› 水とみどりの森の駅ブログ › 2014年01月10日

2014年01月10日

圧巻!2本の巨大な樹木

皆さんこんにちは。

自然共生課では、「水とみどりの森の駅」事業を通して、市内の貴重な自然環境や活動を紹介・支援しており、このブログを通しても様々な取り組みをご紹介していますが、「森の駅」「森の駅育成地区」のほかに、周辺にある魅力的な自然や文化のある場所を「森のポッケ」としてご紹介しています。

※森のポッケには、「水のポッケ」「里のポッケ」「緑のポッケ」「樹(き)のポッケ」の4つがあります。
(ポケットにちょっと入れておきたい宝物的な要素のこと)

今回は「樹のポッケ」としてご紹介している2本の巨大な樹木をご紹介します。

(撮影:稲垣新二氏)
【寺野の大クス】
夏山町の「薬師如来」のすぐ裏手にそびえ立つクスノキで、愛知県の天然記念物に指定(1968年(昭和43年)11月4日)されており、樹齢は推定1000年以上と言われています。

※宮崎駿監督作品「天空の城ラピュタ」に登場する巨木を彷彿とさせる見事な樹木です。
(個人的な感想です)
---------------------------------------------------
・幹周り9.7m
・根囲27m
・樹高36m

クスの中で蒲郡市清田町清田の大クス(国指定)、豊田市畝部東町八柱神社のクス(県指定)と並ぶ大樹である。寺野の大クスはこれらに比べ、特に根回りが雄大怪異で、崖面に露出した巨大な根部は人を圧倒する趣がある。(愛知県ホームページ「文化財ナビ愛知」より抜粋)



【切山の大スギ】
切山町(ちょうど豊田市との境)の「黒坂駐在所」の近くにひと際高くそびえ立つスギで、寺野の大クスと同じく愛知県の天然記念物に指定(1968年(昭和43年)11月4日)されており、こちらも樹齢推定1000年以上と言われています。

※写真下の車と比べるとその大きさは一目瞭然!実は、この大スギの枝が地面に垂れて地中にもぐり、それがまた一本の木として生長していて、とてつもないエネルギーと生命力を感じます。(この写真ではちょっと写っていませんが)
---------------------------------------------------
・幹周り8.3m
・根囲12m
・樹高38m

豊田市旭町杉本の貞観スギ(国指定)などと共に県内を代表する巨樹で、樹勢も旺盛、多数の枝が斜に下垂し樹形優美、最下の枝は地面に接して発根し、いわゆる伏条となって新たに子杉を生成している。県下屈指の大杉で見事な自然樹形である点珍重すべきである。。(愛知県ホームページ「文化財ナビ愛知」より抜粋)



2本とも、長い間様々な人間の歴史と環境変化を乗り越え、今なお生き続け、自然の偉大さ・不思議さを私たちに伝えています。地元の方々も、これらの比類なき自然を尊び、敬い、守り続けてこられました。ぜひ、近くでこれらの自然に触れて(感じて)いただき、体全体で自然のパワーを感じ取ってみてください。(根本付近で立入禁止部分もありますので注意してください)

なお、この2本の巨木は間近まで車で行くことが出来ます。場所など詳しくお知りになりたい方は、一度「森の総合駅」(樫山町/額田支所のすぐ裏)までお越しください。(おそらくナビで検索しても出てこないと思います)


このほか「森の駅」や「森のポッケ」など、詳しくは下記ホームページをご覧ください!

ふたば 行こう!水とみどりの森の駅! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/index.html



↑ クリック(HPのマップにリンク)  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:22森の総合駅