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2015年07月13日

今や貴重な「イシガメ」の産卵地を作りました!


平成27年7月12日(日)、おかざき自然体験のビオトープで、
若鈴コンサルタンツの2名の方と一般参加の4名の6名の参加者と講師の永井先生、
職員2名の合計9名でボランティア活動を行いました。

※本日の作業で作った手前の灰色のこんもりとした砂地の
イシガメの産卵地をバックに記念撮影です。


日本の固有種「イシガメ」がこのビオトープに生息しています!
おかざき自然体験の森のビオトープには、絶滅危惧種の「ニホンメダカ」、
「ホトケドジョウ」、「カワバタモコ」も生息しているんですよ!

「このあたりのこのくらいの窪地を掘ります。」
と岡崎市動植物調査会の永井先生から指示を受けます。


地面をスコップで掘ります。


とは言っても、ハンノキやアカメヤナギの根がいっぱい張っていて、
おいそれ!とはスコップの刃が入りません。
一すくい毎に汗が噴き出してきます。


このビオトープのあった場所はもともと「棚田」でした。
田んぼのとても肥えた粘土質の土も掘り起こしました。
悪戦苦闘すること1時間余り。
2畳ほどの産卵場所の窪地を掘りました。


水分補給の休憩をはさんで、今度は「川砂」を運びます。

中央の緑色の作業車は、森の作業の強力な助っ人です!
キャタピラーの駆動力は、少々の軟弱地でも、すいすい進みます。
なんとこの小柄な荷台に500㎏の荷物を積んで運べます。

今日は、ビオトープに掘った窪地まで川砂を運びます。


この優れものの作業車のすごいところは、ダンプ機能もあるんです!
スコップで「よいしょ!こらしょ!」なんて必要はありません。
「レバーUP」の一つでOK!


ダンプで落とした川砂を「鋤簾(じょれん)」を使って広げます。


作業車で川砂を運ぶこと三度、なんと1立米の川砂を運びました。
1立米の水があれば1トンですから、川砂はゆうに1トンを超えています。
1トン以上の川砂の運搬、参加者の皆さん、本当にお疲れ様です!


川砂を長靴で踏んで適当な硬さに踏み固めます。

本日の「イシガメの産卵地」作りは、これで無事終了です。
参加者の皆さん、永井先生、梅雨末期の大変蒸し暑い中、
本当にお疲れ様でした。誠にありがとうございました!

イシガメが産卵に来てくれて個体数が増えることに期待したいと思います。


作業を終えて、ビオトープの周りを一回り、イシガメとの出会いに胸が膨らみます。
しかしこの日は残念ながらイシガメにはお目にかかれませんでした。
それでも「トノサマガエル」が何匹か跳ねだして、迎えてくれました。

ビオトープの周辺には、ビロードのように美しい漆黒のジャコウアゲハ(チョウ)や
可憐なミドリシジミやキチョウが舞い、オニヤンマ、ギンヤンマ、
シオカラトンボが飛翔しています。

ぜひ、体験の森にお越しの際は「ビオトープ」を覗いてみてください。
夏本番、昆虫などの生き物たちの生命の輝きを目の当たりにできます!


ビオトープボランティア活動は毎月第2日曜日実施です。(雨天中止)
事前の申込みは不要で、当日、管理棟に午前9時に集合です。

安全に作業をするため、長袖、長ズボン、帽子、長靴をご用意ください。
飲み物など販売をしておりませんので、飲み物をご用意ください。

なお、団体で参加される場合は、道具の準備の都合上、
前もってお電話いただけると幸いです。

皆様方のご参加を、職員一同心よりお待ちしています!
℡(0564)45-5544



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撮影日  平成27年7月12日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 11:17おかざき自然体験の森