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2016年07月22日

森・水・生き物のつながりを学ぶ!六ッ美中部小学校6年生がホタル学校に来校


平成28年7月15日(金)、岡崎市ホタル学校で
六ッ美中部小学校6年生51人の環境教室を開催しました。

同じ岡崎市といってもバスで1時間かかる距離です。
いつもと違った里山の環境で1日楽しく勉強していきましょう!


まずはバスの移動中に考えてもらったホタルクイズの答え合わせからです。
中にはホタルをまだ見たこともないという子もいたのでなかなかの難問だった様子。

ホタルの生態と観賞のマナーもしっかり学んだので、
来年の6月はぜひホタルを観に来てくださいね。


さて、続いては教室と校庭にクラスごとに分かれて体験学習を行います。

教室ではホタルを育む森の秘密について学んでいきます。
森についてはこれまでも理科や社会の時間に習っているはずですが、
そのふり返りもかねて森林クイズにチャレンジしました。


自然を守るためには日本の木を切らないほうが良い?
日本の森は増えている?減っている?


森林破壊が起きるから切ってはいけないという子もいれば、
間伐しないといけないという子もいて意見は真っ二つ。

習ったことやテレビや新聞で見聞きしたことがまだうまく整理できてない様子です。


そこで「ホタル教室3」に今年新たに作った森林環境に関するパネル展示で
ヒントを探していきました。日本では手入れをしていない人工林が増えていて、
間伐をしないと山の土がやせて、土砂災害や洪水の原因になることを学びました。


本当に森の土には水を溜め込んだり土が流れるのを防いだりする働きがあるのでしょうか?
腐葉土と山砂にじょうろで水をまき、浸み込み方や流れ方にどんな違いがあるのか
比較実験してみました。


結果は一目瞭然。腐葉土は一度水が浸み込んだ後に少しずつ綺麗な水が流れてきたのに対し、
山砂は水がすぐに表面を流れて土も削られ、泥水がたまってしまいました。

この実験装置の中で起きたことが、雨が降るたびに日本中の荒れた森林で
起きているのです・・・。ホタルにとっても人間にとってもきれいな水が安定して流れる
川は不可欠です。その水の源である森をどうしたら守れるか、
水を使うみんな(自分)で考えなくてはいけない大切な問題です。


さて、校庭に移動したクラスは野生生物の生き残りについて学びます。
まず、生き物が生きていくために何が必要か考えてみました。

食べ物、水、家(隠れ場所)・・・これは人間もないと生きていけませんね。
そして、そうした要素が適切に存在する「生活空間」も必要です。


(喉が渇いた時のポーズ)

生き物の生存を学ぶために、子どもたちには鳥川にも多く生息しているシカ役と
食べ物・水・隠れ場所役に分かれてシカの生き残りを体験してもらいます。

食べ物・水・隠れ場所のポーズを決めておいて、合図と共にお互いがどれかのポーズをとります。


笛の合図でシカ役はダッシュで同じポーズをとっている子を捕まえに行きます。
うまく捕まえられた子は生き残り成功!捕まえた子も次はシカ役となります(繁殖に成功)。

捕まえられなかった子は残念ながら死んでしまいました。
1回休んで(土に還る)、食べ物・水・隠れ場所のいずれかになってもらいます。


何回かこの生き残り競争を繰り返しシカの個体数がどう変化するか記録していきました。

はじめは順調に繁殖していったものの、途中で食べ物・水・隠れ場所が不足し一気に数が
減ってしまいました。その後、また数が増え、また減って・・・という波を繰り返していました。

野生生物はこうして数の増減を繰り返しながら、全体のバランスが保たれているのです。

※アクティビティ名「オー!ディア」


後半は外と中のクラスを入れ替えて、全員に同じ体験をしてもらいました。

ここで午前中はおしまい。お楽しみの昼食タイムです。
いつもと違う場所で食べるお弁当は美味しいね!


午後からは川の生き物探しをします。

普段は川に入る機会も少ないそうで、きれいで冷たい鳥川の水にみんな大興奮!
「カニつかまえたぁ!」
「魚とったから早くケース持ってきてぇ~!」


時間を忘れて生き物探しに熱中していました。


サワガニ、カワムツ、カワヨシノボリなど、たくさんの生き物が見つかりましたね!


ある子は珍しいアカザ(上の写真)も見つけました。
近所の川はもっと濁っていて、ザリガニやコイ、ナマズなどがいるそうで、
鳥川とは随分と環境が違うことが分かりました。


最後に、水質の違いをパックテストで比較しました。

学校にある丸池、鳥川の水、水道水、しょうゆを1~2滴たらした水道水の4つで
COD(有機物量)とpHの比較を行いました。鳥川の水は水道水と同じくらい
有機物量が少なく、pHも中性。丸池は少し有機物があり、ややアルカリ性に
傾いていました。しょうゆを入れたものはCODが8以上と高く、そうしたものを
直接川に流しては環境に大きな影響があることが分かりました。


(ホタル学校をあとにする子どもたち)

盛りだくさんの内容でしたが、自然の中の生き物や水の複雑なつながりに
気づけたのではないでしょうか?大切なのは私たち人間もまたその一部
だということです。どうしたらほかの生き物と共生していくことが出来るのか、
同じ地球に生きる「仲間」として、責任ある行動を考えて実行していきましょう。

一日お疲れ様でした!


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撮影日  平成28年7月15日(金)
撮影場所 ホタル学校、鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html



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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:57 │鳥川ホタルの里(ホタル学校)