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2015年10月04日

ホタルの里の自然を体感!第6回ホタルマスターファミリー講座


平成27年9月27日(日)、ホタルマスターファミリー講座
第6回目を開催しました。半年間に渡って行ってきたこの講座もいよいよ最終回です。

おなじみの自然・環境学習実践隊の皆さんを講師に、一日かけて様々な
環境教育プログラムを体験しながらこれまでのふりかえりと総まとめをします。

まずは午前中の第1部の様子をお伝えします。


はじめに鳥川を散策しながらフィールドビンゴにチャレンジです。
普通のビンゴとは違い、数字の代わりに「赤い花」や「どんぐり」など
自然の中から見つけたものでまマスを埋めていきます。


普通に歩くだけでは見過ごしてしまうものでも、ビンゴゲームでたくさん集めようと
注意して観察すると色々なものが見えてきます。

木の下にはちょうどドングリが落ちていました。よく見比べてみると、同じドングリでも
アベマキやコナラなど樹の種類によって形も大きさも全然違うことに気づきました。


カマキリも発見!健太郎君の胸にとまったと思いきや「威嚇」のポーズ!?
びっくりさせてしまったみたいです。


珍しいトヨトミ梨の実も見つけました!トヨトミ梨はピンポン玉くらいの
小さな実をつける梨の種類で、野生の木は鳥川に1本しかない!
という貴重な梨です。今年は豊作の年で、樹の上で鈴なりになっていました。
落ちた実を記念に持ち帰る子もいました。ただし、ちょっと渋くて食べられません・・・。


何人かビンゴが出だしたころに折り返し地点の白髭八柱神社に到着しました。
この神社には大きなヒノキやクスノキが生えています。
この木からどんな音が聞こえてくるのか「聴診器」を使って聴いてみました。


そっと樹皮に聴診器を当ててみると「ゴー」っという音が響いてきました。
木が水を吸い上げる音という話もありますが、実際は枝が風で揺れる音や
地面を伝わってくる音を聞いているそうです。

この木たちは周囲の環境が変化していくなかでどんな音を聴きながら育って
きたのでしょうか。同じ場所で長い時間を積み重ねてきた木の生命力を感じました。


続いて講師のむしくんが何やら四角い紙を取り出しました。中がぽっかり
くり抜かれていますが、実はこれは「額縁」
自然の中の一部を切り取って観賞する「森の美術館」というプログラムです。


各自額縁を手にとって、いろいろな角度から自然を切り取り、題名をつけていきました。
上を見たり横から見たり、自然の力と自分の感性を合わせて芸術作品を作り上げていきます。


こちらは「フリル」という作品です。木の表面に生えた地衣類を
可愛いフリルに見立てた女の子らしい発想です。この木も女の子なのでしょうか?


こちらは石灯篭の傘の下に作られた蜂の巣を切り抜きました。


雨に濡れないような場所を選んで巣を作るハチの知恵に注目!


この後はホタル学校に戻りながらフィールドビンゴの続きをしました。
同じ景色を見ていても何に気づくかは人それぞれです。お互いに気づいたことや
面白いと思ったものを分かち合うことで自然を様々な側面から楽しむことができます。

家族同士や参加者同士で交流をしながらホタルの里の自然を楽しく学ぶことが出来ました。

昼食を挟んで第2部に続きます。お楽しみに☆


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撮影日  平成27年9月27日(日)
撮影場所 ホタル学校、鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 07:33鳥川ホタルの里(ホタル学校)