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2015年02月26日

「春の七草を探しに行こう!」開催レポート


平成27年2月21日(土)、3月中旬頃の暖かさのこの日、
おかざき自然体験の森で「愛知植物の会」主催の
「春の七草を探しに行こう!」プログラムを実施しました。


管理棟前に集まった参加者の皆さんは、講師から
「皆さんは春の七草をご存知ですか?」と聞かれると
「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」と
すらすらと答えた方がおられ、講師も感心されていました。


「春の七草」の観察に出発前、水鉢に「イグサ」が生えていました。
イグサの茎を使って「畳(たたみ)」が作られることを教えてもらいました。


工作棟前に来るとさっそく「ハハコグサ」(ゴギョウ)を見つけました!


工作棟から駐車場に向けて少し歩くと、南向き斜面に咲き始めた
紫色の可憐な「ニオイタチツボスミレ」を見つけました。


「ニオイタチツボ」と言うようにほのかに良い香りがします。
おかざき自然体験の森では、これから4月上旬まで管理道や
散策路沿いに「ニオイタチツボスミレ」が咲きます。

ぜひ、散策の折には「ニオイタチツボスミレ」を観賞してみてください。


森の畑に入ります。ここでは、まず「ナズナ」を見つけました!
「ナズナ」は「ペンペングサ」とも言われ、種の形が三味線のバチのように
三角形になっています。三味線の音が「ペンペン」と鳴ることから
「ペンペングサ」と呼ばれます。


次に「ハコベ」(ハコベラ)を見つけました。
熱心に図鑑で確認したり、カメラで撮って記録する方もいます。


子どもたちもお父さん、お母さんに負けないぐらい
「春の七草」探しに一生懸命です!


森の田んぼに来ました。
あぜ道で「オオバコ」や「チチコグサ」を見つけました。


「ホトケノザ」を見つけました。講師が観察しやすいように
「ホトケノザ」をシートにのせて見せてくださいました。

田んぼを出てビオトープに向かう途中「ヤマノイモ」の種を見つけました。
鼻に付けて「天狗の鼻になったよ!」と昔の遊びを教えてくださいました。

また、葉っぱに切れ込みを入れて、かわいいぞうりも作ってくれました。


ビオトープのアシ林の中に「セリ」を見つけました。


ビオトープから食草園に向かいます。
食草園では「セリ」と「クレソン」(オランダガラシ)を見つけました。


食草園では「イタドリ」の枯れた枝がありました。
講師が鋏で切り取って、笛を作ってくれました。
子どもたちは、さっそく「ピー!」っと鳴らしてみました。


食草園を出て、権現池の南に来ました。
「ジャノヒゲ」の青い実を取ってみたり、
「ウラジロ」でグライダーを作って遊んだりしました。


炭焼き小屋の前をとおり、沢沿いに上ります。
土手には「フユイチゴ」の赤い実がなっていました。


管理道に出て、管理棟に向かって下ります。
土手には「グミ」が実を付けています。
とってもすっぱいですが、子どもも大人もつまんで味わってみました。


Eコースを少し上がってみます。落ち葉の中に「カンアオイ」の
黒紫色のつつましい花を見つけました。「カンアオイ」は
「ギフチョウ」(幼虫)の食草になる植物です。


12時前、2時間ほどの「春の七草」を探す活動を終えて、
管理棟前に戻りました。「ゴギョウ」(ハハコグサ)、「ナズナ」、
「ハコベラ」(ハコベ)、「ホトケノザ」、「セリ」と観察して、
講師が最後に「スズシロ」(ダイコン)を見せてくださり、
今日の観察会では6つの「春の七草」を観察できました!

春の七草やいろいろな植物にふれあった有意義な半日でした。
講師の河江さん、参加者の皆さん、お疲れ様でした☆

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愛知植物の会の観察会は、毎月第3土曜日
おかざき自然体験の森の管理棟集合です。(少雨決行)

4月のプログラムは4月18日(土)「食べられる植物を探そう!」で、
散策路などで食べられる植物を採集し、天ぷらなどにして味わいます。
皆さま方のご参加を講師、職員一同、心よりお待ちしております。

※4月のプログラムは「3月22日(日)」午前9時より
電話で受け付けます。 (0564-45-5544)



撮影日  平成27年2月21日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 11:24おかざき自然体験の森