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2015年06月09日

昔ながらの稲作体験「田んぼの草取り」と「生きもの探し」


平成27年6月6日(土)、おかざき自然体験の森の田んぼで
田んぼの草取りと生きもの探し!を開催しました。


まず、最初に畔をグルッと回って稲の生長を確認します。
5月17日(日)、手植えで田植えをしてから3週間ほどが経ち、
稲苗がしっかり根付いています。


田んぼの水中には大小さまざまな「オタマジャクシ」が泳いでいるのを
発見しました!今回のプログラムでは、田んぼの草取り前の澄んだ水で
生きもの探しを行うことにしました。


タモ網を持つと自然と笑みがこぼれます!
さてさて、田んぼにはどんな生きものがいるかなぁ?


お兄ちゃんは、タモ網でさっそくオタマジャクシを捕まえました!
オタマジャクシを手のひらに載せて、得意気に弟やお母さんに見せます。
「お兄ちゃん、すごい!」鼻高々だね☆


お兄ちゃんが捕ったオタマジャクシ、トノサマガエル、
ヌマガエル、アメリカザリガニ、メダカ、そしてトンボのヤゴまで、
たくさんの生きものを捕まえました!

田んぼは色いろな生きものの命を育んでるんですね。


生きもの探しも一段落し、休憩を取ります。
休憩の時間を使って「すげ縄」(稲刈りで刈った稲を束ねる縄)作りに挑戦です。
「昔ながらの稲作体験」でこそできる貴重な体験です。

まずは「すげ縄」の見本を手に取ってみます。
上手に綯(な)ってあることに感心します。


すげ縄作りの工程を職員に見せてもらいます。
まず、稲わらを木槌で叩いて柔らかくします。
そして、稲わらから袴を取り除きます。


稲わらに霧吹きで水分を含ませ、さらに柔らかくします。


いよいよ「すげ縄」を綯います。左右2~3本の稲わらを持ち、
手のひらでしごくように撚(よ)りをかけます。
この撚りのかけ方はコツが要ります。
初めてではなかなかうまく撚りがかりません。


職員の綯うお手本を見ながら、見様見真似で挑戦です。
「お父さん、お母さん、頑張って!」


「ぼくもやってみたいよ~!」
ちょっと難しいけれど何でも体験第一です。
その意気込みがえらいね!
おじさんに手取り足取り教えてもらいながら「すげ縄」綯いました。
すげ縄」綯いに熱中していると、休憩時間もアッという間に過ぎてしまいました。


さて、もう一度田んぼに目を移します。
田んぼの稲の間には、所々に草が生えてきています。
今日のメイン活動はこの田んぼの草取りです!


今日の草取り体験では「草取り器」を使います。
草取り器の前部には、回る金の爪がついています。
草取り器を押すと金の爪が回転して、稲の間に生えた草を
根こそぎ取ることができるという優れものです。


田んぼの泥の中を草取り器を押して進むのは、とても重くて大変です。
最初は、職員に背中を押してもらって前に進みます。
慣れてくると、力強く自分で押せるようになりました!


重い草取り器を押すお子さんにお父さんの「がんばれ!」の応援の声。
そんな微笑ましくもたくましいお子さんの様子をお母さんはカメラでパチリ!


重労働の草取り作業は1時間余りで終了しました。
おかげで、草で青みのあった稲の間がすっかりきれいになりました!
田んぼの草取りも米作りに欠かせない重要な作業です。

参加者の皆さん、最後まで熱心にお疲れ様でした。


田んぼの草取りでとっても疲れたはずなのに、子どもたちは
まだまだ、「生きもの探し」がし足りないようです。
草取り作業終了後、もう一時、田んぼの生きもの探しを楽しみました。
思う存分探してみようね!


次回の昔ながらの稲作体験は7月4日(土)
「田んぼの手入れ&ザリガニ探し」を予定しています。

お申し込みは、6月23日(火)午前9時からお電話で
おかざき自然体験の森までお願いします。
皆様のご参加を職員一同心よりお待ちしています!

℡(0564)45-5544



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撮影日  平成27年6月6日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 21:31おかざき自然体験の森