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2015年01月31日

第1回「自然体験活動コーディネート学習講座」を開催!


平成27年1月25日(日)、おかざき自然体験の森にて
第1回「自然体験活動コーディネート学習講座」を開催しました。

昨今、環境教育の現場において、効果的な自然体験活動の企画・実践を行う
能力を身に付けた「リーダー」が必要となることから、この講座を開催し、
今後の「自然体験活動」を担う指導者の発掘・育成を目指して企画され、
全3日間の日程で実施していきます。


受付は「おかざき自然体験の森」の駐車場です。
受講される皆さんには、その場で名札とクリップボードが配布されました。

もうここからさっそく講座が始まります。
体験①「自然に目を向けよう」と題し、自然観察記録シートを手渡し、
シートに示された項目に沿って、見つけたり確認したりした自然(印象など)
を記入していく、自分一人だけの自然観察です。


その後、全員管理棟に集合し、改めて講座を始めます。
主催者あいさつの後、講座開催の目的や講座の概要などについて説明をし、
続いて講師である「自然・環境学習実践隊」の「むしくん」(ニックネーム)に
バトンタッチをし、講座を進めていきます。

今回の講座は、講義的な内容ではなく「体験」を重視した活動を行い、
段階的にステップアップしていく内容としました。
また、体験アクティビティは現在日本で広く普及している「ネイチャーゲーム」、
「プロジェクト・ワイルド」、「プロジェクト・ウェット」、
「プロジェクト・ラーニング・ツリー」を活用することも説明されました。

★初回は「ネイチャーゲーム」体験です。


この講座で知識や技能を高めたいという前向きな気持ちを持った方が
22名受講されました。まだまだ皆さん緊張気味ですが、
どんな人たちが参加しているのか、本名・フィールドネーム・参加動機、
好きな食べ物などを交えながら自己紹介をしてもらいました。

その後、自然体験活動とは何かや「環境教育」がなぜ必要なのかについて、
環境教育の歴史や背景などを紹介しながら説明し、
これからの自然体験学習のあり方についての講義を行いました。


◆体験アクティビティ「はじめまして」

「はじめまして!あなたのことについて教えてください」というシートが配られました。
シートには自然体験に関係する8つの質問が記されています。


まず、各質問に対する自分自身の答えを書き込み、その後、
この先の活動を共にしていく人たちに一つずつ質問しながら、
お互いのことを知っていきます。


最初のうちはあいさつして質問するだけという感じでしたが、
慣れてくると、質問からの会話もはずみ、笑い声も聞こえるようになりました。

これまでに経験してきたこと、年齢や暮らしている環境など、皆さんそれぞれ違いますが、
この活動でほんの少しかもしれませんがお互いのことを理解し合えたと思います。


◆体験アクティビティ「私は誰でしょう」

背中に付けられた生き物(カード)が何かを、周りの人たちに
クイズのように質問しながら考えることで、生き物の特徴や多様性、
分類の方法、生き物の暮らしぶりを学ぶきっかけづくりをします。


皆さんは、その生き物になったつもりで、近くにいる人に、
例えば「私は何を食べますか?」、「私は空を飛ぶことができますか?」
など、何か一つその生き物を特定するための質問をします。

その生き物が何か分かるまで相手を変えて質問していき、
分かったところで、むしくんに報告にいきます。

この後、動物を題材としたアクティビティとして、
「ノーズ」、「動物ヒントリレー」など、ネイチャーゲームの
アクティビティを紹介しました。

これで午前中の活動は終了で、昼食休憩を挟み、
午後からもフィールドに出て活動します。


◆体験アクティビティ「食物連鎖」

生き物の「食う・食われる」の関係を紐でつなぎながら、
自然界の生き物のつながりを体験します。

自然界にはたくさんの生き物たちが暮らしていますが、
それらはお互いに重要な結びつきを持っています。
網の目のように動物や植物が絡み合っている様子、
一つの生き物が他の生き物について影響を与える様子などが、
この活動で理解することができます。


◆体験アクティビティ「カモフラージュ」

道の脇に目立たないように置かれている人工物を探し出すことで、
観察力を養います。また、擬態や保護色、適応などを学び、
身近な生き物の暮らしの知恵や不思議を知り、興味を持たせます。


山裾の道沿いにロープが張ってあります。そのロープに沿って、
地面から目の高さほどのところに、自然の中にはない「人工物」が
いくつか置かれていたり、付けられていたりします。

スタート地点からロープに沿ってゆっくり進みながら人工物を探しますが、
声を出したり指を指したりしてはいけません。心の中で数を数えます。


ゴール地点で待っているむしくんに、他の人に聴こえないように
そっと見つけた数を知らせます。この活動は2回挑戦してもらいます。

残念ながら1回目では誰一人正解者はいませんでした。
2回目は、1回目より目を凝らして、さらにしっかり見るようにしましょう。


答え合わせをしていくと、「な~んだ…そんな所にあったのか!」、
「ぜんぜん気付かなかったよ」と、皆さんから歓声やため息が上がりました。
周りの色と同じで分からなかったり、形が自然のものとそっくりで
気が付かなかったものがあったようです。


ふり返りで、見つけやすかったもの・見つけにくかったものを分けてみました。


どれもそれだけを見ればすぐに人工物だと分かりますが、
それが自然の中に紛れると、注意深く見ないと見つけることができなくなります。


「虫たちのかくれんぼ」という本を使って、虫たちが擬態や保護色などで、
外敵から身を守る工夫をしているのを紹介しました。
見つけにくかったものは、自然で暮らす生きものに
通じるものがあることに気が付いてもらえたと思います。

この活動を体験したことで、皆さんの自然観察力が高まったと思います。
また、身近な生き物の暮らしや知恵を知り、興味を持てたのではないでしょうか。


◆体験アクティビティ「フィールド・ビンゴ」

「木の実」や「ぬけがら」など、自然の宝ものを探すビンゴゲームです。
自然は普段私たちが想像しているよりもはるかに多彩で不思議なものです。
様々な感覚を使って、カードに示されたものなどを探しながら、
自然の中を歩き回れば、身近な自然の中にこそ本当に大切なものを
見つけることができます。


◆体験アクティビティ「フィールド・パターン」

自然界にある色々な形や模様を探します。
小さなものから大きなものまで、自然界は色々な形や模様から成り立っています。
一見、乱雑に見える自然の中から、いくつかの図形を手掛かりに、
それに類似した形を探し出すことで、自然界から発せられる
視覚的情報に気付くことができます。


この体験は数人のグループで活動します。
グループで自然の中を散策しながらシートに示されたものを探し、
発見や感動を共有したり分かち合うことで、案内人がいなくても
自分たちで自然観察会を行うことができます。

※見つけたものの一例 ↓

右:実(フユイチゴ)
左:ハートの形をした葉っぱ


右:セイヨウタンポポ
左:ハンノキの雄花序

自然に目を向けてみると、冬ならではの姿を見ることができます。
春を待つ木々の「冬芽」や「シュンラン」のつぼみ、「ジョウビタキ」などの
冬鳥の姿などもこの時期ならではのものです。

グループで活動することで、より多くの発見があり、
個々の感じ方の違いなども分かったことと思います。
この活動の前に「カモフラージュ」を行うと、より効果が期待できます。


野外活動を終えて管理棟に戻って来ました。
ここで今日最後の体験アクティビティを行います。


◆体験アクティビティ「バーティカルポエム」

お気に入りの場所を見つけて、周りの自然を感じながら詩を作ります。
俳句や短歌など、書き方に制約があることで、かえってその時感じたことを
表現しやすくなります。この活動も、その場所でひらめいた言葉を
詩の頭につけるという制約があることで、誰もがすぐに詩人になれ、
その場所とより深く関わることができます。

「とりのこえ」、「さとやまのふゆ」など、今日ふれ合った目の前の自然から
感じた言葉から、素敵な詞が生まれたと思います。

自然に目を向けたりふれ合っていなければ、なかなかこの活動はできません。
今日1日の体験があったからこそ、皆さんは自分の目で見たりしたこと、
そこから感じたことなどが湧きあがってきたのではないでしょうか?

※数人の方に発表してもらいました!


今日最後のまとめは「自然体験活動の企画等について」の講義です。
「6W2H」や「PDCAサイクル」、安全管理や事故防止対策、
プログラムの構成、雨天時の対応などなど、活動に向けた様々な
取り組みについてお話をしました。


冬真っ盛りでも風もなく穏やかなとても良い活動日和となりましたが、
天気よりも皆さんの真剣で前向きな姿勢はとても素晴らしいものでした。
この姿勢を最後まで続け、自然体験活動のノウハウを吸収してもらいたいと思います。

皆さんの期待を裏切らないように、次回も精一杯努めさせていただきます。
一日お疲れ様でした。

                      自然・環境学習実践隊
                       MUSHIKUN

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★次回(第2回)は平成27年2月15日(日)開催です。
体験アクティビティは「プロジェクト・ワイルド」、
「プロジェクト・ウェット」です。お楽しみに☆

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撮影日  平成27年1月25日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  やまのうち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/



★第2回の様子はこちら ↓
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e306318.html



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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 07:18 │おかざき自然体験の森