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2013年02月28日

ホタル学校「これは一体なんでしょう?」


これは一体なんでしょう?葉っぱの形をしています。実はこれ、「クズ」の葉です。でも葉脈しか残っていません。しかもきれーに葉脈だけ。一体どうしたら葉っぱがこうなるのでしょう?


犯人はこの方!淡水の巻貝でゲンジボタルの幼虫の大好物「カワニナ」です。鳥川ホタルの里には大きなカワニナがたくさん生息しています。(もう一種類「チリメンカワニナ」も生息しています)

このカワニナのおかげて、毎年たくさんのゲンジボタルを見ることができるのです。(この葉っぱは、ホタル学校スタッフの松下さんがカワニナの水槽からゆっくり引き上げ、形が崩れないよう乾燥させたものです。)


カワニナは、落ち葉などが積もる流れのゆるい、きれいな川や用水路に生息しており、川底の石についた藻類などを食べています。また、野菜クズや葉っぱなども大好物で、歯舌(しぜつ)と呼ばれる舌で葉っぱなどを削り取って食べるのです。それにしてもこんなにきれいに葉脈以外を無駄なく食べるなんてすごいですね!私たちも見習って、残さず食べましょう。


撮影日  平成25年2月28日(木)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 17:00鳥川ホタルの里(ホタル学校)