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2015年07月29日

暑い夏は特におすすめ!鳥川ホタルの里の湧水群

岡崎市ホタル学校のある鳥川町は湧水が豊富で、あちこちから
新鮮な水が湧き出ています。平成20年には「鳥川ホタルの里湧水群」として
環境省から「平成の名水百選」に選定されています。

今回は暑い夏にピッタリの鳥川湧水群をご紹介します!


※「平成の名水百選」紹介ページはこちら
https://www2.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=56


「ふないどの水」

ホタル学校から徒歩5分、県道沿いに「ふないどの水」があります。
水量は豊富で年中枯れることがありません。

横に建つ石碑にはホタル学校の前身・鳥川小学校の鷹見元校長による
「岩しぼる 水のうまさや 鳥川路」の句が刻まれており、
古くから湧水が地域に親しまれてきた様子がうかがわれます。


※「ふないどの水」全景
(民家の出入口前のため車の停車位置にご注意ください。)



「産湯の滝」

その名の通り、戦前までは産湯を汲むために使われていたという「産湯の滝」。
この滝は民家から少し離れた里山の中腹にあるのですが、わざわざここまで
汲みに来ていたということは何かのご利益があるのかもしれません。

すぐ近くに額堂山(がくどうざん)へ続く登山道が続いています。
山歩きのついでにぜひどうぞ!


※「産湯の滝」全景



「延命水」

最後に紹介するのは一番人気の「延命水」です。
この場所はいつ行っても水を汲みに来た車が止まっており、
岡崎市街地だけでなく蒲郡や豊橋など市外からも人が訪れるスポットです。

水量が豊富で年中絶えることがなく、長い時間をかけて
土の中を通ってきた水はおいしいと評判!

わざわざ喫茶店で使うために遠方から汲みに来る方もいらっしゃるとか。
沢筋の山は間伐が行き届いていて、植生も豊かになってきています。
土壌が豊かで保水力のある山がホタルの里の湧水を育んでいるのです。


※「延命水」全景


今回紹介したのは湧水の一部で、このほかにもいくつかあります。
さらに鳥川は川遊び、山歩きなど里山の魅力もいっぱい!

この夏はぜひ鳥川へ遊びにお越しください☆


※鳥川ホタルの里の湧水箇所や全域マップは下記サイトの
「山歩きの地図」をクリックしてご覧ください。
http://www.oklab.ed.jp/tokkawa/


※ホタル学校では名水や史跡、山歩きの地図を無料で配布しています。
トイレや休憩室も用意しておりますのでぜひお立ち寄りください。


※湧水は当然ですが「生水」です。飲用の際は自己責任でお願いします。


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撮影日  平成27年7月11日(土)
撮影場所 鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:10鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2015年07月28日

暑さにも負けず!「芋の手入れ&川遊び」を開催しました!


平成27年7月25日(土)、森の畑とその南の沢で
「芋の手入れ&川遊び」プログラムを行いました!


5月30日(土)にサツマイモの苗を植えて、およそ2か月が経ち、
サツマイモのツルもずいぶん生長しました。それと同じく「草」も伸びました。


サツマイモのツルを返して(蔓返し)みると、1メートル以上も伸びています。
今回はツルの下に伸びた草を取っていきます。
猛暑日になろうかというほど暑いこの日、子どもたちも頑張って
草取りをしてくれました。暑いのに本当にありがとう!


草取りを頑張った後、畑の南の堆肥置き場が気になりました。
「カブトムシがいるんじゃない?」とお子さんから質問!
「少し前に堆肥の天地返しをしたとき、カブトムシの幼虫が
3匹見つかりました。」と職員が答えました。


さっそくカブトムシ探しの始まりです☆
掘ること30数分、カナブンの幼虫ほどの小さな幼虫が
1匹見つかりました。残念ながらカブトムシの幼虫や蛹は
見つかりませんでした。(もう成虫になったかな!?)


ネムノキの木陰でしばし休憩です。
熱中症対策の水分補給をしっかり行いましょう。


いよいよお楽しみの川遊びです。すべって転ばないよう
お母さんに手を取ってもらって慎重に沢に入ります。
沢の水は冷たくて気持ちいい!


大きな石を転がして、石の下をのぞいてみます。
「何かいる?」
「ちぃっちゃなサワガニ、見ぃっけ!」



捕まえた生き物を水槽に入れてみんなで観察です。


捕まえた生き物は、サワガニ、スジエビ(通称川エビ)、オオタニシでした。


子どもも大人も沢遊びと生き物探しを満喫しました。

午前11時30分、捕まえた生き物を沢に戻して
本日のプログラムは無事終了です。

猛暑日になろうかという暑さの中でしたが、
参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした!

次回「森の芋作り体験」は、9月5日(土)「サツマイモの試し掘り」
を予定しています。皆様のご参加を職員一同心よりお待ちしています!


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撮影日  平成27年7月25日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:54おかざき自然体験の森

2015年07月27日

「森の中でロープ遊び」inわんPark


7月のわんParkの森に、一日だけ出現したのは…ご覧ください!
立派なブランコ!25日(土)「森の中でロープ遊び」を行いました。


この巨大ブランコのほかにも、横木を足で挟んで乗る
「1本ブランコ」も設置☆


赤いロープを手に持って、白いロープの上を歩く
「モンキーブリッジ」も!
ツリークライミングジャパンに所属する近藤紳二さんが講師となり、
ロープワークを駆使してこれらの遊び場を作ってくれました。


もちろん、当日やってきた子どもたちはご満悦の様子。
モンキーブリッジで空中散歩(?)を楽しんだり、


1本ブランコで「キャア~キャア~」と声を上げたりして楽しそうでした!


中でも巨大なブランコは大人も子どもも大興奮でした。
よく聞かれたのは「涼し~い!」という声。
森の風を浴びながらのブランコ遊びは
子どもたちにとって新鮮な体験だったようです。


来年はもう少し涼しい秋に開催しようかなと思っています。
特別な一日に、また来年ぜひお越しください。


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撮影日  平成27年7月25日(土)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)
投稿者  ナリキヨ


ふたば でっかい原っぱで遊ぼう! ふたば 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)
HP:http://www.morinoeki.jp/wanpark01.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 16:42わんPark(こども自然遊びの森)

2015年07月26日

竹炭風鈴で「涼」を感じてみませんか!


平成27年7月19日(日)、森の総合駅(樫山町)で、
毎年恒例のイベント「竹炭風鈴作り」が開催されました。


講師は今年度も「額田炭焼の会」の皆さんが務めてくださいました。
同会の皆さんは額田地区の里山や竹林の整備によって出た材を活用して
木炭や竹炭を作っておられます。

今回は自然素材の活用というコンセプトのもと、
竹炭を使って夏の風物詩「風鈴」を製作します。


最初は風鈴の本体となる竹炭に糸を通す用の穴を開けます。
キリや電動ドリルを使い、慎重に作業を進めていきます。


お子さんたちも講師の指導に従って難しい作業に挑戦です。
竹炭は割れやすいので気を付けて!


5本の炭それぞれに糸を通し、さらにそれらのパーツを
まとめて支える上蓋部分に取り付けていきます。


最後の仕上げに、風受け用のカードを真ん中の炭に取り付けて完成です。
完成した人から笹に吊るして完成度をチェックします。
今回参加された皆さんは器用な方が多く、完成度の高い風鈴ばかりでした。


ガラスの風鈴と比べると無骨な印象を受ける竹炭風鈴ですが、
音色は負けず劣らずの美しさです。また消臭や除湿といった
竹炭ならではの効果も期待できます。

参加者の皆様、講師の額田炭焼の会の皆様、
暑い中お疲れ様でした。ありがとうございました。


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撮影日  平成27年7月19日(日)
撮影場所 森の総合駅(樫山町)
投稿者  なかむら


ふたば 行こう!水とみどりの森の駅! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 07:37森の総合駅

2015年07月24日

ポストを開けたらびっくり!暑中見舞いは木のハガキで!


平成27年7月18日(土)、森の総合駅(樫山町)で
「木のハガキで暑中見舞いを作ろう」
イベントを開催しました!

講師は、鳥川ホタル保存会会員の松本吉央(よしお)さん。
鳥川町にある「ホタル学校」で登山道の看板作りや
昨年末に開催した「木のハガキで年賀状を作ろう」イベントなど
これまで様々なイベントの講師を担当していただいています。


参加者の皆さんにはあらかじめ「夏」を連想させる色いろなイラストが
描かれたハガキサイズの木の板の中から一枚を選んでもらい、
まずは電熱ペンでイラストの線に沿って焼いていきます。


大人も子どもも真剣なまなざしで作業が進んでいきます。
最初は慣れない電熱ペンですが、使っていくうちにコツが掴め、
力の入れ具合やペン先の傾け具合で陰影を付けることもできます!


こちらは夏の風物詩「打ち上げ花火」ですね☆
細かな作業が続きますので、途中で休憩を挟みながら
進めていきましょう。


参加者の皆さん、とても集中しています。
木の暑中見舞いが上手に出来たらどなたに送ろうかな?


美味しそうな「スイカ」に力強く咲く「ひまわり」
素敵なハガキが完成しましたね☆


こちらの子は「カブトムシ」「風鈴」です。
夏は暑いけどカブトムシを見ると誰もがワクワクします。
風を感じる風鈴も夏ならではですね!


見つめ合う「金魚」「風鈴」「赤トンボ」
夏祭りで挑戦した屋台の金魚すくいを思い出します。
また、夏になると色んなトンボも見られますね☆


皆さん、時間の許す限り最後まで真剣に、それでいて楽しみながら
木ハガキの暑中見舞い作りを体験していただきました。

宛名面にも送り先の郵便番号、住所、名前、そしてご自身の住所と名前を書いて
電熱ペンでなぞり、あとは140円の切手を貼って発送するだけです!


実際にこのハガキを受け取った方はポストを開けてさぞビックリされるでしょうね☆
でも、心のこもったハガキですので一生忘れられない思い出になるのでは!と思います。


ご参加いただきました皆様、たいへんお疲れ様でした!
そして講師の松本さん、事前の準備から制作の指導など
本当にありがとうございました。

またぜひこの木ハガキをお受け取りなさった方のご感想を聞かせてくださいね☆



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撮影日  平成27年7月18日(土)
撮影場所 森の総合駅(樫山町)
投稿者  やまのうち


ふたば 行こう!水とみどりの森の駅! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:40森の総合駅

2015年07月22日

「ホタル学校だより」第5号を発行しました!

いつも「水とみどりの森の駅ブログ」をご覧いただき、
誠にありがとうございます!

さて、このたび「ホタル学校だより」第5号
を発行しましたので、ぜひご覧いただきたいと思います!

今回は、今年の5月に野生生物保護功労者として環境大臣賞を受賞した
岡崎市立河合中学校(宇都宮森和校長)や、ホタル学校の古田名誉校長の
執筆による歳時記、6月に開催された「鳥川ホタルまつりイベント」や
例年とは少し異なった今年のホタル発生状況に関する記事を掲載しています。

ぜひお読みいただけると幸いです。

◆画像をクリックするとPDFが開き、大きくきれいに表示されます。


今年は例年に比べてホタルの発生時期が一週間以上も早く、
例年は6月中旬が見ごろのピークですが今年は6月7日(日)が
ピークでした。(その日の飛翔数調査で「1,445匹」を確認)

今はホタルの飛翔時期も終わり、川岸の湿ったコケに産み付けられた
卵から幼虫が孵化(ふか)する時期で、ゲンジボタルを飼育(観察用)
しているホタル学校でも孵化した幼虫を観察することができます。

ホタル学校においでの際はぜひ懸命に生きるゲンジボタルの幼虫を
観察していただければと思います。


◆画像をクリックするとPDFが開き、大きくきれいに表示されます。

2ページ目ではホタルの川柳・俳句作品を一部紹介したり、
鳥川(河川)に生息している生き物を紹介しています。

8月には川に入って生き物を探すイベントも開催します。
詳しくは以下のイベント情報をご覧いただき、ホタル学校まで
お問い合わせください。

★8月のイベント情報
http://www.morinoeki.jp/download/events_2708.pdf


これからも「鳥川」をはじめ、市内各地でホタルの生息できる環境が拡がり、
ホタルとの共生を楽しむ地域づくりを進めていきたいと思いますので、
市民皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。



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投稿日  平成27年7月22日(水)
制作者  からさわ
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 20:52鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2015年07月19日

ホタルの謎を解き明かそう!第1回「ホタルの自由研究教室」を開催


平成27年7月12日(日)、ホタル学校で
第1回「ホタルの自由研究教室」を開催しました!

夏休み目前、子どもたちは何をして遊ぼうかワクワクしている時期かと思いますが、
一方で山ほどの宿題が待ち構えています。特に自分でやることを決める「自由研究」は
お父さん・お母さんにとっても悩みのタネ・・・。

そこで自由研究の進め方やまとめかたについて親子で楽しく学ぼうというのが
このホタルの自由研究教室です。毎年人気のこの講座、
今回も10家族23名が参加してくれました。


講師はおなじみの自然・環境学習実践隊の皆さんです。
これまでも自由研究に悩める数々の親子を「金賞」に導いてきました。
今回もよろしくお願いします!


まずはホタルについてどれくらい知っているのかワークシートに取り組みました。
親子で予想を見比べてみると、結構意見が分かれている様子。
果たしてどっちが正しいかな?


答えをただ教えてもらうだけでは学習にはなりません。
今回はホタル学校の展示の中から自分たちで答えを探していきます。

資料には大人でもほとんどの方が知らないホタルの秘密がいっぱい!
あちこちで驚きの声が上がっていました。


教室に戻ったら詳しく解説をしながら答え合わせをしました。
ホタルの生態については知っているようで知らないことばかり!
かなり理解を深めることができたようです。


続いてはホタルの生息する環境を調べるために、ホタル学校のすぐ横を流れる
鳥川へ生き物調査に向かいました。学校のプールに比べると水が冷たい!
でもすぐに慣れて水中の生き物の世界に引き込まれていきます。


サワガニ、カワニナ、ドジョウなどあっという間にたくさんの生き物が見つかりました。
皆さんの住んでいる近くの川とはどんな違いがあるでしょうか?
その原因は何でしょうか?これも自由研究のテーマになりそうですね。

※水生生物の生息状況は「水環境」の良し悪しをはかる一つの指標と言えます。


教室に戻ってからは自由研究の進め方について具体的なアドバイスを聞きました。
テーマの選び方や研究方法の決め方、調べたことをうまくまとめるコツなど
実践的なノウハウが次々と!メモを取る手にも力が入ります。


最後に自由研究のエッセンスが詰まった虎の巻が配られました。
これは、この講座に参加した方限定の特別資料です。
中身が知りたい!という方は、また来年ぜひご参加ください!

今日学んだことだけでも自由研究につながる糸口が
たくさんあったのではないでしょうか。まだ時間があるからと油断せず、
時間に余裕をもって取り組めばきっと実りある研究になるはず。
頑張りましょう!


第2回目は8月2日(日)、今度は自由研究の内容について
講師陣が個別アドバイスを行いますので、各自テーマや研究の方法など
自分なりに考えて来てください。

ご参加くださったご家族皆様、講師の皆様、ありがとうございました☆


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撮影日  平成27年7月12日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 09:46鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2015年07月17日

鳥川の生き物を探せ!第4回ホタルマスターファミリー講座


平成27年7月12日(日)、ホタル学校で第4回目となる
ホタルマスターファミリー講座を行いました!
今回の活動内容は川の生き物調査と自由研究の基礎学習です。


今までは調査や観察などインプットが中心でしたが、これからは講座で
学んだことをもとに自由研究として自分でまとめて発信する内容に
移っていきます。講師はこれまで同様
自然・環境学習実践隊の皆さんです。よろしくお願いします!


今日は川に入れるということで子どもたちは待ちきれない様子ですが、
まずは事前学習から。「川の生き物」と聞いてどれくらい思い浮かぶか
書き出してもらうと、皆さん10種類くらいは名前が挙がるようですが、
魚以外となるとあまり名前が出てこない様子・・・。難しいですね。


そこでホタル学校の展示を調べて、実際にどんな生き物が棲んでいるのか
確かめてみました。魚だけでなく、水生昆虫の幼虫もたくさんの種類が
生息していることがわかります。


さぁ、いよいよ実際にどんな生き物がいるのか調べていきましょう。
川に入る格好に着替えて、網とアクアスコープを持って準備完了!


ここ数日間雨が降り続いていたこともあり、いつもより水量の
多くなった鳥川。水の流れも速く、生き物たちは石や草の陰に
隠れてしまっているかも?うまく見つけられるかな?


早速見つけました!きれいな川でしか見られない「サワガニ」です。
サワガニは鳥川にはたくさん棲んでいて体も大きいので、
結構簡単に見つけられます。その分、エサとなる虫や腐葉土が
豊富にあるという証拠でもあります。


だんだん捕まえるコツがわかってくると、カワヨシノボリ、ドジョウ、
カワニナ、トンボのヤゴ
などなど次々と生き物が見つかりました。


大きなヒゲがある魚は鳥川でも珍しい「アカザ」(右)で、環境省に
絶滅危惧種に指定されています。じっくり観察してみましょう!


そして3年目の参加となる健太郎君が、何とゲンジボタルの幼虫
を見つけました!これは、去年孵化したものの十分に成長できずに
今年上陸を見送りした個体です。来年こそは成虫になって
光る姿を見せてくれるでしょう。がんばって!


川の生き物探しは大人でも夢中になってしまう不思議な魅力があります。
アクアスコープで覗く水中の世界は言葉では表せない面白さです。
でもお父さ~ん!そろそろ学校に戻りますよ~!


教室に戻って捕まえた生き物をみんなでじっくり観察しました。
最初に書き出したよりもずっと多くの生き物が見つかり、
まさに「生物多様性」を実感する体験でした。

※捕まえた生き物は、講座終了後に元の川に戻しました。


さて、後半は自由研究の基礎講座です。講師の「むしくん」から
研究の進め方やまとめかたのコツを教えてもらいました。
今までも数々の子どもたちがこのホタルマスターファミリー講座で
学んだことをもとに自由研究を行い、金賞や学年代表に選ばれています。
みんな、今年も頑張りましょう!


自由研究の事例紹介ということで、昨年もこの講座に参加し、
ゲンジボタルの発生場所についてまとめた翼君親子
自由研究の内容を発表していただきました。

最初は少し恥ずかしがっている様子でしたが、みんなの前に立つと
研究の動機から調査の方法、結果報告や今後の課題まで大きな声で
流れるように上手に発表してくれました。(スタッフ一同「感動」☆)


翼君のお父さんもすっかりホタルに魅了されたようで、今年、鳥川で
ホタルの舞う様子を何時間もかけて連続撮影した写真を動画風に加工して
紹介してくれました。(「タイムラプス」という動画映像)

ホタルを通じて親子の絆も深まるのがこの講座の素晴らしいところです!


さて、最後のプログラムは川の水質検査です。今回、各ファミリーには
近所の川など水質をチェックしてみたい水をペットボトルに入れて
持って来てもらいました。


ずらりと並べられたコップの水。一つずつ有機物の量を調べる
CODパックテストで簡易水質検査をしてみました。
やはり市街地に近い水はあまり綺麗ではないようです。
鳥川も今回は雨続きの影響か、普段よりやや汚れ気味という結果でした。


同じ流域でも場所によって水質が異なるし、同じ川でも天候によって
水質が変化するようです。各地域の水質やその原因を探っていくだけでも
自由研究としてとても興味深いテーマになることでしょう。


さぁ、夏休みも目前!今まで学んだことをしっかり活かして
「金賞」目指して頑張ろう!おーっ!

ご参加くださったご家族皆様、講師皆様、ありがとうございました!



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撮影日  平成27年7月12日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 13:55鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2015年07月16日

奥深いお茶の世界!「お茶作り」ボランティア活動視察研修会


平成27年7月8日(水)、おかざき自然体験の森の
お茶作りボランティア活動に参加しておられる皆さんと、
市内石原町の「宮ザキ園」さんへ視察研修に行きました。

宮ザキ園代表の梅村篤志さん(6代目)が、まずは美味しい茶葉の
育て方や茶葉の摘み方などを教えてくださいました。(写真右の方)


「宮ザキ園」さんのホームページ
http://www.miyazakien.com


茶畑に移動して茶摘みを体験します。
無農薬、有機農法で栽培された茶畑は
自然な状態なので摘みごたえがあります。


摘む部分は「一芯二葉」(いっしんによう)と言われ、
葉が開いていない「芽」とその下の2枚の葉までのことを言います。


今回の摘み取った葉を広げ、乾燥させます。


その後、工場内を見学させていただき、
各種お茶の生産工程を説明していただきました。


茶葉を乾燥させている間に「玉露」のお茶を頂きました。
とても味が濃く、美味しくいただきました☆


茶葉の水分を約30%乾燥させ、手もみ作業を行います。
お茶作りには時間と手間が掛かります。
(美味しいお茶ができるといいなぁ!)


少しずつお茶の香りがしてきたように感じます。
見た目も茶葉に近づいています。
後は1~2時間ほど寝かせ、乾燥させれば完成です。

お楽しみは帰ってから!ということで。


最後に宮ザキ園さんの茶葉で作った「わ紅茶」
世界の紅茶の味の違いを体験させていただき、
そのまろやかな味わいに身も心も癒されるひと時でした。


今回は「ティーマイスター」の野口義樹(しげき)さん
紅茶を淹れていただきました。

※ティーマイスターは日本のホテル界には3人しかいないそうです!


茶葉3g、300cc、100℃の沸かしたてのお湯、
蒸らし時間3分の同じ条件で淹れ、味の違いを体験します。

※これを「ゴールデンルール」と言うそうです。


宮ザキ園の「わ紅茶」を含め、5種類の紅茶の違いを
味わったあとは全員で記念撮影!

宮ザキ園の皆様、細かなところまで親切、丁寧に
教えていただき、本当にありがとうございました。


お茶摘み体験と紅茶の味比べなど、大変有意義な視察研修会でした。
今回学んだことを今後のお茶作り活動に活かしていきたいと思います!


おかざき自然体験の森のお茶作りボランティア活動は、
事前申込みの必要はなく、毎月第2・4水曜日の
午前9時30分~お昼頃まで活動します。
※集合場所は体験の森の「駐車場」です。(雨天中止)


お茶作りに興味のある方はぜひご参加ください。
心よりお待ちしております。


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撮影日  平成27年7月8日(水)
撮影場所 宮ザキ園(石原町)
投稿者  あさおか


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 13:57おかざき自然体験の森

2015年07月15日

いつまでも美しい鳥川を!ホタルの川のクリーン大作戦を実施


平成27年7月11日(土)、ホタル学校の前を流れる鳥川の清掃活動
「ホタルの川のクリーン大作戦」を実施しました!


鳥川はここ数年でホタルの名所として知名度が高まり、
6月のホタルシーズン中は多い日だと一晩に
千人以上の人が訪れるようになりました。


大部分の方はマナーを守ってホタル観賞を楽しんでいきますが、
残念ながら一部ゴミを捨てて行ってしまう方がいるのも事実です。


この日は地元の鳥川ホタル保存会の皆さんが中心となって
川沿いに落ちている空き缶やビニール袋などのゴミを回収しました。


鳥川のホタルの幻想的な舞いは自然の豊かさだけでなく、
こうしたホタルと地域を愛する方々の地道な努力のおかげでもあります。


ちょうどこの日、ホタル学校の人工飼育装置でもホタルの幼虫が
孵化を始めました。糸くずと見間違えるような小さな体で、
エサとなるカワニナに向かって一生懸命泳いでいました。
きっと鳥川でもあちこちで幼虫が孵(かえ)りだしていることでしょう。

この幼虫たちが川の中で育ち、また一年後に成虫となって
光の舞を見せてくれるはずです。いつまでもこの美しく豊かな自然を
残していくためにもマナーを守ったホタル観賞を心掛けたいですね。

ご参加くださった皆様、大変お疲れ様でした!
ホタルたちもきっと喜んでいることでしょうね。



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撮影日  平成27年7月11日(土)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 11:13鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2015年07月13日

今や貴重な「イシガメ」の産卵地を作りました!


平成27年7月12日(日)、おかざき自然体験のビオトープで、
若鈴コンサルタンツの2名の方と一般参加の4名の6名の参加者と講師の永井先生、
職員2名の合計9名でボランティア活動を行いました。

※本日の作業で作った手前の灰色のこんもりとした砂地の
イシガメの産卵地をバックに記念撮影です。


日本の固有種「イシガメ」がこのビオトープに生息しています!
おかざき自然体験の森のビオトープには、絶滅危惧種の「ニホンメダカ」、
「ホトケドジョウ」、「カワバタモコ」も生息しているんですよ!

「このあたりのこのくらいの窪地を掘ります。」
と岡崎市動植物調査会の永井先生から指示を受けます。


地面をスコップで掘ります。


とは言っても、ハンノキやアカメヤナギの根がいっぱい張っていて、
おいそれ!とはスコップの刃が入りません。
一すくい毎に汗が噴き出してきます。


このビオトープのあった場所はもともと「棚田」でした。
田んぼのとても肥えた粘土質の土も掘り起こしました。
悪戦苦闘すること1時間余り。
2畳ほどの産卵場所の窪地を掘りました。


水分補給の休憩をはさんで、今度は「川砂」を運びます。

中央の緑色の作業車は、森の作業の強力な助っ人です!
キャタピラーの駆動力は、少々の軟弱地でも、すいすい進みます。
なんとこの小柄な荷台に500㎏の荷物を積んで運べます。

今日は、ビオトープに掘った窪地まで川砂を運びます。


この優れものの作業車のすごいところは、ダンプ機能もあるんです!
スコップで「よいしょ!こらしょ!」なんて必要はありません。
「レバーUP」の一つでOK!


ダンプで落とした川砂を「鋤簾(じょれん)」を使って広げます。


作業車で川砂を運ぶこと三度、なんと1立米の川砂を運びました。
1立米の水があれば1トンですから、川砂はゆうに1トンを超えています。
1トン以上の川砂の運搬、参加者の皆さん、本当にお疲れ様です!


川砂を長靴で踏んで適当な硬さに踏み固めます。

本日の「イシガメの産卵地」作りは、これで無事終了です。
参加者の皆さん、永井先生、梅雨末期の大変蒸し暑い中、
本当にお疲れ様でした。誠にありがとうございました!

イシガメが産卵に来てくれて個体数が増えることに期待したいと思います。


作業を終えて、ビオトープの周りを一回り、イシガメとの出会いに胸が膨らみます。
しかしこの日は残念ながらイシガメにはお目にかかれませんでした。
それでも「トノサマガエル」が何匹か跳ねだして、迎えてくれました。

ビオトープの周辺には、ビロードのように美しい漆黒のジャコウアゲハ(チョウ)や
可憐なミドリシジミやキチョウが舞い、オニヤンマ、ギンヤンマ、
シオカラトンボが飛翔しています。

ぜひ、体験の森にお越しの際は「ビオトープ」を覗いてみてください。
夏本番、昆虫などの生き物たちの生命の輝きを目の当たりにできます!


ビオトープボランティア活動は毎月第2日曜日実施です。(雨天中止)
事前の申込みは不要で、当日、管理棟に午前9時に集合です。

安全に作業をするため、長袖、長ズボン、帽子、長靴をご用意ください。
飲み物など販売をしておりませんので、飲み物をご用意ください。

なお、団体で参加される場合は、道具の準備の都合上、
前もってお電話いただけると幸いです。

皆様方のご参加を、職員一同心よりお待ちしています!
℡(0564)45-5544



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撮影日  平成27年7月12日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 11:17おかざき自然体験の森

2015年07月11日

環境教室で「炭作り体験」inおかざき自然体験の森


平成27年7月8日(水)、おかざき自然体験の森に
宮崎小学校の2年生5人が訪れ、
環境教室「炭作り体験」に挑戦しました!

5人が通う宮崎小学校は周りを山に囲まれ、近くには男川の流れもあり、
特に愛鳥活動が盛んです。でも、小学校周辺の山はスギ・ヒノキの
人工林(針葉樹林)が多く、雑木林が多い体験の森とはかなり様子が違います。

そんな自然の違いを見比べたり、森に棲む生き物を観察したりもします。


体験の森の管理棟のすぐ裏には「竹林」が広がっています。
このまま放置すると竹林はどんどん拡がって他の樹木などを弱らせてしまいます。

そのため、定期的に竹を伐採しながら出た材を使って色いろなことに活用します。
「炭作り」もその一環!今日は時間が限られているので、実際に炭を焼くことは
できませんが、炭焼き窯に入れるサイズに竹を加工する工程を体験しました。

みんな「ノコギリ」を使うのは初めて!でも使っていくうちに
コツが分かってきて上手に竹を切ることができました☆


80センチ弱に切った竹を、今度は「竹割り器」で四等分にします。
これまた初めて見る道具ですが、竹がパカッと見事に割れていくので
みんな楽しそうに熱中していました!


みんな器用で手際よく作業が進み、ここまでの出来栄えを確認しました。


炭焼き窯に竹を入れるときは、一度にたくさん焼けるよう
なるべく隙間なく入れます。そのため、竹の節の部分を
カナヅチで取り除いていきます。

※通常はナタで節を除去します。


今日の作業体験はここまでで終了!ここで一枚記念撮影です☆

「みんなどうだったかな?」と聞くと
「すごく楽しかった!面白かった!」
と大きな声で答えてくれました。


休憩を挟んでビオトープの生き物観察に出掛けました。
ちょうど森に遊びに来ていた植物の先生「河江」さん
素敵な「草笛」を作ってみんなにプレゼントしてくれました!

みんな最初は苦戦しながらもだんだん上手に吹けるようになりました☆


「あっ!何かいるよ!」
食草園で何やら生き物を発見!一体何でしょう?


すごい色・形をした「ジャコウアゲハ」の幼虫です。
この場所には「ジャコウアゲハ」の食草の「ウマノスズクサ」
という植物がたくさんあり、近くでメスがひらひら飛んでいました。

宮崎小学校の周りにはどんなチョウがいるかな?


ビオトープにやって来ました。水の中をのぞくと色んな小さな生き物がたくさんいます。
「メダカ発見!」
「大きなタニシが動いてるよ!」
「アメリカザリガニがいたー!」

やはり子どもたちは生き物に敏感で、色んなものを見つけてくれます。
こうした水辺は生き物たちの楽園☆大切に守っていきたいですね。


最後に出会えたのは「トノサマガエル」
※このカエルもずいぶんと数が減っています。

こうして炭作り体験と森の生き物観察を行って本日の環境教室は終了です。

何事も「体験」第一!こうした活動を通して自然を体全体で感じながら、
自然を大切に思う心を育んでいきたいですね☆

2年生のみんな、またぜひ「おかざき自然体験の森」に遊びに来てね☆



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撮影日  平成27年7月8日(水)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
撮影者  おいかわ、やまのうち
投稿者  やまのうち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:00おかざき自然体験の森

2015年07月07日

昔ながらの稲作体験「田んぼの草取り&ザリガニ釣り」を開催!


平成27年7月4日(土)、おかざき自然体験の森の田んぼで
「田んぼの草取り&ザリガニ釣り」を実施しました!


森の田んぼ西の管理道路脇の広場に集まった参加者の皆さんは、
森の職員から今日の活動内容を聞きました。
除草機の扱い方を管理道路で試してみます。
何もない道路の上では、除草機はスイスイ進みます。
「でも、田んぼの中に入ると勝手が違いますよ。」
と職員から忠告が!


6月6日(土)の1回目の田んぼの草取りから、およそ1か月。
先回、しっかり草取りをしたはずですが、稲の間には草がびっしり・・・。
草取りのし甲斐があります。


除草機は3台しかありません。子どもたちが代わるがわる交代で
除草機を押します。除草機を使わない大人も子供も手で草を取ります。
腰をかがめた姿勢での草取りは本当に大変です。

除草機はと言うとたくさんの草と泥を押し分けないといけません。
子どもたちだけでの力では、ほとんど前に進めません。
お父さん、お母さんのお手伝いで、何とかかんとか進みます。
今にも雨が落ちてきそうな梅雨寒の日ですが、
除草機を押すとじわっと汗が噴き出してきます。


そんな微笑ましい親子の協力する姿をカメラでパチリ!


休憩をはさんで、いよいよ子どもたちお待ちかねの
ビオトープでザリガニ釣りです。
釣竿は、森に生えている竹を切ってみんな手作りです。


そこかしこのビオトープの岸辺に竿が林立します。
釣りの鉄則、静寂!
みんな無言で、じっと釣り糸を垂らします。


静寂を破って「やった~!『ザリガニ」ゲット~!」の弾む声。
自慢げに釣果をご披露します。


僕はザリガニの鋏に挟まれないよう気を付けて、ザリガニを手にしました。


こちらでもザリガニをゲット!得意満面、笑顔がこぼれます。


釣り上げた赤く大きなアメリカザリガニを水槽に入れて、
大事そうにみんなに見せてくれました。

最後は釣ったザリガニをビオトープに戻して
今日のプログラムは、無事終了です。

参加された30名ほどの参加者の皆さん 大変お疲れ様でした!
田んぼの草取り作業、本当にありがとうございました!


次回の昔ながらの稲作体験は、
8月8日(土)「かかし作り」を管理棟内で実施予定です。(雨天決行)

皆様のご参加を職員一同、心よりお待ちしております。


8月プログラム申し込みは、7月22日(水)午前9時より
おかざき自然体験の森
℡(0564)45-5544までお電話ください。



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撮影日  平成27年7月5日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
撮影者  すぎうら
投稿者  あだち 


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 18:39おかざき自然体験の森

2015年07月06日

里山を甦らせる!「きこりの会」定例活動レポート

平成27年6月28日(日)、市民活動団体「きこりの会」
会員の方々が、おかざき自然体験の森内の「ふるさとの森」
除伐と下刈りなどの里山整備活動を行いました。


「きこりの会」は、おかざき自然体験の森の開設に合わせて
里山に関心を寄せる有志が集まり、里山の復元・保全を目的として
平成14年12月に設立され、活動を開始されました。

現在、会員は約50名で、毎月第2土曜日、第4日曜日を定例会として活動し、
他に「森づくり体験教室」など5つの体験プログラムも適宜開催しています。


皆さんは管理棟の南側に「ふるさとの森」(全体で2.25ha)が
あることをご存知でしょうか。この森の内、およそ0.5haの雑木林が
平成18年に愛知県より「優良広葉樹母樹林」に指定されました。

このエリアは、きこりの会の里山整備活動の重点エリアの一つで、
コナラの「母樹林」の保全活動を行っています。

今回は、林床に光を入れ、コナラやアベマキの幼木を育てるため、
日陰になっているコジイやソヨゴ、ヒサカキなどの常緑樹と、
混み過ぎたタカノツメなどを伐採しました。



「ふるさとの森」は、散策路のEコースが縦断しています。
整備されたコナラ林の木陰を気持ちよく歩けるように整備しています。


Eコースから森に少し分け入ると、下草が地面を覆い尽くしています。


きつい斜面での除伐作業は危険を伴い、体力も使います。
梅雨の晴れ間、蒸し暑い中、黙々と作業に打ち込みます!


除伐した地面に目を移すと、この春、実生のコナラの幼木を見つけました。
除伐によってたっぷりと降り注ぐ太陽の光を浴びて、
すくすくとコナラの幼木が生長します。


すぐ隣には2年生のコナラの幼木も元気いっぱいに育っています。
このようなコナラの母樹林が整備されていく様子を目の当たりにすると、
日頃の大変な作業の苦労が報われ、また力が蘇ってきますね。


午後3時、今日の「ふるさとの森」の整備活動が無事に終了しました。
きこり会の会員の皆さん、本当にお疲れ様でした!


この森の整備活動や、きこりの会の活動について
詳しくお知りになりたい方、また、見学や参加をご希望の方は
おかざき自然体験の森までお問い合わせください。
市民皆様のご参加を心よりお待ちしております。



おかざき自然体験の森
〒444-8601
岡崎市八ツ木町字池ノ上10番地
TEL:(0564)45-5544
FAX:(0564)45-5891



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撮影日  平成27年6月28日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
撮影者  すぎうら
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:35おかざき自然体験の森

2015年07月05日

城南小学校4年生が来校!ホタル学校で環境教室


平成27年7月3日(金)、ホタル学校へ大型バス2台がやって来ました。
環境教室に参加する城南小学校4年生51人の到着です!
今日はたっぷり一日コース。あいにくの雨天ですが、楽しくホタルや
環境のことを勉強していきましょう。


城南小学校があるのは鳥川の里山とはまるで異なる岡崎の市街地です。
鳥川に来たことのある子はごく一部でしたが、ほとんどの子が
ホタルを見たことがあるそうです。でもホタルについては
どれくらい知っているかな?さっそくホタルクイズにチャレンジです!


ホタルの見分け方や生態について、自分の予想と実際の答えを
比べながら勉強しました。間違えたって大丈夫!
大人だって全問正解できる人は少ないのだから、クイズをきっかけに
覚えていけばいいんですよ。


続いてはグループに分かれてワークシートに取り組みます。
ホタル学校の展示を調べながら、ワークシートで空欄になっている
ホタルの生態に関するキーワードを探しました。

みんなグループで協力しながら真剣に取り組んでいます!


一通り調べ終わったら、部屋に戻って解説を聴きながら
答え合わせをしました。随分とホタルについて詳しくなりましたね☆


続いては、ちょっと雨も収まってきたのでホタルの里の探検に出発です!
平成の名水百選にも選ばれた湧水「大岩の水」や、
世界に一本しかない「トヨトミ梨」の木など、
貴重な鳥川の自然資産を見て回りました。みんな興味津々です!


道の横を流れる鳥川を覗きこんでみると、雨の影響でいつになく濁って
水量も多いです。残念ながら今日は川に入っての生き物調べは
出来そうもありませんが、足もとをよく見ると何やら動くものが・・・


「サワガニだ!いっぱいいるぞ!」
何匹ものサワガニが川岸や土手を歩いていました。
きれいな川にしかいないサワガニ。
初めて見る子がほとんどなのでみんな大興奮でした!


ホタル学校に戻ったら、鳥川のようなきれいな水の環境に棲む
生き物についてモニターで写真を見ながら解説を聴きました。

「今の5年生は去年川に入れたのがうらやましい!」
との声も・・・。本当に残念です・・・。
でも生き物たちは川でいつでも待っているから、また遊びに来てくださいね。


さて、お弁当を挟んで午後からは再びグループに分かれて「水のことば」に取り組みました。
ホタルにとっては命そのものと言ってもいい「水」ですが、実はいろいろな形に
姿を替えながら私たちの暮らしや自然環境に関係しています。

そこで「水」に関するキーワードの描かれたシールを模造紙に貼りつけながら、
それぞれのつながりを線で結んでつながりを解き明かしていきました。


最後にいくつかの班に発表してもらいました。
こちらのグループはイラスト入りの力作です!川を中心にそこから派生する
キーワードをつなげていくと、人間も含めてたくさんの生き物が
川の恩恵を受けていることが見えてきました。
逆に水を汚してしまうとその影響が拡がってしまうこともわかりました。


続いては水の性質について学ぶ「水のオリンピック」を体験しました。
1種目目は水のいっぱい入ったコップの中におはじきをどれだけ入れられるかを競います。
おはじきの入れ方にコツがあります。「もう入らない!?」と思っても、
水の表面張力の働きで案外いけてしまうのが面白いところです。
この体験も大盛り上がりです☆


2種目は一分間でコップの水の上にどれだけのクリップを浮かすことが
できるかを競います。コツは欲張りすぎないこと!せっかく浮かせても、
もっと浮かそうと思って欲張ると一斉に沈んでしまいます・・・。

「クリップなんて浮くの?」と疑問に感じていた子も多かったですが、
やってみるとビックリ! 調子よく浮かせても次にクリップを乗せるときに
沈んでしまって「あ~・・・」と落胆の表情。でもみんな最後まで頑張りました!


競技が終わった後、コップに「魔法の水」を数滴垂らすとクリップが
みんな沈んでしまいました。「魔法の水」の正体は合成洗剤です。

合成洗剤には水の表面張力を減らす働きがあります。普段お皿を洗うときは
汚れが落ちやすくなっていいのですが、それを川に直接流してしまうと大変!
写真のように、表面張力で浮いているアメンボも溺れてしまいます。

みんな普段は何気なく使っている「水」だけど、実はとても大切なものだと
感じてくれたようです。

※キャンプ場など、排水が下水道や浄化槽を通らずに
すぐ川に流れてしまうような場所では特に注意しましょう。


最後のプログラムは水質調査です。水道水と、城南小学校のすぐ近くを
流れている占部(うらべ)川の水と、水道水に数滴「しょうゆ」を垂らした
水の水質を簡易検査キットで調べてみました。

※鳥川は雨のため、本来の川の水質が測れないので採水を断念しました。


写真では分かりにくいですが、結果としては当然「水道水」が一番きれい、
「しょうゆ」の入った水は一番汚れが多く、占部川はその中間あたりに
なることが分かりました。

※水に溶けている有機物の量によって水質を図るCOD検査です。


子どもたちによると、占部川で「ホタル」を見たことはないそうです。
なぜ占部川でホタルは飛ばないのでしょうか?どうすれば鳥川のように
ホタルが飛べる環境になるのでしょうか?


きっと今日一日環境教室で学んだことの中に、そのヒントがあるはずです。


環境問題を他人事にして済ませるのではなく、一人ひとりが身近な自然を大切に思い、
どうすれば守っていけるかを考え、行動できるようになってくれることを期待します。

城南小学校4年生の皆さん、先生方、ありがとうございました!
またぜひ「ホタル学校」に遊びに来てくださいね☆



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撮影日  平成27年7月3日(金)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html
  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 09:42鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2015年07月02日

もうすぐ七夕☆折り紙で「七夕飾り」を作りました!


平成27年7月1日(水)、おかざき自然体験の森の管理棟で
「折り紙を楽しむ会」が開催され、
素敵な「七夕飾り」作りを楽しみました!


まず、講師から本日の作品見本を見せてもらいました。
「すごく素敵ね!」
「ちょっと難しそう・・・私に出来るかしら?」
なんてつぶやきがどこからともなく聞こえてきます。

「大丈夫。皆さんきっと見本以上の作品ができますよ!」
講師より優しいお言葉が掛けられます。


色紙に切り取り線が印刷されています。
実線に沿って丁寧に切り取っていきます。


点線には、山折りと谷折りがあります。
指先に神経を集中して、折り込みます。


お友達の作っていく様子も参考に、
和気あいあいと作業が進みます。


やはり女性の皆さん、指先を使う繊細な作業はお手のもの☆
いえいえ、男性だって負けていませんよ!


糊付け(木工用ボンド)は竹ひごの先を使って
細かな部分にきちんとつけます。


作品が完成に近づいてくると、作品を持つにも壊さないよう気を使います。
ピンセットなどを使って作業を進めます。もはやミクロの戦いですね☆


お母さんといっしょに来たお嬢ちゃん、作品作りはちょっと無理なので
七夕の短冊に願い事を書きました!どんな願い事を書いたのかな?


お母さんとピースサインで竹笹に短冊を結びました!


午後2時過ぎ、皆さん素晴らしい「七夕飾り」を作って、最後は記念撮影です。
「はい、チーズ!」
素敵な作品を手に素敵な笑顔が溢れました。

参加された20名の皆さん たいへんお疲れ様でした。
講師の岡田さん、熱心なご指導を本当にありがとうございました!


実は今、ヨーロッパなど世界各地で空前の「折り紙」ブームがおきています☆
和紙などの紙質の良さや繊細な作品の数々、「和」の世界観などが受け入れられ、
折り紙の素晴らしさが見直されています。
この機会にぜひ体験してみてはいかがでしょうか。



「折り紙を楽しむ会」は毎月第1水曜日の
午前10時~14時30分に実施しています。



たくさんの方のご参加を、講師、職員一同、心よりお待ちしております。


[お問い合わせ先]
おかざき自然体験の森
電話(0564)45-5544




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撮影日  平成27年7月1日(水)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 09:09おかざき自然体験の森