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2015年04月18日

ホタルサポーター活動「カワニナ」の生息調査を行いました!

ホタル学校では毎月1回、ホタルの生息地拡大を推進する人材育成を目的とした
「ホタルサポーター活動」を実施しています。

平成27年4月12日(日)に、今年度第1回目となる活動が行われました。


講師はこれまでに引き続き、ホタル学校名誉校長の古田忠久先生です。
生田(しょうだ)蛍保存会会長、全国ホタル研究会の顧問も務められる
ホタルのスペシャリストです。

今回のテーマは「カワニナの生息調査と飼料の補給」です。
岡崎市内外から7名の方が参加されました。


まずは古田先生にカワニナやホタルの生態に関する講義を聞きました。

ゲンジボタルは産卵場所となる岸部の状態や幼虫の育つ水中環境など、
生活に必要な環境のうち一部が失われるだけでも生息することが
できなくなってしまいます。

特に一番の問題は川底の環境悪化で、
生活排水だけでなく山林の荒廃も大きな原因になっています。


そしてゲンジボタルの幼虫が育つためには餌となる「カワニナ」(水生の巻貝)の
繁殖が欠かせません。カワニナは単純にたくさんいれば良いというわけではなく、
ホタルの幼虫は自分の体に合った大きさのカワニナを食べるため、
生まれたての小さいものから、何年もかけて育った大きいものまで
バランスよく繁殖していることが重要です。


カワニナが繁殖するには、腐葉土や野菜クズなどの食べ物が
豊富にあることが大切です。古田先生はカワニナを増やすために
生ごみなどを発酵させたものを餌として与えています。


講義後、実際に鳥川に出てカワニナの生息状況を調べてみました。




川底を覗いてみると・・・いたいた!いました!
さまざまなサイズのカワニナが繁殖しています。


写真のように口が白く見えるものは、ホタルの幼虫が食べた殻です。
自然に死んだカワニナの貝にはすぐ藻などが生えますが、
ホタルに食べられたものは消化液が残り、白いままになるとのこと。

なるほど!


ホタルの幼虫も見つかりました!
(写真右。左側の大きいものはトビケラの幼虫)

カワニナは水温が15℃を超えると稚貝を産み始めますが、
今年は4月に入ってから雨ばかりで温度が上がっていないせいか、
川でも人工飼育容器でもまだ稚貝は見られませんでした。


水環境、気候条件や山林の状態など、様々な条件が揃うことで
カワニナが十分に繁殖し、ホタルたちの光が見られるということを学びました。

そろそろ鳥川の豊富なカワニナを食べて育ったホタルの幼虫たちが
上陸し始めて、サナギになる時期です。6月の飛翔シーズンが待ち遠しいですね☆


次回のホタルサポーター活動は「5月24日(日)」
朝9時30分~12時ごろまでで、ホタルの人工飼育について学びます。

ホタルの保護・再生活動に関心のある方はぜひご参加ください!



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撮影日  平成27年4月12日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html



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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 06:50 │鳥川ホタルの里(ホタル学校)