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2013年03月31日

「とっかわ文化財巡りバスツアー」を開催しました!


平成25年3月31日(日)、「とっかわ文化財巡りバスツアー」を開催しました。昨年11月に企画されたイベントでしたが雨で中止となり、今回も天気が心配されましたが、何とか開催することができました。ツアーのガイドは、旧鳥川小学校に6年間在職された竹内謙作先生です。(現在は豊富小学校に勤務)

出発地は「ホタル学校」です。136年の長い歴史を刻んだ旧鳥川小学校ですが、過去に2度、不運にも火事で校舎が焼失してしまいました。その都度校舎は再建され、また、平成22年3月末で閉校した後も「ホタル学校」として再建されました。これからも様々な歴史を刻み続け、多くの方に親しまれる学校として活用していきたいと思います。

◆今日のコース ホタル学校(旧鳥川小学校)→延命水→山口家の荒神木→加茂式黒炭窯→瀬長の猪垣→ふないどの水→松雲庵跡地→役行者→中村の庚申様→トヨトミ梨→西国三十三所観音→慈徳院→白髭八柱神社→鳥川城址→うめさん・つやさんの巡礼供養塔


最初に向かったのは、環境省の「平成の名水百選」に認定された鳥川ホタルの里湧水群のうちの一つ「延命水」です。山に降った雨が少しずつ浸透して湧き出していて、夏でも水は冷たく、多くの方がポリタンクを持参してこの水を汲んでいかれます。ちょうど周辺の山では間伐が進められていました。健全な山がきれいな水をつくり出し、ホタルを育んでいるということがわかりました。


この日、天気予報は「曇り」でしたが、山の天気は変わりやすく、けっこうな雨が降ってきました。竹内先生は自他共に認める「雨男」…。イベント開催はなかなか厳しいですが、自然にとっては「恵みの雨」ですね!

バスの中から「山口家の荒神木(こうじんぎ)」という巨木(ヒノキ)を見学しています。はっきりした樹齢は不明ですが2~300年は経過してそうです。このような荒神木は、ヒノキの他にも各家庭ごとに樹種が様々で、昔から鳥川に残る風習の一つだそうです。(詳しくは「鳥川ホタル保存会」のホームページをご覧ください)
http://www.oklab.ed.jp/tokkawa/sisigaki/sisigaki_map.html


この石垣は何だと思いますか?実は江戸時代に作られたイノシシから農作物を守るための「猪垣(ししがき)」なんです。しかも、イノシシが乗り越えれないよう波状にしてあるのです。イノシシはとても賢い動物と言われています。昔の人も、そんな賢いイノシシをよく研究し、どうすれば侵入を防げるかを考えたのです。


写真の木は岡崎市の天然記念物「トヨトミ梨」です。実はこの木、新種の野生種で、世界でただ一つの木なのです。元々あった木はもっと大きく、伊勢湾台風でなぎ倒されてしまいましたが、枝が成長し、見事に復活を果たしたそうです。秋にゴルフボールほどの小さい実をつけますが、お味はかなり渋いそうで、私たちがよく食べる梨とはまったく違います。


トヨトミ梨の木にかわいい花が咲いていました。まだ、ほとんどがつぼみですが、もうすぐ満開になりそうです。


西国(さいごく)三十三所観音を見学しながら坂を上った先に「慈徳院(じとくいん)」があります。建物は本堂、庫裏、十王堂の三つが健在で、現在は無住の寺ですが、鳥川小学校の校舎が火事(一回目)で無くなってしまったときは、この本堂を使って授業を行っていたそうです。


最後は「鳥川城址」です。現在、空堀跡や無数の墓石が残されており、作手奥平氏の城跡ではないかと言われていますが、はっきりとしたことはわかっていません。ただ、1532年に奥平の居館として鳥川砦が築かれたという記録が残っており、歴史ミステリーを感じさせる場所でした。

こうして時間はアッという間に過ぎてお昼になり、ツアーは終了です。今日巡ったすべての場所をブログではお伝えしきれませんが、「鳥川ホタル保存会」のホームページに詳しく紹介されていますので、ぜひご覧ください。また、第二弾のバスツアーも企画したいと思いますので、ぜひホタル学校へお越しになってください。

http://www.oklab.ed.jp/tokkawa/(鳥川ホタル保存会)

ホタルは人里に住まう生き物です。その人里には、豊かな自然が残り、歴史や文化が色濃く残されてきました。自然とどう向き合い、どう生きるのか、鳥川にはそのヒントがたくさんあるような気がしました。


撮影日  平成25年3月31日(日)
撮影場所 鳥川ホタルの里・ホタル学校にて
投稿者  ホタル学校スタッフ


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 17:00 │鳥川ホタルの里(ホタル学校)