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2013年04月15日

「ホタルマスターファミリー」講座が始まりました!


平成25年4月14日(日)、第一回「ホタルマスターファミリー」講座を開催しました。この講座は、4~9月までの期間、毎月1回(計6回)様々なプログラムを体験し、ホタルやホタルを取り巻く自然について、家族で楽しく学ぶ継続プログラムです。

初回のテーマは「ホタル・カワニナの生態を探ろう!」。まずは「ホタルのふしぎワークシート」にチャレンジです。ワークシートとは、文章の一部が穴あきになっていて、ホタル学校の展示の中からその文章を見つけ出して答えを埋めるものです。(上の写真右がワークシート)

ここはホタル学校!ホタルに関する展示はたくさんあります。家族で協力して制限時間内に答えを見つけましょう!


ワークシートには、ヒントとなるフロアマップと、出題されているテーマタイトルが書かれていますので、それらを頼りに答えを探します。(上の写真は1階展示室「ホタルの里」)


鈴木さん親子も、2階の「ホタル教室1」でどうやら答えを見つけたようですね。文章を最後までしっかり読んで、一つずつホタルのことを覚えていきましょう。


制限時間がきたところで多目的ルームに戻り、答え合わせをします。前半の講師は、岡崎市水道局(男川浄水場)の秋元課長さんです。鳥川ホタルの里を流れる川は、下流で「男川」(おとがわ)と合流します。岡崎市の水道水の約50%はこの「男川」の水を使っているのです。秋元さんは、川の水環境や生き物・植物にとても精通しておられ、答えを発表しながら一つずつ丁寧に解説してくださいました。


休憩をはさんで、次にホタルの生息する川の様子・川の生き物調べを行いました。講師は、ホタル学校名誉校長の古田先生です。ゲンジボタルの生息にとって最も大切なことは、水がほどよくきれいで水量が安定していることはもちろんで、幼虫のエサとなる「カワニナ」がたくさん生息していること、幼虫が上陸して土手の土の中でサナギになるのに適している環境であることなどを教えていただきました。


今日は、実際に川に入って川底の様子、カワニナの状態やその他の生き物などについて調べるため、長靴を履いて、網とアクアスコープ(大きな水中眼鏡)を持って川に向かいました。外はポカポカ陽気ですが、川の水はまだまだ冷たく、水温は11℃でした。(ゆうじ君のお母さんが測ってくれました!)

鳥川(とりかわ/河川名)の水はとても清んでいて、川底にはゲンジボタルの幼虫や水生昆虫が身を隠せる石がたくさんあり、ほどよく藻類もあるので、それらをエサにするカワニナがたくさんいます。


上の写真中央はゲンジボタルの幼虫です。(古田先生が見つけられました)先月の終わりごろに、ホタル学校で飼育してきた幼虫を300匹ほど放流しましたので、そのうちの一匹かもしれません。たくさんのカワニナを食べて育ったので、丸まるとした体格は何とも堂々とした姿でした。


他にもサワガニやカワニナもたくさん見つけました。写真左斜め下の一風変わった生き物は「カゲロウ」の幼虫です。これがまたとても不思議な動きをする生き物で、ずぅ~と見ていても飽きず、神秘的でした。(言葉では説明できない動きですので、興味がわいた方は一度ホタル学校へお越しください!)


上の写真の魚はおなじみ「カワヨシノボリ」です。(地元では「いさんじょ」とか「じさんじょ」と呼んでいます)川底をはう様にしてのぼっていくのでこのような名前が付けられました。

この他にも「カワムツ」、「ヘビトンボ」の幼虫、「トビケラ」の幼虫、様々なトンボのヤゴなどもたくさん見つけ、ホタルの川の生き物の多さに一同驚きました。

古田先生から「川の生き物の種類が多いと良い環境、逆に生き物の数が少なかったり、種類がかたよっていると悪い環境といえます。今日はたくさんの生き物が見つかったので「鳥川ホタルの里」の川はとても良い環境であることがわかります。」と教えていただきました。


次回は、5月19日(日)午前9時30分~12時で、テーマ「ホタルの里の自然や生き物を探そう!」と題して、色々な体験プログラムを通してホタルを取り巻く生き物や植物を探求していきます。途中参加でも大歓迎ですので、ぜひ「ホタルマスターファミリー」講座にご参加ください。スタッフ一同お待ちしています!

※ボランティアスタッフとしてご参加くださった「かえる」さん、誠にありがとうございました!


撮影日  平成25年4月14日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  ホタル学校スタッフ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:09鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2013年04月15日

おかざき自然体験の森「春の花パート3」

◆ミツバアケビ◆

秋には甘い実をつける「ミツバアケビ」の花が咲き始めました。調整池や権現池の斜面に多く見られます。アケビは小葉が5枚ですが、ミツバアケビは小葉が3枚です。体験の森では、ミツバアケビの方が多く見られます。

◆アセビ◆

四阿(あずまや)に向かう散策路Eコース沿いに「アセビ」の白いつぼ状の房の花が咲き始めました。アセビは「馬酔木」と漢字があてられ、有毒植物で馬が食べると苦しむことからきています。

寒い冬を越し、様々な生き物や植物が目を覚ますこの季節!散策をしながら春の彩りを楽しんでみてはいかがでしょうか!


撮影日  平成25年4月14日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森にて
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
 あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:07おかざき自然体験の森