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2015年04月20日

いざ竹林間伐!附属中学校2年生158名が体験


平成27年4月16日(木)、おかざき自然体験の森の竹林で、
愛知教育大学附属岡崎中学校2年生158名が、
午前・午後の2回に分けて竹林の間伐体験を行いました。


管理棟東の広場に集まった2年生の皆さんは、始めの会を行いました。
代表の生徒が「真剣に竹林の間伐体験をします。」と決意を述べました。


そして、森の職員から「里山の竹林は大切な資源です。
手入れ良く間伐をすると豊かな竹林を維持できます。」
とお話がありました。

また、「竹は最も生長の速い植物の1つで、なんと1日に
1m20cmも育った記録があります。」と知らされると
「へー!」とびっくりした声が漏れました。
なぜ、竹はそんなに速く生長できるか、その秘密を模型と
実際のタケノコを切って、節の様子を見せてもらいました。
たくさんの節があり、その節と節の間が伸びるからなんですね!


竹はとても有用な植物です。今はタケノコのまっ盛り!
里山の重要な農産物です。そして、竹はいろいろな道具に加工されて、
里山の暮らしに活かされてきました。


竹について、いろいろ教えてもらった後は、
竹の間伐方法について学習しました。


さぁ今から竹林の間伐体験に移ります。
安全の為、ヘルメットをきちんと被ります。


作業地に移動して実際の間伐の仕方を
森の職員に見せてもらいました。
一番大切なことは、安全に伐採することです。
絶対に倒す側に人がいてはいけません。
倒れてくる竹に当っては大ケガをします。


「伐木方向、安全よし!」と掛け声をかけて、作業開始です。
まず、倒したい方向に「受け口」を切ります。
竹の直径の3分の1ほどまで、切込みを入れます。
そして、逆側に「追い口」を切り、伐採します。
10数メートルもある長い竹がドスーンと倒れて、
地響きがしました。大迫力です!


いよいよ2年生の皆さんがチャレンジします。
まず「受け口」を切ります。友だちに竹を押してもらうと
ノコギリの刃がスムーズに動きます。
そして反対側に「追い口」を入れます。
何よりも安全第一!そして協力して太い孟宗(もうそう)竹を倒しました。


倒した竹の枝をノコギリで切り落とします。
竹の枝はまとめて置いておき、葉が落ちたら竹ぼうきに加工します。
竹は一切捨てるところがありません。


竹の幹を用途に合わせて、1メートルと2.5メートルに切り取りました。
友だちに両端を押さえてもらうと、安全で効率よく作業できますね☆


間伐した竹を管理棟に運んで、今日の竹林間伐体験は無事終了です。
附属中学校2年生の皆さん、本当にお疲れ様でした。

今日の体験で得られたことを今後の学習に
活かしていただければとてもうれしいです。

おかざき自然体験の森では、小中学校、子ども会、
社会教育団体などの里山保全の体験を随時受け付けています。
詳しくは、「おかざき自然体験の森」電話0564-45-5544
までご相談ください。

皆様のお越しを職員一同心よりお待ちしています。



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撮影日  平成27年4月16日(木)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
撮影者  なかむら、あだち
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:47おかざき自然体験の森