環境部では、今年度も岡崎市内の公立保育園・幼稚園の「年長児」を対象とした
環境教育プログラム
「おかざきエコプロジェクト」を実施しています。
エコプロジェクト(以降「エコプロ」)は、「森の名探偵」、「川の生きもの博士」、
「もったいない!」、「リサイクル大作戦」の4コースがあります。
今回は、水とみどりの森の駅の1つである
「おかざき自然体験の森」で実施している
「森の名探偵」をご紹介します。
(バスでの移動は遠足気分で車中も楽しいひと時です☆)
平成27年5月14日(木)に開催したエコプロでは根石保育園、20日(水)には
福岡保育園の年長組のみんなに参加してもらいました。両日ともに好天に恵まれ、
ちょっと暑いくらいの気候でしたが、園児のみんなはとても元気でした。
「森の名探偵」コースでは、一人ひとりが
「探偵」に扮して自然にまつわる謎を
解き明かしてもらおう!というプログラムになっています。
謎解きのテーマは
「土はどうやってできるか?」です。まずは土の材料になるもの
について考えます。「森の中にたくさんあるものは何だろう?」というヒントを元に
考えて出てきた答えは「葉っぱ!」
ということで、葉っぱの中でも特に色が土と似ている枯れた葉っぱを集めるため、
森に足を踏み入れます。
みんな頑張ってくれたおかげで葉っぱはたくさん集まりましたが、まだこのままでは
土とは全然違う状態ですね。土に近づけるにはどうしたらいいの?
これを湿らせたらもしかしたら土っぽくなるかも!?
ということで、今度は枯れた葉っぱを水に浸して濡らしてみます。
乾いたものと濡れたもの、それぞれ触ってみると何かが違う!?ということを
みんな感じ取っていました。こうして徐々に真相へと迫っていきます。
だんだん葉っぱから土に近づいてはきましたが、まだ最後の仕上げが足りません。
そこで、謎を解くためのとても重要な役目を担っている生き物にみんなで会いに行きます。
柔らかい土をスプーンで掘っていくと次々と
「ミミズ」が姿を見せてくれました。
そうです!森の土を作るのは湿った葉っぱなどを食べた「ミミズ」だったのです。
「ミミズのウンチが土になるんだね!」と知って
みんなはとても驚いていました!(お食事中の皆さん、ごめんなさい・・・)
管理棟前の広場に戻ったら、おさらいを兼ねて「森の名探偵」の紙芝居を観ます。
みんな最後まで真剣にお話が聴けました!
こうして見事に謎を解き明かしたみんなのところに、なんと岡崎市のヒーロー
「エコマンダー」が登場☆ 今回駆けつけてくれた「エコマグリーン忠勝」に
今日学んだことを報告した後は、森を守るための約束を交わし、
一人ずつしっかりと誓いの握手をしました。
土や木や水など、普段は何気なく接している自然の中にも、実はいろいろな謎が
散りばめられていて、
小さな生き物が関係しているのです。園児のみんなも
「森の名探偵」の体験を通して身近な「謎」に気付き、自然に興味を持つように
なってもらえるとうれしいです。
※今後、エコプロの「森の名探偵」コースに挑戦するお子さんをお持ちの保護者の皆様は、
ネタバレ防止のため、当ブログの内容をお子さんにお教えにならないよう
ご協力をお願いいたします。
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撮影日 平成27年5月14日(木)・20日(水)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者 なかむら
この森まるごと自然体験フィールド
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
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