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2016年03月04日

おかざき自然体験の森「春の兆し」パート2


弥生3月、春の訪れは着実に進んでいます。
管理棟西のマンサクです。


東北弁「先ず咲く(まんずさく)」豊年満作に通じる縁起の良い花が満開です。


管理棟から工作棟を経て、正門に向かって進みます。
写真右の南向き斜面の土手を注意深く見て歩きます。
コナラの落ち葉の間から、薄紫の花を見つけました。


ニオイタチツボスミレの可憐な花です!
1センチに満たない小さなこの花は、Aコースの日当たりの良い散策路でも
見受けられます。漢字を当てれば「匂い立ち壺菫」のようにほのかに甘い香りがします。

ニオイタチツボスミレを愛でながら、ビオトープに向けて歩みを進めます。


ビオトープ北の林には、野鳥撮影のアマチュアカメラマンが、
冬鳥のミヤマホウジロベニマシコの姿を撮影されています。

春の暖かさが増すにつれて、冬鳥の姿が、少しずつ減ってきています。
春の訪れは、野鳥の姿の変化からもうかがわれます。


管理道路を挟んでビオトープに目を向けてみました。


すると、水中にチューブのような細長いものが伸びています。
アズマヒキガエルの卵です!


よーく水中を眺めてみると、アズマヒキガエルの卵のチューブの周りに
1センチに満たない小さく黒いものが泳いでいるのを発見しました。
ニホンアカガエルのオタマジャクシです!

このビオトープではアズマヒキガエルの卵とニホンアカガエルの
オタマジャクシが同時に観察できます。

天気予報では、3月上旬は4月並の暖かい日が続くようです。そうすると
アズマヒキガエルの産卵がさらに加速し、ニホンアカガエルの
オタマジャクシの数もぐっと増してくると思われます。


ぜひ、おかざき自然体験の森を訪れた際には、ビオトープも覗いてみてください。
命響き合う里山の豊かさをお楽しみできるものと思います。

皆様の来園を心よりお待ちしています。


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撮影日  平成28年3月2日(水)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


ふたば この森まるごと自然体験フィールド ふたば
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HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 08:11おかざき自然体験の森