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2015年04月15日

「ゲンジボタル」の幼虫 上陸開始!


平成27年4月14日(火)の夜、雨の降りしきる中「鳥川ホタルの里」で
土手に上陸するゲンジボタルの幼虫を観察してきました。


地元の方からお電話をいただき、「まだちょっと数は少ないけど
幼虫が上陸し始めているよ!」との情報をいただきました。

今年の初上陸は先週の「4月9日(木)」とのことで、
4月に入ってから雨の日が多かったので、
昨年に比べて今年の上陸は早いようです。

でも、平均して「桜の散った頃」が上陸の時期と言われているので、
そう考えると今年が早いという訳でもなく、通常なのかもしれません。

※昨年は4月にほとんど雨が降らなかったので上陸がかなり遅かったです。


約9か月の間、川(水)の中で過ごしてきた幼虫ですが、
誰に教えられるでもなく、その時期になると順に上陸し、
雨で柔らかくなった土手の土の中に自分で「まゆ」を作って
その中でサナギになります。

晴れている日は上陸しません。必ず雨の日の夜です。

どうやってその「時」を知るのでしょうか?
どうやってサナギになる場所を選ぶのでしょうか?


まだまだ謎多き生き物です。


この写真はゲンジボタルの幼虫が光ながら上陸しているもので、
真っ暗でわかりませんが、写真では幼虫の体を縦に撮影したもので、
お尻の部分の両端が光っていて、成虫の発光部分とは全く位置が異なります。

光り方も成虫とは違い、光り続けながら動きますが、
何か刺激を受けると途端に光るのをやめます。


発光器は黄色の矢印の部分で、両端が光ります。

なぜ光ながら上陸するのでしょう?
一説には天敵を「威嚇」するため(身を守るため)と言われています。
その他にも何か理由があるのかもしれませんね。


「天敵とは僕のことかい?」

そんな顔をしながら「サワガニ」たちもなぜかたくさん土手にいて
雨の夜をお散歩している様子でした。(上陸している幼虫を狙っている?)


連日の雨で私たち人間にとっては過ごしにくい日々ですが、
生き物や植物にとっては恵みの雨!ゲンジボタルにとっては上陸という
大きな節目のときを迎えるのに必要不可欠なものです。

私たちの目のいかない所で、小さな命が懸命に生きています。
今年も、もう少ししたらホタルの舞う幻想的な風景を見ることができます。

この素晴らしい自然がいつまでも続くように願うばかりです。


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撮影日  平成27年4月14日(火)
撮影場所 鳥川ホタルの里(鳥川町)
撮影者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 06:39鳥川ホタルの里(ホタル学校)