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2014年07月20日

夏休み!「ホタルの自由研究教室」を開催しました(第1回)

平成26年7月13日(日)の午後からホタル学校で
第1回「ホタルの自由研究教室」を開催しました。

講師は午前中のホタルマスターファミリー講座に続き
「自然・環境学習実践隊」の皆さんです。


今年の自由研究教室は、7・8月の2回講座とし、
第1回目はホタルの基礎学習と川・水辺の生き物調査、
自由研究の進め方の学習などを行い、
次回8月までにある程度自由研究の内容を考えて参加し、
個々に相談・指導していくカリキュラムです。


まずはホタルの生態や生息環境について
楽しみながら考えてもらうクイズ(11問)に挑戦します。

参加者には学習記録シートを兼ねているクイズ用紙が配られ、
まずは一人でクイズの答えを予想して記入します。


自分で答えを予想したら、今度は各展示室を回って
展示の中から答えを見つけ出していきます。

ホタル学校には、ホタルやホタルを取り巻く自然のことが
いっぱい紹介されているので、その中から答えを探すのは
なかなか大変です。

でもみんな真剣に取り組んでいます。


ファミリーで協力して答えを見つけ出します。
お母さんも真剣な表情です!

タイムアップの合図で教室に戻って、
答え合わせと解説を聞きます。
大型テレビに解説の映像が映し出されるので、
とてもわかりやすく覚えることができます。


次の学習は外に出てホタルが生息している川に入ります。
鳥川には「ゲンジボタル」のほかにどんな生き物がいるか、
実際に川に入って調べ、ホタルの生息環境について考えていきます。

「アクアスコープ」で川底をのぞけば
サワガニやカワニナ、カワヨシノボリなど
きれいな水を好む生き物がいっぱい見えます!


見つけた生き物の名前や特徴がわからない時は
講師やスタッフがしっかり教えてくれます。

鳥川の生き物の多さにみんなびっくりです。
それだけ水がきれいで、生き物にとって棲みやすい場所だと
いうことが実感できたと思います。


左:カワムツ
清流「鳥川」にたくさんいる代表的な魚です。
体に黒い横線があるのが特徴で、
臆病でかなりすばしっこいです。

右:ハグロトンボの幼虫
体が細長い「カワトンボ」の一種で、
他のトンボのヤゴと比べても
細長い体が特徴です。


左:マドジョウ
鳥川には比較的たくさんいて、動きが活発です。
大きいものだと15cmほどのものもいて、
やはりきれいな川に生息している生き物です。

※鳥川には絶滅危惧種「ナガレホトケドジョウ」もいます。

右:コオニヤンマのヤゴ
鳥川にはヤンマ系のヤゴはたくさんいます。
また、少し小ぶりな「ヤマサナエ」のヤゴもいます。


教室に戻って捕獲した生き物を確認し、記録しました。
今度はみんなが住んでいる所の近くの川の生き物を調べてみたりして
比較することで、自然環境の違いや原因などを探るのも
自由研究の面白いテーマになってくると思います。

後半はいよいよ自由研究の進め方についての講義です。

自由研究とは何をするのか、テーマの決め方、研究の進め方、
まとめ方や模造紙への書き方、わかったことや改善提案など、
講師から詳しく教えてもらい、それらが書かれたテキストも配られました。
これを参考に次回8月までに自由研究のテーマや
取組み方法などについてある程度まとめて
持って来てもらうようお話がありました。


さぁ夏休みも始まりました。
「ホタル」をテーマにぜひ自由研究にチャレンジしてみましょう!
きっと身近な自然の見方や感じ方が変わってくることと思います。

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ホタルの小さな「命」に詰まった自然の神秘さ・不思議さを
自分自身で解き明かしていきましょう☆
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撮影日  平成26年7月13日(水)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 12:42鳥川ホタルの里(ホタル学校)