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2015年04月21日

「食べられる植物を探そう!」開催レポート☆


平成27年4月18日(土)、雲一つない春空の下、
おかざき自然体験の森の散策路と管理棟で
「食べられる植物を探そう!」プログラムを実施しました。


午前9時に管理棟に集合した参加者の皆さんは、
講師の河江さんから今日の活動について説明を聞きました。
植物に造詣の深い参加者の方も幾人かいらっしゃいます。
春の食べられる野草についていくつか質問が飛び出しました。
「実際の植物を前にお答えしましょう!」参加者の期待が膨らみます。


さあいよいよ食べられる植物探しに出発です!
管理棟南の斜面には「スギナ」がびっしり生えています。
スギナは、ツクシが出終わった後に出ます。
スギナは天ぷらにして食べることができます。さっそく採集しました。

ハルジョオンの白い花も咲いていました。
ハルジョオンも天ぷらにして食べられます。
管理棟を出てすぐ2種類の食べられる植物を採集しました。


管理道路に出るとすぐ、「ミツバアケビ」の紫色の
可憐な花を見つけました。秋になるとアケビの甘い実がなりますが、
真っ先にサルに食べられてしまって、人間の口に入ることはまずありません。


工作棟を少し駐車場に向かった山の南斜面に
ヤマツツジの赤紫色の美しい花が咲いていました。
講師といっしょに斜面を登ってヤマツツジの花を採集しました。


ヤマツツジの花は、生でそのまま食べられます。
サラダの彩として最高です!


森の畑の土手は、食べられる植物の宝庫です!
ハルジョオン、セリ、ミツバ、そして、フキまで生えています。
みんな採集しました。


ビオトープに入りました。ビオトープの木道を歩いていると、
木道のすぐ脇に「セリ」が生えていました。


ビオトープを出て、沢沿いを管理棟に向けて戻っていきます。
ヨモギが沢の脇に生えています。ヨモギは「草餅」に入れる植物です。
今日は草餅は作りませんが、天ぷらがおいしいです!
「お灸のモグサもヨモギから採れます。」と教えてもらいました。


イタドリも沢の南に生えていました。皮をむいてかじってみました。
とっても酸っぱい!イタドリは「タデ科」の植物です。
「タデ食う虫も好き好き」という諺があるようにクセがあります。

講師は、このイタドリを甘いジャムにしてきて味を合わせてくださいました。
パンにつけて食べると、甘さの中にほんのり苦味もあって、
大人の味のジャムですね!


ビオトープの流れ込みにきました。
クレソン(オランダガラシ)が新芽を伸ばしています。
クレソンは、ステーキの付け合せにもってこいですね!
クレソンはサラダにしましょう!


権現(ごんげん)池の西に来ました。
シロツメクサ(クローバー)を見つけました。
四葉のクローバーは見つかった?

土手には「クサイチゴ」の白くてかわいい花が咲いていました。
もう少しすると、赤く甘酸っぱい実がなります。


権現池の南には「タカノツメ」の若葉が芽吹いていて摘み取ります。
「天ぷらがおいしいですよ!」と講師の一言で期待感が否応なく高まります。
採集だけでなく、カメラにも収める参加者もいらっしゃいます。


1時間ほどの散策で、袋にたくさんの野草や
若葉を摘み取ることができ、管理棟に戻りました。


管理棟東の広場のテーブルの上に採集した植物を並べます。


並べた植物に講師が名前を書いてくださいました。
身近な森にこんなにもたくさんの食べられる植物があるのにはびっくりです!


いよいよ調理の開始です。講師が天ぷらを揚げてくださいます。
おいしそうな香りが漂ってきます!


サラダもできました!
ヤマツツジの紫に、タンポポの黄色い花びらが食欲をそそります。
器は森の孟宗竹で、野趣溢れています!


天ぷらをバラン(これも森の植物)の器に載せて味わいます。
青空の下での天ぷらランチはもう最高!

雲一つない春風のさわやかな半日、
心も体も、そして舌も満足のいくひと時でした!

植物観察会は毎週「第3土曜日」に実施しています。
講師、職員一同、皆様のご参加をお待ちしています。



撮影日  平成27年4月18日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:11おかざき自然体験の森