築後約300 年といわれる「茅葺屋敷」を中心に、敷地内を流れる小川、
屋敷裏の棚田など、「茅葺の里」には今なお田舎の風景が残っています。
ここでは、田舎暮らし体験、農業体験、そば打ち体験など、
自然と共生する生活文化の継承に取り組んできました。
(管理・運営は、地元の「じさんじょの会」に委託して行われてきました。)
長らく営業を続けてまいりました「千万町茅葺屋敷」(ぜまんぢょうかやぶきやしき)は、
平成26年3月31日をもって終了させていただきます。
平成15年8月のオープン以降、市内外から約17万人の人が訪れてくださいました。
◆ここからは少しだけ写真で茅葺の里の思い出をふり返ってみます。
「昔ながらの田植え体験」
子供たちは泥だらけになりながらも、
親子で一生懸命に苗を植え、「お米」の生長を見守りました。
「かしわ餅作り体験」
茅葺の里を散策して大きな朴葉を採集し、
でき立てのかしわ餅を包みました。やっぱり手作りは美味しい~☆
「稲刈り体験」
鎌を上手に使って手作業で稲刈りをしていきました。
お米作りはなかなか大変だと実感できました。
「布ぞうり作り体験」
製作は大変ですが、その履き心地は思いのほか足に優しく、
歩きやすい!と評判でした。
「流しそーめん」
大自然に囲まれた場所での流しそーめんは「美味しい!」の一言。
大人も子供も箸が止まりません!
「茅葺き屋根の葺き替え」
この時のために地元の皆さんは共同で大量の「茅」を集め、準備をしました。
「餅つき体験」
つきたてのお餅は最高です!
寒い季節のイベントですが、親子で力を合わせて餅をつきました。
「雪化粧した茅葺屋敷」 (撮影:池田 宏 氏)
思い出は尽きませんが、都会では味わえない貴重な体験ができたことと思います。
茅葺の里で出会った人や、色んな体験を通して分かち合った人たちとの語り合い、
笑い合い、ときに励まし合いながら、今日の終わりの時を迎えました。
この貴重な場所・建物をご提供いただきました所有者の方に心よりお礼申し上げます。
また、茅葺の里の管理運営を担ってこられた「じさんじょの会」の皆さん、
ご協力・ご利用いただきましたすべての方々に、この場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。 m(_ _)m
今後は順次返還のための作業に入っていきますので、
関係者以外の敷地内への立入りが出来ません。
ご理解とご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。
投稿日 平成26年3月31日(月)
投稿者 岡崎市役所 環境部 自然共生課