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2014年06月27日

お味はいかが?「抹茶試飲会」を開催しました!


平成26年6月25日(水)、おかざき自然体験の森の管理棟で、
お茶作りボランティアの試飲会を実施しました。

八十八夜(5月2日)のお茶作りボランティアで作った茶葉を石臼で挽きます。
予想以上に抹茶が細かく上手に挽けました!


抹茶を挽き終って石臼を開けて、
石臼の目に残った抹茶の粉も大切に集めました。


挽けた抹茶の粉をふるいにかけて、
より細かな抹茶を取り出しました。


さあ、抹茶を立てます!どんな味でしょう?
茶せんを動かす手に期待がかかります。


「結構なお点前です!」
ちょっと苦めの味ですが、
初めて挑戦した抹茶としては最高☆


抹茶に続いて、5月14日(水)のお茶ボランティアで作った
「スギナ茶」「ヨモギ茶」「ドクダミ茶」
そして、今年初めて挑戦した「クワ茶」の試飲です。

4つのお茶を試飲して、感想カードに記入しました。
どのお茶もそれぞれ個性があって美味しいのですが、
4つのお茶の中で、最も評判が良かったのは
ほんのり甘みのある「クワ茶」でした!


お茶作りボランティアは申込み不要で、
毎月第2・第4水曜日に活動しています。

※駐車場に集合(雨天中止)

お茶作りに興味のある方、ぜひご参加ください。
職員一同、心よりお待ちしております!



撮影日  平成26年6月25日(水)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 09:45おかざき自然体験の森

2014年06月25日

抹茶作りの極意を学ぶ!「お茶作りボランティア」研修会レポート


平成26年6月11日(水)、「お茶作りボランティア」研修会として、
西尾市の「葵製茶」へ視察に出かけました!


葵製茶さんの正面入口
◆ホームページ:http://www.aoiseicha.co.jp/


まずはお茶畑の見学です。
春の茶摘みの後で、お茶畑は剪定を終えたところでした。
葵製茶の方から、おいしい茶葉の
育て方を教えていただきました。

ぜひ、体験の森のお茶畑でも実践して、
来年のおいしいお茶作りに向けて、
教えていただいたノウハウを活かしたいと思います。

「こんなに刈り込んでもいいの?」とびっくりするぐらい、
思ったより、茶畑の剪定は低く刈り込んでありました。


次に抹茶工場に案内していただきました。
(写真は抹茶製造工程について説明した展示)

西尾市は抹茶生産量がなんと「日本一」です。
その抹茶を石臼で挽いているところを見せていただきました。
なんと1時間、機械の石臼で挽いて
わずか60グラムしか抹茶が取れないそうです。


そんな高価な抹茶を一服!
お茶菓子と緑茶もいただき、みなさん大満足でした。
葵製茶の皆様、本当にありがとうございました。


お茶畑を一望できる稲荷山公園で記念撮影


「あかねだすきに~♪すげのかさ~♪」
茶摘みの姿に扮して「ハイポ~ズ!」

梅雨空の中、西尾のお茶畑と抹茶工場を見学して、
大変有意義な研修会でした。


おかざき自然体験の森の「お茶作りボランティア」は、
事前申込みの必要はなく、
毎月第2・4水曜日、午前9時30分に
おかざき自然体験の森の駐車場に集合です。

※だいたい12時ごろまでの活動です。(雨天中止)

お茶作りに興味のある方は、
ぜひ「お茶作りボランティア」にご参加ください。
心よりお待ちしております。



撮影日  平成26年6月11日(水)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  たけうち
撮影者  すずき


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:08おかざき自然体験の森

2014年06月25日

わんParkでどろんこ体験!


平成26年6月22日(日)

蒸し暑い日が続き、日増しに涼が恋しくなるこの季節。
わんParkイベント「どろんこプールで生き物探し」は、
当日、雨にもかかわらず29名の方が参加してくれました。


とはいっても、どろんこや田んぼに入って遊んだことのある子は半数ほど。
どろんこの感触も確かめながら、楽しんでもらいました。


この日のお目当ては「カエル」。
おなかが白い、ヌマガエルが
どろんこプールにはたくさん暮らしています。


次々に虫かごに入れていけば、
カエルでおまんじゅうができるほど。
20匹ほど捕まえました!


これでも飽き足らない・・・という子は、
わんぱく池でさらに「トノサマガエル」を探しました。

雨で散ってしまっているのか、1匹しか捕まえられませんでしたが、みんな満足!
初めての「どろんこ遊び」 楽しんでもらえたかな?



撮影日  平成26年6月22日(日)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)にて
投稿者  ナリキヨ


ふたば でっかい原っぱで遊ぼう! ふたば 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)
HP:http://www.morinoeki.jp/wanpark01.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 17:47わんPark(こども自然遊びの森)

2014年06月24日

摩訶不思議「ネムノキ」


平成26年6月21日(土)、
おかざき自然体験の森の権現池(ごんげんいけ)の西の
「ネムノキ」の花が咲き始めました。


梅雨の蒸し暑い日、
淡い薄紅色のネムノキの花は
何とも言えない清涼感を与えてくれます。


近寄ってよく見ると毛のように細長い
おしべが伸びているのがわかります。


ネムノキの甘い蜜に誘われたのでしょうか、
ビロードのような美しい黒色の
ジャコウアゲハのオスが飛来しました。

もう1匹、ジャコウアゲハのオスが飛来し、
すぐ近くに薄茶色をしたジャコウアゲハのメスも飛んできました。

ジャコウアゲハが産卵するウマノスズクサが近くの
食草園に生えているためでしょうか。


6月末、ゲンジボタルの飛翔も終盤に差し掛かった夕べ、
権現池(ごんげんいけ)のネムノキを見ると、
眠りについたように葉を閉じたネムノキを見ることができます。

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おかざき体験の森
-----------------

昼は美しい「ジャコウアゲハ」を探し、
ネムノキの花を鑑賞できます。

夜は「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」の
飛翔を鑑賞できます。(少しずつ数は減っていますが)
自然豊かな森にぜひいらしてください!



撮影日  平成26年6月21日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 14:40おかざき自然体験の森

2014年06月23日

農業を体験しよう!「大豆の種まきと草絵作り」開催レポート


平成26年6月21日(土)、畑クラブの活動の始まりは、
恒例の「畑クラブ体操」です!

「いち に さん し・・・」
子どもも大人も元気よく体操をして、これからの活動に備えます。


この畑に5月に大豆と綿をまきましたが、
芽が出るとすぐ「サル」に食べられてしまいました。残念です!


「そこにスベリヒユがあるわ!」
草取りを始める前に講師から「スベリヒユは食べられる」と教えてもらったので
採集することになりました。スベリヒユを探しながらの草取りは楽しいね!


草取りが終わったら「備中鍬」で耕します。
小学生の男の子は、おじさんに負けないくらい
しっかり耕してくれました。ありがとう!


耕し終わると畝を作り、大豆の種をまきました。
姉妹で仲良く種まきです。
微笑ましい姿が畑のあちこちで見られました。


畑の四隅に長い杭を打ちます。
杭はとても長いので、キャタピラの荷台に乗って
重いかけやで打ちます。

森の職員に手伝ってもらって「どっこいしょっ!」


杭に沿ってネットを張りました。
サルやイノシシから大豆を守るためです。
今度こそ獣から作物を守って、
秋には大豆を収穫したいものです!


種まきが終わると草花の採集です。
草花摘みをしていると、
バッタやカマキリの赤ちゃんを見つけて
昆虫採集もしました。


摘み取った草花を持って管理棟に来ました。
きれいな色画用紙に草花を貼りつけての「草絵」作りです。
みんな素敵な草絵ができました!


次はお楽しみの「みそパンケーキ」作りです。
パンケーキに入れたみそは、
森で栽培した大豆から作った手作りの「みそ」です。


香ばしいみその焼ける香りがしてきました!
ふたをして蒸し焼きにすれば、
「みそパンケーキ」のできあがりです!


森の畑で採集してきた虫たちを入れた虫かごを持ってご満悦です!
どんな虫を捕まえたかな?


みそパンケーキが焼きあがるまで、
管理棟にある昆虫図鑑を持って、
虫についての親子勉強会です!

※管理棟には「自然」に関する蔵書がたくさんあるので、
いらした際にはぜひご利用ください。


手前の白い皿に載っているものが
「スベリヒユ」のおひたしです。
上のお椀には「オオバ」のおひたしが入っています。


待ちに待ったみそパンケーキ、
スベリヒユ・オオバのおひたしの試食会です!

子どもたちは、みそのほのかな香りの
パンケーキに舌鼓を打ちました!

大人の方には、少しぬめりのある
野趣豊かなスベリヒユのおひたしが大好評でした!

やっぱり体を動かした後のおやつは格別ですね☆


「森の畑クラブ」の活動は第3土曜日です。
農作業に興味のある方や、
自然の中で遊びながら収穫を楽しみたい子どもたちは、
ぜひ参加してみてください。お待ちしています!



撮影日  平成26年6月21日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:46おかざき自然体験の森

2014年06月23日

ホタル学校で環境教室!「豊富小学校」2年生が来校しました!


平成26年6月19日(木)、ホタル学校に豊富小学校2年生が来校し、
環境教室を行いました。(前日は4年生が来ました)

昨年「1年生」の時も環境教室に来てくれたみんなですが、
すっかり成長して一回り大きくなっていてちょっと感動でした!


最初はお馴染み「ホタルクイズ」(7問)です。
1年生の時もチャレンジしましたが、
もちろん2年生用にバージョンアップしてあります。
みんながどれくらいホタルや身近な自然のことを知っているか、
楽しみながら学習に取り組んでいきます。

まずは自分で答えを予想して、そのあと答え合わせと解説です。
全問正解した子も多かったですが、間違えた問題は印象に残るので、
その分しっかり覚えられると思います。


クイズのあとは「ワークシート」を持ってホタル学校内の探検です。
シートの裏表に問題が6つあります。たくさんの展示の中から
出題されている文章を見つけ、穴あき問題を埋めていきます。

ここではグループワークで取り組むので、
グループで協力して手分けして答えを探していきます。


みんなは学校から「デジタルカメラ」を持って来ていました!
活動の様子や気になったこと、ホタル学校の展示物などを撮影し、
総合学習のまとめに活用するとのこと!

慣れない手つきでしたが一生懸命撮影していました!

答えが全部見つかったら教室に集まって答え合わせと解説を聞きます。
解説をよく聞いて、ホタルや身近な自然のことについて理解を深めました。


3つ目のプログラムは「ハンプティ・ダンプティ」です。

まずはそれぞれ好きな動植物など自然の写真(A4サイズ)を1枚選びます。
なぜそれを選んだのか、どんなところが好きなのかなどを聞きます。

そして「その好きな自然がもし壊された(いなくなった)となるとその原因は?」
という問い掛けについて考えてもらいました。

みんなの表情がだんだん曇っていきます。
好きな自然が壊されるのは悲しいことです。


写真の裏には16ピースに分割できる線が引いてあります。

「今からみんなには自然を壊してもらいます。
線に沿ってハサミで切ったら、パズルのように
もう一度元の写真に戻してください!」

壊された自然の「復元」を写真を使って少し体験します。


時間内に元に戻せた(パズルが完成した)子もいましたが、
よく見てみると切った線は残ったままです。(当然ですが)

一見、元通りになったようでも、まだ完全には戻っていないことなどを学びます。

この体験を通して、自然を壊すことは簡単であっても、
復元することはとても難しく、時間が掛かること、
努力しなければいけないことなどを学びました。


最後は鳥川ホタルの里の探検です。
時間に限りがあるので、今日は「トヨトミ梨」を見に行くことにしました。

途中、平成の名水百選の湧水群の一つ「大岩の水」を見学しました。
みんなは「冷た~い!」と言って順番に触っていました。

きれいな湧き水がホタルの生息環境を支えているのだということを知りました。


第二東名の工事の様子も見ながら、市の天然記念物「トヨトミ梨」に到着です。
鳥川のまちを、自然を見守るように立っています。


世界でたった一本、ここにしかない珍しい木であることを伝えると
「えー!すごーい!」とみんな驚いていました。

みんなは学校から持参した環境教室専用のノートに
思い思いにホタルの里の自然について書き込んでいました。


最後はホタル学校に戻って記念撮影です。
半日がアッという間に過ぎてしまいましたね。

みんなの心にはどんなことが印象に残ったかな?
これからも身近な自然を通して、自然を大切にする気持ちを
育んでいってもらいたいと思います。

またぜひホタル学校に遊びに来てくださいね☆



撮影日  平成26年6月19日(木)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:10鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2014年06月22日

ホタル学校で環境教室!「豊富小学校」4年生が来校しました!


平成26年6月18日(水)、ホタル学校に豊富小学校4年生が来校し、
環境教室を実施しました。

4年生のみんなは、学年そろってのホタル学校は初めてでしたが、
「ホタル学校に来たことある人は?」と聞くと半分以上の子が手を挙げてくれました。
4年生になって、学校でホタルのことについての学習をしているとのことで、
今日はさらにホタルや自然のことについて色んなことを知ってほしいと思います!


まずはワークシートを持ってホタル学校の展示物の中から
答えを探す活動をします。(グループワーク)

回る展示室は1階の「ホタルの里」、2階の「ホタル教室1」です。
建物は大きくありませんが、展示物はたくさんあるので、
シートに書かれた問題がどこに紹介してあるのか
グループで協力して探していきます。


みんな真剣な表情で取り組んでいます。
ただ答えを書き込むだけでなく、文章を最後まで読み、
理解するようにしましょう!

早く見つけることよりも、じっくり読んで覚えることが大切です。


教室に戻って答え合わせをし、詳しい解説を聞きます。
ホタルはとても小さな生き物ですが、その生態は不思議に満ちていて、
謎がいっぱいです。少しずつホタルのことを理解していきます。


4年生のみんなは、これまでの学校での取り組みで
「水のつながり」についても学んできたとのことで、
次のプログラムは「水のことば」を行いました。

各グループに大きな模造紙と「水のことば」シールが配られ、
つながりがあると思う言葉を線でつなげていきます。
例えば「ゲンジボタル」と「川」、「雲」と「雨」といった感じで、
たくさんある水の言葉を貼り付け、どんどん線でつないでいきます。


コツをつかむと、次から次に水の言葉シールが貼られ、
線でつながれていきます。
グループ内では「これとこれとがつながるよ!」
「こっちの言葉とそっちの言葉もつながるんじゃない?」
といった感じで白熱した議論が繰り広げられていきます。


今日はあまりじっくりと時間を掛けられませんが、
それでもグループごとにそれぞれ独特の水の言葉のつながりが完成しました。

ここからは各グループによるプレゼンテーションです。
------------------------------------------
・どんな言葉を中心に考えていったか?
・今日初めて気づいた水のつながりとは?
・難しかったところは?
------------------------------------------
など、順に発表してもらいました。


いくつかのグループは「川」を中心に水の言葉をつなげていきました。
さすがは小学校の近くに「学校川」のある豊富小学校!
川に対する意識の高さを実感しました。

とにかく短時間にも関わらず、
どのグループもたくさん水の言葉シールが貼られ、
たくさんの線が伸びていて驚きました!


発表も大切な学習の一つです。
自分の思い(意思)を自分の言葉で伝えることはとても大事な訓練です。
みんな始めは少し恥ずかしそうでしたが、クラスメートが真剣に聞いてくれるので
発表の熱も少しずつ増していきましたね!


最後は外に出て「川の生き物調べ」です。
外は少し雨が降っていましたが、みんなは川に入る準備は万端だったので
準備をして外の渡り廊下に集合し、川に移動しました。

給食に間に合うように学校に戻らなければいけないので、
十分に時間を掛けることは出来ませんでしたが、
それでもみんなは一生懸命川の生き物を探し、
捕まえた生き物を観察用のケースに入れていきました。


最後にどんな生き物を何匹捕まえたかを記録シートに書き込みました。
サワガニ、トンボのヤゴ、カワニナ、カワムツ、カワヨシノボリ、
トビケラの幼虫、カワゲラの幼虫など、少ない時間でしたが
色々な川の生き物を確認することができました。


ホタルを始め、「水」のつながりを考えながら
川の生き物調べも行い、色んな体験を通して
身近な自然のことを知ることができたと思います。

自然を守る・環境を良くするなど、こうした体験を通じて
自分なりの答え(目標)を見つけてもらえると嬉しいです!

またぜホタル学校に遊びに来てくださいね。待ってます☆



撮影日  平成26年6月18日(水)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:06鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2014年06月21日

第3回「ホタルマスターファミリー講座」を開催しました!


平成26年6月15日(日)、第3回「ホタルマスターファミリー講座」を開催しました。
講師はお馴染み「自然・環境学習実践隊」の皆さんです。

今回のテーマは「ホタル発光の謎調べ」で、
1部・2部に分けて行います。

第1部では、たくさんのゲンジボタルが生息している鳥川(とりかわ/河川名)の様子を調べ、
休憩をはさんで第2部では明るいうちに調べた鳥川沿いを歩き、ホタルの飛翔を観察しながら
ゲンジボタルがどこにいるのか、どんな環境を好むのかなどについて調べていきます。


まずは復習を兼ねながら11問のクイズにチャレンジします。
ただ教えられたことを記録するのでは環境学習にはなりません。
自分で答えを予想し、シートに書き込みます。


次にシートを持ってホタル学校内の展示の中から答えを探していきます。
展示物を漠然とみているだけではなかなか頭に入りません。
テーマ(質問)を持って意欲的に探すことで答えが自分のものになります。

少し難しい問題もあり、家族で協力しながら一つずつ取り組んでいきます。


「第1期生」の健太郎君、妹のあやのちゃんも昨年度に引き続き参加し、
積極的にホタルの学習に取り組んでいます。

健太郎君は自宅近くの川のホタルを何とか増やしたい!と考えています。
この講座を通してホタルの生態や生息条件など、さらに学習を深めていきます。


今回、シートに書かれた問題の答え合わせは特にしません。
それは自分の目で見て答えを探求していくためです。
この第3回は講座全体(全6回)の中の核となる回で、
ここでホタルや自然に関する色々な発見や気づきを通して、
今後の自由研究のテーマを決めていきます。

室内での講義の後は川の様子調べです。
ホタル学校から下流300mほどの区間を5つに分け、
ホタルがどのような環境を好んで生息しているのかを考え、記録していきます。


同じ「川」といってもその様子は10m進むだけでガラッと変化します。
この辺りは川の中に草も生えていてホタルがたくさんいそうですね。
でも、川の周辺には昼間に休める樹木がほとんどなく、
車のライトも当たりそうですね。


記録ポイントを変えていきます。
この当たりも流れは緩やかで、川も自然の形態が保たれています。
川の中をのぞくとゲンジボタルのエサとなる「カワニナ」もけっこういます。
土手の土も「サナギ」になるための場所として適しているように思われますが、
ここもやはり周りに樹木がありません。


河合中学校自然科学部の白井君が、樹木の葉っぱの裏で休んでいた
ゲンジボタルのメスを見つけました。夜であればすぐに見つかるホタルですが、
明るいうちは葉の裏に隠れて休んでいるので、そうそう見つけることはできませんが、
さすがは白井君!学校でのホタル学習の成果が現れましたね。

みんなは興味津々でホタルを観察しました。
急に起こされたホタルはビックリですが、後で同じ場所にそっと戻しました。


さらに進んでポイントを変えていきます。
1年生・2年生の子も自分で見たことを自分の文字でしっかり記録しています。
川の断面を記録するシートには、川底の様子から川の中の草、
土手、周辺の樹木など、ポイントごとの地形を絵にしていきます。

また、気づいたことや不思議に思ったことなども書き込んでいきます。


ここは、これまでのポイントとは全く違いますね。
水の流れも緩やかで安定しています。
川底には幼虫が隠れるのに適した石がたくさんあります。
成虫が昼間休むことができる樹木もいっぱいあります。

これまで漠然と見ていた川に、こんなにも変化があるのだと気づきました。
果たして夜にどの区間でホタルがたくさん見られるのか、
暗くなるのが待ち遠しいです!


葉っぱの裏で休んでいるゲンジボタルを見つけました。
天敵から身を隠すのと、昼間の暑さから身を守るためと思われますが、
昼間のホタルを見つけるのには苦労します。


夕食をはさんで第2部の始まりです。
明るいうちに歩いて記録した各区間をもう一度歩き、
ホタルがどれくらい飛んでいるかを確認していきます。

明るいうちに川の様子をじっくり見ていたので
ホタルが少ない理由・多い理由が少しずつわかってきました。

でも、昨年発生が少なかったポイントが今年は多い!
ということもあって、自然界の不思議さと答えは決して一つではない
と考えさせられました。


みんなで記念撮影です。
みんなの目・心に「ホタル」はどのように写ったことでしょうか?

今日体験したこと・学んだことをしっかり記録し、
「なぜ?」「どうして?」という疑問を、これから探っていきましょう!


次回7月はホタルが生息している川の生きもの調べです。
ホタル以外の川の生きものを調査し、また水質なども調べます。
そして夏休みの自由研究に向けた講義もありますのでお楽しみに!

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◆第1回の様子…http://sizentaikennomori.boo-log.com/e266743.html
◆第2回の様子…http://sizentaikennomori.boo-log.com/e269790.html
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撮影日  平成26年6月15日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 14:35鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2014年06月20日

にぎやかに開催!「鳥川ホタルまつりイベント」


平成26年6月14日(土)、鳥川町にある「ホタル学校」で
第6回「鳥川ホタルまつりイベント」が開催されました。

昨年、一昨年と連続して雨に降られたホタルまつりでしたが、
三度目の正直と言いましょうか、この日は最高の天気に恵まれ、
1,000人を超える人たちで賑わいました。

まずは主催者である「鳥川ホタル保存会」の松田会長様が
開会の挨拶をされ、続いて来賓の方からご祝辞をいただきました。


最初のプログラムは「ホタルのふしぎ」と題した講演です。
岡崎市上下水道局水道浄水課の秋元課長様から、
クイズなどを交えたホタルについてのお話をしていただき、
知っているようで実は謎が多い「ホタル」の生態や
観賞マナーなどについてメッセージをいただきました。

このお話のおかげでホタルを観察する時の印象が
随分と変わってくることと思います。楽しみですね!


ゲンジボタルの幼虫は「カワニナ」という水生の巻貝を食べます。
では成虫になってもカワニナを食べる?という問題です。

答えは「×」

成虫になると葉っぱなどについた夜露(水)を飲むだけで
何も食べません。幼虫時代に沢山のカワニナを食べて
栄養を付けているのですね。

こういった感じでクイズが展開され、会場の皆さんにも
参加していただきながら楽しくホタルについて学びました。


ここからはコンサートの始まりです。
八丈島出身のシンガー「Kaname」さんの登場です。

今は愛知県を拠点に音楽活動中で、
ゆったり楽しく、日々の暮らし、出会いと
自然や人のぬくもりに感謝しながら歌っているとのこと。
指先から七色の音色あふれるギターGomi ちゃんと共にライブを展開中。


今日は旦那様と小さなお子様を連れての参加で、
心温まる優しいメロディーに癒しを感じるひと時でした。

Kanameさん、本当にありがとうございました!


ここでちょっとブレイク!

鳥川沿いや県道沿いに沢山の「アジサイ」がきれいな花を咲かせています。
実はこれ、地元の方や旧「鳥川小学校」の子供たちが車のヘッドライトの明かりを
少しでも軽減してホタルの生息環境を守ろうとのことで植えられたものなんです!

※人工の光は、光で互いに交信するゲンジボタルの繁殖活動を阻害してしまいます。

ホタルの里の景観を崩さず、人の目にも優しく、
6月の鳥川を彩る大切な存在です。
鳥川を歩かれる時は、ぜひアジサイも観賞してみてください!


2組目は「岡森フォレスターズ」の皆さんです。

皆さんは「岡崎森林組合」の職員さんです、
「鳥川を含むこの山々が僕らの職場です!」
と紹介してくれました。

山の詩にギター、ジャンベ、カホンの構成で、
ノリのいいアコースティックバンドで、
会場との一体感はますます高まっていきました。

岡森フォレスターズの皆さん、本当にありがとうごさいました!


内田市長が駆け付けてくださいました。

「岡崎はホタルのまち。これからも市民の皆さんと一緒にホタルを守っていきましょう。」
とご挨拶をいただきました。お疲れのところ本当にありがとうございました。


無事にコンサートも終了し、閉会の挨拶のあとはお楽しみ「猪汁」の振る舞いです。
ちょうどお腹も減ってきた時間帯で、大鍋には長蛇の列ができていました。

※何と「猪汁」は無料です!


イノシシの肉ってちょっと硬い?クサみは?
いえいえ!鳥川特製の猪汁は最高です!
お肉は柔らかく、生姜がたっぷり入っていて
大人も子供も大満足でした!

調理にたずさわってくださった地元の皆さん、
本当にありがとうございました!


猪汁の列はかなり続いていました。
今日は沢山の方に鳥川の味を堪能していただき、
これもまた一つの良い思い出になったのではと思います。

そして時計は7時半を回り、ホタル観賞に向かう時刻となりました。
この日は天気もよく適度な湿度で、沢山のホタルの光の舞が見られました。

また来年も、10年後も、そして100年後の未来の人たちも
この美しいホタルの舞が見られるとうれしいですね☆


イベントを運営してくださった地元の皆様、関係者の皆様、
そしてホタルまつりにご参加くださった皆様、
本当にお疲れ様でした。ありがとうございました!




撮影日  平成26年6月14日(土)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:33鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2014年06月19日

竹で作る「色紙掛け」制作奮闘記!


平成26年6月17日(火)、おかざき自然体験の森で
竹細工「色紙掛け」作りプログラムを実施しました。


講師は市民活動団体「たけのこ」の津田さん(写真の男性)です。
今年度から津田さんを講師に「竹細工」のプログラムを実施していきます。
津田さん、よろしくお願いします。


今年度の竹細工は、参加者の皆さんに材料の調達から
材料作りも体験してもらい、より深く作品作りに関わってもらう
プログラムを組んでいます。

まず、ビオトープに行って、色紙掛けの周りを飾る
クズのつるを採集しに行きました。
アシ林の中に入って、クズのツルを取るのは大変です!


管理棟に戻っての最初の作業は
竹をまず1mに切り取ります。
2人1組で協力して切ります。


灰をつけた布でしっかりこすり、汚れを落とします。


灰を流し落とせば、竹の油抜きの完成です!


油抜きの終わった1mの竹を
半分に切って50cmの竹にします。


50cmの竹をなたで割ります。


割った竹を薄く裂いて、ひごを作ります。
節の位置がみんな同じだと、趣のない色紙掛けになるので、
割った竹を交換して、節のそろってないひごを作ります。

ひご作りは、なたの力加減が難しく、
根気のいる作業です。
お昼までの1時間ほど、
午後の作業も2時間ほどひごづくりに取り組みました。


できたひごを持って管理棟に移ります。
講師からひごの編み方の実演をしてもらいました。


竹ひごを交互に編んで、色紙掛けのおおよそができました。


色紙掛けの仕上げに入ります。
朝採ってきたクズの皮を色紙掛けの周りに巻きつけて完成です!
クズの採集、竹切りから竹を割って、
裂いてのひご作りを通して、
色紙掛け作りを体験した有意義な1日でした。
ご参加くださった皆さん、大変お疲れ様でした。


「竹で編む色紙掛け」つくりは、
7月17日(木)にも予定しています。
興味を持たれた方は
ぜひご参加ください。お待ちしています!



撮影日  平成26年6月17日(火)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
撮影者  ながた
投稿者  あだち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:58おかざき自然体験の森

2014年06月18日

ゲンジボタルはどこで産卵する?(ホタルサポーター活動)


毎月1回、ホタル学校で「ホタルサポーター活動」を実施しています。
ホタル生息地の保護・拡大を目指した人材育成事業の一つで、
全国ホタル研究会顧問・ホタル学校名誉校長の古田先生が講師を務めています。

平成26年6月10日(火)、この日の活動は夜7時からスタートしました。
ちょうどゲンジボタルの舞が見られるこの時期に、ベールに包まれた
ホタルの「産卵」について学習し、暗くなったら実際の産卵場所に移動して
産卵を観察しようと試みました。


日本に生息しているゲンジボタルは、東西でその生態が少し違います。
光の明滅間隔もそうですが、産卵の仕方も異なります。
東日本のゲンジボタルのメスは個々に産卵場所が違いますが、
西日本のゲンジボタルは集団産卵といって、30~40頭が
一か所に集まって産卵します。その理由は未だに解明されていません。

産卵場所は、上の写真のように川の渕の土がえぐれた所に生えたコケの中です。
その上部は樹木などで適度に覆われ、コケが乾燥するのを防いでくれます。


矢印のような所の垂直、もしくはえぐれた部分の天井のコケの中に
たくさんの卵を産み付けます。(もちろんコケは常に湿っています)

※1頭のメスは500~1000個ほどの卵を産みます。


生きたコケがあり、西日が当たらない場所(朝日は大丈夫!)で、
水面からの高さは最低でも10cm、最高では2mの所に産み付けます。

これは川の増水時に卵が流されないようにするためのものと考えられ、
一説には増水を予知する能力があるのでは!?とも言われていますが、
これもまたゲンジボタルの神秘的な生態の一つと言えます。


私は鳥川で初めて産卵に適したコケの場所を観察しましたが、
確かにここならじきに交尾を終えたメスが飛来して卵を産んでくれるのでは!と思いました。
(古田先生いわく「おそらく産卵は6月15日以降になるのでは」との予想)

古田先生が昭和41年から調査し記録した男川・乙川流域における
産卵位置(高さ)と洪水(増水)があった年を比較してみると、
確かに増水した年の産卵位置は70cm~120cmと大変高く、
何かしらの察知能力が備わっているか、遺伝的な情報が蓄積されて
産卵位置を明確に変えているのではないか?と考えられます。
こういった部分の研究調査も、ホタルの生態を探る一つの要素と言えます。


上の写真が集団産卵の様子です。
メス同士は互いに争うこともなく、的確にコケの中に卵を産み付けます。
そして孵化(ふか)した直後に幼虫が川に入って(落ちて)生活ができるようになっています。

鳥川ホタルの里は、昨年9月の台風により川が氾濫しましたが、
それでも今年、たくさんのホタルが発生し、私たちを楽しませてくれています。
濁流と化した川底でどのように避難しているのかも謎ですが、
ある程度、自然の変化に対応する術を持っていることは明らかです。

ホタルの保護、また、生息地拡大の鍵の一つが「産卵場所」の確保です。
そういった自然が形成され、ホタルが安心してすめる場所作りが、
ひいては人間が安心・平穏に住むことができる
環境作りの一つではないかと思います。

水質・川底・エサ(カワニナ)・飛翔空間・周辺樹木などに加え、
産卵場所もゲンジボタル生息に欠かせない重要な要素です。
これからもこれらの必要要素を調査しながら、
よりよい環境の保全に努めていきたいと思います。



撮影日  平成26年6月10日(火)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 23:21鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2014年06月16日

体験の森の管理棟周辺で見られる初夏の花々


(平成26年6月14日)

コマツナギの赤紫色の花が見ごろを迎えています!
※管理棟手前(写真左の背丈ほどの植物)


コマツナギを漢字で表すと「駒繋」となります。
コマツナギの名前の由来は、枝が丈夫で、
馬を繋ぐことができるとも、
マメ科の植物で馬の大好物で、
馬がその場から離れようとしないことからとも言われています。

コマツナギの花の期間は長く、9月ごろまで見られます。


百葉箱の下の斜面に
淡いピンク色の「ネジバナ」が咲き始めました!


ネジバナは名前の通り、ねじれて
花が下から上に咲いていきます。
ちなみにねじれ方は、右巻き、左巻き
両方あるようです。


管理棟前の竹の支えには
「ウマノスズクサ」が巻きついて伸びています。


ウマノスズクサの名前の由来は、
葉っぱの形が馬の顔に似ていたり、
花(写真中央のラッパのような形のもの)の形が、
馬につける鈴に似ていたりすることからです。

また、ウマノスズクサは有毒植物ですが、
ジャコウアゲハというチョウの幼虫の食草になっています。


(ジャコウアゲハ:撮影 安藤 ひろみ 氏)

ジャコウアゲハのオスは、
ビロードのような光沢のある美しい黒色のチョウです。
岡崎市内でジャコウアゲハが見られるのは、
矢作河原の一部などですので、
ぜひ体験の森へお越しの際は、
食草園などで、美しいジャコウアゲハを観察してみてください!



撮影日  平成26年6月14日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:19おかざき自然体験の森

2014年06月15日

ホタルはどうすれば上手く撮影できる?写真教室を開催!

平成26年6月8日(日)、ホタル学校で写真教室「ホタルを写そう」を開催しました。
講師は中日写真協会理事の萩原弘さん、幸田文化協会の清田正真さんです。

・第1回…6月8日(日)
・第2回…6月22日(日)


ホタル学校がオープンして以来、毎年開催している写真教室ですが、
ホタルの写真撮影は大変難しく、ホタルの生態も知っておく必要がありますので、
そのことも含めて写真教室を進めていきます。


昨年度の入賞作品を参考に見ながら、
風景写真として撮影する場合と、芸術的な写真を撮影する
2タイプの撮り方があると教えていただきました。

川の様子がしっかりわかるように、川幅や奥行きなどを考え、
明るいうちに撮影したいと思うポイントを決めておくことが大切とのこと。


今回は写真を始めたばかりの方や、
ホタル撮影は初めてという方も多く、
カメラの設定方法(※)について
その時の状況に応じた設定についてアドバイスをしていただきました。

(※)絞り、感度(ISO)、ホワイトバランス、シャッタースピード、撮影時間など


室内での講義の後は野外実習です。
写真撮影に絶好のポイントに場所を移し、各自カメラをセットします。
ホタルの飛翔はもちろんのこと、周囲の自然の様子や川の流れなどを見て
構図を決めていきます。これがなかなか難しい!


だんだん暗くなってきました。
暗くなるとカメラの設定の時に設定数値などが見えないので
少しだけ手元を照らす小型の懐中電灯があると便利です。
※ホタルに人工の光は向けないこと。

時間は夜8時を過ぎ、いよいよホタルが活発に飛び始めました。
第1回目の今日は基本的な撮影方法を学び、
とにかくシャッターを切っていきます。
どうしたらホタルが写るのか、どんな風にホタルが写るのかなど、
お互いに撮影した画像を見ながら話が盛り上がりました!
(今はデジカメが主流なので撮った画像がすぐに確認できて便利ですね)

先生いわく「難しいのは月明りに応じたISO感度の調整です」とのこと。
真っ暗な日はISOを1000~1200、
月明りが明るい時は200~400に下げて撮影するとのことで、
あとは経験値を積んで何度も通ってチャレンジすることが大切だと
教えていただきました。


↑ 画像をクリックするとPDFで開きます

ぜひ皆さんもホタルの撮影にチャレンジしていただければと思います。
また、ホタル学校では「ホタルのフォトコンテスト作品募集」も実施しています。
ぜひご応募ください。お待ちしています。


◆ホタルのフォトコンテスト作品募集要項(チラシ)はこちら
http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/download/hotaru26_photocon.pdf

◆平成25年度のフォトコンテスト入賞作品はこちら
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e242971.html



撮影日  平成26年6月8日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 08:24鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2014年06月14日

ホタル学校講演会「光といのち」を開催しました!


平成26年6月7日(土)、ホタル学校で講演会「光といのち」を開催しました。
講師は、名古屋工業大学大学院工学研究科教授の神取秀樹先生です。

神取先生は、「光受容タンパク質におけるエネルギー変換・情報交換の機構解明」を
テーマに研究されておられ、生物が光をどのように利用しているのか、
人間はどのように色を見分けているのかなど、
段階的にわかりやすくお話いただきました。


前半は「光」とは何か、いのち(生命体)とは何か、
光と音の違い、五感を司る遺伝子の数などについてお話いただきました。


また、様々な生き物の「視覚」の研究が進み、
代表的な生き物が実際にどのような光センサー(明暗視)を備えていて
色を認識しているかなど、大変興味深いお話を伺うことができました。

特に体の色などがカラフルな生き物は色を見分けられ、
哺乳類は色が見分けられず、白黒で見えているということでした。


おそらく世界中で神取先生の研究室でしか実施されていない研究ということで、
興味深くも難しいテーマではありましたが、所どころクイズが出題される場面もあり、
楽しみながら聴くことができました。

[クイズの一例]
Q.光学顕微鏡はどのくらい倍率を上げられるか?(製作費用は惜しまないとして)
  1.2千倍
  2.2万倍
  3.20万倍
  4.無限大

A.2千倍まで
(光の波長は0.8~1.4mmのため最大で2千倍までしか上げられない)


また、遺伝子とは分子に刻まれた生物情報であり、タンパク質を作るためにあり、
人の遺伝子は3万2千個(最近の研究では2万個と言われている)あるが、
視覚遺伝子は3個、聴覚は1個、味覚は30個と想像以上に少ないが、
それらの遺伝子は遥かに多くのことを識別することができ、
特に嗅覚においては1000個も遺伝子があり、
生存に必要な部分ほど遺伝子が多いのだと知ることができました。


また、ノーベル賞を受賞された下村先生の「オワンクラゲ」の発光についてや、
ゲンジボタルの発光についてもふれられ、研究が進んだ現代では
それらの発光のメカニズムを医療分野などに応用し、
特定のタンパク質(ガン細胞など)を光らせて発見するなど
長きにわたり未知の領域であった生物に備わっている能力の応用が
ますます期待される時代へと突入してきました。

最後に神取先生は「これまでは光の観察の時代でしたが、
これからは光の『操作』の時代になり、再生医療や工業など
様々な分野での応用が期待される」とまとめていただきました。

ホタルも、人間自身の身体能力や構造なども、
まだまだ解明されていないことはたくさんありますが、
様々な研究を通して生物の驚くべき能力を知ることができます。

これからも身近な自然を通して
不思議を探っていく取り組みを続けていきたいと思います。

神取先生、そしてご参加いただきました皆様へ
この場をお借りしてお礼申し上げます。
誠にありがとうございました。


◆ホームページ「神取研究室」
http://www.ach.nitech.ac.jp/~physchem/kandori/index_j.html



撮影日  平成26年6月7日(土)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
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2014年06月12日

野イチゴって甘い?すっぱい?


平成26年6月8日(日)

梅雨入り前後のこの季節、わんParkでは初夏のお楽しみイベント
「ノイチゴ摘みに行こう」を開催しました。


予約はキャンセル待ちが出るほど!なのですが、
実はみなさん、ほとんどノイチゴについては知らないとのこと。
まずはしっかり勉強してから野イチゴ摘みに出発します。


実りの森に入ると、すぐに赤い実が目につきました。
これってノイチゴ???


いえいえ、こちらは「ヤマグワ」です。(う~ん美味しそう!)
実りの森には、ほかにもビワやアンズが実り、
クリが咲いています。

こうした実りの森の野生の果実もしっかりと観察しました!


今年「実りの森」に実ったノイチゴは、
ヒヨドリがかなり食べてしまったこともあり、
みなさんを別の場所にご案内して、
ぞんぶんに摘んでいただきました。

スーパーに売っているイチゴには
サイズも甘さも及びませんが、
野性の味覚は十分に味わえたみたいですね☆



撮影日  平成26年6月8日(日)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)にて
投稿者  ナリキヨ


ふたば でっかい原っぱで遊ぼう! ふたば 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)
HP:http://www.morinoeki.jp/wanpark01.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:41わんPark(こども自然遊びの森)

2014年06月11日

昔ながらの稲作体験「すげ縄作り・ヤゴを探そう」を実施しました!


平成26年6月8日(日)、おかざき自然体験の森で、
雨で順延になった昔ながらの稲作体験
「すげ縄作り・ヤゴを探そう」を実施しました。

参加者の皆さんは、田んぼの北の管理道脇の広場で、
今日の作業の仕方を森の職員から聞きます。


5月17日(土)の田植えから1ヶ月近くが経ち、
草が少し生えてきました。その草を手で取っていきます。


小学生は「除草機」という道具を使って草を取ります。
少し大きくなってきた稲の苗の間を、
重い道具を押しての草取りです。

お米作りの大変さを身をもって体験していきました。


田の草取りは、小さい子は手で取って、
少し大きい子は除草機を使って取りました。

自分の背より除草機の持ち手が高く、
これを押すのは一苦労です。

1時間ほどで草取りを終えました。
子どもたち、みんな本当にありがとう!
そして、お父さん・お母さんお疲れ様でした。


草取りが終わると、いよいよお待ちかねの「ヤゴを探そう!」です。
タモ網を持って、みんな必死にヤゴを追いかけます。


タモに入ったヤゴを見せ合います。
「どれどれ、何匹いるかな?」


捕まえたヤゴを水槽に入れてじっくり観察です。
トンボやカエルなど、水辺の生き物にとって
「田んぼ」は大切な生息地なんですね!


続いて「すげ縄」作りをします。
職員からすげ縄のない方を教えてもらいます。


すげ縄をなうにはコツが要ります。
見本のような「すげ縄」をなえるように、みんなコツを覚えて帰ってね!
(作ってくれたすげ縄は森のイベントなどでたくさん使います)


梅雨の晴れ間の蒸し暑い中、田の草取り、
ヤゴ探し、すげ縄作りと盛りだくさんな半日を過ごしました!

今後の「昔ながらの稲作体験」プログラムは、
7月5日(土)の「田んぼの手入れ・ザリガニを探そう!」
を含め4回あります。

機械や農薬、化学肥料を使わない
昔ながらの稲作プログラムにぜひご参加ください。
皆さんの参加をお待ちしています!



撮影日  平成26年6月8日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
撮影者  すずき
投稿者  たけうち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 12:12おかざき自然体験の森

2014年06月11日

「鳥川ホタルまつりイベント」開催のお知らせ

皆さんこんばんは!

日に日に初夏の日差しが増してきましたね。
「蒸し暑いのは苦手…」という方も多いかと思いますが、
そんな日こそ「ゲンジボタル」は活発に飛び交いますので、
ぜひ「鳥川ホタルの里」に足をお運びいただければと思います。

◆「鳥川ホタルの里ほたる情報」
(毎日ホタルの飛翔数を更新しています!)
http://www.morinoeki.jp/hotaru_20.html


さて、いよいよ今週末(平成26年6月14日(土))は
「鳥川ホタルまつりイベント」が開催されます。
※上の画像をクリックするとPDFが開きます。

ホタル学校がオープンしてから3回目となる今回は
何とか天気は晴れそうでホッとしています。

過去2年はことごとく雨…まぁ梅雨時ですから仕方ないとも思いますが、
今年は何とか外(運動場)で開催出来そうです。

夕方5時にスタートし、まずはホタルクイズなどを交えながら
ホタルについて楽しく学び、その後、2組のアーティストによる
コンサートが開催されます。


最初に講演会「ホタルのひみつ」と題して、
岡崎市上下水道局水道浄水課の秋元課長様に
ホタルについてお話をしていただきます。
(ホタルクイズあり)

秋元様は、ホタル学校での環境学習イベントの講師として
これまで何度もお越しいただいており、
ホタルやホタルを取り巻く「水環境」の大切さなどについて
楽しく、わかりやすくお話していただきます。


Kaname
八丈島出身で、今は愛知県を拠点に音楽活動中です。
ゆったり楽しく、日々の暮らし、出会いと自然や人のぬくもりに感謝しながら歌を歌う。
指先から七色の音色あふれるギターGomi ちゃんと共にライブを展開中。


岡森フォレスターズ
岡崎森林組合の職員によるバンド「岡森フォレスターズ」
山の詩にツインギター、ジャンベ、カホンの構成で、
ノリのいいアコースティックバンドです。


コンサート終了後は、鳥川町特製の「猪汁」の振舞いがあります。(数量限定)
そして暗くなったらホタル観賞に行きましょう!

おそらく今週末から来週にかけてがピークになると思います。
それと平行して当然ホタルを見に来る人の数も多くなりますので、
お時間に余裕を持ってお出掛けいただき、交通安全には十分に
お気をつけてお越しください。


鳥川ホタルまつりイベント
--------------------------------------------------
開催日時:平成26年6月14日(土) 夕方5時~7時30分頃
開催場所:岡崎市ホタル学校(TEL:0564-82-3027)
主催団体:鳥川ホタル保存会

◆スケジュール◆
・開会挨拶、来賓挨拶
・講演会「ホタルのひみつ」(講師:岡崎市上下水道局水道浄水課 課長 秋元義也 氏)
・コンサート(Kaname・岡森フォレスターズ)
・猪汁の振舞い(無料)
・ホタル観賞


お問合せは「ホタル学校」まで!
http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html


◆「鳥川ホタルの里ほたる情報」
(毎日ホタルの飛翔数を更新しています!)
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 00:01鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2014年06月10日

生物が多様な森を目指して!「ビオトープボランティア」


平成26年6月8日(日)、おかざき自然体験の森のビオトープと食草園で
ビオトープボランティア活動を実施しました。

市内の企業から10名、市内の中学校に通う中学2年生の男子生徒、
そしていつも参加してくださる方の計12名で行いました。

梅雨の晴れ間の蒸し暑い日の活動、本当にありがとうございます!
まず、ビオトープを開設していただき、これまでビオトープの維持管理を
指導してくださっている岡崎市動植物調査会の永井先生から、
今日の作業について説明をしていただきます。


ビオトープから流れ出る水路は、
オニヤンマなどのトンボの産卵場所です。
トンボの産卵に適した水路にするよう
水路の両側1メートルほど葦(アシ)を刈り取ります。


水路の付近はぬかるんでいて足を取られ、
刈り取りはなかなか大変な作業です。


刈り取ったアシを運ぶのも一苦労です。
でも若者の力はすごいですね!


食草園では、チョウの食草を残して
草を刈るよう永井先生から説明を受けました。


大人の腰くらいまで伸びたカモジグサを刈り取ります。
腰をかがめての作業は大変です。

参加者皆様のご協力により、
きっと真夏には「ジャコウアゲハ」などの
美しいチョウの飛翔が見られることでしょう。


1時間ほどの作業の後、
アカメヤナギの木陰で休憩です。
永井先生の即席の動植物講習会の始まりです。


体験の森のビオトープでは、
市内にほとんどいなくなった天然のメダカや
絶滅危惧種で豊田市などでは天然記念物に指定されている
カワバタモロコことなどが生息していることを教えていただき、
とても興味深いものでした。


市内の中学校に通う都築君は、
アシの葉っぱで船を作り、ビオトープに浮かべました。
小学校で教えてもらった伝承遊びの一つで
里山の森にぴったりです!


お母さんに抱っこされているのは、
1歳7か月のつくみちゃんです。
よちよち歩きですが、ボランティア活動に参加されているお父さん、
お母さんに落ちているアシの枝を手渡してくれるなど
お手伝いをしてくれました。ありがとうね!


2時間ほどの作業で
刈り取ったアシがうず高く積み上げられました。


水路の周りのアシがすっかり刈り取られました。
これでトンボの産卵が進んでくれることを期待できます!

ビオトープにたくさんのトンボが飛び交う光景を思い浮かべます。
企業から10人もの参加者があり、蒸し暑い中、
ビオトープボランティアの作業がとてもスムーズにできました。
本当にありがとうございました。

ビオトープボランティアは申込不要で、
毎月第1日曜日の午前9時~12時までです。(管理棟集合)
団体で参加されるときは、事前にお電話いただけるとありがたいです。
(道具の準備などがあるため)

引き続き皆さんのご参加を心よりお待ちしています!



撮影日  平成26年6月8日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 13:19おかざき自然体験の森

2014年06月09日

光の謎に迫る!「これで私もホタル博士!」開催レポート


平成26年6月6日(金)、おかざき自然体験の森で
岡崎市動植物調査会の竹内昭次(しょうじ)先生を講師にお招きし、
「これで私もホタル博士!」と銘打ったホタル観察会を開催しました!


まず最初はクイズです。
「ゲンジホタルはどれでしょうか?」
「はい!右から2番目です。」
「正解です。すごいね!」

小学校5年生のお兄ちゃんは正しく答えられて、
竹内先生もびっくりです!
クイズから子どもたちは、ホタルについてぐっと興味を持ちはじめます。

せっかくですので図に載っている他の3つ昆虫も教えてもらいました。
ハンミョウ、マイマイカブリ、タマムシです。
これも体験の森に多くいた昆虫ですが、
近年かなり減少しています。

「そうなんだ~」と、さらに自然に興味を深めます。


ゲンジホタルの模型です。(竹内先生の手作り模型)
大きな模型でホタルの体の作りがとってもよく分かります!


ゲンジホタルの模型の後は本物のホタルの標本です。
じっくり見入ってしまいます。


次にゲンジホタルの幼虫の餌になる
カワニナの標本を見せてもらいました!
けっこう大きな巻貝ですね。


今、見せてもらったカワニナは、
ゲンジホタルの幼虫には、大きすぎて食べられません。
そこで、カワニナの成長の様子の分かる標本を見せてくださいました。


ゲンジホタルの幼虫は、自分の成長に合わせて、
体の大きさに合ったカワニナを食べることがよく分かります。


また、普段私たちが見られないゲンジホタルの成長の様子を
貴重な写真で見せてくださいました。

まず、ゲンジボタルの卵の写真です。
「数百個を数日に分けて産むんだよ」と教えてくださいました。


次はゲンジボタルの幼虫の写真です。
幼虫の模型も見せてくださいました。
幼虫時代の姿はちょっと不気味ですね。


今度は、土繭(つちまゆ)の中に入ったゲンジボタルの蛹(さなぎ)です。
ホタルは成虫だけでなく、幼虫も蛹も発光します。
そんな発光している蛹の写真も見せてくださいました。


そして、室内での講習会のおしまいに、
岡崎市内のゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの
生息区域を教えてもらいました。

おかざき自然体験の森は、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3つが
同時に見られる数少ないスポットです。
これから始まるホタル観賞会に期待が膨らみます!


午後8時前

権現(ごんげん)池の下の沢にやってきました。
すぐ沢沿いに下りてくるゲンジボタルを発見しました!
さらに沢を下っていくと、黄緑色に光るゲンジボタルの飛翔に
子どもたちが歓声をあげました!

沢の下流に来ると、森の奥に鋭く光るヒメボタルを発見!
ヒメボタルは5月中旬から下旬ごろまでが見ごろですが、
この時期にヒメボタルを観察できて、とてもラッキーです!

観察場所をビオトープに移すと、ゲンジボタルより一回り小さく、
青白くはかなげな光を放つ「ヘイケボタル」が乱舞していました!
ビオトープの水面に映るヘイケボタルの青白い光も幻想的です。

ホタル観賞会では、およそ30分の間にゲンジボタル10匹ほど、
ヘイケボタル60数匹ほど、ヒメボタル1匹を観察できました。

参加者の皆さんは、しばしホタルの幻想的な飛翔を楽しみました。


これから6月中旬ごろがゲンジボタルの見ごろとなります。
曇っていて風が弱く、蒸し暑い日の夜、8時ごろから
ホタルは多く飛翔します。

そんな日を狙って、ぜひ「おかざき自然体験の森」へ
ホタル観賞にいらしてください!
ゲンジボタルとヘイケボタルの飛翔の競演が見られると思いますよ☆



撮影日  平成26年6月6日(金)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 17:52おかざき自然体験の森

2014年06月08日

「ホタルを通して水環境を考える」矢作川環境技術研究会発表レポート


平成26年6月5日(木)、名古屋市で開催された「矢作川環境技術研究会」で
「ホタルを通して水環境を考える」
と題した活動発表を行いました。

発表者は、ホタル学校の各種環境学習イベントで講師をしていただいた
水道浄水課長の秋元さん、自然・環境学習実践隊の光田さん、
25年度ホタルマスターファミリー講座修了生の
三浦ファミリー・皆瀬ファミリー、
そして私(環境保全課の山之内)の7名です。


当初、矢作川環境技術研究会事務局の方よりお話をいただいた時、
ホタル学校で実施した「ホタルマスターファミリー講座」の取り組みと、
その成果の一つとして両ファミリーの児童が取り組んだ
大変素晴らしい自由研究の内容を発表することにより、
ホタルを通した水環境の重要性を発信しよう!
とのこととなりました。


全体の進行を秋元さんが行い、
講座に参加した感想や各回の活動の様子などを
両ファミリーに発表していただきました。

特に子供たち自身の言葉と自由研究の発表を通して
何を感じ、どのように学習を進め、ホタルの生息環境を調査したか、
また、ホタルの生息に必要な条件とは何かを中心に展開していきます。


三浦健太郎君の自由研究では、
自宅近くの「小呂(おろ)川」を細かく調べ、
ゲンジボタルがたくさん生息する鳥川と比較しながら、
ホタルの生息条件を導き出していきました。


堂々と発表する健太郎君(根石小学校6年生)

真剣に講座に取り組みながら、自分の住む地域の河川を細かく調べ、
どうしたらホタルが増えるのかを考察しています。

もちろん家族の協力も不可欠で、
講座で学んだことがしっかり活かされていて
説得力のある発表でした。

学校では見事「金賞」の栄誉に輝きました!


皆瀬勇治君の自由研究は、
「ゲンジボタルが好きな環境はこれだ!」と題して
市内6つの河川の状態を細かく調べ、ゲンジボタルやカワニナの生息状況、
河川の状態、ゲンジボタルの生息に関わる問題点などを細かく調べ、
生息に必要な条件を3つにまとめあげました。


自信を持って発表する勇治君(美合小学校5年生)

勇治君は、ゲンジボタルの幼虫・カワニナの飼育(自宅で)に始まり、
ホタルが成育することの厳しさを実感した上で、各河川をくまなく調べ、
ずばりホタルの好む生息環境を導き出しました。

そして「未来の科学者賞」を受賞し、
今後のホタル保護活動に役立つ研究をしてくれました。

◆大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 生理学研究所の
ホームページで紹介されています。(未来の科学者賞2013)
http://www.nips.ac.jp/nipsquare/sknews/series/entry/2014/01/2013.html


最後は全員立って、一人ずつメッセージを発表し、
この美しい自然をいつまでも残していきたいと、
それぞれ想いの込められた言葉が述べられました。


ホタル学校の様々な取り組みの様子を伝えるパネル展示
(会場後方にて展示)

今回、このような素晴らしい発表の機会を与えてくださった
矢作川環境技術研究会に対しまして、心よりお礼申し上げます。
そして最後まで真剣にお聴きくださった会場の皆様にも
お礼申し上げます。

これからもますます「産官学」が一体となって
このかけがえの無い生態系を守り、保全していくための
行動(アクション)を様々な機会を通して
実施していきたいと思います。

そして真に「持続可能な社会の実現」を目指し、
一歩ずつ必要な取り組みをしていきたいと思います。


ホタルが結びつける人の輪(和)に感謝しつつ、
さらにこの輪を広げていきたいと思いました。

発表者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
また関係者の皆様、本当にありかとうございました。



撮影日  平成26年6月5日(木)
撮影場所 名古屋キャッスルプラザ(名古屋市)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:00鳥川ホタルの里(ホタル学校)