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2014年06月10日

生物が多様な森を目指して!「ビオトープボランティア」


平成26年6月8日(日)、おかざき自然体験の森のビオトープと食草園で
ビオトープボランティア活動を実施しました。

市内の企業から10名、市内の中学校に通う中学2年生の男子生徒、
そしていつも参加してくださる方の計12名で行いました。

梅雨の晴れ間の蒸し暑い日の活動、本当にありがとうございます!
まず、ビオトープを開設していただき、これまでビオトープの維持管理を
指導してくださっている岡崎市動植物調査会の永井先生から、
今日の作業について説明をしていただきます。


ビオトープから流れ出る水路は、
オニヤンマなどのトンボの産卵場所です。
トンボの産卵に適した水路にするよう
水路の両側1メートルほど葦(アシ)を刈り取ります。


水路の付近はぬかるんでいて足を取られ、
刈り取りはなかなか大変な作業です。


刈り取ったアシを運ぶのも一苦労です。
でも若者の力はすごいですね!


食草園では、チョウの食草を残して
草を刈るよう永井先生から説明を受けました。


大人の腰くらいまで伸びたカモジグサを刈り取ります。
腰をかがめての作業は大変です。

参加者皆様のご協力により、
きっと真夏には「ジャコウアゲハ」などの
美しいチョウの飛翔が見られることでしょう。


1時間ほどの作業の後、
アカメヤナギの木陰で休憩です。
永井先生の即席の動植物講習会の始まりです。


体験の森のビオトープでは、
市内にほとんどいなくなった天然のメダカや
絶滅危惧種で豊田市などでは天然記念物に指定されている
カワバタモロコことなどが生息していることを教えていただき、
とても興味深いものでした。


市内の中学校に通う都築君は、
アシの葉っぱで船を作り、ビオトープに浮かべました。
小学校で教えてもらった伝承遊びの一つで
里山の森にぴったりです!


お母さんに抱っこされているのは、
1歳7か月のつくみちゃんです。
よちよち歩きですが、ボランティア活動に参加されているお父さん、
お母さんに落ちているアシの枝を手渡してくれるなど
お手伝いをしてくれました。ありがとうね!


2時間ほどの作業で
刈り取ったアシがうず高く積み上げられました。


水路の周りのアシがすっかり刈り取られました。
これでトンボの産卵が進んでくれることを期待できます!

ビオトープにたくさんのトンボが飛び交う光景を思い浮かべます。
企業から10人もの参加者があり、蒸し暑い中、
ビオトープボランティアの作業がとてもスムーズにできました。
本当にありがとうございました。

ビオトープボランティアは申込不要で、
毎月第1日曜日の午前9時~12時までです。(管理棟集合)
団体で参加されるときは、事前にお電話いただけるとありがたいです。
(道具の準備などがあるため)

引き続き皆さんのご参加を心よりお待ちしています!



撮影日  平成26年6月8日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 13:19おかざき自然体験の森