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2013年06月18日

第3回「ホタルマスターファミリー」を開催しました!


平成25年6月16日(日)、岡崎市ホタル学校(鳥川町)で「第3回ホタルマスターファミリー」を実施しました。昨日の雨とはうって変わって晴天に恵まれ、8家族28名が参加されました。

見ごろを迎えている鳥川ホタルの里の「ゲンジボタル」。今回は第1部(17時~18時30分)でホタルが発生する川沿いを観察し、地形や川の様子を記録しながら、ホタル発生のポイントを予想します。(講師は「自然・環境学習実践隊」の皆さん)

休憩をはさんで第2部(19時30分~21時)では、乱舞し始めたホタルを観察し、どのポイントがホタルが多いか?その理由は?などを探ります。(講師はホタル学校名誉校長の「古田忠久」先生)


まず最初は予習・復習を兼ねた「ホタル発光の謎調べ」クイズ(11問)に挑戦します。第1回、第2回のときに学習した問題もあれば、初めての問題もあります。まずは答えを予想して記入し、そのあと、ホタル学校の展示の中から答えを見つけ出していきます。


どうやら皆さん、少し苦戦しているようですが、そこは「ホタルマスターファミリー」の称号取得をかけて家族で協力して答えを探していきます。お父さん・お母さんも真剣です!


低学年のお子さんでも読めるように、展示の文章にはすべてルビがふってあります。ご家族で、また参加者同士で声を掛け合って答えを探しています。

Q1.ゲンジボタルは、川の近くにしかいない?
Q2.鳥川のゲンジボタルの点滅は4秒に1回?
Q3.ゲンジボタルとヘイケボタルは同じようなところにいる?

クイズの一例です。皆さんもご一緒に考えてみてください!


ホタルクイズの答え合わせのあとは、外に出てホタルが生息している鳥川(とりかわ/河川名)沿いを歩き、川を5つのポイントに区切って、各ポイントの川の様子を記録シートに書き込んでいきます。

一口に「川」といってもところどころ様子は違います。土砂が堆積して水の流れが端っこだけになっているところ、一方は山になっているところ、背丈の長い草がたくさん生えているところなどなど。


みんな真剣に記録シートに書き込んでいます。明るいうちにしっかり川の様子を覚えておき、暗いときにどこでホタルが飛ぶのかを考えていきます。


橋のすぐ向こうに「ネムノキ」が一本あります。ネムノキは「キチョウ」の食草で、時としてたくさん付いて食い荒らされることもあります。また、大型のカメムシである「オオクモヘリカメムシ」がよくついており、うっかり触ると非常に臭いです。(漢字では「合歓木」と書きます。余談ですが岡崎市には「合歓木町」という町があり、何かネムノキに由来する町なのかもしれませんね。)


ここから見る川の様子はこれまでと違い、左岸に山(森)があります。川幅も広く、水の流れも豊富です。さあ、これまで見てきた川の各ポイント、果たしてどのポイントにホタルがたくさん生息しているのでしょうか?また、なぜそうなのか?という理由も一緒に考えてみましょう。


今回使用した川の様子を記録する専用シートです。こうして見ると、わずか300mほどの範囲でしたが、川の様子はどこも違います。鳥川は護岸工事も施工されていますが、長い月日が経過して、自然の川の状態に戻りつつあるようです。


夕食休憩を挟んで第2部のスタートです。まずは、古田先生からゲンジボタルの飛翔についてお話を聞きました。ゲンジボタルは、湿度の高い日を好んで活発に動きます。川や周辺の田んぼから立ち昇る水蒸気の膜(トンネル)の中を飛び交うイメージで、高く飛んだとしても20mぐらいで、飛翔範囲はホタルが休憩している場所の上下流100mほどです。

人間には過ごしにくいですが、ゲンジボタルはとにかく蒸し暑い夜が好きなのです。


この日は日曜日とあってものすごいたくさんの人がホタル観賞に来られていましたので、なかなかじっくりとホタルを観察することは難しかったですが、それでも8時15分頃にはホタルが乱舞し始め、大きな歓声があがりました。ホタルマスターファミリー参加者の皆さんも、なんとか人の波をかき分けながら、ゲンジボタルをみることができました。

ホタルが少ない場所は、水が流れる川幅が狭く、エサとなるカワニナが少ないようです。また、川が県道のすぐ横のポイントでは、ホタル飛翔時期に車のライトが激しく当たり、繁殖活動を妨げてしまうことも要因の一つです。逆に、左岸が森のところは、川幅も広く、ホタルが休める場所もあり、車のライトもあまり届かないので、たくさん飛んでいましたね。

暗いので記録シートには書き込めませんが、しっかり記憶して、家に帰ってからどのポイントがたくさん見られたか、ホタルが少ない場所はなぜなのか?など記録しておきましょう!

参加者の皆さん、遅くまでお疲れ様でした! 次回は7月14日(日)です。


[クイズの答え]

Q.ゲンジボタルは、川の近くにしかいない?
A.そのとおり!ゲンジボタルは幼虫時代、川の中で生活します。
  メスが卵を産み付ける場所も川岸の湿ったコケの中で、
  孵化(ふか)した幼虫はすぐに水の中に入って生活します。

Q.鳥川のゲンジボタルの点滅は4秒に1回?
A.2秒に1回です!岡崎市のある西日本のゲンジボタルは2秒に1回、
  東日本は4秒に1回の間隔で点滅します。

Q.ゲンジボタルとヘイケボタルは同じようなところにいる?
A.いません。ゲンジボタルは河川(ゆるやかな流れの小川)、
  ヘイケボタルは田んぼや用水路、湿地など、水の流れがあまりないところにいます。



撮影日  平成25年6月16日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば



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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 14:12 │鳥川ホタルの里(ホタル学校)