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2016年08月28日

ホタルのいのちの物語「捕食編」


ホタルの幼虫が孵化してから50日が経ちました。

全長1~2mmだった幼虫たちは水槽の砂利の中にもぐりこみ
一向に姿を見せません。順調に育っているのか?心配です・・・。


8月23日(水)のことです。

飼育水槽を観察していると、幼虫がカワニナを食べているではありませんか。
さっそく写真に撮りました。10mm程度に育っていました。

水槽の中でたくさん生まれたカワニナの稚貝が減っていたのでホタルが
食べているのだろうとは思っていましたが、これで確認できました☆


一匹のカワニナに3匹の幼虫が頭を突っ込んでいます。

ホタルの幼虫は約9か月の間にカワニナを50~60個も食べます。
食べるといってもむしゃむしゃ食べるのではなく、食いついて
消化液を出しカワニナの肉を溶かして舐め取るようにして栄養を吸収します。

そんなホタルの幼虫も自然界では、他の生き物に食べられてしまうのでしょうね。
みんな食物連鎖の中で一生懸命生きているのです。

そして生き残った者だけが、来年6月に飛翔するのです。
いつまでも生態系が維持されるよう、我々人間も協力していきましょう。


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撮影日  平成28年8月23日(火)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  かみや


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 20:31鳥川ホタルの里(ホタル学校)