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2013年10月03日

第6回ホタルマスターファミリー(第2部)を開催しました!


★平成25年9月29日(日)

お昼のお弁当を食べた後は、第2部の始まりです。運動場に出て、いくつかの環境教育プログラムを体験します。

まずは、野生動物の生息に必要な要素を考え、要素のバランスについて体を使って体感します。

空気や太陽の光りなどは、どんな生き物も平等に得ることができますが、その他に自力で見つけなければならないものがあります。それはどんなものか問いかけてみると、子供たちが元気よく手を挙げてくれました。野生動物が生きていくために必要となる要素は、「食べ物」、「水」、「隠れ場所」、そしてそれらを探しながら活動する範囲「生活空間」です。


次に、野生動物の生息に必要となる4つの要素に分かれ、それぞれの要素を一つずつ(一人ずつ)順番に並んで、前の人の肩に手を置いて輪を作っていきます。

すると大きな輪ができました。この輪は、野生動物の生息に必要な「食べ物」、「水」、「隠れ場所」、「生活空間」が同じ数そろっているバランスのとれた状態です。でも、これだけでは本当にバランスがとれているのか分かりません。そこで、自分たちの体を使って確かめてみます。


みんなでタイミングを合わせて腰を下ろします。ずっと一緒に活動してきたので、皆さんの気持ちが通じ合い、一度で成功しました!

さらに、両手を上げてみました。小さな子供から大人まで、色んな大きさがあっても力が分散されてあまり重さを感じることもなく、両手を挙げても崩れることはありません。思わずみんなから笑顔がこぼれます。野生動物が生きていくためは、必要な「要素」がバランスよくそろっていることが重要です。

★アクティビティ名は「つながり発見!生息地」


今度は、ある生き物と生息地の要素になって、その生き物の生き残りを体験します。

ここ鳥川にもたくさん生息している「シカ」になったつもりで、自然の中でシカが生きていく様を体験します。シカが生きるためには、自力で「食べ物」、「水」、「隠れ場所」を探さなければなりません。参加者の皆さんは、「シカ」と「必要要素」になって、シカの生息数がどう変化していくか、今度も体を使って体験していきます。


まず、喉が渇いて「水」がほしい時、お腹がすいて「食べもの」がほしい時、そろそろ家(隠れ場所)に返りたい時のポーズを決めます。

ポーズが決まったところで、最初に「シカ」になる5人(5匹)を選び、残りの人は「必要要素」となります。何回か繰り返して、シカの数の変化を記録していきます。


笛の合図と同時に、シカになった人は「今自分が必要!」と思った要素のポーズをとり、必要要素の人は自分は何になるか瞬時に考えてポーズをとります。

次の笛でシカは前を向いて、自分が必要とするものと同じ要素を走って取りに行きます。さあ!どんな結果になるか、生き残りをかけたサバイバルレースの始まりです!生き残りをかけて、みんな必死に必要要素を取りに行きます。必要要素が手に入らなかったシカは死んでしまい、自然に戻って必要要素になります。最後まで生き残れるかな?


シカの数の変化をグラフで見てみると、年によって増えたり減ったりしていますね。限られた範囲の中では、需要と供給のバランスを保つことはとても難しいことのようです。この体験で野生動物が生きていくことの大変さが分かったと思います。

★アクティビティ名は「オー!ディア」 (ディア=「鹿」)


教室に戻り、今度はゲンジボタルが生息する「鳥川」を題材としたプログラムを体験します。

各家族に、川の絵と解説文が配られました。ゲンジボタルがたくさん生息している「鳥川」で、新たな街づくり(開発)が行われることになったと想定し、解説文をよく読みながら、用意された建設する「幹線道路」や「駐車場」、はたまた「化学工場」などの配置を考えます。ゲンジボタルを守りながら、どんな街を作り上げるのか、家族で相談して考えていきます。(今度は頭を使う体験です!)


用意された建設物は必ずすべて配置し、ほかに必要と思ったものは自由に書き足すことができます。家族でしっかり考えましょう!

スタッフも一つグループを作り、建設物を切りながら、切れたものの配置について話し合っています。大人の面子にかけても、よい街づくりを見せたいようです。(結構プレッシャーがあるかな?)


子供も自分の考えや意見をしっかり言っていますね。どの人の表情も真剣です!

配置が終わると、どのグループも緑(植栽)を加えたり、道路を書いたりしてどんどん街ができ上がっていきます。完成が楽しみですね。


時間となったところで、順番に自分たちが考えた街づくりを発表してもらいました。


どの街づくりプランも、これまでしっかりと学んできた「ゲンジボタル」のことを第一に考え、ホタルが舞う川に光がいかないよう、植栽などの緩衝帯(バッファーゾーン)を設けていました。


また、幹線道路沿いには「遮光ネット」を張って光を遮断する、農業は無農薬で家畜の糞を肥料にするなど、自然環境への影響を少しでも緩和させるように考えられていました。どれも素晴らしいプランだと思います。これまでの学習がしっかり活かされていると実感しました!

自分の住む地域に戻ったら、この体験を思い起こしながら、地元の街がどのように自然環境に配慮されているかなどを家族で話し合ってみると、さらに実感が沸くと思います。

★アクティビティ名は「みんなのホタル川」


もう一度校庭に出て、ホタルマスターファミリー講座に参加した記念として、また、森の木を伐採したのでその代替の意味も含め、ホタル学校の敷地に木を植えます。

植える木は、「コバノガマズミ」と「ウツギ」です。「コバノガマズミ」は、スイカズラ科の落葉低木で、明るい二次林に生育しており、4月から5月にかけて白い花を咲かせ、秋には赤い果実を付けます。

「ウツギ」は、ユキノシタ科の落葉低木で、林縁や雑木林、崖、畦などに生育しており、小川のほとりや斜面下部などのやや水分条件のよい場所に生育することが多く、5月頃に白い花をたくさん付け、良い香りがします。

どちらの木も、花にはチョウやカミキリムシの仲間、コガネムシ科のハナムグリの仲間が集まって来るので、ホタル学校へ来て生き物を観察する楽しみが増えると思います。


最後は、ホタルマスターファミリー講座での活動をふり返りながら、自分がホタルや野生動物になったと想像し、その生き物や人間へのメッセージを「詩」に託します。

これまでに、ここ鳥川ホタルの里で色んな活動をしてきて、「ゲンジボタル」だけでなく、多くの生き物と出会いました。自分がその出会った生き物になったとして、その生き物や人間に向けたメッセージを「詩」としてまとめます。

各自、自分の好きな場所で、少しの間、静かな時を過ごします。子供たちも一人になって、ホタルやある生き物になり、静かにメッセージを書き綴っています。きっと素敵な「詩」が生まれることと思います。


教室に戻り、今日の活動のふり返りをします。ホタルの自由研究は終わっていても、皆さんは最後まで熱心に取り組んでくれたので、とても楽しく達成感のある活動ができたと思います。

4月から半年間、6回の活動をしてきました。これまでのことをふり返って、順番に感想などを話してもらいました。

これで「ホタルマスターファミリー講座」はすべて終了です。最後に環境部自然共生課長から、各ファミリーに「ホタルマスターファミリー認定証」が渡されました。


6回の活動は、一度も雨に降られることがありませんでした。また、怪我や事故などもなく、計画通りに行うことができ、本当に良かったと思います。「ホタルマスターファミリー講座」は終了しますが、皆さんにとってはここからが新たなスタート(生活の中で実践)だと思います。これからも、家族そろって身近な自然や生き物に目を向け、自然を守る優しい気持ちと、家族の絆を深めて行ってもらいたいと思います。半年間、本当にお疲れ様でした!

※ご協力くださったすべての皆様に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。


★第6回ホタルマスターファミリー第1部の様子はこちら↓
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e245449.html


撮影日  平成25年9月29日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば



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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 23:49 │鳥川ホタルの里(ホタル学校)