めを行い、
ようやく完成となりました。箱の中にはプロと同じように、標本作成者と
捕獲場所、日時の書かれたタグが入っていて、立派な学術的資料です。


各参加者の皆さんへは8月下旬にホタル学校で引き渡しをしました。
標本箱は紙製ですが、しっかりとした立派な標本箱で、
ホタル学校からの特別プレゼントです!


夏休みはアッという間だったかもしれませんが、この標本を眺めて
鳥川の自然の中で過ごした夏の1日を思い出してくれたら嬉しいです。


そして昆虫などの身近な生き物を通して自然の楽しさ・素晴らしさなどを、
さらに感じ取って成長していってほしいと願っています☆


初めての昆虫標本を手にニッコリ☆


今にも羽ばたきそうなチョウ・トンボ!
「まるで生きているみたい☆」


来年の夏も教室を開催しますので、興味のある方はぜひご参加ください。
三浦先生、参加者の皆様、本当にありがとうございました!


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撮影日  平成28年8月27日(土)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 09:24鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年08月30日

幻の「むらさき麦」で蛍籠(ほたるかご)作り☆


平成28年8月28日(日)、岡崎市ホタル学校で
「むらさき麦で蛍籠を作ろう」というイベントを開催しました。

昭和初期、岡崎の夏の風物詩として人気があった「蛍狩り」
古い資料によると名鉄藤川駅まで蛍列車が運行され、子どもたちには
お土産にホタルがいっぱい入った蛍籠がプレゼントされたとあります。

ホタル学校としては、蛍籠作りも皆様に覚えていただき、伝統の技を
継承していきたいと考え、このイベントを開催しました。


(むらさき麦/岡崎観光サイトフォトギャラリーより)
http://okazaki-kanko.jp/(岡崎市観光協会)


講師は、にわか仕立てのなんちゃって講師ノリレオ(ホタル学校職員の神谷)です。
あまりに心もとないため、ベテランのはっぱ先生(岡崎市動植物調査会の河江氏)に
サポートして頂きました。

材料の『むらさき麦』の麦わらは、藤川まちづくり協議会様の
ご好意によりご提供頂きました。誠にありがとうございます。


河江先生に手ほどきを受け、一生懸命作ります。
でも、なかなかうまくいきません。

一通り編み方がわかったら、あとは集中力と忍耐です。


だんだん形が出来てきました。

でもまだ道半ば。まるで、徳川家康のように、ひたすら忍耐で作業を続けます。
伝統の技を身に着けるのは簡単ではありませんね。


とにかく忍耐の3時間が過ぎ、なんとか完成した蛍籠を持って
記念写真「はい!チーズ」

あとは各自、自主トレーニングを積んでください。
反復練習のみが技習得の道です。

参加された皆様、たいへんお疲れ様でした。
河江先生、ご指導をいただき誠にありがとうございました。


松尾芭蕉の句
「ここも三河 むらさき麦の かきつばた」

藤川宿内に芭蕉の句碑が建っています。その句に「むらさき麦」が読み込まれており、
この句にちなんで、地元の人たちがむらさき麦を栽培しています。
毎年5月中旬から下旬にかけて茎や葉、穂がほのかな紫色にそまるところから
「むらさき麦」と呼ばれており、江戸時代は藤川町一帯で栽培されていました。




※「むらさき麦」を使った料理やお土産は『道の駅藤川宿』でぜひどうぞ☆
http://fujikawa37.com/


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撮影日  平成28年8月28日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  かみや


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 13:30鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年08月28日

ホタルのいのちの物語「捕食編」


ホタルの幼虫が孵化してから50日が経ちました。

全長1~2mmだった幼虫たちは水槽の砂利の中にもぐりこみ
一向に姿を見せません。順調に育っているのか?心配です・・・。


8月23日(水)のことです。

飼育水槽を観察していると、幼虫がカワニナを食べているではありませんか。
さっそく写真に撮りました。10mm程度に育っていました。

水槽の中でたくさん生まれたカワニナの稚貝が減っていたのでホタルが
食べているのだろうとは思っていましたが、これで確認できました☆


一匹のカワニナに3匹の幼虫が頭を突っ込んでいます。

ホタルの幼虫は約9か月の間にカワニナを50~60個も食べます。
食べるといってもむしゃむしゃ食べるのではなく、食いついて
消化液を出しカワニナの肉を溶かして舐め取るようにして栄養を吸収します。

そんなホタルの幼虫も自然界では、他の生き物に食べられてしまうのでしょうね。
みんな食物連鎖の中で一生懸命生きているのです。

そして生き残った者だけが、来年6月に飛翔するのです。
いつまでも生態系が維持されるよう、我々人間も協力していきましょう。


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撮影日  平成28年8月23日(火)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  かみや


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 20:31鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年08月27日

鳥川ホタルの里の環境を調べよう!美合小学校ホタル飼育部が来校


平成28年8月23日(火)、岡崎市ホタル学校に美合小学校ホタル飼育部
の皆さんが環境教室に参加するためにやって来ました。


(美合小学校の前を流れる山綱川)

美合小学校の近くを流れる山綱(やまつな)川は、かつてホタルが乱舞する
川でしたが、近年は開発が進み、ホタルは随分と減ってしまいました。ホタル飼育部では
毎年ゲンジボタルの幼虫の飼育や放流に取り組んでいますが、
今日はホタルの里「鳥川」の自然からホタルが生息しやすい環境について学びます。


まずは腕試し!ホタルの生態に関するホタルクイズにチャレンジです!
5・6年生はさすがの出来栄えで、中には全問正解の子もいました。
4年生は初めてのホタル学校ということでけっこう間違えてしまった子も
いましたが、まだまだこれから勉強していけば大丈夫!


続いてはワークシートを使いながらホタル学校の展示物を調べ、
さらにホタルの生態について理解を深めました。
卵、幼虫、さなぎ、成虫と生活場所を変えながら複雑な一生を送るゲンジボタル。
ホタルにとって棲みやすい環境が見えてきたかな?


続いては川に移動しつつ、鳥川の自然環境を確認しました。
ホタルの保全というと川の環境だけに目が行きがちですが、川の源である山や
川の周りの植生、人の暮らしの影響などにも目を向ける必要があります。



いよいよお待ちかねの川の生き物探し!
プールよりずっと冷たい鳥川の水にはじめは驚いていたようですが、
すぐに水の中の世界に引き込まれていきます。
「サワガニいたよ~!」
「魚捕まえたから水槽持ってきて!」



大きなカワムツやサワガニ、カワニナ、トンボのヤゴなどが見つかりました。
また、珍しいことにゲンジボタルの幼虫も見つかりました。
大きい幼虫だったので、今年生まれたものではなく、昨年生まれて
成虫になれなかった「越年幼虫」と思われます。


最後にパックテストのキットを使って鳥川と山綱川の水質比較実験をしました。
ホタルマスターファミリー講座にも参加して、今年、ホタルの自由研究に
取り組んだ6年生の山本君と鈴木君に手伝ってもらいました。


pHは同じ程度の中性でしたが、山綱川のほうがCOD(有機物量)は多い
という結果が出ました。


9月には山綱川でも生き物調べをするそうです。
今日の鳥川での体験を思い出しながら調べれば、色々な違いとホタルを増やす
ためのヒントが見つかるはずです。またどんな違いがあったかぜひ教えてくださいね!


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撮影日  平成28年8月23日(火)
撮影場所 ホタル学校、鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  からさわ


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 21:11鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年08月26日

「ペットボトル」を使った罠で魚とりに挑戦!


平成28年8月20日(土)、岡崎市ホタル学校で
「ペットボトルで魚を捕まえよう!」イベントを開催しました。

夏と言えば“川遊び”
水のきれいな鳥川にはたくさんの魚が棲んでいますが、網で捕まえるのは一苦労です・・・。
そこで、身近にあるペットボトルを加工した罠を作って魚捕りに挑戦します!


今回作るのはセルビンと呼ばれる、入りやすいけれど出にくい構造の罠です。
餌の匂いで魚を中に誘い込んで捕まえます。

まずは各自持ってきた2L用のペットボトルを加工します。切る場所によっては
かなり固いので、ハサミやカッターをうまく使いながら作っていきます。


スタッフが電動ドリルで穴を空けていきます。
自宅に「キリ」があればそれを使ってもOKです。
この穴から餌の匂いが出て魚をおびき寄せます!


罠が完成したら、中に入れるエサを用意します。
今回は米ぬかと鯉のエサをまぜたものを使いました。水をかけながらエサをこねて、
柔らかいお団子を作ってペットボトルの中に入れます。


重りの石も中に入れて準備完了!
流されないようにロープを付けて、魚のいそうな所に沈めておきます。
水に入るとすぐに米ぬかの匂いにひきつけられて小魚が寄ってきました。

ずっと見ていたいけれど警戒されるといけないので、そっとその場を離れます。


罠に魚が入るのを待つ間、川の生き物探しをしました。
この夏は雨が極端に少なく、鳥川の水もいつもの半分ほどしかありません。


それでもサワガニやカワムツ、カワヨシノボリなどの生き物が見つかりました。
普段川に入ったことのない子どもたちも次々見つかる生き物たちに大興奮!


小一時間経ったところで、いよいよ罠を引きあげます。
ゆっくり慎重に、緊張の一瞬!


「あっ!いっぱい入ってるよ~!」
この罠には大きなカワムツが3~4匹入っていました。良かったね!


(罠にかかったカワムツたち/イベント終了後は川にリリースしました)


全体では10個ほどの罠を仕掛けましたが、入っていたのは半分ほどでした。
すぐ近くに仕掛けてもたくさん入っている物と一匹も入っていない物があるのが不思議です。


夏休みはまだまだあります。持ち帰った罠を使って近所の池や川でも挑戦してみてください。
鳥川とは全然違った生き物が捕まるはずです。さらにエサや仕掛ける場所、時間を
変えてみると色々な発見があるでしょう。

どんな生き物がどこで捕まったか、また教えてくださいね。


ご参加くださった皆様、ありがとうございました。


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撮影日  平成28年8月20日(土)
撮影場所 ホタル学校、鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  からさわ


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2016年08月23日

ホタル学校の「スタンプクイズラリー」をリニューアル☆


岡崎市ホタル学校で常設している「スタンプクイズラリー」
クイズ内容をリニューアルしました!


スタンプクイズラリーは校内5か所に置かれたスタンプを押しながら
そこに書かれているホタルに関するクイズに答えていくものです。


この企画はホタル学校がオープンする際に地元の豊富(とよとみ)小学校
児童(平成23年度の卒業生)が考えてくれたものです。(全部で80問あり)

ホタル学校を訪れる子どもたちには大人気で、毎年ホタルを観に来る際に
必ず挑戦する!という子もいます。


(5問全部出来たら答え合わせ!どの景品をもらおうかな☆)


今回は、
◆ゲンジボタルの一生はどのくらい?
◆ゲンジボタルのオスとメスの見分け方は?
◆ゲンジボタルはどこでサナギになる?


・・・などなど、ホタルの生態に関する様々なクイズ(3択)を用意しています。
ヒントもあるので、来校時はぜひ挑戦してみてくださいね。


※ホタル学校内の展示の中から答えを探してみましょう!


ちょっとした参加賞もあるのでお楽しみに!
(昆虫消しゴムや折り紙セット、6色クレヨンなど)


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投稿日  平成28年8月23日(火)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:22鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年08月16日

秘境の名水「幻の岩清水」をご存知ですか?


鳥川ホタルの里湧水群は、今年、環境省の名水百選選抜総選挙で
「秘境として素晴らしい名水部門」で第一位を獲得し、
一躍脚光を浴び、訪れる人が後を絶ちません。

メディアで紹介された湧水は「延命水」「産湯の滝」「大岩の水」「庚申の水」の
4か所ですが、もう一つ秘境の名水にふさわしい湧水があります。
それが「幻の岩清水(いわしみず)」です。

愛宕山から京ケ峯に向かう尾根道の途中にある見晴らし場から
少し下った所にあり、あまり訪れる人もいません。


上記画像をクリックすると山歩きマップを大きく見ることができます。

※鳥川ホタル保存会ホームページにリンクしています。
※青丸の中心が「幻の岩清水」です。


“幻”では無くなってしまいますが、
この度、登山道に案内看板を設置しました。


この看板を見つけたら見晴らし場の方へ下りて行きます。


この「幻の岩清水入口」と書いてある看板を右の方へさらに下ります。


この看板が見えたらもうすぐそこです。


苔むした岩の間から清水が染み出ています。


「秘境の名水」と呼ぶにふさわしい趣でしょ☆

なぜ、こんな山の上の方なのに水が湧いてくるのか不思議です。
ホタル学校から山道を徒歩で一時間ほどかかります。
そう簡単には行けないところも「秘境の名水」たる所以です。
ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

詳しくは岡崎市ホタル学校にお問い合わせください。
(電話:0564-82-3027)


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撮影日  平成28年8月14日(日)
撮影場所 鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  かみや


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 13:05鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年08月13日

ホタルの自由研究に挑戦!第5回ホタルマスターファミリー講座を開催


平成28年8月7日(日)、岡崎市ホタル学校で第5回目となる
ホタルマスターファミリー講座を開催しました。

夏休みまっただ中!子どもたちは毎日ウキウキでしょうが
自由研究は悩みのタネ・・・。今回は今まで学んできたことを活かして
しっかり自由研究に取り組みます!


参加者は今年初めて自由研究に取り組む子もいれば、過去に学年代表も
経験しているベテランリピーターまで様々です。
講師の自然・環境学習実践隊による強力なサポートの元、
各自研究を進めていきます。


こちらは既に山綱川のホタルの飛翔状況や環境を入念に調査し、
細かい絵地図を作っていました。課題は、学校から定められた分量に
どうまとめるか。必要な情報をコンパクトに伝える技術も大切ですね。


学年代表を経験している杉本君(左)と三浦君(右)はさすがです!
パソコンを持ち込んで資料をパワーポイントやエクセルで作成しています。
やっていることはもはや大学生と同じレベル☆(凄い)今年も期待大です!


3年生にとっては初めての自由研究。全体の構成や結果のまとめ方など
一つ一つが未知のチャレンジです。これまでの講座の内容も振り返りながら、
お父さんと一緒に真剣にまとめていました。


まだ自由研究が無い低学年の子は、別室でストーンペイントなどの
クラフト体験に取り組みました。川の石を何かに見立てて色を塗っていきます。


途中からは自由研究がひと段落したお兄ちゃんたちも合流!
なんだか自由研究よりもこっちのほうが集中しているような・・・?


はじめは何から手を付ければ良いのか途方に暮れている子も多かったよう
でしたが、半日しっかりと進めた結果、随分とまとめの方向性が定まってきた
様子でした。夏休みはあと3週間、遊びも大事だけど宿題も計画的に
進めていきましょう!

9月にはホタル学校で自由研究の作品展も行いますので、子どもたちの
力作をご覧にぜひお立ち寄りください。

参加者の皆さん大変お疲れ様でした!
そして暑い中、さらに熱い指導をいただいた自然・環境学習実践隊の皆様、
ありがとうございました☆


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撮影日  平成28年8月7日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 21:40鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年08月12日

空に広がる星の光☆ホタル学校で星空観望会を開催!


平成28年8月11日(山の日)、夜7時からホタル学校で
初の試みとなる「七夕星空観望会」イベントを開催しました。

講師は、今年の4月からホタル学校職員となった通称「ノリレオ(神谷紀行)」です。
望遠鏡による観察は岡崎天文同好会の清水さん、中村さんにサポートいただきました。


まず、教室内で今日の空に何が見えるか確認します。
星座早見盤をぐるぐる回し日付と時間を合わせます。


そして、今日見える星について解説を聞きました。


古代の人たちは星座に絵をはめ込みました。
そのほとんどがギリシャ神話に登場する神様や人、動物たちです。


一通り解説が終わったら、いよいよ校庭に出て望遠鏡を覗きます。
子どもも大人も興味津々です☆


「わーすごい。土星の輪が見える」
と歓喜の声が上がります。

「えー、小ちゃい・・・」
感想はさまざまです。


「すごい!クレーターがはっきり見える」
また歓喜の声。

「ウサギはどこにいるの?」
やはりお月様は一番人気です!


その他、七夕伝説の星(織姫・彦星)や星雲、二重星などの肉眼では見えない
星も見ました。時々、雲がかかりましたが、まずまずの天候で良く星が見えました。

星の観察は「大気」の影響を大きく受けます。
岡崎を含むこの辺りの大気はきれいなので比較的星はよく見えます。

もしも大気が汚染されたら・・・暗い空では光を見ることはできませんね。


アッという間に時が過ぎてイベントは終了となりました。
天体望遠鏡で星を見る機会はあまりないので、いい体験ができたと思います。

皆さん、夜遅くまでお疲れ様でした。

また、観察のサポートしていただいた岡崎天文同好会の皆さん、
本当にありがとうございました!


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撮影日  平成28年8月11日(祝)
撮影場所 ホタル学校、鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  かみや


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html






★イベント告知★
平成28年8月21日(日)の夜7時から、乙川(おとがわ)河川敷で
おとがワ!ンダーランド「乙川星空観望会」が開催されます。
詳しくは下記サイトをご覧ください!(“ノリレオ”が待ってます☆)

http://otogawa.jp/(おとがワ!ンダーランドHP)
http://otogawa.jp/exhibitor/98/(乙川星空観望会紹介ページ)


おとがワ!ンダーランドでは多彩なイベントが目白押し☆
この夏は「乙川河川敷」に遊びに行こう~!  (^0^)/

※平成28年7月19日~9月4日まで開催中  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 20:18鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年08月11日

ホタルの川で生きもの探し☆


平成28年8月7日(日)、岡崎市ホタル学校で
「ホタルの川で生き物探そう」と銘打った
夏休み特別イベントが開催されました。


講師は市民活動団体「森もり!わんぱくAじゃん隊」の皆さんと、
特別講師として岡崎市動植物調査会の永井貞(ただし)先生が加わって
くださいました。お忙しいところ、誠にありがとうございます。

☆永井先生は元教員で、動植物(特に魚類や両生類)に精通しておられます。


さっそく、川に入って生き物探しです。
Aじゃん隊の田中会長によると鳥川の生き物も以前と比べて少なくなったそうです。
でも、まだまだたくさんの生き物がいますのでがんばって捕まえましょう。


網を構えてガサガサガサ。何か入ったかな?


大人も必死でガサガサガサ。
「おっ!はいっとる、はいっとる。」
教室に持ち帰って名前や生態を調べてみましょう。


カワムツ、カワヨシノボリ、サワガニ、トンボのヤゴ、ドジョウなどなど
水のきれいな川に棲む生き物がたくさん捕まりました。

解説は永井先生にお願いしました。
永井先生は小さい頃、今の竜美ヶ丘にまだ田んぼや雑木林が
いっぱいあった頃、自分の庭のように遊びまわっていたそうです。


その頃はまだカエルやメダカや、たくさんの生き物が居ましたが
今は、ほとんどが絶滅寸前・・・。
一番の原因は田んぼの乾田化だそうです。

現在の農法では、ある程度、稲が育ったら田んぼから水を抜いたほうが
米が良く獲れるのだそうです。水が無ければ生き物は生きていけません。

また、生き物は一度絶滅すると二度と戻ってはきません。
永井先生は生き物たちを守るため「おかざき自然体験の森」で
ビオトーブ
を作って管理しています。カエルもメダカもたくさんいます。
ザリガニやウシガエルは多すぎて困っているとのこと・・・。

「もしよければ皆さんお手伝いに来てください」
とおっしゃっていました。


小さいお子さんには、少し難しいお話だったかもしれませんが、
生き物の生態など、一生懸命記録しておきます。

☆自由研究の題材にしている子もいました!


最後に質疑応答の時間です。
多くのお子さんから質問があり、勉強しようという意識の高さに驚かされました。

楽しい時間は「あっ」という間に過ぎてしまいました。

とっても楽しく、有意義な時を過ごせたことと思います。
「森もり!わんぱくAじゃん隊」の皆さん、永井先生、
そしてご参加いただきました皆様、本当に有難うございました。


このブログをお読みの皆様も、ぜひお子様と一緒にホタル学校にお越しください☆
川用の網(タモ)や飼育ケース、川の中を見る「アクアスコープ」など
ホタル学校で無料で貸し出しています。

夏の思い出作りに、また、自由研究にも活用できますよ!


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撮影日  平成28年8月7日(日)
撮影場所 ホタル学校、鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  かみや


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:38鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年08月08日

岡崎の水源を探る「夏休み!水道水源探訪親子バスツアー」を開催


平成28年8月4日(木)、上下水道局と環境部合同の
「夏休み!水道水源探訪親子バスツアー」を開催しました。

今年は定員30人に対して2倍近い応募があり、
抽選で選ばれた小学生親子11組が元気に参加してくれました!

専用のバスに乗って、いざ出発☆


(配布されたクイズ&記録シートに答えを書き込む)

朝9時に岡崎市役所を出発した一行は、まず大平町にある
「男川(おとがわ)浄水場」を訪れました。

市内の水道水の約50%を供給している浄水場は「ナゴヤドーム」
(観客席などの施設を含む)とほぼ同じ面積で、一人当たり1日平均
約300リットル使用する水を作っています。凄いですね!


浄水場をグルッと一回りして川の水が飲み水になるまでの工程を学びます。

最初は「えっ!この水がきれいになるの?」と思ってしまいますが、
様々な工程を経てきれいになった水がここから各家庭に送られていると知って
大人も子どもも興味津々です☆

飲み水に困らないって、実は凄いことなんですね!


このツアーでは「水はどこからやってくる?」と題して、男川浄水場の水源を巡り、
各地の川の水を採水して簡易な方法で水質検査を実施しました。

写真左は「透視度」を測っている様子で、透明の筒に川の水を入れて
どの程度の水位で底の十字マークが見えるかを確認します。

写真右は「COD」を測っている様子で、水に溶け込んでいる有機物が少ないと
比較的きれいで、多いと汚れているという結果が“色”で判別できます。


他にも「水温」や「導電率」を確認し、配布された実験結果表に記録して
いきます。果たしてどの場所の水が一番きれいでしょうか?


施設の見学で、とある薬品を使って水の中の汚れを集めて固める工程があり、
それを室内で実験してみました。ペットボトルには泥水(左)が入っており、
その中に薬品を少し垂らして何度か振り、しばらく置いておくと右の
ペットボトルのように徐々にきれいになっていき、みんなビックリ☆

こうした一つずつの工程を経て水がきれいになっていくのです!


最後は「水のオリンピック」という環境教育プログラムを行いました。
水の凝集・凝着といった性質を簡単なアクティビティを通して考えます。

最初の競技は、コップ一杯に入った水に何個のおはじきを入れられるか?


また、コップの水面に何個のクリップを浮かせられるか?を競いました。

水はきれいな状態では凝集・凝着といった性質が働きますが、
一たび汚染されればそれらの性質は失われてしまいます。

※このコップに食器用洗剤(界面活性剤)を薄めた液体を数滴
垂らしただけで、クリップはみるみるうちに沈んでしまいました。


飲み水の供給源である「川」はもちろんのこと、身近な自然を
汚さないよう大切にする必要があることがわかりました!


続いて向かったのは石原町にある「くらがり渓谷」です。
バーベキューや川遊びを楽しむ人たちで賑わっていました。


ここでは一つのパネルを使って水を育む山(森)の働きや重要性について
学びました。実は岡崎市には水道用の「ダム」がありません。
その代わりに山が「緑のダム」としての役割を果たしているのです。
改めて水源地(水源林)の大切さがわかりました!


ここでも水質検査を行いましたが、水は冷たくきれいで、
男川浄水場の水源地の水がとてもきれいであることが確認できました!

各自昼食をとった後のフリータイムでは子どもたちは川遊びに夢中でした。
やっぱり夏の川遊びは涼しくて楽しいですね☆


最後はゲンジボタルで有名な「鳥川ホタルの里(ホタル学校)」です。
鳥川(とりかわ/河川名)も男川浄水場の水源地の一つで、平成の名水百選にも
選ばれている湧水群があり、水はきれいでホタル以外にも色んな生き物がいます。


室内でホタルクイズに挑戦した後はお待ちかねの「川の生き物探し」です!
タモ(網)とアクアスコープを持ってみんな一生懸命生き物を捕まえていました。


捕まえた生き物は教室に持っていき、みんなで観察しながら
どんな生き物なのか、また生き物を通してわかる川の環境などについて
ふりかえりをしました。

※鳥川には「きれいな川」、「ややきれいな川」に棲む生き物が混在しています。


帰りに額田支所の裏にある「森の総合駅」に寄って昆虫展を見学しました。

滞在時間はわずかでしたが、子どもたちは昆虫クイズに挑戦したり
昆虫標本を見ながらスタンプラリーをしたりして楽しく過ごしました。


「えっ?この中に昆虫がいるの?全部木や葉っぱにしか見えなよ」
クイズにチャレンジした子どもたちは“擬態”する虫に夢中でした。


こうしてツアーは無事終了し、予定どおり午後4時半に市役所に到着しました。

今日の体験活動を夏休みの自由研究にしたいとの子どももいましたので
ぜひ参考にしながら、これからも「水(川)」や水を育む「山(森)」を大切に
感じてもらえたら幸いです。


ご参加いただきました皆様、暑い中、一日お疲れ様でした☆


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撮影日  平成28年8月4日(木)
撮影場所 男川浄水場、くらがり渓谷、ホタル学校、森の総合駅
投稿者  環境保全課、水道浄水課


ふたば 行こう!水とみどりの森の駅! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:16鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年08月03日

待ちに待った夏休み☆木の「虫かご」を作ったよ!


平成28年7月30日(土)、岡崎市ホタル学校で
木の虫かご作り教室を開催しました。

夏休みといえば虫捕り!
今回は木製の虫かごを自分で作ってしまおうという企画です。


講師は看板作りなどでおなじみの松本吉央(よしお)さんです。
市内外から19名の方が参加されました。


まずは松本さんの用意してくれた材料にイラストを描いていきます。

チョウやクワガタ、ホタル学校のマークなど、お気に入りのイラストを
カーボン紙で木に写します。


下絵が写せたら、電熱ペンで輪郭を焼きこんでいきます。
これは失敗できないので慎重に…慎重に…


輪郭が焼けたら、今度はアクリル絵の具で色を付けていきます。
登山道の看板作りで慣れているリピーターの方はさすがの出来栄えです!


続いては組み立てです。ビスや釘で箱を組み立てて、金網を張っていきます。

トントン!カンカン!

金槌の音がホタル学校の校庭まで響きます。


側面に金網が張れたら完成です!

入り口部分は木の板が上下にスライドするようになっていて、
捕まえた虫を入れられるようになっています。

戸がスムーズにスライドし、かつ、ゆるすぎないようにするには
微妙な幅の調整が必要ですが、松本さんが上手に加工してくれました。


さらにこの日は特別ゲストで「はっぱ先生」こと河江喜久代さん
(愛知植物の会所属)をお招きして草や葉っぱを使った
ネイチャークラフトを指導していただきました。

葉っぱで作るバッタや笛には大人も子どもも夢中です!


虫かごに中に葉っぱで作ったバッタを入れると、
これだけでも立派なインテリアになります。(本物みたいでしょ☆)


お昼を挟んで午後1時過ぎには全員ほぼ完成させることができました!

それぞれ素敵な虫かごが出来上がり、最後に記念撮影☆

小学生の皆さんはぜひ夏休みに虫を捕まえたら、この虫かごを
使って昆虫採集・観察などしてみてくださいね!


講師の松本さん・河江さん、ご参加くださった皆様、
本当にありがとうございました。


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撮影日  平成28年7月30日(土)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 09:38鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年08月01日

稲沢市から「夏季親子ふれあい理科教室」の御一行が来校


平成28年7月26日(火)、稲沢市から
「夏季親子ふれあい理科教室」
の御一行がホタル学校に来校されました。


あいにくの雨が降りしきる中、バス一台を仕立ててお越しくださいました。

講師は、むかし鳥川小学校に勤めておられた元教員の野田興司さんと
NPO法人祖父江のホタルを守る会の理事長の山内晴雄さんです。
平野部の稲沢市には無いホタルの舞う山里の環境を学習しに来てくれました。

※主催は稲沢市教育委員会生涯学習課


山里の暮らしや鳥川ホタルの里湧水群の様子、
また、長年のホタルの保護活動について、地元「鳥川ホタル保存会」の顧問
今泉清さん(初代会長)にお話を伺いました。
たいへん解り易い説明で、鳥川のことをよく理解していただけたと思います。

今泉さん、ありがとうございました。

その後、スタンプクイズラリーをしながら館内を見学しました。

昼食のあとは雨の降る中、学校周辺を少し散策しましたが
雨が強くなってきたので急きょホタル学校職員の唐澤氏に
日本の森の現状や問題点、ホタルの関係について学習しました。


山砂と腐葉土の保水力実験では、腐葉土からなかなか流れてこない水に
皆さん一応に驚きを隠せないようでした!

いかに森(山)の管理・手入れが必要かよく理解できたと思います。


最後に山内理事長の手作りで、葉っぱで作った「バッタ」がプレゼントされ
今後の環境学習イベントなどの紹介がありました。

稲沢市でも色いろと環境学習活動が展開されているようで、私共ホタル学校も
負けないようにしっかり活動していきたいと思いました!

この度は遠路はるばるご来校いただき、本当にありがとうございました。


ホタル学校では、随時こうした団体利用を受け付けています。
見学だけでなく、各種環境学習プログラムや川の生き物調べなど様々な体験を
ご提供させていただいております。ぜひ、お気軽にご相談・ご利用ください!


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撮影日  平成28年7月26日(火)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  かみや


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 09:36鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年07月31日

ホタルサポーター活動「人工産卵」編


平成28年7月24日(土)、岡崎市ホタル学校で
第3回ホタルサポーター活動を開催しました。
今回はホタルの人工産卵方法と管理についての座学です。

※講師はホタル学校名誉校長の古田忠久先生。
(全国ホタル研究会顧問・生田蛍保存会会長)


人工産卵装置は特別難しい装置を作ったりはせず、
上の写真のように孵化した幼虫を受ける水入りのバケツ
卵が産み付けられた湿ったコケを入れておくザル
コケ・卵の乾燥を防ぐための覆いとしてのクリアボールなど、
身近で手ごろな資材を活用して行うことができます。


今朝、生まれたばかりの幼虫を古田先生が持ってみえました。
パッと見は糸くずのようです・・・。


幼虫の体長は1~2mmでとても肉眼ではよく見えませんので
顕微鏡で確認しました。極小ですが確かにホタルの幼虫です。


(顕微鏡で観たゲンジボタルの幼虫)


卵を探しましたが見つかりませんでした。
孵化の季節もどうやら終わったようです。


産卵し終わった成虫は役目を終え、一週間から10日ほどで息絶えます。
その一部は子どもたちの学習用にアルコール漬け標本にして学校内に展示しています。


このカワニナの標本は、昨年の7月11日から今年の3月20日までに
一匹の2年目の幼虫が食べた貝です。(1年で成虫にならなかった幼虫のこと)
1年目の幼虫が、およそ60個食べるといわれていますので
2年目はかなり小食ということになります。



現在、市内外で活発にホタルの再生・保護活動が盛んに行われていて、
ホタル学校でその手法を学ぶ人たちが少しずつ増えています。

地域の自然を見つめ直したとき、
「そういえば昔はこの辺りも
よくホタルが飛んでいたものだが、
今は見られなくなった・・・」

というお話をよく耳にします。

時代は進み、悪化した自然が少しずつですが回復しつつある中、
ホタルの再生・保護活動は身近な自然について見直す絶好の機会ですが、
これがなかなか・・・人が思うようにはいかないもの。

ゲンジボタルの幼虫が川の中でエサ(カワニナ)を食べて
根気よく成長するように、ホタル再生・保護活動も根気よく
続けていきたいものです!


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撮影日  平成28年7月24日(土)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  かみや


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:44鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年07月30日

本格的な昆虫標本作りを学ぶ!(チョウ・トンボ編)


夏休みに入ったばかりの7月23日(土)、岡崎市ホタル学校で
チョウ・トンボの標本作り教室が行われました。
8組の小学生親子が元気に参加してくれました。


講師はおなじみの三浦重光先生です。

今回、チョウチョが採集できないといけないということで
三浦先生があらかじめアゲハチョウを採集しておいてくれました。
熱い中、大変ありがとうございました。

※三浦先生は元教員で、岡崎市文化財保護審議会委員を務めてみえます。


さっそく、チョウ・トンボの採集に出かけます。
出発にあたり、ヘビやハチなどの毒虫に注意するよう指導を受けました。
何事も「安全第一」ですね。


フィールドでは、トンボのスピードが速くなかなか採集できません・・・。


やっとゲット!
採集できたら教室に戻って標本作りのスタートです。


まず、先生が採集しておいてくれたチョウの胸を押さえて殺虫します。
あまり苦しませないように一気に押さえます。「南無阿弥陀仏」

※きちんと学習や研究に役立てる気持ちを胸に、大切な命をいただきます。


胸に垂直にピンを挿します。


羽を傷めないように細心の注意を払い紙テープで押さえピンで
展翅板(てんしばん)に止めます。

先生の模範作業に、参加者は真剣な眼差しです。


完成しました。イエーイ!(ホッと一安心☆)


今度はトンボです。

トンボは肉食なので腹を切って脂肪分を出し劣化を防ぎます。


腹を切ってあるので補強のため細い竹串を通しておきます。


先ほどのチョウの下に止めて完成です。
みなさん、なかなか上手に出来ました。

あとは1か月ほど乾燥させて専用の標本箱に入れるだけです。

※紙製ですが、しっかりとした標本箱をプレゼントしますのでお楽しみに☆


保存状態が良ければ、永く綺麗な標本を維持できます。
ちなみに先生の標本(上の写真)は48年前のものだそうです。
あまりの美しさにビックリですね。

では、1か月後をお楽しみに。


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撮影日  平成28年7月23日(土)
撮影場所 ホタル学校、鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  かみや


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html
  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 09:27鳥川ホタルの里(ホタル学校)