› 水とみどりの森の駅ブログ › おかざき自然体験の森 › 第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!

2015年12月03日

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
平成27年11月15日(日)、おかざき自然体験の森で第3回(最終回)
環境学習活動コーディネート実践講座を開催しました。
明け方まで雨が降っていたので野外活動ができるか心配していましたが、
徐々に回復するという天気予報の通り、雲の切れ間から
青空も見えてきて安心しました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
9時15分、皆さんが集まったところで講座の始まりです。
最終回のこの日は、前段で2つのアクティビティを体験した後、
「ピア・ティーチング」として、「ネイチャーゲーム」の
アクティビティを組み合わせたプログラムの企画と実践をいます。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
体験①「ハンプティ・ダンプティ」

自分で選んだ自然(動植物の写真)が壊れてしまう要因について考え、
壊れた自然を復元する模擬体験をすることで、人間と自然との
関係について考えます。

皆さんは、どんな自然や生き物が好きでしょうか? 植物や生き物、
自然の景色などの写真を用意しましたので、まず、皆さんに
その中から気に入ったものを選んでもらいます。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
写真を選んだところで、まず、グループ内でその写真を選んだ理由や
その自然(生き物)への想いなどを話し合ってもらいます。
皆さんに選んでもらった写真は、どれも自然に関するものです。
では、その自然や動植物の生息環境が壊れてしまうとしたら、
どんなことが要因として考えられるのか話し合ってもらいます。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
「では、自分が選んだ自然や生き物の生息環境が壊れたら、皆さんは
どうしますか?」という問いかけに、「元通りにする!」という答えが
返ってきました。そうですね、やはり自然が壊れてしまったなら
元通りにしたいと思いますよね。

写真を裏返すと「図形」が付いています。そう!これはパズルに
なっています。まず、図形の外側を切り取ったら、線に沿って
写真をバラバラにしていきます。

写真を切っていくということは、その自然を壊すということを意味します。
これまでの体験からもわかるように、自然が壊れる要因で
最も関係しているのは「人間」の活動です。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
それぞれ好きな写真(自然)を選んだはずなのに、皆さん結構
苦労しており、時間となっても何人かは完成させることが
できませんでした。たとえパズルが完成(自然の復元)しても、
それは完全に元通りになっているわけではなく
当然つぎはぎだらけです。

一度壊れてしまった自然は、もう元通りにはなりません。
自然やある生き物の保護を考える場合には、まず、その自然や
生き物の生態・生息環境についてしっかり理解していなければ
適切な対応はできません。場合によっては、よかれと思って
起こした行動が、さらに悪い影響を与えてしまうこともあります。
環境の変化は、私たちより先に身近な自然や生き物たちに影響が
現れます
が、常に目の前の自然を意識していなければ、
そんなことに気づくこともないかもしれません。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
体験②「森の美術館」

自然の中にいると、その中の景色や場所、動植物などが1枚の絵
のように美しく輝いている場面に出会うことがあります。
そこに額縁をそっと置くだけでたちまちギャラリーとなります。
でき上がった作品を全員で鑑賞して、自然の美しさを分かち合います。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
秋の深まりを感じる森、ただ何気なく眺めても美しさを感じることが
できます。そんな自然の中で見つけたものに額縁を添えるだけで、
一つの芸術作品が生まれます。今からは、皆さんに芸術家になった
つもりで、自然の中から何か気に入ったものや場所を見つけ、
額縁を添えて作品を生み出してもらいます。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
こちらの作品のタイトルは「文明」です。木の枝先が幾つにも別れ、
まるで人間の進化の過程で発生した文明のように感じるとのことで、
皆さん、額を覗き込んでは「なるほど!」とうなずいていました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
こちらの作品は「雫」です。真っ赤に色づいた「ガマズミ」の実、
それだけでも一つの作品になりますが、その実をよく見てみると
実の下に雫があり、自然の営みを感じました。

他の皆さんも、素敵な作品ができ上がったようです。
何気なく見ていると気づかないことも、じっくり眺めてみると
おもしろいものや美しい場面、不思議なことなどを見つけたり、
気がついたりし、思わぬ発見や出会いがあったりします。
皆さんの作品からもそんなことがよくわかりますね。

体験活動はこれで終了。室内に戻ってピア・ティーチングに移ります。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
体験③
「環境教育プログラムアクティビティの実践を考えよう」


指定された環境教育プログラムのアクティビティの実践に向け、
それぞれが考えてきた内容をグループで紹介し合い、
展開について話し合います。

ピア・ティーチングは、4種類のアクティビティの内の一つを実践して
もらいますが、どのグループがどのアクティビティを担当するかは
後程決めます。まずは、グループでそれぞれが各アクティビティを
どのように考えてきたのか紹介し合ってもらいます。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
それぞれが考えてきた内容を紹介し合いながら、どのグループも
活発に意見交換していました。一つ一つのアクティビティについて、
導入から展開、ふり返りまでどのように進めるのか、
グループとしての考えをまとめていきましょう。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
ここからは、グループで担当するアクティビティについて話し合い、
講師・スタッフからアドバイスを受けながら、実践内容や
役割分担を決め、使用する資材などの準備も進めていきましょう。
これまでの体験とは違い、皆さんの顔つきは真剣さが増しています。

時間となったところで、どのアクティビティを担当するのか決めます。
各グループの代表者に出てもらい、じゃんけんで勝った人から
アクティビティ名が書かれたカードを選びます。
カードは裏返しのまま持ち帰り、合図に合わせて一斉に表にすると
歓声とも悲鳴ともとれる声が上がりました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
宿題ということもあってか、皆さんシートにはぎっしりと
書き込んであり、意気込みの高さがうかがえました。
ここからはお昼休憩の時間も含めて各グループで打合せや準備を
進めていきます。賑やかな雰囲気の中にも緊張が高まります!

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
体験④「森の色合わせ」

シートに示された色と同じ色の落ち葉を探し出します。自然の中は
様々な色や形が満ち溢れています。視覚と触覚を働かせて自然と
ふれ合い、自然の美しさや不思議さへの気づきを促します。

皆さん、ピア・ティーチングを前にして少し緊張した面持ちですね。
そこで、もう一つアクティビティ体験をしてもらいました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
午前中では、目の前の自然を使って作品を考える「森の美術館」を
体験しました。もう一度周りを見渡してみましょう。
第2回までと比べ、森の木々も彩りを増しており、足元にも落ち葉が
たくさん落ちています。その落ち葉の色は黄色や赤、茶色など様々です。

「森の色合わせ」(同じ色の落ち葉を見つけよう)と書かれたシートを
配りました。シートには8種類の色が印刷されており、色の横には
両面テープが付いています。この活動は、制限時間内にシートに
示された色に近い色の落ち葉を見つけ、横に貼り付けていきます。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
同じ種類の葉でも、大きさや色が違っており、全く同じということは
ありません。そんなことも自然の不思議なところであり、美しい姿や
季節感を得ることは、私たちへの自然からの恩恵であると
言えるのではないでしょうか。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
体験⑤「ピア・ティーチング」
グループごとに担当が決まったアクティビティを他の人たちに実践していきます。

いよいよピア・ティーチングの時間となりました。各グループに
与えられた時間は20分です。この時間内で一つのアクティビティを
実践して、ふり返りまで行うようにしなければなりません。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
(1)「動物ヒントリレー」

生き物のヒントが書かれたカードをもとに、グループでその生き物を
推理します。断片的な生き物のヒントから、その生き物が何であるかを
想像することで、その生き物の特徴や生態を知らず知らずのうちに
学ぶことができます。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
生き物は3種類、それぞれの生き物に関するヒントが4つ
ずつあり、カード1枚に一つのヒントが書かれていること、
3つのチームに分かれ、まず、カードを取りに行く順番を決め、
最初の人がカードを持ち帰り、そのカードに書かれているヒントを
チームみんなで見て、その生き物が何か考える。

2番目の人はカードを返しに行き、違うカードを持ち帰る。
これを繰り返しして3種類の生き物全部がわかったところで
リーダーに報告する。予期せぬ!?カードもあること、
走ってカードを取りに行くので、転んだりぶつかったり
しないように注意することが説明されました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
取って来たカードをみんなで覗き込み、書かれているヒントから
その生き物を想像します。何回かすると「なんだ~!ハズレだ~!」、
「また同じカードだ~!」といった声が上がりました。

少しカードの数が多いと思ったら「ハズレ」カードがあって、
予期しないカードはこれだったんですね。

活動中では、カードをシャッフルしたり、ハズレカードを引いて来る
ことが多くなかなか正解が出なかったため、途中でハズレカードを
減らしていたりしました。正解したチームからは歓声が上がり、
大いに盛り上がっていました。

活動が終わり、ふり返りでは身近には色んな生き物がいて、
それぞれ異なった特徴があることがわかったか問いかけ、
生き物の写真を見せながら登場した生き物の説明をしていました。
そして「ここで紹介したもの以外にもたくさんの生き物がいるので、
その生き物の特徴や生息環境について調べてもらいたい。」
というようなことを話して活動を締めくくりました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
(2)「食物連鎖」

生き物の「食う」、「食われる」の関係を糸でつなぎながら、
自然界の生き物のつながりを体験します。自然界にはたくさんの
生き物たちが暮らしていますが、それらはお互いに重要な
結びつきを持っています。網の目のように動物や植物が絡み合っている
様子、一つの生き物が他の生き物に影響を与える様子などが、
この活動で理解することができます。

「動物ヒントリレーでは、ある生き物の特徴について考えました。
その中で登場した生き物たちは、自然の中で生きていくために
食べ物が必要であり、その食べ物も自然の中から探し出さなければ
なりません。たとえば、カワセミは魚をエサとし、魚はまた
違ったものをエサとしています。このように、自然の中で暮らす
生き物は、お互いに重要な結びつきを持っています。今からは、
そんな生き物同士のつながりについて体験してもらいます。」
という話しから始まりました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
「自然界では、常に、食う・食われるという営みがあります。
ここは草原だとすると、どんな生き物がいるでしょうか?」
という問いかけに、「バッタ」という答えが返ってきました。
「では、バッタを食べる生き物は?」・・・「カマキリ」と
声が上がりました。「バッタ」と「カマキリ」は、「食う」、「食われる」
という関係にあるということで、バッタと答えた人に
バッタと書かれたカードを付け、毛糸の端をもってもらい、
そこから毛糸を伸ばしてカマキリと答えた人に毛糸を持ってもらい、
カマキリと書かれたカードを付けます。

こうして、一人一つは生き物を答えてもらうように展開して、
全員が何らかの生き物となり、食う・食われるの関係でつながりました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
みんながつながったところで、「災害が起こったら影響を受ける
と思う生き物の人は、毛糸を引っ張ってください。」
と問いかけると、ほとんどの人(生き物)の毛糸が引っ張られ、
「自然界では、ある生き物が増えたり減ったりすると、たくさんの
生き物に影響を与えることがわかったと思います。」、「生態系の
バランスが崩れると、生きていくことができない生き物も
出てくるかもしれません。」という話しで理解を促しました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
(3)「フィールド・パターン」

自然界にある色々な形や模様を探します。小さなものから大きな
ものまで、自然界は色々な形や模様から成り立っています。
一見、乱雑に見える自然の中から、いくつかの図形を手掛かりに、
それに類似した形を探し出すことで、自然界から発せられる
視覚的情報に気づくことができます。

「意識して自然を見てみると、そこには色んな形がたくさん
あることに気づきます。今からは、皆さんに自然に目を向け、
シートに示された形を自然の中から見つけ出してもらいます。」という
説明とともに、色んな図形や模様が描かれたシートが配られました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
活動範囲と時間を伝え、合図に合わせて活動のスタートです。
森を遠くから眺めるグループ、地面を見ているグループもあります。
それぞれ思い思いの場所でシートに示された図形や模様を探します。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
見つけた形はどんなものだったのか、何人かに発表してもらい、
タンポポの蕾は真上から見ると、ガクの部分が広がっていて
太陽を表した形に見えるということなども交えて、色んなものを
角度や位置を変えて見ることで、同じものでも違った形に見える
ことを再確認してもらっていました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
皆さんは、自然の中には色んな色だけでなく、色んな形や模様が
隠れていて、とても面白く不思議なことに気づき、さらに自然への
興味が高まったことと思います。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
(4)「フォールドポエム」

少し仕掛けのある詩作りをグループで行い、これまでの体験を
分かち合います。いよいよ最後のグループです。

「ここまでは、体を使って生き物のことを考えたり、身近な自然に
目を向けてきました。その体験を思い出しながら、もう一度自然を
見渡してもらい、自分の中で感じたことを詩にしてもらいます。」
という言葉から始まりました。

「詩を作ってもらいますが、一人ではなくグループ全員で作り上げます。
それも少し仕掛けのある詩作りに挑戦してもらいます。
『フォールドポエム』と書かれたシートがありますが、フォールド
という言葉は「折り畳む」といった意味があります。」と
活動内容の説明が続きます。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
グループ内で順番を決め、最初の人が自然に対する気持ちなどを
書き込みます。続いて、2番目の人が最初の人の書いた言葉を見て、
それにつながるように自分の気持ちなどを書き、最初の人の枠を
見えないように裏に折り返します。

3番目の人は2番目の人の言葉を見て、それにつながる言葉を書き、
2番目の人の枠を見えないようにします。このように後から書く人は
直前の人の言葉しか分からないようにして、最後の人まで続けて
完成となります。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
この詩作りは、最初の言葉でその続きが大きく左右されます。
前の人の言葉を見て、自然への思い、気持ちなど、深く考えずに
自分が感じたままに表現してもらえば素敵な詩ができ上がるはずです。

前の人が考えた言葉を見て、改めて周りの自然を見渡す人、
目を閉じて少し考え込む人もあります。しばらく静寂な時間が
過ぎていきました。

※以下2つの作品をご紹介!
第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
「色んな色、形が自然にはたくさんある。
丸、三角、四角など、色んな植物、
生き物たち、自然界には様々な生き物たちが共存している。
私もあなたも友だちもみんな、みんな地球の仲間、
生かされているのだ、人間よ」


第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
「キレイな景色、紅葉などの色がキレイ。まるで着物のような色!
森の染物だ!美しい赤黄緑の色あい。季節のうつり変わり、
存在する動植物の変化、秋のささやきが聞こえてくる。
ささやきがずっと続くよう、自然を守ろう!」


自然と生き物、そして私たちの暮らしが共生するということが、
どの作品からも伝わってきて、体験の締めくくりとして
とても良いできだったと思います。これでピア・ティーチングは
終了です。部屋に戻って最後の活動に移ります。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
体験⑥「活動ふり返り・まとめ」

これまでの活動をふり返り、活動全体の総まとめをします。
このピア・ティーチングや、講座全体を通して感じたことなどを
紹介してもらいました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
ピア・ティーチングでは、「やはり実践ということで、とても緊張した。」、
「参加者への質問の仕方を工夫する必要があると感じた。」、
「状況に合わせて、臨機応変に対応することが重要だと思った。」、
「子どもに伝えるには、言葉や説明など噛み砕く必要があると思った。」、
「上手く実践できるか不安だったが、やっていくうちに少しずつ
進め方がわかるようになった。」、「担当したアクティビティの説明が、
想像以上に難しかった。」、「ルール説明などシナリオがあると安心だが、
シナリオを作ることも難しいと思った。」といった感想がありました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
続いて活動全体をふり返り、感じたことなどを紹介してもらいました。

活動全体のふり返りでは、「各アクティビティや講座全体の内容など、
私生活や仕事にも活かせることができると思った。」、
「このような環境教育プログラムの存在を初めて知って、
実際に体験したことはとても有意義だった。」、
「個人ではなく、グループワークなど仲間と一緒に活動することが
大切であり、必要だと感じた。」、「子供たちに環境教育が必要なことを
改めて感じた。」、「企画力の重要性が理解できた。」など、この講座が
皆さんにとって有意義なものだったことがうかがえる内容でした。


私たち人間は、大量の「モノ」に囲まれていながら、現状に満足する
ことなくさらに新しい「モノ」を求めて、まだ使えるものであっても
惜しげもなく捨てるという生活を繰り返してきました。

しかし、この状態を続けていれば、益々地球環境に悪影響を与えること
となります。将来の世代のためには、「大量生産」・「大量消費」・
「大量廃棄」という社会の在り方を見直さなければなりません。

そのためには、学校、家庭、企業、地域社会などにおける日常的な
活動や業務の中の様々な場面で、現在起きている環境問題への
理解を深め、環境問題の要因について考え、自らの暮らしや活動を
見直すことにつなげ、持続可能な社会に向けて、
「選択」・「行動」・「参画」できる人とならなければなりません。

そのためには、人材育成に向けた教育が必要となります。
このような教育こそが、「環境教育・環境学習」ではないでしょうか?
そして、私たち大人は自分自身が環境問題への理解を深め、
普段の行動から持続可能な社会に寄与し、その姿勢や行動から
子どもたちに正しい見本を示していかなければならないと思います。
これこそが私たち大人にとっての責務の第一ではないでしょうか?


第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
◆修了証・記念品授与

これで講座は全て終了です。最後に、講座日程3日間のうち
2日以上に参加した方に修了証と記念品を授与しました。

第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!
これで3日間の講座は全て終了です。

忙しくもあっという間の3日間でしたが、終わってしまうことが
何となく寂しい気もします。講座内容の企画から準備、そして実施と
とても忙しくて大変でしたが、天気、そして積極的で明るい参加者の
皆さんにも恵まれ、充実した時を過ごすことができました。

この講座は、講師を務めた私にとっても貴重な経験であり、これからの
活動に必ず活きてくると思っています。改めてこの素晴らしい自然、
そして素晴らしい皆さんとの出会いに感謝したいと思います。

この体験や出会いが、皆さんにとって価値あるものとなることを
願っています。3日間、お疲れ様でした。
またいつか、どこかでお会いしましょう!

                自然・環境学習実践隊 MUSHIKUN


---------------------------------------------------
撮影日  平成27年11月15日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  やまのうち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/




同じカテゴリー(おかざき自然体験の森)の記事画像
この寒い時期に作るから「寒茶」
特別講座「環境学習活動コーディネート実践講座」の受講者募集中
雪化粧した森
神ってる!?折り紙を楽しむ会
受講者募集中「環境学習活動コーディネート実践講座」
おかざき自然体験の森の正月支度
同じカテゴリー(おかざき自然体験の森)の記事
 この寒い時期に作るから「寒茶」 (2017-01-24 09:32)
 特別講座「環境学習活動コーディネート実践講座」の受講者募集中 (2017-01-23 10:23)
 雪化粧した森 (2017-01-17 11:39)
 神ってる!?折り紙を楽しむ会 (2017-01-13 10:02)
 受講者募集中「環境学習活動コーディネート実践講座」 (2017-01-05 10:55)
 おかざき自然体験の森の正月支度 (2016-12-28 08:35)

Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 22:16 │おかざき自然体験の森

削除
第3回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!