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2012年08月17日

「ホタル生息地バスツアー」を開催しました!

平成24年8月16日(木)、ホタル里親教室の一環として「ホタル生息地バスツアー」を開催しました。岡崎市は、美合学区から河合学区までの乙川(おとがわ)流域が「岡崎ゲンジボタル発生地」として、国の天然記念物に指定されているのをご存知でしょうか。実はこのホタル発生地としての天然記念物指定、今現在では全国で最も古い指定なのです(昭和10年に指定)。また、「鳥川ホタルの里(鳥川町)」を含む額田地域の「ゲンジボタル」は、市の天然記念物に指定されています。こういうわけで、岡崎市は「ホタルのまち」と言えますが、そのホタルはどんなところに生息しているのか、また、どのような保護活動が行われているのか、なかなか知る機会は少ないと思います。今回は、岡崎市内と、お隣の西尾市のホタル生息地をバスで巡り、ホタルに関する学習をしようとツアーが企画されました。


最初に向かったのが「岡崎市立美合(みあい)小学校」です。ここでは、昔からホタルの飼育や周辺河川のクリーン活動が続けられており、4年生では「マイボタル」といって、ゲンジボタルの幼虫を一人一匹飼育をしようと取り組んでいます。また、校内にはカワニナを育てる池もあり、地下水を引き込んで飼育に励んでいたり、ホタルの産卵小屋(写真)やホタルの成虫を観察できるビオトープもあります。昔から学区一帯のゲンジボタルを「生田蛍(しょうだぼたる)」と呼び、小学校、生田蛍保存会、そして地域の皆さんが大切にしており、毎年幼虫の放流も続けられています。


続いて訪れたのは「岡崎市立河合中学校」です。美合小学校同様、この学校にもゲンジボタルの飼育室や、カワニナの飼育池(写真)が設けられており、昭和40年代からずっとホタルの人工養殖や保護活動が続けられています。一言で「人工養殖」といっても、その道のりは険しく、なかなか思うようには飼育ができず、苦労の連続だったそうです。今では養殖技術も確立され、毎年春には地元の岡崎ゲンジボタル河合保存会の方々と一緒に、たくさんの幼虫を川に放流し、ホタルの成長を見守っているとのことでした。


三番目に訪れたのは鳥川町にある「ホタル学校」です。この施設は、平成22年3月末に閉校した「鳥川小学校」を改修した施設で、平成24年4月にオープンしました。今では「鳥川ホタルの里」として多くの人に知られ、6月には市内外からたくさんの方が観賞に訪れるスポットとして有名です。しかし、その背景には長年、地元の鳥川ホタル保存会と旧鳥川小学校の先生・児童たちによる熱心なホタル保護活動や、水環境の保全として周辺の森林整備などを地道に行ってきた実績があり、その賜物だと実感しました。ホタル学校名誉校長の古田先生から、ホタルについての講義を受け(写真)、しばしお昼休憩です。


お昼から向かった先は、西尾市にある「平原ゲンジボタルの里」です。ここも大変有名なホタルスポットで、段々畑のような地形に合わせてしっかりとした木道や階段が設置されており、緩やかな流れの水路にたくさんのカワニナが生息していました。ここでは、地域のホタル保存会の会長さんにお越し願い、ホタルに関する活動や施設見学を行いました。今では、周辺の小川でもかなりホタルが発生するようになり、少しずつ環境が戻ってきているそうです。


最後は、八ツ木(やつぎ)町にある「おかざき自然体験の森」です。この森では、ゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタルの3種類のホタルが同時に見られる穴場スポットです。小川にはゲンジボタルが、ビオトープ(写真)や湿地にはヒメボタルが、森の中にはヒメボタルがそれぞれ生息していて、生態の違いを実感することができました。また、ホタル以外にもたくさんの生き物が生息していて、それぞれの季節において自然の営みを感じることができます。


さてさて、バスツアーはこれにて終了です。暑い中、皆さんお疲れ様でした。これから様々な取り組みによって、少しずつホタルの棲める環境づくりをしていきたいと思います。ホタルは人に近い場所(里山など)にいます。人にとって良い環境=ホタルにとっても良い環境でありたいですね!(長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございます!)


撮影日  平成24年8月16日(木)
撮影場所 美合小学校、河合中学校、ホタル学校、平原ゲンジボタルの里、おかざき自然体験の森
投稿者  やまのうち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:00 │鳥川ホタルの里(ホタル学校)