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2015年09月30日

きのこの季節がやって来た!「秋のきのこ観察会」開催レポート


平成27年9月27日(日)、西尾市の「ながね会」主催で
「秋のきのこ観察会」が開催されました!
秋の長雨の後、朝夕は涼しくなり、秋のきのこシーズン到来です! 
午前10時、管理棟に集合された参加者の皆さんは、観察会を前に記念撮影です。


きのこ観察会の講師「中條先生(写真左)」から
きのこの観察の仕方などお話がありました。


きのこの採集の仕方の手本を見せてもらいました。採集したきのこは、
アルミ箔で優しく包んで持ち帰ります。こうするときのこが傷みません。
きのこはとってもデリケートです!

※通常、森の動植物の採集は禁止ですが、今回のような「観察会」では
届出をしてもらって特別に承認しています。



管理棟を出て管理道路を登って参加者全員で「オオワライタケ」の
群生地に向けて歩きます。管理道路脇には、色いろなきのこが
生えていました。さっそくみんなで観察です。


きのこの写真を撮ります。マクロできのこをアップで撮ります。
皆さんとても熱心です!


今日の目玉「オオワライタケ」の群生です!
思わず身をかがめて覗き込んでしまいます。
もちろんカメラにもしっかり収めました。


CコースとDコースの繋ぎの土手には「オオワライタケ」の
群生がありました。これから1週間から10日ほどが見ごろです。
今後、もう少し「オオワライタケ」が生長しそうです。

中條先生曰く、「これほど大きなオオワライタケの群生は、
愛知県ではここだけでしょうね。」とっても珍しいんですね!


「オオワライタケ」のそばの林のコナラの木に「オオヒラタケ」
生えていました。「「オオヒラタケ」は毒こそ有りませんが、
食用ではありません。」と教えてもらいました。

※一般の方は、絶対に野生のきのこは食べないでください!


「オオワライタケ」の観察を参加者全員で行うと、それぞれ自由に
コースを歩いてきのこの観察をしました。Eコースを「四阿(あずまや)」
に向けて階段を登っていくと白いきのこを子どもたちが見つけました。
採集して管理棟で名前を教えてもらいましょう。


12時前、四阿に到着。ここにも「オオワライタケ」の群生を見つけました!
また、四阿からの遠く名古屋のビル群まで見渡せる眺望に感動☆


きのこ観察の終盤、Aコースを下って管理棟に向かいます。
2歳の僕は疲れてしまったのかお母さんに抱っこされてAコースを下ります。


参加者の皆さんが採集してきたきのこは
お昼休みを利用して中條先生が名前を書き出してくださいました。

※きのこの名前の確定は、顕微鏡などで胞子などを見ないと
本当の名前が判らないこともあります。あくまでも今日は目視での名前付けです。


きのこの講習会の前に熱心な参加者の方々が、
図鑑を片手に中條先生に色いろ質問をしました。


いよいよきのこの講習会の始まりです。講師が配られた資料も参考に
採集してきたきのこについてお話を聞きます。
講師が一つ一つのきのこの名前から、特徴、エピソードを交えて
解説してくれます。きのこの世界の奥深さに引き込まれていきます。


写真の橙色の小さなきのこは「モエギビョウタケ」と言います。
「萌黄色」の「鋲」のような形からこの名が付いています。
きのこの名付け方も面白いですね!

食べられるきのこ、毒きのこなどたくさんのことを教えてくださいました。
最後に講師から一言!「毎年のように毒きのこを食べ、亡くなる人がいます。
知らないきのこは絶対に食べないでくださいね!」


2時間にも及ぶきのこの講習会、きのこの世界の入口を
紐解いた一時でした。中條先生、参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

※野生のきのこの電話相談(無料)は
NPOながね会(電話:090‐1473‐4438/中條氏まで/15時~21時)


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撮影日  平成27年9月27日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 08:00おかざき自然体験の森