2016年10月16日
お茶づくりボランティア研修「烏龍茶」編
平成28年10月5日(水)、おかざき自然体験の森の
お茶づくりボランティア活動に参加しておられる皆さんと、
新城市の「すっぴん茶屋」さんが主宰する研修に参加してきました。
今回のテーマは「烏龍茶」づくりです。
新城市までは新東名高速道路を利用します。
岡崎東インターから乗って、現地までわずか30分程の道のりです。
到着後、「すっぴん茶屋」代表で生産者の中西光代(なかにし みつよ)さん
に案内され、茶畑へと向かいます。
まずは茶摘み体験からスタートです。見渡す限り緑色の風景の中に分け入っていきます。
摘むのは「一芯二葉」(いっしんによう)と言われる部分です。
葉が開いていない「芽」=芯、とその下の2枚の葉までのことを言います。
新芽は茎も柔らかく、軽く引っ張ると簡単に摘むことができます。
さすが、普段からお茶づくりボランティアで活動している皆様だけあって、
作業がとても素早いです。即座に良い茶葉を発見して摘み取って行きます。
茶摘み初体験の私は遅々として収穫作業が進まず、差は広がる一方・・・
30分程でこんなにたくさん採れました。
収穫した茶葉を持って、作業場所の公民館へと戻ります。
公民館到着後、集めた生の葉を広げて乾燥させます。
こうして葉を萎れさせる行程を「萎凋(いちょう)」といいます。
ここである程度の水分を飛ばすのがとても重要になってくるそうです。
お昼休憩を挟んで、午後からは茶もみ体験に移ります。
ここでは中西さんが昨日のうちに摘んだ後、乾燥作業を施してくれた茶葉を使いました。
初めに、茶葉をフライパンで軽く煎って、更に水分を飛ばします。
この時、一気に火にかけず、少しずつ確実に入れて作業するのがポイントです。
葉がある程度温まったら火からおろし、いよいよ揉みの作業に入ります。
手で力を込めながらこねて、団子状に丸めたら、それを再びほぐしていきます。
そしてこの作業を何度も何度も反復して、水気を取り去るのです。
とにかくこねまくります。
更に水分を飛ばすため、また煎ります。
こうしてこねる→ほぐす→煎るという流れを何度も繰り返すと、
だんだん茶葉の色が濃く、細長く変化していくのがお分かりいただけるでしょうか?
かなりいい感じになってきましたが、これでもまだ完成ではありません。
「烏龍茶」の名前は、「烏」のように黒く、「龍」のように細長い茶葉になることから
名づけられたそうで、その形状にするにはもう少し風などにあてて
乾燥させなければならないので、完成は持ち帰ってからのお楽しみとなりました。
ここでも参加者の皆さんはやはり経験の賜物か、完成形に近い状態を
次々と作り出していて、さすがでした☆
作業中には、中西さんが用意してくださったお茶をごちそうになりました。
こちらは摘み立ての生茶葉にお湯を注いで出したものです。
なかなか味わえない新鮮な味で、美味でした。
すべての行程が終了し、名残惜しいですが岡崎に帰る時間となりました。
最後はお茶畑の前で記念撮影!中西さん、貴重な経験をありがとうございました。
今回体験させていただいた作業は私にとっては何もかもが初めてで、
思い通りに進まないことばかりでしたが、楽しみながら取り組むことができました。
そしてボランティア活動で毎月お茶に携わっていらっしゃる皆様の凄さを再認識しました。
なお、今回作った烏龍茶を後日家で淹れてみたところ、とてもいい感じにできました。
味も知っているものに近く、思ったよりうまくできていたようです。(自画自賛)
おかざき自然体験の森のお茶作りボランティア活動は、
事前申込みの必要はなく、毎月第2・4水曜日の
午前9時30分~お昼頃まで活動します。
※集合場所は体験の森の「駐車場」です。(雨天中止)
お茶づくりに興味のある方はぜひご参加ください。
心よりお待ちしております。
お世話になった「すっぴん茶屋」HP
http://suppincha.web.fc2.com/
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撮影日 平成28年10月5日(水)
撮影場所 新城市
投稿者 なかむら
この森まるごと自然体験フィールド
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 22:37
│おかざき自然体験の森