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2013年10月31日
「葉っぱで仮装!ハロウィンパーティー」を開催しました!
平成25年10月31日(木)、今日は『ハロウィン』です!
先日の27日(日)、わんParkではハロウィンにちなんで、「葉っぱで仮装!ハロウィンパーティー」というイベントを開催しました。そう、みんなで「お化け」になっちゃおう!というワケなんです。
まずは、集合した子どもたちと一緒にわんParkを散策します。この季節、わんParkではドングリなどの木の実だけではなく、紅葉した葉っぱがたくさん見られます。それをみんなで集めました。
好きな葉っぱをたくさん集めたら、今度はお面作り。オリジナルの形に台紙を切って…「目の位置は、ここでいいかしら?」お母さんたちもハリキッています。
「この葉っぱはどこに貼り付ける?」 「うーんとね、ココっ!」
徐々に形になっていくお面は、みんなのアイデアがあふれていて、おもしろいものばかり!
最後は、みんなでお化けに大変身!でも…ほほえましすぎて、怖いとは思えないかもね!?
撮影日 平成25年10月27日(日)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)にて
投稿者 ナリキヨ
でっかい原っぱで遊ぼう! 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)
先日の27日(日)、わんParkではハロウィンにちなんで、「葉っぱで仮装!ハロウィンパーティー」というイベントを開催しました。そう、みんなで「お化け」になっちゃおう!というワケなんです。
まずは、集合した子どもたちと一緒にわんParkを散策します。この季節、わんParkではドングリなどの木の実だけではなく、紅葉した葉っぱがたくさん見られます。それをみんなで集めました。
好きな葉っぱをたくさん集めたら、今度はお面作り。オリジナルの形に台紙を切って…「目の位置は、ここでいいかしら?」お母さんたちもハリキッています。
「この葉っぱはどこに貼り付ける?」 「うーんとね、ココっ!」
徐々に形になっていくお面は、みんなのアイデアがあふれていて、おもしろいものばかり!
最後は、みんなでお化けに大変身!でも…ほほえましすぎて、怖いとは思えないかもね!?
撮影日 平成25年10月27日(日)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)にて
投稿者 ナリキヨ
でっかい原っぱで遊ぼう! 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
13:25
│わんPark(こども自然遊びの森)
2013年10月29日
「鳥川ホタルの里の山歩きイベント」を開催しました!
平成25年10月27日(日)、鳥川ホタルの里(鳥川町)で「ホタルの里の山歩きイベント」が開催されました。(主催は地元「鳥川ホタル保存会」)
台風27号の影響で一日順延となりましたが、台風による大きな被害もなく、青空が広がる素晴らしい天気になりました。集合はホタル学校。
朝8時45分から開会式と準備体操を行い、各自希望する3コースそれぞれに分かれて山歩きをスタートします。(今回は水晶山コースの参加希望がなかったため、それ以外の3コースで行いました)
私は今回、まだ歩いたことがなかった「愛宕山・京ヶ峯コース」にチャレンジしました。先頭は鳥川町総代の片岡さん。ホタル学校から1kmほど県道を歩き、登山道の入口から山登りが始まります。
毎回、参加者の年齢層は幅広く、小さなお子さんからご年配の方まで参加されていて、全体の様子を見ながらスピード調整をしてくださいます。
ホタル学校の標高は約150m。そこから440mの山々を目指して登るので、けっこうな高低差があり、アップダウンを楽しむことができます。かなり風が強い日で涼しかったですが、登りではたくさんの汗をかき、前の人の足元を追いながら一歩ずつ進んでいきました。
途中、とてもユニークな樹木を見つけました。勝手に「二人三脚の木」と名付けました。左の木の枝が横に伸びて、まるで右の木の肩でも支えているようです。愛宕山・京ヶ峯コースは、他のコースに比べて雑木林が多く、こうした面白い自然との出会いも楽しめます。
途中、見晴らし場では、眼下に広がるふる里「とっかわ」を眺めながら、しばし休憩です。山歩きでは、あまり長い時間休むと体が冷えたり、リズムが崩れてかえってしんどくなったりするので、短い休憩を取りながら先を進みます。
ここは三河湾が一望できるスポット!山と街、そして海が織りなす景色に見とれてしまいます。
以前、鳥川小学校の児童が設置した「ほたるの鐘」で、記念に鐘を鳴らし、ここまで登ってきた証を響かせます。鳥川の山歩きコースには、こうした鐘が至る所に設置してあり、鐘を鳴らして「今、山歩きをしていますよ~」と告げ知らせることができます。これもまた一つの楽しみですね!
京ヶ峯の山頂に到着しました。(標高441.8m)こうした標識を見ると「やっとここまで来たかぁ」と実感します。
「平成の大崩れ」にやって来ました。以前、大規模な土砂崩れが発生した場所で、復旧が難航したとのお話を聞きましたが、そこから見える景色は絶景です!
台風一過のこの日は、名古屋の名港トリトンやツインタワーも見え、これまでの疲れを忘れさせてくれる景色が広がっていました。
先を進むと、真新しい案内標識が現れました。これは、今年5月にホタル学校で実施した「登山道の道しるべ案内看板作り」イベントで製作したもので、講師の松本吉央さんをはじめとした地元の方々が、今月上旬に設置してくださったものです。ここまで運んでくるのには、随分大変だったことと思います。
しかし、山を歩かれるたくさんの方が道に迷わないよう、安心して山歩きを楽しめるようにと設置をしてくださり、このおかげで方向や道順が確かなものとなり、なくてはならないものだと思います。
標識に従って「七曲古道」に向かって歩いていくと、今度も同じく看板作りイベントで製作した七曲用の看板が見えてきます。その名のとおり七つの曲がりがあり、その曲がりの箇所すべてに看板を設置しました。(製作者の名前入です!)
これにより、「今の曲がりは何箇所目?」と聞かなくてもわかるようになりました。山歩きにも、そして人生!?にも、道しるべは必要ですね!坂を上ったり下ったり、時には立ち止まったりと、山歩きは色々と考えさせられるものがあります。
古道というだけあって、この周辺の森の樹木は巨大なものが多く、時の深さを感じるものがあります。写真では少しわかりにくいですが、この二本のスギはかなりの巨木で、樹齢200年前後はあるのではないかと思うくらいの大きさでした。
2年生の男の子は、思わず大きな木の幹に耳を押し当てて、水を吸い上げる音を聞いてみます。残念ながら水の音は聞こえませんが、自然の大きさを肌で実感していたようです!
山を下り、県道を歩いてホタル学校に戻ります。途中、平成の名水百選に選ばれた「鳥川ホタルの里湧水群」の一つ『大岩の水』でしばし休憩です。大地から搾られた冷たい水を飲みながらのどを潤します。(名水百選は水質を保証するものではありませんので、飲用は自己責任でお願いします)
こうして12時頃にホタル学校に無事に到着し、鳥川ホタル保存会の方々が振る舞ってくださる特製の「猪汁」をたっぷりいただきました。(この猪汁がおにぎりと合うんですよ!臭みもなく、柔らか~い猪肉は絶品です!)
どのコースも事故や怪我もなく、全員無事に戻って来られました。最後に、鳥川町総代の片岡さんと、地元の豊富小学校の入山校長先生のご挨拶でイベントは終了です。
こうしたホタルの里全体での山歩きイベントは年に一回だけですが、ホタル学校主催では、毎月1回程度山歩きイベントを行い、様々なコースを歩いていますので、自然散策・健康増進の一環として、ぜひ鳥川ホタルの里にお越しいただければと思います。
ご参加くださった皆様、地元鳥川ホタル保存会の皆様、豊富小学校の先生方、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
撮影日 平成25年10月27日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者 やまのうち
自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう!
台風27号の影響で一日順延となりましたが、台風による大きな被害もなく、青空が広がる素晴らしい天気になりました。集合はホタル学校。
朝8時45分から開会式と準備体操を行い、各自希望する3コースそれぞれに分かれて山歩きをスタートします。(今回は水晶山コースの参加希望がなかったため、それ以外の3コースで行いました)
私は今回、まだ歩いたことがなかった「愛宕山・京ヶ峯コース」にチャレンジしました。先頭は鳥川町総代の片岡さん。ホタル学校から1kmほど県道を歩き、登山道の入口から山登りが始まります。
毎回、参加者の年齢層は幅広く、小さなお子さんからご年配の方まで参加されていて、全体の様子を見ながらスピード調整をしてくださいます。
ホタル学校の標高は約150m。そこから440mの山々を目指して登るので、けっこうな高低差があり、アップダウンを楽しむことができます。かなり風が強い日で涼しかったですが、登りではたくさんの汗をかき、前の人の足元を追いながら一歩ずつ進んでいきました。
途中、とてもユニークな樹木を見つけました。勝手に「二人三脚の木」と名付けました。左の木の枝が横に伸びて、まるで右の木の肩でも支えているようです。愛宕山・京ヶ峯コースは、他のコースに比べて雑木林が多く、こうした面白い自然との出会いも楽しめます。
途中、見晴らし場では、眼下に広がるふる里「とっかわ」を眺めながら、しばし休憩です。山歩きでは、あまり長い時間休むと体が冷えたり、リズムが崩れてかえってしんどくなったりするので、短い休憩を取りながら先を進みます。
ここは三河湾が一望できるスポット!山と街、そして海が織りなす景色に見とれてしまいます。
以前、鳥川小学校の児童が設置した「ほたるの鐘」で、記念に鐘を鳴らし、ここまで登ってきた証を響かせます。鳥川の山歩きコースには、こうした鐘が至る所に設置してあり、鐘を鳴らして「今、山歩きをしていますよ~」と告げ知らせることができます。これもまた一つの楽しみですね!
京ヶ峯の山頂に到着しました。(標高441.8m)こうした標識を見ると「やっとここまで来たかぁ」と実感します。
「平成の大崩れ」にやって来ました。以前、大規模な土砂崩れが発生した場所で、復旧が難航したとのお話を聞きましたが、そこから見える景色は絶景です!
台風一過のこの日は、名古屋の名港トリトンやツインタワーも見え、これまでの疲れを忘れさせてくれる景色が広がっていました。
先を進むと、真新しい案内標識が現れました。これは、今年5月にホタル学校で実施した「登山道の道しるべ案内看板作り」イベントで製作したもので、講師の松本吉央さんをはじめとした地元の方々が、今月上旬に設置してくださったものです。ここまで運んでくるのには、随分大変だったことと思います。
しかし、山を歩かれるたくさんの方が道に迷わないよう、安心して山歩きを楽しめるようにと設置をしてくださり、このおかげで方向や道順が確かなものとなり、なくてはならないものだと思います。
標識に従って「七曲古道」に向かって歩いていくと、今度も同じく看板作りイベントで製作した七曲用の看板が見えてきます。その名のとおり七つの曲がりがあり、その曲がりの箇所すべてに看板を設置しました。(製作者の名前入です!)
これにより、「今の曲がりは何箇所目?」と聞かなくてもわかるようになりました。山歩きにも、そして人生!?にも、道しるべは必要ですね!坂を上ったり下ったり、時には立ち止まったりと、山歩きは色々と考えさせられるものがあります。
古道というだけあって、この周辺の森の樹木は巨大なものが多く、時の深さを感じるものがあります。写真では少しわかりにくいですが、この二本のスギはかなりの巨木で、樹齢200年前後はあるのではないかと思うくらいの大きさでした。
2年生の男の子は、思わず大きな木の幹に耳を押し当てて、水を吸い上げる音を聞いてみます。残念ながら水の音は聞こえませんが、自然の大きさを肌で実感していたようです!
山を下り、県道を歩いてホタル学校に戻ります。途中、平成の名水百選に選ばれた「鳥川ホタルの里湧水群」の一つ『大岩の水』でしばし休憩です。大地から搾られた冷たい水を飲みながらのどを潤します。(名水百選は水質を保証するものではありませんので、飲用は自己責任でお願いします)
こうして12時頃にホタル学校に無事に到着し、鳥川ホタル保存会の方々が振る舞ってくださる特製の「猪汁」をたっぷりいただきました。(この猪汁がおにぎりと合うんですよ!臭みもなく、柔らか~い猪肉は絶品です!)
どのコースも事故や怪我もなく、全員無事に戻って来られました。最後に、鳥川町総代の片岡さんと、地元の豊富小学校の入山校長先生のご挨拶でイベントは終了です。
こうしたホタルの里全体での山歩きイベントは年に一回だけですが、ホタル学校主催では、毎月1回程度山歩きイベントを行い、様々なコースを歩いていますので、自然散策・健康増進の一環として、ぜひ鳥川ホタルの里にお越しいただければと思います。
ご参加くださった皆様、地元鳥川ホタル保存会の皆様、豊富小学校の先生方、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
撮影日 平成25年10月27日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者 やまのうち
自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう!
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
08:50
│鳥川ホタルの里(ホタル学校)
2013年10月28日
昔ながらの稲作体験プログラム「脱穀」を実施しました!
皆さんこんにちは。
平成25年10月27日(日)、秋晴れの下で「おかざき自然体験の森」の田んぼの北の管理道路の脇で、昔ながらの稲作体験プログラム「脱穀」を行いました。
※ 脱穀を控えていた2週間の間に2回も台風が襲来し、はざにかけた稲が落ちないように補強をしたり、10月13日(日)の脱穀体験は雨天で延期になったり、その後もぐずついた天候の晴れ間を見つけて、10月16日(水)に職員とお茶クラブの方々のお手伝いで、かなりの量の脱穀を行いました。
(お茶クラブの方々には、活動予定を急きょ変更して、脱穀のお手伝いをしていただき、本当にありがとうございました)
残った稲は、27日(日)の脱穀に向けて、工作棟に入れて乾燥をさせました。工作棟に運んだ稲は、トラックの荷台に脚立などを設置してはざの代わりにして、稲を乾燥させました。
今回も女性会の2名の方が応援に駆けつけてくださいました。いつもありがとうございます!
まず、昔ながらの脱穀で使う道具の、安全な使い方を職員が実演して見せました。
小さい子供は「千歯こき」を使って籾を稲穂から落とします。2歳の弟を見守りながら、千歯こきを上手に使って作業するお姉ちゃん!とても微笑ましい風景です。お姉ちゃん、えらい!
森の職員といっしょに足踏み脱穀機を使って、脱穀に挑戦です。木のペダルを踏むと針金の小さな半円のたくさんついたドラムが勢いよく回り、籾が飛ばされます。始めはおっかなびっくりでしたが、だんだん慣れて、上手に脱穀できました!
さすがはお母さん!初めての足踏み脱穀機体験にも関わらず、ペダルを踏む足も力強く、稲の束がどんどん脱穀されていきました。手慣れた森の職員も脱帽ものです☆
これが「唐箕(とうみ)」です。中国で発明されたのでこの名がついています。上の漏斗のような部分に脱穀した籾を入れます。右のハンドルを回すと「団扇(うちわ)」のような4枚の板の羽が回って風を送ります。籾を上から落とすとしっかりと実の詰まった籾は、左下の樋なら出てきます。わらくずやしいな(実の詰まってない籾)は外へ吹き飛ばされます。籾の選別をする道具が「唐箕」です。
唐箕は実際やってみると、風量を決めるハンドルの回し具合がけっこう難しいです。強すぎると籾が外に飛んで行ってしまい、弱すぎれば籾の中にゴミがたくさん混じってしまいます。小学5年生のお兄ちゃんは絶妙の回し具合で、とてもよい籾の選別ができました。立派です!
脱穀が終わると稲わらを保存する「すずみ」の作り方を、女性会の方から見せていただきました。稲わらも里山には無くてはならない大切なものです。「荒縄」「すげ縄(稲をしばる紐)」「わら草履」の材料などです。今日の「すずみ」作りはここまで。後は森の職員で完成させます。どんな「すずみ」ができるでしょうか?ぜひ、森の田んぼをのぞいてみてください。
秋晴れのすがすがしい天気の下で気持ちの良い汗をかきながら、2時間ほどで脱穀を終えることができました。お腹もすいたところで管理棟へ移動して、焼いたお餅を食べました。おかわりも自由ですのでいっぱい食べてくださいね!
今年の体験の森の稲作は、イノシシの食害を少なく抑えることができ、昨年の2倍以上のもち米を収穫することができました。そこで、今年度稲作体験に4回以上参加されたご家族には、特別参加賞として「もち米」1kgを11月16日(土)の「森の収穫祭」以降にお渡しさせていただきます。
今回の脱穀作業をもって、今年度の「昔ながらの稲作体験プログラム」を無事終了することができました。参加して頂いた多くの皆さま、本当にありがとうございました。来年度の稲作体験プログラムへも、ぜひご参加くださるよう、職員一同お待ちしております。
☆『お米』作りは大変!
----------------------
「米」という漢字を分解すると「八十八」になります。これは「88」もの手間をかけて、やっと「米」が収穫できることを表しています。今回の「脱穀体験」、また、これまでの稲作プログラムの全過程を振り返ると、そのことを実感することができました。しっかり「いただきます!」と声に出して、すべての恵みに感謝してご飯を食べましょう!
撮影日 平成25年10月27日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者 あだち
この森まるごと自然体験フィールド
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
平成25年10月27日(日)、秋晴れの下で「おかざき自然体験の森」の田んぼの北の管理道路の脇で、昔ながらの稲作体験プログラム「脱穀」を行いました。
※ 脱穀を控えていた2週間の間に2回も台風が襲来し、はざにかけた稲が落ちないように補強をしたり、10月13日(日)の脱穀体験は雨天で延期になったり、その後もぐずついた天候の晴れ間を見つけて、10月16日(水)に職員とお茶クラブの方々のお手伝いで、かなりの量の脱穀を行いました。
(お茶クラブの方々には、活動予定を急きょ変更して、脱穀のお手伝いをしていただき、本当にありがとうございました)
残った稲は、27日(日)の脱穀に向けて、工作棟に入れて乾燥をさせました。工作棟に運んだ稲は、トラックの荷台に脚立などを設置してはざの代わりにして、稲を乾燥させました。
今回も女性会の2名の方が応援に駆けつけてくださいました。いつもありがとうございます!
まず、昔ながらの脱穀で使う道具の、安全な使い方を職員が実演して見せました。
小さい子供は「千歯こき」を使って籾を稲穂から落とします。2歳の弟を見守りながら、千歯こきを上手に使って作業するお姉ちゃん!とても微笑ましい風景です。お姉ちゃん、えらい!
森の職員といっしょに足踏み脱穀機を使って、脱穀に挑戦です。木のペダルを踏むと針金の小さな半円のたくさんついたドラムが勢いよく回り、籾が飛ばされます。始めはおっかなびっくりでしたが、だんだん慣れて、上手に脱穀できました!
さすがはお母さん!初めての足踏み脱穀機体験にも関わらず、ペダルを踏む足も力強く、稲の束がどんどん脱穀されていきました。手慣れた森の職員も脱帽ものです☆
これが「唐箕(とうみ)」です。中国で発明されたのでこの名がついています。上の漏斗のような部分に脱穀した籾を入れます。右のハンドルを回すと「団扇(うちわ)」のような4枚の板の羽が回って風を送ります。籾を上から落とすとしっかりと実の詰まった籾は、左下の樋なら出てきます。わらくずやしいな(実の詰まってない籾)は外へ吹き飛ばされます。籾の選別をする道具が「唐箕」です。
唐箕は実際やってみると、風量を決めるハンドルの回し具合がけっこう難しいです。強すぎると籾が外に飛んで行ってしまい、弱すぎれば籾の中にゴミがたくさん混じってしまいます。小学5年生のお兄ちゃんは絶妙の回し具合で、とてもよい籾の選別ができました。立派です!
脱穀が終わると稲わらを保存する「すずみ」の作り方を、女性会の方から見せていただきました。稲わらも里山には無くてはならない大切なものです。「荒縄」「すげ縄(稲をしばる紐)」「わら草履」の材料などです。今日の「すずみ」作りはここまで。後は森の職員で完成させます。どんな「すずみ」ができるでしょうか?ぜひ、森の田んぼをのぞいてみてください。
秋晴れのすがすがしい天気の下で気持ちの良い汗をかきながら、2時間ほどで脱穀を終えることができました。お腹もすいたところで管理棟へ移動して、焼いたお餅を食べました。おかわりも自由ですのでいっぱい食べてくださいね!
今年の体験の森の稲作は、イノシシの食害を少なく抑えることができ、昨年の2倍以上のもち米を収穫することができました。そこで、今年度稲作体験に4回以上参加されたご家族には、特別参加賞として「もち米」1kgを11月16日(土)の「森の収穫祭」以降にお渡しさせていただきます。
今回の脱穀作業をもって、今年度の「昔ながらの稲作体験プログラム」を無事終了することができました。参加して頂いた多くの皆さま、本当にありがとうございました。来年度の稲作体験プログラムへも、ぜひご参加くださるよう、職員一同お待ちしております。
☆『お米』作りは大変!
----------------------
「米」という漢字を分解すると「八十八」になります。これは「88」もの手間をかけて、やっと「米」が収穫できることを表しています。今回の「脱穀体験」、また、これまでの稲作プログラムの全過程を振り返ると、そのことを実感することができました。しっかり「いただきます!」と声に出して、すべての恵みに感謝してご飯を食べましょう!
撮影日 平成25年10月27日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者 あだち
この森まるごと自然体験フィールド
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
14:05
│おかざき自然体験の森
2013年10月24日
【順延のお知らせ】鳥川ホタルの里山歩きイベント
皆さんこんにちは。
自然共生課より、平成25年10月26日(土)開催予定の「鳥川ホタルの里山歩きイベント」についてお知らせします。
ご存じのとおり、台風27号が明日25日(金)から26日(土)にかけて東海地方付近を通過する見込みのため、イベントを一日ずらして『10月27日(日)』に開催いたしますので、ご承知おきください。
なお、27日(日)にも警報や雨など台風の影響が残る場合、3週あとになりますが『11月17日(日)』に順延となります。あしからずご了承ください。
10月27日(日)当日のお問い合わせは、ホタル学校(TEL0564-82-3027)までお願いします。また、27日(日)の開催の有無は、朝7時の段階でホタル学校のホームページにも掲載いたしますので、ぜひご確認ください。よろしくお願い致します。
◆ホタル学校TEL:0564-82-3027
◆ホタル学校ホームページ:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html
自然共生課より、平成25年10月26日(土)開催予定の「鳥川ホタルの里山歩きイベント」についてお知らせします。
ご存じのとおり、台風27号が明日25日(金)から26日(土)にかけて東海地方付近を通過する見込みのため、イベントを一日ずらして『10月27日(日)』に開催いたしますので、ご承知おきください。
なお、27日(日)にも警報や雨など台風の影響が残る場合、3週あとになりますが『11月17日(日)』に順延となります。あしからずご了承ください。
10月27日(日)当日のお問い合わせは、ホタル学校(TEL0564-82-3027)までお願いします。また、27日(日)の開催の有無は、朝7時の段階でホタル学校のホームページにも掲載いたしますので、ぜひご確認ください。よろしくお願い致します。
◆ホタル学校TEL:0564-82-3027
◆ホタル学校ホームページ:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
18:27
│鳥川ホタルの里(ホタル学校)
2013年10月23日
ホタルの自由研究作品
ホタル学校では、夏休み期間中に開催したホタルの自由研究教室に参加された児童で、ホタルを題材に自由研究に取り組んでくれた子に作品を提出していただき、展示をしています。
特に、4月からの連続講座「ホタルマスターファミリー講座」に参加して、じっくりと時間をかけて研究に取り組んでくれた子も多く、どれも素晴らしい作品となりましたので、講師の講評を交えながら、ご紹介したいと思います。(講師:自然・環境学習実践隊の秋元氏)
[ゲンジボタルが好きな環境はこれだ] 美合小学校4年生 皆瀬(かいせ)勇治くん
[講師講評]
まず、「ゲンジボタルの好きな環境はこれだ」このタイトルがいいですね。研究して突き止めようとしたことをテーマとして、その結果を求めるために、これまでにゲンジボタルの生息を確認した6ヶ所の川を、様々な形で比較することで、ゲンジボタルの生息に適した環境を調べあげています。そして、調べた結果から、ゲンジボタルが棲める条件を3つ挙げ、それらに求められることまで示されており、内容の濃さにとても感心しました。
ゲンジボタルの生息条件が、この研究でよくわかるので、ぜひ、ホタル学校の事業や、地域のホタル保護活動に役立ててもらえたらと思います。
中央総合公園で開催された「第60回理科作品展」において、「未来の科学者賞」(市内の小中学生で10人)に選ばれた勇治くんとお母さん。
ホタル学校オープンの年に始まった「ホタルの里親」に参加され、ご家庭でのホタル・カワニナの飼育や、ホタルマスターファミリー講座にも熱心に参加されながら、素晴らしい成果を得られました。本当におめでとうございます☆
[増やせ!小呂川のゲンジボタル] 根石小学校5年生 三浦健太郎くん
[講師講評]
まず、「増やせ!小呂川のゲンジボタル」このタイトルがいいですね。健太郎君は自分がこうしたいと思っていることを研究のテーマとして、調べた結果から、小呂川のゲンジボタルを増やすためにはこうするとよい!という提案までまとめてあり、とてもすばらしい内容になっていると思います。(学校での「金賞」受賞おめでとうございます!)
川の断面図がしっかり書いてあり、図と説明文を見れば小呂川を知らない人でも、川の様子がよくわかりますね。調査の様子などが別にまとめられていることで、さらに内容の濃い研究になっていると思います。
添付資料として独自に作った研究ノート・資料集もあり、充実した研究過程が伺い知れます。
[伊賀川と鳥川のホタル] 梅園小学校3年生 荒木達亘(たつひろ)くん
[講師講評]
自分が住んでいる所に流れる伊賀川と鳥川を比べており、自由研究教室で習ったように、きっかけからまとめまできちんと書いてありますね。写真や絵も入れて、とても見やすくまとめられていると思います。
まとめで、「伊賀川の水をきれいにしてあげたい。そのために、ゴミを捨てたり、汚い水を出さないようにしていきたい」と書いてあります。伊賀川の堤防を散歩したらゴミがいっぱいあったり、色んなところから汚れた水が流れ込んでいたら、生き物にもよくないし、自分たちもそんな川は見たくないですね。ホタルのことを調べていったので、達亘君にはとてもやさしい気持ちが生まれたと思います。
[ホタルのすむ場所調べ] 細川小学校3年生 野村彩世(あやせ)さん
[講師講評]
きれいに丁寧にまとめられているので、とても見やすいですね。自由研究は、自分だけではなくて、色んな人にも見てもらうことになるので、見やすくまとめてあることは、とても大事なことです。自由研究教室で習った研究の手順どおりに、そしてホタルマスターファミリー活動で調べたこともちゃんといかして、自分なりにわかりやすくまとめているので、とてもよいものになっていると思います。
感想で、「ホタルが棲んでいる所の自然が壊されて、ホタルがいなくならないように、自然を守る取り組みがある時は、どんどん参加していきたい」と書いてあります。とてもすばらしいことですね!
[ホタルが育つ環境とは?] 男川小学校6年生 松下夏奈(かな)さん
[講師講評]
自由研究教室で習った研究の手順通りに、そしてこの教室での体験を通して調べたことをしっかり活かして、自分なりにわかりやすくまとめているので、とても良いものになっていると思います。
鳥川だけでなく、乙川の水質も調べていますが、水質だけでなく乙川には幼虫のエサとなるカワニナがいるのか、鳥川とどんなところが違うのかなど調べると、ゲンジボタルが棲むことができる環境が、より分かりやすく表現でき、さらに良い研究になると思います。これからも、自然や生き物に目を向け、自然を大切にするやさしい気持ちを持ち続けてくださいね。
添付資料として、オリジナル研究ノートもあり、熱心な取り組みが伺い知れます。
[ホタルのひみつを調べる] 男川小学校3年生 松下亜香利(あかり)さん
[講師講評]
写真や絵を入れたり、字の色を変えたりして、きれいに丁寧にまとめられているので、とても見やすいですね。自由研究は、自分だけではなくて色んな人にも見てもらうことになるので、見やすくまとめてあることはとても大事なことです。
感想で、「ホタルはきれいな川じゃないと生きられないということも分かったので、ゴミなどを捨てたりせず、いつまでもきれいな川であってほしいと思いました」と書いてありますが、鳥川に行って、ホタルのことを調べたから、このような気持ちが生まれたと思います。これからも、自然や生き物に興味を持って、色んなことに挑戦していってくださいね。
[ホタルの種類と発光の仕組み] 男川小学校6年生 鈴木澪杏(れいあ)さん
[講師講評]
文字だけでなく、写真を使ったり絵を描いたりして、きれいに丁寧にまとめられているので、とても見やすいですね。鳥川だけでなく、おかざき自然体験の森でも調査したので、生息する川の断面の比較や発生数、幼虫のエサとなるカワニナの数の違い、他の生き物の違いなどを比べるなどして、ホタルの生息にはどんなことが重要なのかというところまで突き詰めると、さらに素晴らしいものになったと思います。
「ホタルは環境が悪くなって数が減少しているので、少しでも良い環境を守るため、 川の清掃活動に積極的に参加したり、自然を大切にするよう周りの人に呼び掛けて、少しでもホタルのことを考えて、興味をもってくれる人が増えるといいと思う」とまとめられており、相手を思いやるやさしい心も育まれていると思います。中学生になると、勉強や部活などで忙しくなると思いますが、ホタルマスターファミリー講座などで出会った自然や生き物のことを忘れないでくださいね。
「3 調べたこと」「4 観察結果」を別紙にまとめ、表や写真、手書きのイラストなどもあって、とてもわかりやすく、見やすいものになっていますね。
以上、7名の子が一生懸命取り組んだ夏休みの自由研究作品でした。
どこの場所であっても、どの地域であっても『自然』の価値に変わりはなく、どれも貴重でかけがえのない存在です。その一つとして、ホタルをはじめ、ホタルを取り巻く自然を探求していくと、大切なものは何かに気付くことができると思います。これからも、身近な自然に意識を向け、起きている問題を自分のこととしてとらえ、解決していけるよう一歩ずつ取り組んでいってもらえたらうれしいです!
撮影日 平成25年10月22日(火)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者 やまのうち
自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう!
特に、4月からの連続講座「ホタルマスターファミリー講座」に参加して、じっくりと時間をかけて研究に取り組んでくれた子も多く、どれも素晴らしい作品となりましたので、講師の講評を交えながら、ご紹介したいと思います。(講師:自然・環境学習実践隊の秋元氏)
[ゲンジボタルが好きな環境はこれだ] 美合小学校4年生 皆瀬(かいせ)勇治くん
[講師講評]
まず、「ゲンジボタルの好きな環境はこれだ」このタイトルがいいですね。研究して突き止めようとしたことをテーマとして、その結果を求めるために、これまでにゲンジボタルの生息を確認した6ヶ所の川を、様々な形で比較することで、ゲンジボタルの生息に適した環境を調べあげています。そして、調べた結果から、ゲンジボタルが棲める条件を3つ挙げ、それらに求められることまで示されており、内容の濃さにとても感心しました。
ゲンジボタルの生息条件が、この研究でよくわかるので、ぜひ、ホタル学校の事業や、地域のホタル保護活動に役立ててもらえたらと思います。
中央総合公園で開催された「第60回理科作品展」において、「未来の科学者賞」(市内の小中学生で10人)に選ばれた勇治くんとお母さん。
ホタル学校オープンの年に始まった「ホタルの里親」に参加され、ご家庭でのホタル・カワニナの飼育や、ホタルマスターファミリー講座にも熱心に参加されながら、素晴らしい成果を得られました。本当におめでとうございます☆
[増やせ!小呂川のゲンジボタル] 根石小学校5年生 三浦健太郎くん
[講師講評]
まず、「増やせ!小呂川のゲンジボタル」このタイトルがいいですね。健太郎君は自分がこうしたいと思っていることを研究のテーマとして、調べた結果から、小呂川のゲンジボタルを増やすためにはこうするとよい!という提案までまとめてあり、とてもすばらしい内容になっていると思います。(学校での「金賞」受賞おめでとうございます!)
川の断面図がしっかり書いてあり、図と説明文を見れば小呂川を知らない人でも、川の様子がよくわかりますね。調査の様子などが別にまとめられていることで、さらに内容の濃い研究になっていると思います。
添付資料として独自に作った研究ノート・資料集もあり、充実した研究過程が伺い知れます。
[伊賀川と鳥川のホタル] 梅園小学校3年生 荒木達亘(たつひろ)くん
[講師講評]
自分が住んでいる所に流れる伊賀川と鳥川を比べており、自由研究教室で習ったように、きっかけからまとめまできちんと書いてありますね。写真や絵も入れて、とても見やすくまとめられていると思います。
まとめで、「伊賀川の水をきれいにしてあげたい。そのために、ゴミを捨てたり、汚い水を出さないようにしていきたい」と書いてあります。伊賀川の堤防を散歩したらゴミがいっぱいあったり、色んなところから汚れた水が流れ込んでいたら、生き物にもよくないし、自分たちもそんな川は見たくないですね。ホタルのことを調べていったので、達亘君にはとてもやさしい気持ちが生まれたと思います。
[ホタルのすむ場所調べ] 細川小学校3年生 野村彩世(あやせ)さん
[講師講評]
きれいに丁寧にまとめられているので、とても見やすいですね。自由研究は、自分だけではなくて、色んな人にも見てもらうことになるので、見やすくまとめてあることは、とても大事なことです。自由研究教室で習った研究の手順どおりに、そしてホタルマスターファミリー活動で調べたこともちゃんといかして、自分なりにわかりやすくまとめているので、とてもよいものになっていると思います。
感想で、「ホタルが棲んでいる所の自然が壊されて、ホタルがいなくならないように、自然を守る取り組みがある時は、どんどん参加していきたい」と書いてあります。とてもすばらしいことですね!
[ホタルが育つ環境とは?] 男川小学校6年生 松下夏奈(かな)さん
[講師講評]
自由研究教室で習った研究の手順通りに、そしてこの教室での体験を通して調べたことをしっかり活かして、自分なりにわかりやすくまとめているので、とても良いものになっていると思います。
鳥川だけでなく、乙川の水質も調べていますが、水質だけでなく乙川には幼虫のエサとなるカワニナがいるのか、鳥川とどんなところが違うのかなど調べると、ゲンジボタルが棲むことができる環境が、より分かりやすく表現でき、さらに良い研究になると思います。これからも、自然や生き物に目を向け、自然を大切にするやさしい気持ちを持ち続けてくださいね。
添付資料として、オリジナル研究ノートもあり、熱心な取り組みが伺い知れます。
[ホタルのひみつを調べる] 男川小学校3年生 松下亜香利(あかり)さん
[講師講評]
写真や絵を入れたり、字の色を変えたりして、きれいに丁寧にまとめられているので、とても見やすいですね。自由研究は、自分だけではなくて色んな人にも見てもらうことになるので、見やすくまとめてあることはとても大事なことです。
感想で、「ホタルはきれいな川じゃないと生きられないということも分かったので、ゴミなどを捨てたりせず、いつまでもきれいな川であってほしいと思いました」と書いてありますが、鳥川に行って、ホタルのことを調べたから、このような気持ちが生まれたと思います。これからも、自然や生き物に興味を持って、色んなことに挑戦していってくださいね。
[ホタルの種類と発光の仕組み] 男川小学校6年生 鈴木澪杏(れいあ)さん
[講師講評]
文字だけでなく、写真を使ったり絵を描いたりして、きれいに丁寧にまとめられているので、とても見やすいですね。鳥川だけでなく、おかざき自然体験の森でも調査したので、生息する川の断面の比較や発生数、幼虫のエサとなるカワニナの数の違い、他の生き物の違いなどを比べるなどして、ホタルの生息にはどんなことが重要なのかというところまで突き詰めると、さらに素晴らしいものになったと思います。
「ホタルは環境が悪くなって数が減少しているので、少しでも良い環境を守るため、 川の清掃活動に積極的に参加したり、自然を大切にするよう周りの人に呼び掛けて、少しでもホタルのことを考えて、興味をもってくれる人が増えるといいと思う」とまとめられており、相手を思いやるやさしい心も育まれていると思います。中学生になると、勉強や部活などで忙しくなると思いますが、ホタルマスターファミリー講座などで出会った自然や生き物のことを忘れないでくださいね。
「3 調べたこと」「4 観察結果」を別紙にまとめ、表や写真、手書きのイラストなどもあって、とてもわかりやすく、見やすいものになっていますね。
以上、7名の子が一生懸命取り組んだ夏休みの自由研究作品でした。
どこの場所であっても、どの地域であっても『自然』の価値に変わりはなく、どれも貴重でかけがえのない存在です。その一つとして、ホタルをはじめ、ホタルを取り巻く自然を探求していくと、大切なものは何かに気付くことができると思います。これからも、身近な自然に意識を向け、起きている問題を自分のこととしてとらえ、解決していけるよう一歩ずつ取り組んでいってもらえたらうれしいです!
撮影日 平成25年10月22日(火)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者 やまのうち
自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう!
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
16:58
│鳥川ホタルの里(ホタル学校)
2013年10月21日
「森の十三夜音楽祭」を開催しました!
平成25年10月19日(土)、おかざき自然体験の森の「クスノキ広場」で「森の十三夜音楽祭」を開催しました。
音楽祭を華やかに彩ってくれる生け花を「岡崎華道連盟甲山流」の方々が、前日・当日に渡って準備をしてくださいました。森の材である竹でダイナミックなアーチを描き、同じく森に自生する美しく赤い実をつけたコバノガマズミの枝や、フジのつるを巧みに配しています。
完成した作品は、存在感を示しながらも自然に溶け込んで、幽玄の世界を演出してくれます。
ステージの後ろに、ススキを背に十三夜のお供えをしました。お供物には、森で採れた山栗、サツマイモ、そして、サトイモ、カボチャ、もちろん月見団子もあります。
岡崎華道連盟甲山流の方々の生け花の準備と並行して、森の職員はかがり火や「たんころりん(竹かごと和紙で作った灯り)」という誘導灯の準備をしました。昔ながらの灯りの取り方で、里山の夜を昔にタイムスリップしてくれます。
開催時刻より早めに来られた方は、管理棟でちょっとした「お・も・て・な・し」! 森で採れた山栗を味わってもらいました。山栗は、栽培されている栗よりかなり小さく、天津甘栗程の大きさです。「小粒だけど濃厚な味がしておいしい!」「野趣豊かな味ですね!」などと感想をおっしゃっていました。
山栗を味わっている間に、山里に黄昏がやってきました。いよいよ開演時刻です(4時30分)。まずは開会のあいさつ、続いてアーティストの紹介です。写真右の女性「LILY」さんは、ヴォーカル・ハルモニウム(インドの手ふいごオルガン)担当、左の男性「サイトウ尚登」さんは、タブラ(北インド打楽器)担当です。森の中で奏でるお二人のネイチャーサウンドにより、自然のつながりを体験できることに期待が高まります。
いよいよ演奏が始まりました。最初の曲は「インドのマントラ(讃歌)」です。遠いインドを思い浮かべ、幻想の世界にいざなってくれます。
数曲、ネイチャーサウンドの心地よい響きで自然とのつながりを体験したところで、お2人の楽器を紹介してもらいました。最初はサイトウ尚登さん。タブラという北インドの打楽器です。
LILYさんは、ハルモニウム(インドの手ふいごオルガン)を演奏し、同時にヴォーカル担当で、美しい歌声を聴かせてくださいました。
森に少しずつ宵闇が迫ってきます。かがり火に映し出される演奏者の姿と、そこから流れる幻想的な調べが、クスノキ広場から森全体へと響き渡っていきます。
2人のアーティストの演奏をじっくり聞き入る来園者の皆さん。
すっかり日も落ち、闇が森を包み込み、ますます音の響きに心が奪われていくようです。
甲山流の生け花も、かがり火やろうそく、照明の光を受けて闇の中から浮かび上がって、幻想的な雰囲気を醸し出してくれました。
音楽祭が始まって1時間余り、ついにフィナーレです。LILYさんの呼び掛けで、全員がクスノキ広場に下りて来て、大きな輪を作ります。みんなで手をつないで日本の唱歌「ふるさと」を斉唱しました。森に歌声が響き渡り、感動の瞬間でした!
輪になって里山のやさしい流れに身を任せ、森の音に耳を傾け、ここに広がる自然を体全体で体感する。そして、様々なつながりを感じることができた「森の十三夜音楽会」でした。
LILYさん、サイトウ尚登さん、素敵な音楽を本当にありがとうございました。また、岡崎華道連盟甲山流の皆様、誠にありがとうございました。
毎年、この時期に「森の十三夜音楽会」を開催しております。機会があればぜひご来園ください。
撮影日 平成25年10月19日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者 あだち
この森まるごと自然体験フィールド
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
音楽祭を華やかに彩ってくれる生け花を「岡崎華道連盟甲山流」の方々が、前日・当日に渡って準備をしてくださいました。森の材である竹でダイナミックなアーチを描き、同じく森に自生する美しく赤い実をつけたコバノガマズミの枝や、フジのつるを巧みに配しています。
完成した作品は、存在感を示しながらも自然に溶け込んで、幽玄の世界を演出してくれます。
ステージの後ろに、ススキを背に十三夜のお供えをしました。お供物には、森で採れた山栗、サツマイモ、そして、サトイモ、カボチャ、もちろん月見団子もあります。
岡崎華道連盟甲山流の方々の生け花の準備と並行して、森の職員はかがり火や「たんころりん(竹かごと和紙で作った灯り)」という誘導灯の準備をしました。昔ながらの灯りの取り方で、里山の夜を昔にタイムスリップしてくれます。
開催時刻より早めに来られた方は、管理棟でちょっとした「お・も・て・な・し」! 森で採れた山栗を味わってもらいました。山栗は、栽培されている栗よりかなり小さく、天津甘栗程の大きさです。「小粒だけど濃厚な味がしておいしい!」「野趣豊かな味ですね!」などと感想をおっしゃっていました。
山栗を味わっている間に、山里に黄昏がやってきました。いよいよ開演時刻です(4時30分)。まずは開会のあいさつ、続いてアーティストの紹介です。写真右の女性「LILY」さんは、ヴォーカル・ハルモニウム(インドの手ふいごオルガン)担当、左の男性「サイトウ尚登」さんは、タブラ(北インド打楽器)担当です。森の中で奏でるお二人のネイチャーサウンドにより、自然のつながりを体験できることに期待が高まります。
いよいよ演奏が始まりました。最初の曲は「インドのマントラ(讃歌)」です。遠いインドを思い浮かべ、幻想の世界にいざなってくれます。
数曲、ネイチャーサウンドの心地よい響きで自然とのつながりを体験したところで、お2人の楽器を紹介してもらいました。最初はサイトウ尚登さん。タブラという北インドの打楽器です。
LILYさんは、ハルモニウム(インドの手ふいごオルガン)を演奏し、同時にヴォーカル担当で、美しい歌声を聴かせてくださいました。
森に少しずつ宵闇が迫ってきます。かがり火に映し出される演奏者の姿と、そこから流れる幻想的な調べが、クスノキ広場から森全体へと響き渡っていきます。
2人のアーティストの演奏をじっくり聞き入る来園者の皆さん。
すっかり日も落ち、闇が森を包み込み、ますます音の響きに心が奪われていくようです。
甲山流の生け花も、かがり火やろうそく、照明の光を受けて闇の中から浮かび上がって、幻想的な雰囲気を醸し出してくれました。
音楽祭が始まって1時間余り、ついにフィナーレです。LILYさんの呼び掛けで、全員がクスノキ広場に下りて来て、大きな輪を作ります。みんなで手をつないで日本の唱歌「ふるさと」を斉唱しました。森に歌声が響き渡り、感動の瞬間でした!
輪になって里山のやさしい流れに身を任せ、森の音に耳を傾け、ここに広がる自然を体全体で体感する。そして、様々なつながりを感じることができた「森の十三夜音楽会」でした。
LILYさん、サイトウ尚登さん、素敵な音楽を本当にありがとうございました。また、岡崎華道連盟甲山流の皆様、誠にありがとうございました。
毎年、この時期に「森の十三夜音楽会」を開催しております。機会があればぜひご来園ください。
撮影日 平成25年10月19日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者 あだち
この森まるごと自然体験フィールド
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
10:06
│おかざき自然体験の森
2013年10月15日
「きのこ名探偵になろう」イベントを開催しました!
秋が深まる「わんPark」では、ひょっこり顔を出すものがいます。
そう、『きのこ』です。平成25年10月6日(日)、「きのこ名探偵になろう」と題してイベントを行ないました。ちびっこ探偵たちは関心が高くて、始まる前からすごい熱気です!
いざ、森の中へ入ると、子どもたちは目を皿のようにして地面を、木の肌を、きのこを求めて探しまわりました。
「あったぞ!そうっと掘ってみよう」
「むむっ、このヒダがおもしろい」
「ねぇ、これ食べられるの?」
前日、雨が降らなかったこともあって、きのこは少ないほうだったのですが、やはりそこは子どもたち。見つけるスピードの速さに、こちらがてんやわんやでした。
最後は実験!さて、きのこから胞子は出るのかな?
イベントが終わったあとも、子どもたちの観察は続きました。
きれいな胞子の模様が見れて良かったね!
撮影日 平成25年10月6日(日)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)にて
投稿者 ナリキヨ
でっかい原っぱで遊ぼう! 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
09:48
│わんPark(こども自然遊びの森)
2013年10月13日
鳥川ホタルの里山歩きイベントのご案内
(画像をクリックすると大きな画像で見られます)
みなさんこんにちは!徐々に暑さも和らぎ、日に日に秋の足音が近づき、いよいよ山歩きの季節となってきましたね。
毎年恒例となりました「ホタルの里の山歩きイベント」を、今年も下記のとおり開催いたします。初めての方も、何度もお越しいただいている方も、ご家族・ご友人とご一緒に、ぜひお出掛けください。
◆日 時 平成25年10月26日(土) 8:45~12:30(雨天翌日)
◆集 合 岡崎市ホタル学校(岡崎市鳥川町字小デノ沢5-1)
◆持ち物 弁当、水筒、帽子、タオル、雨具、あれば登山用ストック
◆定 員 150人(小学生以下は保護者同伴) ※受付は先着順
◆お申込 ホタル学校までお電話を!(0564-82-3027/月曜日定休)
◆主 催 鳥川ホタル保存会
※以下の「4コース」の中からお選びいただき、お申込み時にお知らせください。
◆名水百選巡りコース [難易度★] 距離約7.2km 所要時間約180分
ふないどの水→加茂式黒炭窯→産湯の滝→延命水→額堂山→旧養鶏場→大岩の水
※ホタルの里山めぐりの道。「平成の名水百選」に選ばれた湧き水を4ヶ所もいっぺんに回るよくばりコースで、額堂山(がくどうさん)の中腹からは三河湾を一望することができます。
◆愛宕山・京ヶ峯コース [難易度★★] 距離約6.0km 所要時間約170分
小安堂橋→愛宕山→京ヶ峯→七曲峠→七曲古道→鳥川城址→庚申の水→トヨトミ梨
※愛宕山・京ヶ峯をめざす道。「愛宕山」「見晴らし場」などからは三河湾が一望でき、「平成の大崩れ」からは名古屋市街が一望できる景色のすばらしいコースで、「幻の岩清水」もあります。
◆水晶山コース [難易度★★★] 距離約8.1km 所要時間約200分
蛍橋→小安堂峠→見晴ヶ丘→水晶山→高野御前山→ふっこし峠→ふないどの水
※自然豊かな雑木林を進む道。途中に「見晴ヶ丘」「やけぼっくり」「イワカガミ」など見どころいっぱいの楽しいコースで、水晶山の頂上からは三河湾・豊橋市街が一望できます。
◆ホド田山・音羽富士コース [難易度★★★★] 距離約7.2km 所要時間約180分
鳥川城址→誓い石→元気山→ホド田山→沢山→音羽富士→古坂峠→庚申の水
※アップダウンの多い歩きがいのある道。「沢山」から「音羽富士」までの大展望はそれまでの疲れを忘れさせてくれるほど圧巻で、充実した山歩きが楽しめるコースです。
※出発前にはしっかり準備体操をして、全身をほぐしましょう。
※コース途中で、ガイドが名所旧跡などを解説いたします。
※たくさんの人と一緒に歩くことでどんどん意欲がわき、自然との一体感も味わえます。
※ホタル学校に帰ってきたら、鳥川名物「猪汁」の振舞いが待っています。
お楽しみに!(無料です☆)
ホタルの里の山歩きイベントチラシデータ
http://www.morinoeki.jp/download/25tokkawa_yamaaruki_1026.pdf
詳しい山歩きコースは「ほたるの里とっかわ」のページで検索を!
http://www.oklab.ed.jp/tokkawa/ (鳥川ホタル保存会ホームページ)
☆イベントのお申込みは「ホタル学校」まで!(TEL:0564-82-3027)
ホタル学校ホームページ
http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
09:06
│鳥川ホタルの里(ホタル学校)
2013年10月11日
「森の十三夜音楽祭」のご案内
皆さんこんにちは。いつも「水とみどりの森の駅ブログ」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
さて、おかざき自然体験の森で毎年恒例となりました「森の十三夜音楽祭」を今年も開催いたします。十三夜の月明かりのもと、森の中で心地よいネイチャーサウンドと自然とのつながりを体験してみませんか。(音楽の原点の一つは『自然』です) 皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
(下の画像をクリックするとPDFデータが開きます)
◆日時
平成25年10月19日(土)
16時開場(16時30分開演~17時40分終了)
※雨天の場合は管理棟内で実施します。
◆会場
おかざき自然体験の森(http://www.sizentaiken.jp)
※ 事前申込みは不要です。当日直接会場へお越しください。
◆出演アーティスト
LILY ~ヴォーカル/ハルモニウム(インド手ふいごオルガン)
サイトウ尚登 ~タブラ(北インド打楽器)
※アジアン楽器とボーカルのヒーリングミュージック
『十三夜』とは?
------------------
日本では、古くから秋の名月を観賞する「お月見」の風習があり、旧暦八月十五日の十五夜がもっとも有名ですが、古来から旧暦九月十三日の十三夜も美しい月であると重んじられてきました。十五夜はもともと中国から伝来したものですが、十三夜のお月見は日本独特の風習です。また、栗や豆をお供えすることから「栗名月」「豆名月」とも呼ばれています。
(参考:会場の様子)
↓以下の写真は、平成24年度・23年度開催の様子のものです。ぜひご覧ください!
※平成24年度の様子
「華道連盟」の皆様のご協力により、舞台を含む会場全体を包み込むような素敵な演出がなされます。これも十三夜音楽祭の楽しみの一つです。
りぶらジャズオーケストラJr.岡崎「Beanzz(ビーンズ)」の皆さんによる演奏!
若さあふれるダイナミックなジャズの演奏に、胸躍るひとときでした。
※平成23年度の様子
体験の森の竹林整備で出た竹を存分にお使いいただいて演出をしてくださいました。
光ヶ丘女子高等学校合唱部の皆さんによる美しい歌声が、森全体に響き渡りました。
(浴衣姿が印象的でした!)
今年も美しい十三夜の月が見られますように!
◆チラシデータはこちら↓
http://www.sizentaiken.jp/pege/event/H25zyuusannya_2.pdf
◆お問い合わせ
おかざき自然体験の森(TEL:0564-45-5544)
ホームページ http://www.sizentaiken.jp
さて、おかざき自然体験の森で毎年恒例となりました「森の十三夜音楽祭」を今年も開催いたします。十三夜の月明かりのもと、森の中で心地よいネイチャーサウンドと自然とのつながりを体験してみませんか。(音楽の原点の一つは『自然』です) 皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
(下の画像をクリックするとPDFデータが開きます)
◆日時
平成25年10月19日(土)
16時開場(16時30分開演~17時40分終了)
※雨天の場合は管理棟内で実施します。
◆会場
おかざき自然体験の森(http://www.sizentaiken.jp)
※ 事前申込みは不要です。当日直接会場へお越しください。
◆出演アーティスト
LILY ~ヴォーカル/ハルモニウム(インド手ふいごオルガン)
サイトウ尚登 ~タブラ(北インド打楽器)
※アジアン楽器とボーカルのヒーリングミュージック
『十三夜』とは?
------------------
日本では、古くから秋の名月を観賞する「お月見」の風習があり、旧暦八月十五日の十五夜がもっとも有名ですが、古来から旧暦九月十三日の十三夜も美しい月であると重んじられてきました。十五夜はもともと中国から伝来したものですが、十三夜のお月見は日本独特の風習です。また、栗や豆をお供えすることから「栗名月」「豆名月」とも呼ばれています。
(参考:会場の様子)
↓以下の写真は、平成24年度・23年度開催の様子のものです。ぜひご覧ください!
※平成24年度の様子
「華道連盟」の皆様のご協力により、舞台を含む会場全体を包み込むような素敵な演出がなされます。これも十三夜音楽祭の楽しみの一つです。
りぶらジャズオーケストラJr.岡崎「Beanzz(ビーンズ)」の皆さんによる演奏!
若さあふれるダイナミックなジャズの演奏に、胸躍るひとときでした。
※平成23年度の様子
体験の森の竹林整備で出た竹を存分にお使いいただいて演出をしてくださいました。
光ヶ丘女子高等学校合唱部の皆さんによる美しい歌声が、森全体に響き渡りました。
(浴衣姿が印象的でした!)
今年も美しい十三夜の月が見られますように!
◆チラシデータはこちら↓
http://www.sizentaiken.jp/pege/event/H25zyuusannya_2.pdf
◆お問い合わせ
おかざき自然体験の森(TEL:0564-45-5544)
ホームページ http://www.sizentaiken.jp
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
13:59
│おかざき自然体験の森
2013年10月09日
「水とみどりの講演会」を開催しました!
平成25年10月6日(日)、ぬかた会館(樫山町)で「水とみどりの講演会」を開催し、60名の方がご参加くださいました。(主催は、森づくり人材育成事業を推進している市民活動団体「岡崎きこり塾」/共催:岡崎市)
テーマ「これからの森と人との付き合い方」と題して、東京大学大学院 農学生命科学研究科 附属演習林 生態水文学研究所所長の蔵治光一郎先生をお招きして、午後1時30分から4時までお話をしていただきました。
[講師略歴]
1965年 生まれ
1996年 東京大学大学院 農学生命科学研究科 森林科学専攻 博士課程修了 博士(農学)
[専門]
森林水文学、森・水と人間との関係
矢作川森の研究者グループ共同代表として「矢作川森の健康診断」運営に携わるなど、現場の課題解決に総合的な視点から取り組む市民活動実践者でもあります。
[著書]
『「森と水」の関係を解き明かす』(全国林業改良普及協会)
『森の「恵み」は幻想か ― 科学者が考える森と人の関係 ― 』((株) 化学同人)など、多数
前半では、科学的な観点から捉えた森林についてお話をしていただき、森林の持つ「作用」と「機能」について解説がなされました。
◆作用(メカニズム)の例
・CO2の吸収、放出、固定
・落ち葉や枯れ木が腐って土が作られる
・水を保水し、ゆっくり流す・蒸発させる
・人為的要素の森が自然にかえっていく など
◆機能(サービス)の例
・CO2の吸収、貯蔵
・洪水緩和、水資源涵養(かんよう)
・土砂流出防備、土砂崩壊防備
・防風、防砂
・快適環境、景観形成
・木材、非木材林産物生産 など
わかりやすく「薬」に例えられ、薬には病気を治すなどの機能がある一方、悪い影響を及ぼす「副作用」もある。これと同じで、森林には「保水力」という作用があり、大量の雨が降ったとしても、健全な山であれば大きなダムをしのぐ保水力があること、また、洪水緩和・渇水緩和(水資源涵養)といった機能があり、保水により洪水を防ぎ、雨が降らない日が続いても、山に染み込んだ水が湧水となって、少しずつ流れ出るため、川の水が枯れることがないなど、長年に亘って東大演習林(瀬戸市)での実験結果をもとに、わかりやすく解説してくださいました。
特に、ハゲ山を植林して整備をし、再生させた森林の保水力は、総雨量400mmに対して、実に71mmが山に保水されるという結果で、改めて森林整備の重要性を知ることができました。
しかし、現実には戦後に行われた大規模植林の後、手付かずで放置されている森林は想像以上に多く、本来森林が発揮する能力が失われつつあり、各地で洪水や渇水(薬でいうところの「副作用」)が相次ぎ、これからは、もっと広域で森林整備(木材生産を含む)のあり方・進め方を考え、取り組んでいかなければならないなど、様々な観点からご提案をいただきました。
後半では、実際に取り組まれている各地での活動事例の紹介をもとに、岡崎市での取り組みの参考になるお話をしていただきました。
特に県内有数の林業地である「額田地区」では、国内での木材需要に合わせた森林整備の促進、また、市の水道水の半分をまかなう水源地の水源涵養機能の向上との両立を目指し、具体的な費用の捻出や、長期に亘る明確なビジョン作りの必要性についてなど、様々なご提案のもとで考察することができました。
ご参加いただいた皆様も、最後まで熱心にお聞きいただき、質問タイムではたくさんの方が手を挙げて、具体的な内容について質問をされ、蔵治先生の一つ一つの言葉に耳を傾けておられました。
こうして、2時間半がアッという間に過ぎ、終了の時刻となりました。残念ながら、すべての方のご質問にお答えいただく時間はありませんでしたが、森林の働きや機能、恩恵、そしてこれからの森と人との付き合い方など、終始わかりやすく、具体的に解説していただき、お集まりいただいたお一人お一人が、気持ちを新たにこれからのビジョンを描かれたのではないかと思います。
講師の蔵治先生、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
また、岡崎きこり塾のスタッフ皆様、準備・進行等、大変お疲れ様でした。
撮影日 平成25年10月6日(日)
撮影場所 ぬかた会館(樫山町)にて
投稿者 自然共生課
行こう!水とみどりの森の駅!
http://www.morinoeki.jp/index.html
2013年10月07日
「稲刈り体験」プログラムを実施しました!
平成25年10月5日(土)、おかざき自然体験の森の田んぼで、「昔ながらの稲作体験」の8回目のプログラム「稲刈り体験」を実施しました。雨が心配でしたが、薄曇りで作業をするにはちょうどよい天気となりました。(第2回の泥んこ遊びは雨天のため中止でした)
田んぼ北の管理道路にお集まりいただいた参加者の皆さんへ、スタッフが稲刈りの進め方や注意事項について説明をしました。
田植えでもお世話になった「女性会」の7名の方が応援に駆けつけてくださいました。刈った稲の束をしばる「すげ縄」を腰にしばる方法などを教えていただきました。
写真のように「すげ縄」を腰に縛り、刈り取った稲の束をしばるのに便利です。昔の人の知恵は本当に感心させられます!
さあ!稲刈りのスタートです。管理道路から田んぼに下りる法面に「オカザえもん」をはじめとする5体の「かかし」が置かれているのを目にしました。
昨年は、イノシシの食害によって3分の1ほどしか収穫できませんでした。今年は、9月上旬に数回、イノシシが田んぼに侵入しましたが、柵の補強を昨年以上に強力にしたのと、「オカザえもん」をはじめとする7体のかかしが稲を守ってくれたおかげで、イノシシの食害を少なくすることができたと思います。(かかし作りにご参加くださった皆さん、ありがとうございました!)
子どもたちも鎌を持って、稲を刈ります。一株いっぺんに刈り取るのはずいぶん力がいります。鎌を持つ手は素手で、鎌が滑らないためです。利き手でない方には、軍手をして、けがを防止します。
刈り取った稲の束を「すげ縄」を使ってしばります。上手にしばらないと「はざ」にかけた稲の束が落ちてしまいます。女性会の方がすげ縄でしばるコツを手ほどきしてくださいました。
親子で協力して稲刈りはどんどん進みます。鎌の数が全員分無いので、鎌の無い子どもは、刈り取ってしばった稲の束をはざまで運ぶ仕事もしました。
2時間ほどで、田んぼの稲がほとんど刈り取られ、しばった稲の束がはざにかけられました。
稲刈りを終えた田んぼをよく見ると、まだまだ、籾の付いた稲穂が残っています。15分ほど「落ち穂拾い」をしました。「けっこうお米が付いているね!」「もったいないね!」とつぶやく声が聞こえてきます。「もったいない」は日本独特の感性(意識)です。こういった体験を通して、ものの大切さやありがたさを感じ取って、実生活に活かしていきたいものですね。
稲刈りの終わるころ、管理棟では、「炭焼の会」の力持ちおじさん達や、稲刈りに来たお父さん方が、餅をついてくださいました。ダイナミックで迫力がありますね!
つけた餅の振る舞いには、長い列ができました。稲刈りでお腹がすいたかな?今日は5臼の餅をつくから、餅はたくさんありますよ。みんないっぱい食べてくださいね!
味の種類は、「きなこ」「あんこ」「大根おろし」の3種類。どれが一番好きかな?何度もお代わりする元気な子どもたちの姿が見られました。つきたてのお餅は絶品です。いっぱい食べてくださいね!
鎌を使った昔ながらの稲刈りをして、ほどよい汗をかき、体験の森でとれた餅米でついた餅を味わった体もお腹も満足する秋の半日を過ごせたのではないでしょうか。田んぼからやってきた7体の「かかし」が参加者たちをお見送りしました。
「昔ながらの稲作体験」のプログラムもあと残すところ「脱穀」の1回のみとなりました。
10月20日(日)(雨天の場合は10月27日(日))の9時30分からです。「脱穀」は、足踏み脱穀機や千歯こきを使い、唐箕を使って籾の選別をします。秋の半日、昔ながらの「脱穀」を体験してみてはいかがですか!
撮影日 平成25年10月5日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者 あだち
この森まるごと自然体験フィールド
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
田んぼ北の管理道路にお集まりいただいた参加者の皆さんへ、スタッフが稲刈りの進め方や注意事項について説明をしました。
田植えでもお世話になった「女性会」の7名の方が応援に駆けつけてくださいました。刈った稲の束をしばる「すげ縄」を腰にしばる方法などを教えていただきました。
写真のように「すげ縄」を腰に縛り、刈り取った稲の束をしばるのに便利です。昔の人の知恵は本当に感心させられます!
さあ!稲刈りのスタートです。管理道路から田んぼに下りる法面に「オカザえもん」をはじめとする5体の「かかし」が置かれているのを目にしました。
昨年は、イノシシの食害によって3分の1ほどしか収穫できませんでした。今年は、9月上旬に数回、イノシシが田んぼに侵入しましたが、柵の補強を昨年以上に強力にしたのと、「オカザえもん」をはじめとする7体のかかしが稲を守ってくれたおかげで、イノシシの食害を少なくすることができたと思います。(かかし作りにご参加くださった皆さん、ありがとうございました!)
子どもたちも鎌を持って、稲を刈ります。一株いっぺんに刈り取るのはずいぶん力がいります。鎌を持つ手は素手で、鎌が滑らないためです。利き手でない方には、軍手をして、けがを防止します。
刈り取った稲の束を「すげ縄」を使ってしばります。上手にしばらないと「はざ」にかけた稲の束が落ちてしまいます。女性会の方がすげ縄でしばるコツを手ほどきしてくださいました。
親子で協力して稲刈りはどんどん進みます。鎌の数が全員分無いので、鎌の無い子どもは、刈り取ってしばった稲の束をはざまで運ぶ仕事もしました。
2時間ほどで、田んぼの稲がほとんど刈り取られ、しばった稲の束がはざにかけられました。
稲刈りを終えた田んぼをよく見ると、まだまだ、籾の付いた稲穂が残っています。15分ほど「落ち穂拾い」をしました。「けっこうお米が付いているね!」「もったいないね!」とつぶやく声が聞こえてきます。「もったいない」は日本独特の感性(意識)です。こういった体験を通して、ものの大切さやありがたさを感じ取って、実生活に活かしていきたいものですね。
稲刈りの終わるころ、管理棟では、「炭焼の会」の力持ちおじさん達や、稲刈りに来たお父さん方が、餅をついてくださいました。ダイナミックで迫力がありますね!
つけた餅の振る舞いには、長い列ができました。稲刈りでお腹がすいたかな?今日は5臼の餅をつくから、餅はたくさんありますよ。みんないっぱい食べてくださいね!
味の種類は、「きなこ」「あんこ」「大根おろし」の3種類。どれが一番好きかな?何度もお代わりする元気な子どもたちの姿が見られました。つきたてのお餅は絶品です。いっぱい食べてくださいね!
鎌を使った昔ながらの稲刈りをして、ほどよい汗をかき、体験の森でとれた餅米でついた餅を味わった体もお腹も満足する秋の半日を過ごせたのではないでしょうか。田んぼからやってきた7体の「かかし」が参加者たちをお見送りしました。
「昔ながらの稲作体験」のプログラムもあと残すところ「脱穀」の1回のみとなりました。
10月20日(日)(雨天の場合は10月27日(日))の9時30分からです。「脱穀」は、足踏み脱穀機や千歯こきを使い、唐箕を使って籾の選別をします。秋の半日、昔ながらの「脱穀」を体験してみてはいかがですか!
撮影日 平成25年10月5日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者 あだち
この森まるごと自然体験フィールド
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
08:10
│おかざき自然体験の森
2013年10月06日
ホタル学校で環境教室!(豊富小学校4年生)
平成25年10月1日(火)、ホタル学校のある鳥川町を含む地元「豊富小学校」の4年生48人がホタル学校に来校し、環境教室を実施しました。
昨年度、3年生の時もホタル学校の環境教室に参加してくれましたので、みんな去年よりはホタルのことに詳しくなっていることと思います!そこで、もう一段レベルアップした「ホタルクイズ」(7問)にチャレンジしてもらいます。
でもさすがは4年生!全問正解した子が予想以上に多くて驚きました。
(次回用にもっと難しいクイズを作っておかねば…)
続いて「ホタルのワークシート」にチャレンジします。去年は文章問題でちょっと難しかったので、今回はおまけで少し簡単なワークシートにしました。あるイラストや写真を展示の中から見つけて質問に答えます。グループワークですので、みんなで協力して取り組みましょう。
「う~ん、ホタルの『メス』はどの部分が光るのかなぁ???」
(目の前のスクリーンに書いてあるよ!)
「この魚の名前はどこに書いてある?」「この辺じゃない?」
子供たちの目線からすればとても大きなイラストですが、あんまり近づき過ぎるとかえってわかり辛いので、2歩ほど下がって全体を見渡していくとわかると思うよ!
こうしてグループで協力しながら、答えをすべて埋めることができ、全員正解でした!そして、答えの後に一つずつ解説を加えながら、「なぜ?」「どうして?」を一緒に考えました。クイズで7問、ワークシートで6問、ホタルに関することをたくさん覚えることができましたね!
休憩時間では、ホタル学校の職員が制作した「昆虫ジオラマ」をのぞいてみたり、
(中の様子/色んな昆虫がいっぱい!)
ホタル学校の職員(3名)が、交代で一生懸命飼育しているゲンジボタルの幼虫やカワニナを観察しました。みんなは「かわいいね!」と言って順番に観察しました。
さて、休憩をはさんで、次は環境教育プログラム「水の言葉」を行いました。(グループワーク)
ゲンジボタルの幼虫は川(水)の中で過ごします。水がなければ生きられません。私たち人間や植物も水がなければ生きていけません。「水」と聞いて思い浮かぶ言葉を何人かの子に発表してもらいました。すると、他の子たちもどんどん手が挙がって、水の言葉が思い浮かんだようです。(ウォーミングアップOK!)
みんなには「水」に関する言葉を色んな観点から考えてもらいながら、あらかじめ準備した「水の言葉カード」を模造紙に貼り付け、関係がある言葉を線でつなげていきます。(カードにない言葉は白紙のカードに自分で書き足します)
時間が限られるので、全部の水の言葉カードを貼り付けることは難しかったようですが、各グループとも、色々な水のつながりについて上手に線を引いて表現してくれました。「何を中心に考えていったか?」「難しかったところは?」「こんなつながりに気がついた!」など、一グループずつ発表しながら、みんなで確認していきます。
「水」を通して様々なことがつながっている!ということがわかりましたね。一見「こんな言葉はつながってるの?」と思う言葉もたくさんありましたが、線を引いていくことで、つながりと全体像が見えてきて「なるほど」と実感してくれたようです。
この後、校庭に出て「オー!ディア」という環境教育プログラムも実施しました。身近に生息している「シカ」が、生きていくために必要な要素(水・食べ物・隠れ場所・生活空間)を、命をかけて確保していかなければならないことを、体を使って体験するプログラムで、個体数の変化をグラフ(↑写真)で表しながら、シカが増えた要因、減った要因などを考えました。
限られた範囲の中では「需要」と「供給」のバランスを保つことはとても難しいことだと思います。この体験でシカ(野生動物)が生きていくことの大変さが少し分かったことと思います。
★「オー!ディア」はこちらのブログを参考に↓
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e245457.html
こうしてあっという間にお昼になりました。ホタル学校の環境教室はこれで終了です。「ホタル」や「水」、周辺の自然に生息している「シカ」を題材に色んなことを考えました。身近な自然を知り、大切に感じてもらうことはもちろん、「自分も自然の一部である」ということを、感じ取ってもらえるとうれしいですね!
撮影日 平成25年10月1日(火)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者 やまのうち
自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう!
昨年度、3年生の時もホタル学校の環境教室に参加してくれましたので、みんな去年よりはホタルのことに詳しくなっていることと思います!そこで、もう一段レベルアップした「ホタルクイズ」(7問)にチャレンジしてもらいます。
でもさすがは4年生!全問正解した子が予想以上に多くて驚きました。
(次回用にもっと難しいクイズを作っておかねば…)
続いて「ホタルのワークシート」にチャレンジします。去年は文章問題でちょっと難しかったので、今回はおまけで少し簡単なワークシートにしました。あるイラストや写真を展示の中から見つけて質問に答えます。グループワークですので、みんなで協力して取り組みましょう。
「う~ん、ホタルの『メス』はどの部分が光るのかなぁ???」
(目の前のスクリーンに書いてあるよ!)
「この魚の名前はどこに書いてある?」「この辺じゃない?」
子供たちの目線からすればとても大きなイラストですが、あんまり近づき過ぎるとかえってわかり辛いので、2歩ほど下がって全体を見渡していくとわかると思うよ!
こうしてグループで協力しながら、答えをすべて埋めることができ、全員正解でした!そして、答えの後に一つずつ解説を加えながら、「なぜ?」「どうして?」を一緒に考えました。クイズで7問、ワークシートで6問、ホタルに関することをたくさん覚えることができましたね!
休憩時間では、ホタル学校の職員が制作した「昆虫ジオラマ」をのぞいてみたり、
(中の様子/色んな昆虫がいっぱい!)
ホタル学校の職員(3名)が、交代で一生懸命飼育しているゲンジボタルの幼虫やカワニナを観察しました。みんなは「かわいいね!」と言って順番に観察しました。
さて、休憩をはさんで、次は環境教育プログラム「水の言葉」を行いました。(グループワーク)
ゲンジボタルの幼虫は川(水)の中で過ごします。水がなければ生きられません。私たち人間や植物も水がなければ生きていけません。「水」と聞いて思い浮かぶ言葉を何人かの子に発表してもらいました。すると、他の子たちもどんどん手が挙がって、水の言葉が思い浮かんだようです。(ウォーミングアップOK!)
みんなには「水」に関する言葉を色んな観点から考えてもらいながら、あらかじめ準備した「水の言葉カード」を模造紙に貼り付け、関係がある言葉を線でつなげていきます。(カードにない言葉は白紙のカードに自分で書き足します)
時間が限られるので、全部の水の言葉カードを貼り付けることは難しかったようですが、各グループとも、色々な水のつながりについて上手に線を引いて表現してくれました。「何を中心に考えていったか?」「難しかったところは?」「こんなつながりに気がついた!」など、一グループずつ発表しながら、みんなで確認していきます。
「水」を通して様々なことがつながっている!ということがわかりましたね。一見「こんな言葉はつながってるの?」と思う言葉もたくさんありましたが、線を引いていくことで、つながりと全体像が見えてきて「なるほど」と実感してくれたようです。
この後、校庭に出て「オー!ディア」という環境教育プログラムも実施しました。身近に生息している「シカ」が、生きていくために必要な要素(水・食べ物・隠れ場所・生活空間)を、命をかけて確保していかなければならないことを、体を使って体験するプログラムで、個体数の変化をグラフ(↑写真)で表しながら、シカが増えた要因、減った要因などを考えました。
限られた範囲の中では「需要」と「供給」のバランスを保つことはとても難しいことだと思います。この体験でシカ(野生動物)が生きていくことの大変さが少し分かったことと思います。
★「オー!ディア」はこちらのブログを参考に↓
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e245457.html
こうしてあっという間にお昼になりました。ホタル学校の環境教室はこれで終了です。「ホタル」や「水」、周辺の自然に生息している「シカ」を題材に色んなことを考えました。身近な自然を知り、大切に感じてもらうことはもちろん、「自分も自然の一部である」ということを、感じ取ってもらえるとうれしいですね!
撮影日 平成25年10月1日(火)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者 やまのうち
自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう!
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
10:56
│鳥川ホタルの里(ホタル学校)
2013年10月05日
わんPark「野生動物そうさく隊」イベントを開催しました!
平成25年9月29日(日)、こども自然遊びの森「わんPark」で、「野生動物そうさく隊」イベントを開催しました。イベント開催の前日からちょうどシカの気配が感じられるようになりました。
最初に、わんぱくハウス内で自己紹介をしながら、野生動物に興味を持ってもらおうと、私物の「エゾシカ」の角や、わんParkで見つかった「イノシシ」の頭骨を見ながらお話をしました。
その後、近くで見られる「キツネ」や「リス」などのお話をしつつ、どんな生物がわんParkに暮らしているかな?を考え、さらにシカ・サル・イノシシにまつわるクイズを行ないました。
「シカのウンチってどんな形?」「サルの食べ物ってなに?」「イノシシの鳴き声はどんな声?」 それぞれのクイズに対して、ホワイトボードに答えを予想して書いてもらいながら、シカの糞は夏と冬で形が変わることなどを解説しました。
クイズのあと、さっそく外に出て、ヒントを頼りに野生動物の捜索に出発です!
昆虫の・冒険の森では、シカがかじった植栽や、サルが折った枝、イノシシが作った道などを観察していきます。
「う~ん、よく見ると食べられた跡がはっきりわかるぞ!犯人はこの中にいるっ!」
「えっ?ここ入っちゃダメなの?」
「バレたかぁ…反省します」
「おいらじゃないよ~(早く逃げよ~っと)」
例えばシカは一列になって歩くことで「尻部」でコミュニケーションをとる、植物をかじるときは首を一定の高さで保つために、食べた跡の植物は高さがそろう、サルは群れにボスザルがおり、人間が来ないかどうか見張りをする、尻でこすって青いクリを割るなど、彼ら野生動物の生活史(習性や行動)をお話しながら、痕跡探しを続けます。
←拾った「栗」
サルやシカのように一列で歩いたり、2メートルほども飛べるか試したり、サルのまねをして栗を拾ったりと、野生動物の気持ちになって、存分に森を探検しました。
自然の中には実にたくさんの野生動物がいます。警戒心が強かったり、夜行性だったりとなかなか姿は見せてくれませんが、痕跡を探すことでその存在をよく知ることができます。自然の一つの見方・遊び方として覚えておくと楽しさ・面白さが広がりますね!
撮影日 平成25年9月29日(日)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)にて
投稿者 ナリキヨ
でっかい原っぱで遊ぼう! 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)
最初に、わんぱくハウス内で自己紹介をしながら、野生動物に興味を持ってもらおうと、私物の「エゾシカ」の角や、わんParkで見つかった「イノシシ」の頭骨を見ながらお話をしました。
その後、近くで見られる「キツネ」や「リス」などのお話をしつつ、どんな生物がわんParkに暮らしているかな?を考え、さらにシカ・サル・イノシシにまつわるクイズを行ないました。
「シカのウンチってどんな形?」「サルの食べ物ってなに?」「イノシシの鳴き声はどんな声?」 それぞれのクイズに対して、ホワイトボードに答えを予想して書いてもらいながら、シカの糞は夏と冬で形が変わることなどを解説しました。
クイズのあと、さっそく外に出て、ヒントを頼りに野生動物の捜索に出発です!
昆虫の・冒険の森では、シカがかじった植栽や、サルが折った枝、イノシシが作った道などを観察していきます。
「う~ん、よく見ると食べられた跡がはっきりわかるぞ!犯人はこの中にいるっ!」
「えっ?ここ入っちゃダメなの?」
「バレたかぁ…反省します」
「おいらじゃないよ~(早く逃げよ~っと)」
例えばシカは一列になって歩くことで「尻部」でコミュニケーションをとる、植物をかじるときは首を一定の高さで保つために、食べた跡の植物は高さがそろう、サルは群れにボスザルがおり、人間が来ないかどうか見張りをする、尻でこすって青いクリを割るなど、彼ら野生動物の生活史(習性や行動)をお話しながら、痕跡探しを続けます。
←拾った「栗」
サルやシカのように一列で歩いたり、2メートルほども飛べるか試したり、サルのまねをして栗を拾ったりと、野生動物の気持ちになって、存分に森を探検しました。
自然の中には実にたくさんの野生動物がいます。警戒心が強かったり、夜行性だったりとなかなか姿は見せてくれませんが、痕跡を探すことでその存在をよく知ることができます。自然の一つの見方・遊び方として覚えておくと楽しさ・面白さが広がりますね!
撮影日 平成25年9月29日(日)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)にて
投稿者 ナリキヨ
でっかい原っぱで遊ぼう! 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
09:52
│わんPark(こども自然遊びの森)
2013年10月04日
「水とみどりの講演会」開催のお知らせ(再掲)
皆さんこんにちは。明後日「10月6日(日)」の午後1時30分から「水とみどりの講演会」を開催いたします。(主催は、市内で森林づくりに関わる人材育成事業を行っている「岡崎きこり塾」)
※講演会チラシはこちらをクリック↓
http://www.morinoeki.jp/download/kikorizyuku_h25kouenkai_3.pdf
講師の蔵治(くらじ)先生
森林生産物の経済価値が低下し、森に人が入らなくなって久しくなります。この間に、森林は人工林のみならず天然生林もその質を大きく変えました。このままでは、人が森林に期待している多くの「恵み」の幾つかは幻となるかもしれません。
森と水の科学的知見を主体に現在の森林の状況を捉え、また、各地で行われている様々な取り組みも踏まえ、これからの望ましい森と人との付き合い方を、科学者の立場で提案します。
ぜひ多くの方にご参加いただき、ご一緒に考えていただけると幸いです。
[水とみどりの講演会]
◆日時 平成25年10月6日(日) 午後1時30分~4時頃 (開場は1時)
◆会場 ぬかた会館(岡崎市樫山町/額田支所裏)
◆定員 150名(入場無料)
◆お問合せ・お申込みは「森の総合駅」へ (月曜定休/8:30~17:15)
TEL:0564-82-2511
FAX:0564-82-2951
〒444-3622 岡崎市樫山町字山ノ神10-1
ホームページ:http://www.morinoeki.jp
[講師]
蔵治(くらじ) 光一郎 氏
東京大学大学院 農学生命科学研究科 附属演習林 生態水文学研究所所長
[テーマ]
これからの森と人とのつき合い方
[略歴]
1965 年 生まれ
1996 年 東京大学大学院 農学生命科学研究科 森林科学専攻 博士課程修了 博士(農学)
[専門]
森林水文学、森・水と人間との関係
矢作川森の研究者グループ共同代表として「矢作川森の健康診断」運営に携わるなど、現場の課題解決に総合的な視点から取り組む市民活動実践者でもある。
[著書]
『「森と水」の関係を解き明かす』(全国林業改良普及協会)
『森の「恵み」は幻想か ― 科学者が考える森と人の関係 ― 』((株) 化学同人)など、多数
◆ 「岡崎きこり塾」について ◆
森林整備にかかわる人材育成を目的とし、市内で森林に関する活動を行っている各団体(※)の代表者で構成されたボランティア団体です。本講座修了後、継続して活動することを希望される方は、上記各団体をご紹介しますので、お気軽にお問い合わせください。(※ 額田林業クラブ、おかざき自然体験の森・きこりの会、おおだの森保護事業者会(山留舞会)、おかざき自然体験の森・炭焼きの会、額田炭焼の会、水守森支援隊)
※岡崎きこり塾では、里山林の整備講座や人工林の間伐講座なども開催します。
詳しくはこちら↓をご覧ください。
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e239681.html
2013年10月03日
第6回ホタルマスターファミリー(第2部)を開催しました!
★平成25年9月29日(日)
お昼のお弁当を食べた後は、第2部の始まりです。運動場に出て、いくつかの環境教育プログラムを体験します。
まずは、野生動物の生息に必要な要素を考え、要素のバランスについて体を使って体感します。
空気や太陽の光りなどは、どんな生き物も平等に得ることができますが、その他に自力で見つけなければならないものがあります。それはどんなものか問いかけてみると、子供たちが元気よく手を挙げてくれました。野生動物が生きていくために必要となる要素は、「食べ物」、「水」、「隠れ場所」、そしてそれらを探しながら活動する範囲「生活空間」です。
次に、野生動物の生息に必要となる4つの要素に分かれ、それぞれの要素を一つずつ(一人ずつ)順番に並んで、前の人の肩に手を置いて輪を作っていきます。
すると大きな輪ができました。この輪は、野生動物の生息に必要な「食べ物」、「水」、「隠れ場所」、「生活空間」が同じ数そろっているバランスのとれた状態です。でも、これだけでは本当にバランスがとれているのか分かりません。そこで、自分たちの体を使って確かめてみます。
みんなでタイミングを合わせて腰を下ろします。ずっと一緒に活動してきたので、皆さんの気持ちが通じ合い、一度で成功しました!
さらに、両手を上げてみました。小さな子供から大人まで、色んな大きさがあっても力が分散されてあまり重さを感じることもなく、両手を挙げても崩れることはありません。思わずみんなから笑顔がこぼれます。野生動物が生きていくためは、必要な「要素」がバランスよくそろっていることが重要です。
★アクティビティ名は「つながり発見!生息地」
今度は、ある生き物と生息地の要素になって、その生き物の生き残りを体験します。
ここ鳥川にもたくさん生息している「シカ」になったつもりで、自然の中でシカが生きていく様を体験します。シカが生きるためには、自力で「食べ物」、「水」、「隠れ場所」を探さなければなりません。参加者の皆さんは、「シカ」と「必要要素」になって、シカの生息数がどう変化していくか、今度も体を使って体験していきます。
まず、喉が渇いて「水」がほしい時、お腹がすいて「食べもの」がほしい時、そろそろ家(隠れ場所)に返りたい時のポーズを決めます。
ポーズが決まったところで、最初に「シカ」になる5人(5匹)を選び、残りの人は「必要要素」となります。何回か繰り返して、シカの数の変化を記録していきます。
笛の合図と同時に、シカになった人は「今自分が必要!」と思った要素のポーズをとり、必要要素の人は自分は何になるか瞬時に考えてポーズをとります。
次の笛でシカは前を向いて、自分が必要とするものと同じ要素を走って取りに行きます。さあ!どんな結果になるか、生き残りをかけたサバイバルレースの始まりです!生き残りをかけて、みんな必死に必要要素を取りに行きます。必要要素が手に入らなかったシカは死んでしまい、自然に戻って必要要素になります。最後まで生き残れるかな?
シカの数の変化をグラフで見てみると、年によって増えたり減ったりしていますね。限られた範囲の中では、需要と供給のバランスを保つことはとても難しいことのようです。この体験で野生動物が生きていくことの大変さが分かったと思います。
★アクティビティ名は「オー!ディア」 (ディア=「鹿」)
教室に戻り、今度はゲンジボタルが生息する「鳥川」を題材としたプログラムを体験します。
各家族に、川の絵と解説文が配られました。ゲンジボタルがたくさん生息している「鳥川」で、新たな街づくり(開発)が行われることになったと想定し、解説文をよく読みながら、用意された建設する「幹線道路」や「駐車場」、はたまた「化学工場」などの配置を考えます。ゲンジボタルを守りながら、どんな街を作り上げるのか、家族で相談して考えていきます。(今度は頭を使う体験です!)
用意された建設物は必ずすべて配置し、ほかに必要と思ったものは自由に書き足すことができます。家族でしっかり考えましょう!
スタッフも一つグループを作り、建設物を切りながら、切れたものの配置について話し合っています。大人の面子にかけても、よい街づくりを見せたいようです。(結構プレッシャーがあるかな?)
子供も自分の考えや意見をしっかり言っていますね。どの人の表情も真剣です!
配置が終わると、どのグループも緑(植栽)を加えたり、道路を書いたりしてどんどん街ができ上がっていきます。完成が楽しみですね。
時間となったところで、順番に自分たちが考えた街づくりを発表してもらいました。
どの街づくりプランも、これまでしっかりと学んできた「ゲンジボタル」のことを第一に考え、ホタルが舞う川に光がいかないよう、植栽などの緩衝帯(バッファーゾーン)を設けていました。
また、幹線道路沿いには「遮光ネット」を張って光を遮断する、農業は無農薬で家畜の糞を肥料にするなど、自然環境への影響を少しでも緩和させるように考えられていました。どれも素晴らしいプランだと思います。これまでの学習がしっかり活かされていると実感しました!
自分の住む地域に戻ったら、この体験を思い起こしながら、地元の街がどのように自然環境に配慮されているかなどを家族で話し合ってみると、さらに実感が沸くと思います。
★アクティビティ名は「みんなのホタル川」
もう一度校庭に出て、ホタルマスターファミリー講座に参加した記念として、また、森の木を伐採したのでその代替の意味も含め、ホタル学校の敷地に木を植えます。
植える木は、「コバノガマズミ」と「ウツギ」です。「コバノガマズミ」は、スイカズラ科の落葉低木で、明るい二次林に生育しており、4月から5月にかけて白い花を咲かせ、秋には赤い果実を付けます。
「ウツギ」は、ユキノシタ科の落葉低木で、林縁や雑木林、崖、畦などに生育しており、小川のほとりや斜面下部などのやや水分条件のよい場所に生育することが多く、5月頃に白い花をたくさん付け、良い香りがします。
どちらの木も、花にはチョウやカミキリムシの仲間、コガネムシ科のハナムグリの仲間が集まって来るので、ホタル学校へ来て生き物を観察する楽しみが増えると思います。
最後は、ホタルマスターファミリー講座での活動をふり返りながら、自分がホタルや野生動物になったと想像し、その生き物や人間へのメッセージを「詩」に託します。
これまでに、ここ鳥川ホタルの里で色んな活動をしてきて、「ゲンジボタル」だけでなく、多くの生き物と出会いました。自分がその出会った生き物になったとして、その生き物や人間に向けたメッセージを「詩」としてまとめます。
各自、自分の好きな場所で、少しの間、静かな時を過ごします。子供たちも一人になって、ホタルやある生き物になり、静かにメッセージを書き綴っています。きっと素敵な「詩」が生まれることと思います。
教室に戻り、今日の活動のふり返りをします。ホタルの自由研究は終わっていても、皆さんは最後まで熱心に取り組んでくれたので、とても楽しく達成感のある活動ができたと思います。
4月から半年間、6回の活動をしてきました。これまでのことをふり返って、順番に感想などを話してもらいました。
これで「ホタルマスターファミリー講座」はすべて終了です。最後に環境部自然共生課長から、各ファミリーに「ホタルマスターファミリー認定証」が渡されました。
6回の活動は、一度も雨に降られることがありませんでした。また、怪我や事故などもなく、計画通りに行うことができ、本当に良かったと思います。「ホタルマスターファミリー講座」は終了しますが、皆さんにとってはここからが新たなスタート(生活の中で実践)だと思います。これからも、家族そろって身近な自然や生き物に目を向け、自然を守る優しい気持ちと、家族の絆を深めて行ってもらいたいと思います。半年間、本当にお疲れ様でした!
※ご協力くださったすべての皆様に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
★第6回ホタルマスターファミリー第1部の様子はこちら↓
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e245449.html
撮影日 平成25年9月29日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者 やまのうち
自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう!
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
23:49
│鳥川ホタルの里(ホタル学校)
2013年10月02日
第6回ホタルマスターファミリー(第1部)を開催しました!
平成25年9月29日(日)、第6回ホタルマスターファミリーを開催しました。この日は第1部(午前)に「ホタルの里の森をつくろう!」と題して間伐体験を行い、第2部(午後)に自然界のバランスを体感するアクティビティや、自然に配慮したまちづくりを考えるプログラムなどの環境教育プログラムを実施しました。(全体の進行は「自然・環境学習実践隊」の皆さん)
4月から毎月1回の講座を受講しながら「ホタルマスターファミリー」を目指して参加された6家族の皆さん。最終回ともなると、もうすっかり顔なじみで、話も弾みます。ホタルの自由研究では、金賞を受賞した子や、学年代表に選ばれた子もあり、家族で協力して、一生懸命ホタルの学習を続けてきた成果だと言えます。とにかく皆さんの頑張りにはスタッフ一同脱帽です!これからも、さらに身近な自然について理解を深めていってもらいたいと思います。
さて、第1部では、市内の山で間伐のボランティア活動をしておられる「水守森支援隊」(みまもりしえんたい)のメンバー3名(写真は会長の水谷さん、右は薗田さん)が、講師として駆けつけてくれました。山(森)の役割・大切さ・整備の仕方など、色んなことを教えてもらいながら、ホタルの里の森づくりを進めていきます。
まずは「手入れのされていない山」に行きました。(オレンジのヘルメットが水守森支援隊の都筑さん)植林をしてから一度も間伐(成長の悪い木を切って間引くこと)されていない山の中はうっそうとしていて暗く、ジメッとした感じです。
ただお話を聞いて、決められた木を切るだけでは学習になりませんので、まずは「森の様子記録シート」を片手に、森の中の明るさ・木の種類の多さ・地面の様子・草などの多さ・野鳥や昆虫の様子の各項目に沿って、自分の目で見て確かめ、感じたことをしっかり記録していきます。(あとで手入れのされた森の様子も記録して比較します)
「木材」を生産する山には、通常1ha(ヘクタール)に約3000本の苗木を植えます。10年を過ぎたら除伐をして、16~35年の間に「間伐」を行って(時には2~3回行う)、立派な木材を育てていきます。(間伐に合わせて枝打ちも行います)
最終的には2割前後の600~800本ほどを残して育て、木を切り出し、加工して使用します。
しかし、この森はどうやら一回も間伐がされていないようです。そのせいで枝が混み合い、地面に太陽の光が届かず、地面には植物と言える植物がほとんどありませんでした。また、雨が地面に浸透しないので表土を流してしまい、木の根がむき出しになっているところもたくさんありました。
地表を流れる水が土を削った跡です。土の中のゴロゴロした大きい石が顔を出してしまっています…。根がむき出しで倒れそうな感じの木も見受けられます。地面に草は…まったく緑はありません。光が届かないので無理もないですね。
次は実際に間伐を行う森へ移動し、木の見方、残す木・切る木の選び方、ノコギリでの切り方、安全に作業を行うためのルールなどを教えていただき、まずは水谷会長さんがお手本を示してくれました。「木を切るのは初めて!」という子もいるので、みんな興味津々です。
カイト君は黙々と木を切っています。ノコギリは慣れた様子です。お父さんが1ヘクタールほどの山を持っているそうで、山が大好きだそうです。
タイユウ君はお父さんと一緒にロープを引っ張って、木が狙い通りのところに倒れるよう頑張っていました。
ユウジ君も、ノコギリの使い方がだんだん上手になってきました。パッと見は細い木でも、いざ切り始めてみるとなかなかノコギリが進みません。少しずつコツをつかんで、体で覚えていきましょう。
タツヒロ君も黙々と頑張っています。最初に「受け口」を作るのですが、木を斜めに切るのはやはり難しいですね。でも誰も弱音を吐くことなく、家族で協力しながら切っていきます。
ケンタロウ君も「受け口」作りにチャレンジです。さすがは5年生!力強く頼もしいですね。
女の子のアヤセちゃんだって男の子に負けてはいません!妹のマオちゃんも(ちょっとよそ見をしつつ)応援しています。
こうしてアッという間に時計の針は12時です。あまりたくさんの木を切ることはできませんでしたが、切る前と比べると明るい森になりました。
ホタルの生息に欠かせない「水」。この水を作り出す働きが「山」にあります。立派な木材を作ることも大切ですが、今は山が健康を取り戻すのに「間伐」という治療が必要なのだと言われます。それを実行するのは私たち「人」の役割です。
今日はほんの少しの体験でしたが、森の大切さを知ることができました。いつまでもきれいな「ホタル」が見られるように、自分にできることから一つずつ行動していきたいですね。(水守森支援隊の皆さん、ご指導ありがとうございました!)
★第2部(午後)へ続く↓
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撮影日 平成25年9月29日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者 やまのうち
自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう!
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
14:41
│鳥川ホタルの里(ホタル学校)