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2015年12月26日

ホタルのすみやすい環境を探れ!美合小学校ホタル飼育部が来校


平成27年12月19日(土)、美合小学校ホタル飼育部の子どもたち
11名が岡崎市ホタル学校の環境教室に参加しました。ホタル飼育部のみんなは
ちょうど4か月前にも環境教室に参加しており、その際は川の生き物調査や
パックテストを使った水質検査を行っています。


今回のテーマは「ホタルが生きていくために必要なものって何だろう?」です。
ホタル飼育部ではゲンジボタルの幼虫やカワニナの飼育・放流をしていますが、
自然の川に放した後でもホタルが元気に育って増えていくためには
どういう環境が必要なのか学びます。


まず、ホタルが生きていくために必要なものを考えてもらいました。
幼虫、さなぎ、成虫の各段階で必要なもの、逆にあると困るものを整理して
書き出していきます。エサとなるカワニナはもちろん、きれいな水、川底の石、
成虫が休める草木の葉っぱなど、さすがにホタルを勉強しているだけあって
たくさんの要素を挙げて発表してくれました。


生き物が生きていくためには、「食べ物」、「水」、「隠れ場所」、「生活空間」
4つがバランス良く揃っていることが大切です。バランスが良い状態を体験して
もらうために、まず子どもたちにはそれぞれ4要素のどれかになってもらいました。


次に小さい輪になって横を向き、前の人の肩に手を置きます。そしてそのまま
ゆっくりと腰を下ろし、後ろの人の膝の上に座ります。うまくバランスが
取れると手を放しても倒れません!これにはみんなビックリ☆


さぁ、次はカワニナがいなくなってしまったという前提で「食べ物」役の子に
抜けてもらいました。少ない人数でもう一度チャレンジしてみましたが、
やはりちょっと難しいですね。必要な要素がバランスよく揃っていることの
大切さが身を持って分かりました。

※アクティビティ名「つながり発見!生息地」


実例として、先月のホタルの生息地バスツアーで訪れた小呂川(おろがわ)を
紹介しました。小呂川はホタルマスターファミリー講座に参加している
三浦健太郎君(附属中1年)が3年間研究をしており、カワニナはたくさん
いますが隠れ場所となる石が少ないことや、LED街灯の明かりが増えたことが
ホタルの生息に悪影響になっていることが分かってきたとのこと。
それによりホタルの生息環境のバランスが崩れている!ということです。


ホタルが生きていくためにどんなものが必要なのか分かってきたところで、
実際に鳥川の環境調査に向かいます。鳥川を5つの区間に分けて川の中や
周囲の様子を調べてどの場所でホタルがたくさん飛びそうか予想していきます。


まずは一番上流のA~B区間から。川底に石もあり、土手には木も生えているので
ホタルの生息環境としては良さそうですが、すぐ横を車が走るのが気になるところ。


続いてホタル学校横のB~C区間。ここは両方ともコンクリートの壁です。先程と
違って木も生えていません。「さっきより環境が悪い」という意見の子が多いようです。


次は前回川の生き物調査をしたC~D区間。川幅が広く、底には石がごろごろしていて
土手には桜の木が何本も植わっています。ここは期待できそうですね。


続いてD~E区間。ここから農道沿いになるので周りは田んぼだけ。車の光は
入りにくいでしょう。今回見た中では一番水深がありました。


最後のE~F区間。左岸に木が生い茂っており、車道からかなり離れているので
車の光はまず当たりません。ここも多く飛びそうですね。


E~F区間は川辺に降りてじっくり観察しました。カワニナが落ちた葉を食べた
のでしょうか?筋だけになった葉っぱの横にたくさんカワニナがいました。


さらに川石の下からはゲンジボタルの幼虫が見つかりました!
すくすく育てっているので来年にはきっと立派な成虫になるでしょう。


5か所の調査が終わったら、グループごとにどの場所で一番ホタルが
飛びそうか話し合って順位をつけてもらいました。もちろん理由も考えます!

「B~Cは土手がコンクリートだから幼虫があまり上陸できないと思うよ」
「E~Fは木も石もたくさんあるからホタルの生息にはすごく良いと思う」


一生懸命記録した用紙を見返しながら、真剣に議論が続きます。


そして各班に予想順位とその理由を発表してもらいました。E~F区間が
一番飛ぶというのは共通ですが、他の箇所はばらつきがありました。
水深や土手の環境など、どの要素を重視したかによって予想が異なりますが、
さぁ実際はどうなのでしょうか?


今年6月にホタルマスターファミリー講座では同じ場所で飛翔の観察をしているので、
その結果を発表しました。


E~F区間が1番というのは皆さん大当たりでした!難しかったのは5位の
A~B区間。木もあって環境は結構良さそうに見えたのですが、このポイントは
車道から車のライトが直に当たってしまうことが影響しているようです。


一日の体験を通じて、ホタルにとってどんな環境が良いのかを観る目が養われた
のではないかと思います。今日学んだことを活かして美合小学校近くの山綱川
でも同様の調査を行い、どうすればよりホタルたちが喜ぶ環境になっていくかを
ぜひ考えてみて下さい。皆さんならきっと良いアイデアが出せるに違いないと
期待しています。これからも頑張ってください!


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撮影日  平成27年12月19日(土)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html



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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 07:46 │鳥川ホタルの里(ホタル学校)