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2016年05月25日

こどもエコプロジェクト始まる☆「森の名探偵」編


毎年恒例となりました、岡崎市内の公立保育園・幼稚園を対象とした
環境教育プログラム「おかざきエコプロジェクト」
季節がやってまいりました。

今回は「おかざき自然体験の森」で実施している「森の名探偵」の様子を
ご紹介します。5月12日(木)に開催した初回では、城北保育園、
また18日(水)には福岡保育園のいずれも年長のみんなに参加してもらいました。

雨降りの日も多い中、両日とも晴天に恵まれ絶好のエコプロ日和となりました。


(駐車場から仲良く手をつないで管理棟まで歩く園児たち)


このプログラムでは、園児の皆さん一人ひとりに「探偵」になってもらい、
身近な自然について考えながら、森の中にある一つの謎を解くことを目的としています。


その謎(テーマ)はズバリ「土」!
森の中にたくさんある土が一体何からできているのか?どうやってできているか?
意外と難しい問題です。土はたくさんあるから、その材料になるものも同じくらい
たくさんあるはず!というアイデアから思いついたのは、あちこちにいっぱい
落ちている「葉っぱ」

まずは葉っぱをたくさん集めて、本当に土の材料かどうかを確かめなくてはいけません。
ということで、さっそく葉っぱを集めに森の中へいざ出発~☆


土っぽい、茶色い葉っぱをメインにできるだけたくさん探してもらいます。
みんなが一生懸命集めてくれたおかげで、こんなにたくさん集まりました。

しかし、まだこのままではただの葉っぱ・・・。土とはほど遠い状態です。
これらが柔らかく小さくしたら、もしかしたら土に近づくのかもしれない?
ということで、次は葉っぱを水に濡らしてみましょう。


(水が入った水槽の中に葉っぱを入れて柔らかくする)
 

乾いた葉っぱとの違いは何だろう?触った時の感触や柔らかさ、大きさ、
握った時の音などなど、色いろな変化にみんな気付いたようです。
こうしてずいぶんと土に近づいてきてはいますが・・・まだ何かが足りません。

最後の仕上げをしてくれるのは、そう!ご存知「ミミズ」さんです。
土がつくられていくプロセスにおいて、ミミズの力は欠かすことはできません。
そんなミミズさんたちに会うため、彼らのお家に向かいます。


(竹スプーンを使ってミミズを探す子どもたち)


「ミミズ見つかった?」
「まだぁ・・・どこにいるのかなぁミミズさん・・・」


フカフカとした土の中にはミミズがたくさん潜んでいます。
頑張って探した結果、たくさん見つけることができました!

実はこのミミズたちが、森の中で水に濡れて柔らかくなった葉っぱを食べて
出した『ウンチ』が土に変わるのです。あまり綺麗なイメージのないウンチが
豊かな土になると知って、園児のみんなもとてもビックリ!


※お食事中の方、申し訳ありません・・・。


謎を解き明かして「森の名探偵」となったみんなのところに、なんと、森を守る
お仕事で偶然にもこの森を訪れていた「エコマグリーン忠勝」が登場☆

今日ここで体験した内容を、エコマンダーにしっかりと教えてあげました。
「みんな偉いぞ☆」


そして今度はエコマンダーからみんなへ、大切な自然を守るために約束してほしい
「3つの約束」をご紹介。しっかりと握手して、約束を守ることを誓いました。


身の回りに当たり前にある「土」や「葉っぱ」といった自然のものに目を向ける機会は
なかなか少ないかもしれません。今回のエコプロ体験を通して、園児の皆さん、
またその家族の皆さんといった多くの方々に、ぜひ自然について楽しみながら考える
機会を持っていただければ嬉しいです。


※今後「森の名探偵」に挑戦する年長のお子さんをお持ちの保護者の皆様は、
ネタバレ防止のため当ブログの内容をお子さんにお教えにならないよう
ご協力をお願いします。


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撮影日  平成28年5月12日(木)、18日(水)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  なかむら


ふたば この森まるごと自然体験フィールド ふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 13:24おかざき自然体験の森