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2015年07月11日

環境教室で「炭作り体験」inおかざき自然体験の森


平成27年7月8日(水)、おかざき自然体験の森に
宮崎小学校の2年生5人が訪れ、
環境教室「炭作り体験」に挑戦しました!

5人が通う宮崎小学校は周りを山に囲まれ、近くには男川の流れもあり、
特に愛鳥活動が盛んです。でも、小学校周辺の山はスギ・ヒノキの
人工林(針葉樹林)が多く、雑木林が多い体験の森とはかなり様子が違います。

そんな自然の違いを見比べたり、森に棲む生き物を観察したりもします。


体験の森の管理棟のすぐ裏には「竹林」が広がっています。
このまま放置すると竹林はどんどん拡がって他の樹木などを弱らせてしまいます。

そのため、定期的に竹を伐採しながら出た材を使って色いろなことに活用します。
「炭作り」もその一環!今日は時間が限られているので、実際に炭を焼くことは
できませんが、炭焼き窯に入れるサイズに竹を加工する工程を体験しました。

みんな「ノコギリ」を使うのは初めて!でも使っていくうちに
コツが分かってきて上手に竹を切ることができました☆


80センチ弱に切った竹を、今度は「竹割り器」で四等分にします。
これまた初めて見る道具ですが、竹がパカッと見事に割れていくので
みんな楽しそうに熱中していました!


みんな器用で手際よく作業が進み、ここまでの出来栄えを確認しました。


炭焼き窯に竹を入れるときは、一度にたくさん焼けるよう
なるべく隙間なく入れます。そのため、竹の節の部分を
カナヅチで取り除いていきます。

※通常はナタで節を除去します。


今日の作業体験はここまでで終了!ここで一枚記念撮影です☆

「みんなどうだったかな?」と聞くと
「すごく楽しかった!面白かった!」
と大きな声で答えてくれました。


休憩を挟んでビオトープの生き物観察に出掛けました。
ちょうど森に遊びに来ていた植物の先生「河江」さん
素敵な「草笛」を作ってみんなにプレゼントしてくれました!

みんな最初は苦戦しながらもだんだん上手に吹けるようになりました☆


「あっ!何かいるよ!」
食草園で何やら生き物を発見!一体何でしょう?


すごい色・形をした「ジャコウアゲハ」の幼虫です。
この場所には「ジャコウアゲハ」の食草の「ウマノスズクサ」
という植物がたくさんあり、近くでメスがひらひら飛んでいました。

宮崎小学校の周りにはどんなチョウがいるかな?


ビオトープにやって来ました。水の中をのぞくと色んな小さな生き物がたくさんいます。
「メダカ発見!」
「大きなタニシが動いてるよ!」
「アメリカザリガニがいたー!」

やはり子どもたちは生き物に敏感で、色んなものを見つけてくれます。
こうした水辺は生き物たちの楽園☆大切に守っていきたいですね。


最後に出会えたのは「トノサマガエル」
※このカエルもずいぶんと数が減っています。

こうして炭作り体験と森の生き物観察を行って本日の環境教室は終了です。

何事も「体験」第一!こうした活動を通して自然を体全体で感じながら、
自然を大切に思う心を育んでいきたいですね☆

2年生のみんな、またぜひ「おかざき自然体験の森」に遊びに来てね☆



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撮影日  平成27年7月8日(水)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
撮影者  おいかわ、やまのうち
投稿者  やまのうち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:00おかざき自然体験の森