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2015年02月27日

水源林は宝物!「おと川リバーヘッド大作戦」開催レポート

平成27年2月21日(土)に、今年度2回目となる
「おと川リバーヘッド大作戦」を開催しました。
このイベントは、水に恵まれた岡崎市の水源林を
保全していくために「間伐」体験イベントを開催しています。


まずは参加者、スタッフ全員集まっての開会式です。
なぜこのイベントを開催しているのかや、
森林の働きや大切さなどについての解説を行いました。


今回は千万町町(ぜまんぢょうちょう)にある「白髭(しらひげ)神社」の近くが
開催場所です。なぜ、この場所か?実はここは乙川(おとがわ)の水源地であり、
白髭神社には「分水嶺(ぶんすいれい)」があるからです。

準備運動も兼ねて、白髭神社にある分水嶺碑を見学に向かいました。


写真にあるてっぺんが三角形になった石が「巴山三川分流碑」です。
ここで、どこに雨が降るかによって、乙川、矢作川、豊川の
どの川に流れ込むか分かれる!という場所なんです。

ちなみに、この白髭神社からは、条件が良ければ
富士山を眺めることができます。残念ながら、今回は
はっきりとその姿を確認することができませんでした。
機会があれば再チャレンジしてみたいものです。


さて、いよいよグループに分かれての間伐体験です。
間伐は危険を伴う作業ですし「大変だ…」というイメージを
もたれるかもしれませんが、各班に専門のスタッフがつき、
指導・安全管理を行います。

写真のようにスタッフがつき、お子さんにも自分で体験してもらいます。


こちらは、親子共同作業の様子です。
ノコギリで木を伐り倒すのは大変な作業です。
でも、きこりのように木を伐り倒すという体験は
なかなかできません。親子の思い出にもなったことでしょう☆


木が倒れる瞬間です。写真ではわかりにくいですが、
変な方向に倒れていかないよう、ロープで引っ張っています。
怪我がないよう「安全第一」です。


間伐した木は、長さを切りそろえ、森林内に整理しました。
今回の丸太は「おかざき自然体験の森」の散策道の補修などに
使用させていただく予定です。

せっかくなので、有効に活用させていただこうと思います!


これは「枝打ち」用の「木登り器」を体験しているところです。
初めはおそるおそる登っていましたが、慣れてくると
「もう一回やりたい!」という声が聞こえてきました。


間伐体験終了後は、自分たちの成果を見ながら、
もう一度森林整備の大切さなどをお話しました。
間伐体験の前後で、森の見え方は何か変わりましたか?


さあ、体を動かした後はお楽しみの昼食です。
今回は猪汁を準備して食べてもらいました。(いわゆるジビエ料理☆)


最近、シカやイノシシによる被害が増えています。
森林に棲むこのような動物との関係も考えていかなくてはいけません。


また、今回は参加賞ということで、この枝ペン(鉛筆タイプ)
をお渡ししました。身近なところに木があることで、
森への興味を深めてもらえればと思います。
早速このペンを使ってアンケートにも御協力いただき、
ありがとうございました。(特注なのでナイフで削ります)

昼食の後は、植林後100年をこえるような人工林を見学し、
その大きさに驚いたところで、当初の予定は無事終了しました。
でも、せっかくだから!ということで、
急きょ予定を変更し「千万町楽校」にも寄りました。


ちょうど今は、昔の雛人形などの展示を行っていて、
参加者も興味津々で眺めていました。
もしかして、森林よりもこちらのほうが記憶に残ってしまったかも?

「雛人形展」
場所:千万町楽校(旧千万町小学校)
期間:3月8日までの土・日曜日
時間:午前10時~午後3時
※入場は無料です。


最後に寄り道もしましたが、ケガもなく無事終了することができたのは、
参加者の皆さんの御協力のおかげです。ありがとうございました。


おと川リバーヘッド大作戦は今後も開催していく予定です。
その時は、市政だよりやブログで案内しますので、是非ご参加ください☆


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撮影日  平成27年2月21日(土)
撮影場所 水源林(千万町町)
投稿者  かわい


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 14:57森の総合駅