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2015年04月26日

森の自然観察会「花と昆虫の関係」~その2

★森の自然観察会「その2」

「カラタチの小径」には、白くて可憐な「カラタチ」の花が咲き始めました!

カラタチの小径の「カラタチ」は、平成15~16年に
岡崎市立岩津(いわず)小学校の卒業生が植樹してくれました。
とても大きく育っています。「カラタチ」は、アゲハチョウの仲間の
幼虫の食草になり、夏になるとカラスアゲハなどが飛翔し、
来園者の目を楽しませてくれます。


Dコースを登ります。Dコースは、林間コースで樹木の日影が多くあります。
日陰で良く育つ「ウラジロ」が大きく葉を広げています。
ウラジロは長寿を意味し、とても縁起の良い植物で、
正月の鏡餅の飾りなどに利用されます。


散策路を歩いていくと「ウグイス」の「チィチィチィ」と鋭く鳴く
「谷渡り」が林間に響きます。この「チィチィチィ」という声は、
ウグイスの警戒音です。


「タカノツメ」がいたるところで、新芽を伸ばしています。
新緑で「コシアブラ」と並んで、テンプラにするとおいしい山菜の1つです。
コシアブラは、散策中、あまり見つけられませんでした。


Dコースの尾根に来ました。「サカキ(榊)」の美しい緑の葉を
目の当たりにしました。神棚に供える「サカキ」はこの葉っぱです!


少し三角広場方向に進むと、石割り「リョウブ」の木を見つけました。


本当に岩を砕いて幹が伸びています。植物の生命力には感服します!


さらに「キヨスミミツバツツジ」淡い赤紫の花を咲かせていました!
ルーペを使って花の作りをじっくりと観察します。


「コジイ」の枯れた根元に天然の「シイタケ」が生えていました!
「シイ」の木に生えている本当のシイタケです!


C・Dコースの繋ぎを出て、あずまや(四阿)に登る階段の前に来ました。
「チョトコイ!チョトコイ!」と盛んに「コジュケイ」が騒ぎたてます!


あずまやで一服!手に取るように伊勢湾岸ループ、郡界橋橋脚、
遠く霞んで名古屋のビル群、東山タワーがうっすらと望めました。
名古屋のツインタワーの括れも見えました!


管理道路に戻ります。「ヤシャブシ」を見上げます。
種の入っていた房は、ハンノキと同様管理棟での工作材に利用できます。
管理棟に来られたら、ぜひ森の材を使った工作をしてください。
お子様に大変好評です。(お一人一作品のみ・無料)


B1コースを管理棟に向かって下ります。
散策路の脇に「オオベニシダ」が生えていました。
自然観察会も最終盤、足腰に疲れも出てきます。下りの階段は慎重に!


陽だまり橋を渡ります。「ウメモドキ」が新芽を伸ばしています。
橋の下の水たまりには、「アズマヒキガエル」のオタマジャクシが、
日なたに集まって黒い塊を作っていました!


12時過ぎ、2時間半ほどの観察を終えて工作棟に着きました。
本日の自然観察会は無事終了です。参加者の皆さん、汗ばむほどの
初夏の陽気の中、たいへんお疲れ様でした!


森の自然観察会は「毎週第4木曜日」に実施しています。
講師、職員一同、皆様のご参加をお待ちしています!


これから森は、新緑の最も美しい季節を迎えます。
色とりどりのツツジや春の草花が咲き乱れ、
キビタキ、オオルリといった夏鳥の美しい声を耳にできます。
豊かな自然が広がり、多くの生命を育む「おかざき自然体験の森」に
ぜひ訪れてみてくださいね!



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★森の自然観察会「その1」はこちら☆
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撮影日  平成27年4月23日(木)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/
  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 07:30おかざき自然体験の森