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2016年06月19日

水と生き物のつながりを学ぼう!豊富小学校4年生が環境教室に参加


平成28年6月10日(金)、岡崎市立豊富小学校4年生44名が
ホタル学校の環境教室に参加しました!

この学年は一年間のテーマとして水や生き物のつながりについて学んでいるそうで、
今日はホタルだけでなく、その周りの環境にも目を向けて学んでいきます。


まずはワークシートを使ってホタル学校の展示物を調べて学習していきます。
みんなは一昨年もホタル学校に来ていますが、その頃よりも内容はレベルアップしています。
前に学んだことを思い出しながらチャレンジしてみましょう!


一通り調べ終えたらモニターで答え合わせと解説をしました。
ホタルの生態をかなり思い出してきたかな?


さて、ホタルも人も生きていくためには「水」が欠かせません。
続いては水のつながりを考える「水のことば」というアクティビティに取り組みます。

水に関する言葉の書かれたシールを模造紙に貼り付けながら関連する言葉を線で結び、
水が自然環境や私たちの暮らしの中でどうつながっているかまとめていきます。


はじめはどこから手をつけたらいいか悩んでいる様子でしたが、つなげ始めると
色々な関連性が見つかってどんどん水のネットワークが広がっていきました。


結果を何グループかに発表してもらいました。こちらの班は川から海へ流れた水が蒸発し
再び雨となる循環と、そのサイクルの一部を人間や生き物が利用している様子を
まとめてくれました。

ではもし私たち「人間」がその水を汚してしまったらどうなるでしょうか・・・?
目を背けてはいけない問題がここにあります!


続いてはみんなお待ちかねの川の生き物探し!
プールよりもずっと冷たい鳥川の水に始めは恐る恐るだった子どもたち。
でもすぐに水の中の世界に夢中になりました。


こちらはカワムツを見つけました!俗に「ハヤ」と呼ばれるくらい
泳ぐのが速い魚ですが、上手に捕まえられましたね。


捕まえた生き物の一部を教室に持ち帰り、じっくり観察を行いました。
サワガニ、カワニナ、カワムツ、トンボのヤゴなど様々な水生生物が見つかりました。

別の日に学校近くの寺前川でも生き物調査を行うそうですので、そちらの結果と比較して
水環境の違いを考えてみてください。


最後に鳥川の水と、寺前川から汲んできた水でパックテストを使った
水質の比較実験を行いました。
有機物の量を調べるCOD検査ではどちらもほぼ同じでしたが、
pH検査は鳥川のほうが寺前川よりも
少しアルカリ性に傾いていることが分かりました。

同じように見える川でも、複数の視点で調べると環境の違いが見えてくるはずです。


あっという間の半日でしたが、水のつながり、
生き物のつながりを考えるヒントがたくさん得られたのではないでしょうか?


今日不思議に思ったことや疑問に感じたことをぜひこれからの学びにつなげていって
ほしいと思います。そして今年一年の学習成果を聞ける日を楽しみにしています!


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撮影日  平成28年6月10日(金)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 08:26鳥川ホタルの里(ホタル学校)