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2013年10月07日

「稲刈り体験」プログラムを実施しました!

平成25年10月5日(土)、おかざき自然体験の森の田んぼで、「昔ながらの稲作体験」の8回目のプログラム「稲刈り体験」を実施しました。雨が心配でしたが、薄曇りで作業をするにはちょうどよい天気となりました。(第2回の泥んこ遊びは雨天のため中止でした)


田んぼ北の管理道路にお集まりいただいた参加者の皆さんへ、スタッフが稲刈りの進め方や注意事項について説明をしました。


田植えでもお世話になった「女性会」の7名の方が応援に駆けつけてくださいました。刈った稲の束をしばる「すげ縄」を腰にしばる方法などを教えていただきました。


写真のように「すげ縄」を腰に縛り、刈り取った稲の束をしばるのに便利です。昔の人の知恵は本当に感心させられます!


さあ!稲刈りのスタートです。管理道路から田んぼに下りる法面に「オカザえもん」をはじめとする5体の「かかし」が置かれているのを目にしました。

昨年は、イノシシの食害によって3分の1ほどしか収穫できませんでした。今年は、9月上旬に数回、イノシシが田んぼに侵入しましたが、柵の補強を昨年以上に強力にしたのと、「オカザえもん」をはじめとする7体のかかしが稲を守ってくれたおかげで、イノシシの食害を少なくすることができたと思います。(かかし作りにご参加くださった皆さん、ありがとうございました!)


子どもたちも鎌を持って、稲を刈ります。一株いっぺんに刈り取るのはずいぶん力がいります。鎌を持つ手は素手で、鎌が滑らないためです。利き手でない方には、軍手をして、けがを防止します。


刈り取った稲の束を「すげ縄」を使ってしばります。上手にしばらないと「はざ」にかけた稲の束が落ちてしまいます。女性会の方がすげ縄でしばるコツを手ほどきしてくださいました。


親子で協力して稲刈りはどんどん進みます。鎌の数が全員分無いので、鎌の無い子どもは、刈り取ってしばった稲の束をはざまで運ぶ仕事もしました。


2時間ほどで、田んぼの稲がほとんど刈り取られ、しばった稲の束がはざにかけられました。


稲刈りを終えた田んぼをよく見ると、まだまだ、籾の付いた稲穂が残っています。15分ほど「落ち穂拾い」をしました。「けっこうお米が付いているね!」「もったいないね!」とつぶやく声が聞こえてきます。「もったいない」は日本独特の感性(意識)です。こういった体験を通して、ものの大切さやありがたさを感じ取って、実生活に活かしていきたいものですね。


稲刈りの終わるころ、管理棟では、「炭焼の会」の力持ちおじさん達や、稲刈りに来たお父さん方が、餅をついてくださいました。ダイナミックで迫力がありますね!


つけた餅の振る舞いには、長い列ができました。稲刈りでお腹がすいたかな?今日は5臼の餅をつくから、餅はたくさんありますよ。みんないっぱい食べてくださいね!


味の種類は、「きなこ」「あんこ」「大根おろし」の3種類。どれが一番好きかな?何度もお代わりする元気な子どもたちの姿が見られました。つきたてのお餅は絶品です。いっぱい食べてくださいね!


鎌を使った昔ながらの稲刈りをして、ほどよい汗をかき、体験の森でとれた餅米でついた餅を味わった体もお腹も満足する秋の半日を過ごせたのではないでしょうか。田んぼからやってきた7体の「かかし」が参加者たちをお見送りしました。


「昔ながらの稲作体験」のプログラムもあと残すところ「脱穀」の1回のみとなりました。
10月20日(日)(雨天の場合は10月27日(日))の9時30分からです。「脱穀」は、足踏み脱穀機や千歯こきを使い、唐箕を使って籾の選別をします。秋の半日、昔ながらの「脱穀」を体験してみてはいかがですか!



撮影日  平成25年10月5日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 08:10おかざき自然体験の森