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2016年01月20日

「水」って何だろう?「たしかめよう!ホタルと水の秘密」イベントを開催!


平成28年1月17日(日)、ホタル学校で環境学習イベント
「たしかめよう!ホタルと水の秘密」を開催しました。

※写真は「水のオリンピック」の様子


このイベントは、ホタルを育む「水環境」への理解を深め、
私たちの一番身近な自然とも言える「水」の持つ不思議な性質や作用を
様々な体験プログラムを通して楽しく学ぶものです。

講師はお馴染み「自然・環境学習実践隊」の皆さんです!


鳥川に生息する「ゲンジボタル」にとって“水”は欠かせないもの。
まずはそのホタルについてみんながどれくらい知っているかホタルクイズに挑戦です。

ただクイズの用紙に「〇×」を書くだけでなく、ホタル学校の展示物を
見て回りながら答えを探していきます。みんな真剣です!


教室に戻って答え合わせをしながら解説を聞きます。

・日本にいるホタルは全部光る?
・ゲンジボタルの幼虫は貝なら何でも食べる?
・ゲンジボタルは卵から成虫になるまで光る?


などなど、知っているようで知らないことが多く、クイズを通して
ホタルの秘密を探りました。全問正解の子もいましたね!凄い☆


クイズのあとはゲンジボタルの生息環境と私たちの暮らしについて考える
記録シートが配布されました。川・湧き水・草や木・山の4つの項目に対して
ゲンジボタル・人間の暮らし・自然の生き物がどのように関係しているのかを
同じく展示物を見ながら書き込んでいきます。

・川にはゲンジボタルの幼虫が生息している。
・湧き水を田んぼに引き込んで農業用に使っている。
・草は肥料に、木は木材や炭にして使っている。
・山には色んな生き物が生息している。


などなど、それぞれの関係性を調べながら気付いたこと、わかったことを
シートに書き込んでいきました。お父さん・お母さんも真剣な眼差しです☆


記録シートを参考に、今度はアクティビティ「水の言葉」を体験します。

自然の中で水に依存しているもの、自分の生活に関するものなど、
水がどこに、どのように存在しているのかを意識しながら
水の言葉をたくさん書き出し、親子で協力しながら進めていきます。


大きな模造紙に水の言葉シールを貼って、つながりがあるものを線で結びます。
白紙のシールには自分が見つけた水の言葉を書きこんで貼ります。


「雲から山に雨が降って、山から湧水が出てくるよね」
「家で水を使うのは台所、トイレ、お風呂、洗面所、それに色んな料理にも水を使うね」

子どもたちも積極的に発言して、水の言葉がどんどんつながっていきます!


どんな水のつながりができたか、いくつかのグループに発表してもらいました。
どのグループもたくさんの水の言葉がつながっていることが見て取れます。

「川」を中心につながりが考えられているグループが多く、自然も人の生活も
その全てが実はつながっている!ということがわかりやすいまとめられています

普段はなかなか“水”のつながりを意識することは少ないと思いますが、
こうして考えることで自然も人(生活や社会活動など)も水によって
つながっていて、どちらも大切にしなければいけないことに気付きました!


次の体験は実際に鳥川の水を使った「水のオリンピック」に挑戦です。

水の持つ不思議な性質「凝集」「凝着」について学びます。
といっても難しいことではなく、2つの体験を競技に見立てて行います。

最初はコップ一杯の水の中におはじきを何個入れられるかを競い合います。
水が溢れたらそこでおしまいです。

10個も入るとコップの水は膨れ上がり、今にも溢れそうですが
一番のチームはなんと20個も入れることができました☆

水の様子を横から眺めて見ると、コップの縁から盛り上がるように
膨らんでいました。これを「表面張力」と言います。

表面張力は、液体内部では分子間の力が方向に影響されずに働いていますが、
表面ではその力が余って液体の表面積を縮小させようとする力が現れる
水の持つ不思議な性質です。


次の競技はコップいっぱいに入った水の上に「クリップ」を浮かせます。
スタートの合図から1分間後に何個浮いているかを競います。
どのクリップを使うか選び、合図とともにスタートです!
時間が限られているので、急ぎながらも慎重に浮かべていきます。

一番のチームはなんと14個も浮かべることができました☆

興奮が冷めやまないところで講師が何か透明な液体が入った
スポイトを取り出しました。その液体をクリップが浮いているコップに
ほんの少し落としていくと、何と今まで浮いていたクリップが
みるみるうちに沈んでいきました・・・。

不思議な液体の正体は食器用洗剤をすごく薄めたもので、
ほんの少しコップに入れただけでも水の持つ作用「表面張力」を
壊してしまうのです。(界面活性剤の影響)

水は透明のままできれいに見えますが、洗剤で汚れてしまい、
もうクリップが浮くことはありません。これにはみんなビックリです。


「アメンボ」はクリップのように水の上で生活していますが、
体が軽いから水に浮くわけではありません。実は足の先に細かい毛がたくさんあり、
この毛と水の表面の間でクリップが浮いたのと同じように、水の不思議な作用が
働くことで浮くことができます。

でも、このような現象は水がきれいな状態でないと起こりません。
アメンボがいるところの水が汚れてしまったらアメンボは溺れてしまいます。
もはや自力で生き延びることは不可能です。川や池などに直接洗剤を
流したりすることがないよう気を配りましょう!


いよいよ最後の体験です。動物や昆虫、きれいな花などたくさんの写真が
用意されていて、一人1枚ずつ自分の好きな写真がプレゼントされました。

写真を選んだ理由はやはりその自然が好きだから!というもの。
でももしその好きな自然が壊れてしまうとしまったら私たちはどうするか?

その自然が壊れてしまったら、どうしたいか聞いてみると
「元通りにしたい」という答えがありました。
ここでは、壊れてしまった自然を復元することに挑戦します。


写真を裏返すと線が引いてあり線に沿ってハサミで切っていくと写真(自然)が
どんどんバラバラに壊されていきます。切り終えると16ピースのパズルになりました。
ここからは壊した自然を復元する体験としてパズルを組み立てて元通りにします。

「あれ~!よくわかんないなぁ・・・」
「どんな写真だったかなぁ・・・」


みんな結構苦労していますね。


写真を切ってバラバラにすること(自然を壊す)は簡単でしたが、
写真を元通りにする(自然復元)のはとても難しいものでした。
完成したパズルを見ても、当然ながらつぎはぎだらけです・・・。

自然は、壊してしまうことは簡単ですが、
元通りにすることはとても難しく、不可能に等しいと言えます。

自然が壊されるのは、自然災害より私たち人間の活動による
ことのほうがはるかに多いのです。

この体験で、自分たちが自然に対して常に影響を与えていること、
壊れてしまった自然はなかなか元には戻らないことが理解できたと思います。

★アクティビティ名は「ハンプティ・ダンプティ」


これらの体験を通して、少しでも「水」や身近な「自然」を大切に感じ、
これからの生活の中で自然に対して優しい生活をおくることや、身近な生き物のことを
考えながら「自分には何ができるだろうか」という気持ちもって接してもらえたら
うれしいです! 皆さん、寒い中たいへんお疲れ様でした。


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撮影日  平成28年1月17日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html



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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 11:26 │鳥川ホタルの里(ホタル学校)