› 水とみどりの森の駅ブログ › 2016年02月03日

2016年02月03日

春の兆しを求めて!おかざき自然体験の森へ☆


平成28年1月30日(土)氷雨の朝。

まだ暦は大寒。しかし、動植物は春に向けて着実に歩みを進めています。
管理棟西の「ロウバイ」は例年より半月以上早く、1月初旬に開花しました。


氷雨のしずく滴るロウバイの可憐な花が見ごろを迎えています。
「蝋梅」の字を当てるように、花びらはまるで蝋細工のように艶やかです。
また、ほのかな甘みのある香りも素敵な花です。


ロウバイのすぐ横には「マンサク」が冬芽を膨らませています。
東北弁「先ず咲く(まんずさく)」からきているとも言われるマンサク。
豊年満作に通じる縁起の良い植物でもあり、早春を告げる代表的な花の一つです。


管理棟の南に目を向けると「ムラサキシキブ」の冬芽を目にしました。
秋には美しい紫色の珠のような実を付けます。


管理棟を出て管理道路を駐車場方向に歩くと「コバノミツバツツジ」の冬芽が
膨らんでいます。コバノミツバツツジは、おかざき自然体験の森の春の
代表的な花で、3月下旬から私たちの目を楽しませてくれます☆


森の畑の北の「フジ」の冬芽です。コナラの大木に巻き付いて十数mの高さまで伸びた
弦には新緑鮮やかな頃、藤紫色の美しく長く伸びた房の花をたわわに見せてくれます。


正門を出て、山側の南斜面に「モチツツジ」の冬芽を見つけました。冬芽も「モチ」
の名前のようにモチモチした粘り気のある様子が想いはかられます。やはり
コバノミツバツツジと同じ3月下旬から白地に赤い斑のある美しい花を咲かせます。


管理棟南のビオトープの水面をのぞいてみました。


水中に直径10数センチメートルのゼリーのような丸い塊を発見しました。


「アカガエル」の卵の塊です。黒い点一つ一つが「アカガエル」の卵です。
その一つの塊に数百個の卵が入っています。

うっすらと泥をかぶっているのは1月29日(金)の雨で泥をかぶったものと
推察します。そうするとアカガエルの産卵は、それ以前であったと思われます。
そして、卵を産んだアカガエルの親は、また、土の中に潜ってしまいます。

こんなに早く寒い時期に卵を産むのは、春に卵からいち早くオタマジャクシにかえって、
ヘビなどの天敵から少しでも身を守るためと考えられています。
これからいっそうアカガエルの産卵が加速するものと思われます。

アカガエルの産卵に引き続いて、ヒキガエルのゴムチューブのような卵の塊を
見かけることもできるようになります。


暦は大寒から立春へ!動植物の春への歩みは一歩一歩着実に進んでいます。
春の兆しを求めて「おかざき自然体験の森」を散策してはいかがですか!


-------------------------------------------------------------
撮影日  平成28年1月30日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


ふたば この森まるごと自然体験フィールド ふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:35おかざき自然体験の森