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2016年06月10日

大変だけど面白い☆「田んぼの草取り&生きもの探し」


今日(平成28年6月4日・土)は、田植えの終わった田んぼの
草取りをします。みんな注意事項をちゃんと聞いてね!


「昔ながらの稲作体験」ですから『除草機』も当然手押しです。

押し引きすることで風車のような金物を回転させ草を取り、
同時に土を掘りかえして空気を入れてあげます。

(昔の人の知恵ってすごい!)

「押して!引いて!押して!引いて!」
ちょっと重いけど頑張ります。


ボランティアの方の指導を受けながら親子で頑張ってます。

こちらは以前にもご紹介したスイスから一時帰国されている
ご家族です。田植えから始まってすっかり泥んこ遊びや
カエルなどの虫取りにはまってしまったそうです☆

「次回までしか参加できないかな・・・」
っと残念がられていました。

(来年でも再来年でもいつでもどうぞ。ご参加待ってま~す。)

草取りは人気薄・・・のプログラムですので、ここに参加される方は
ほぼリピーターの方。田んぼだけに“はまる”と抜け出せないかも?

(うまい!誰か褒めて・・・)


こちらはまるでアスリート対決のような状況になってます。

残念ながら東京オリンピックの競技種目にはエントリーされてませんが、
この頑張りがあれば将来本当のアスリートに成長してオリンピックに出場できるかも。

(応援してますよ。ガンバって☆)


「ボクも応援してるよ~。みんなガンバレ~~」

きっと、あと5年もしたらキミも泥んこになって飛び跳ねてることでしょうね。


みんな田んぼの草取りを頑張ってくれましたが、ちょっと退屈に・・・。
そこで、今度はザリガニやカエルなどの生きもの探しをして遊びました。

スタッフから捕った生きものの説明を熱心に聞いています。


大人は、稲刈りに備え「すげ縄」作りをしてもらいました。

ボランティアの方からわらの編み方を教えていただいたんですが、
「わらで縄を編むってどういうこと???」と
始めはわらをよりながら編む感覚がわからず、三つ編みして
いるような状態でしたが、徐々にコツをつかんでいくととても楽しそう!

このわらを編む技術は「わらじ作り」の基本になります。
体験の森では「わらぞうり作り」体験プログラムもありますので、
そちらにもぜひ参加してみてくださいね。


皆さん、大変な作業を本当にありがとうございました。
秋の収穫を楽しみにしていてくださいね☆


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撮影日  平成28年6月4日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  おかだ


ふたば この森まるごと自然体験フィールド ふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 21:06おかざき自然体験の森

2016年06月10日

「きこりの会」が愛知県環境保全関係功労者表彰を受賞


環境保全の分野で顕著な功績のあった方を讃ることで、県民の環境保全に対する意識向上を
目的とする環境保全関係功労者の表彰において、平成28年度の功労者として
「おかざき自然体験の森・きこりの会」の受賞が決定しました。

※左から「おかざき自然体験の森・きこりの会」の青木前会長、大村知事、大高会長


表彰式は平成28年6月6日(月)15時から愛知県庁本庁舎6階の「正庁」にて
執り行われました。この部屋は、式典や公式行事などを行う大広間で、
普段は見学することはできません。


※大村知事から賞状を受け取る青木前会長と大高会長

きこりの会は、平成14年10月に開設した公共施設「おかざき自然体験の森」
(岡崎市八ツ木町地内)を主な活動場所として、同年12月、森林の保全活動を行う
市民ボランティア団体として結成されました。


雑木林や人工林、竹林など様々な形態のある施設内の森林の再生を目指して、
除伐・間伐や下刈作業、竹林整備などの保全活動を主活動として実施しています。
(月2回実施)

また、平成17年度からは活動で出る自然素材を活用してクラフト体験や竹細工教室、
染め物体験講座などを毎月1回実施しています。


※昨年実施された体験の森内の間伐材を活用した「木橋」作りの様子

詳しくはブログをご覧ください!(平成28年2月28日)
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e355430.html


※体験の森内の散策路・作業路などの補修の様子

この森を陰で支え続けてくださっている「きこりの会」の皆さんの活動の一部を
ご紹介させていただきました。活動に興味のある方はぜひ見学にお越しください!


自主発行された「おかざき自然体験の森に自生する樹木の見分け方」と、
切り絵でつづった「花々の小径」(森の樹木歳時記)

同会はこれらの冊子を市内の図書館や全中学校に寄贈するなど、
身近な植物を広く市民に紹介する取り組みも行っています。

※2冊ともおかざき自然体験の森で読むことができます。

この他にも次世代の森林ボランティアを育成するため「里山整備入門講座」
(年2回/11月・2月)を開講し、幅広い活動を通して地域の環境活動に
大きく貢献されています。


※受賞者全員で記念撮影

今年の受賞は以下のとおりです。

◆ 環境保全活動功労が5団体
◆ 環境保全推進功労が8名
◆ 環境保全行政従事功労が3名
◆ 環境衛生事業功労が1名

※愛知県の発表(ホームページ)をご覧ください。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/kankyokatsudo/h28chijihyosyo.html


※大村知事、中根義高県議会議員と一緒に記念撮影


今回の賞状、なんと「ヒノキ」で作られていて香りも最高です!

近々、おかざき自然体験の森の管理棟内に飾られる予定なので、
ぜひご覧いただくと同時にヒノキの香りもお楽しみください☆


きこりの会の皆様、本当におめでとうございます。
これまでの長きにわたる活動の数々に感謝すると共に、
これからも引き続きよろしくお願いいたします。



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撮影日  平成28年6月6日(月)
撮影場所 愛知県庁(名古屋市中区)
投稿者  やまのうち


ふたば この森まるごと自然体験フィールド ふたば
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 17:45おかざき自然体験の森

2016年06月09日

熱い戦い!森の総合駅で「木の車レース大会」


5月の1か月間、「森の総合駅」で開催してきた
ものづくりひろば「木の車を作ろう」

平成28年5月29日(日)のこの日は、子どもたちがこれまで作った
オリジナルの「木の車」を持ち寄ってのレース大会を開催しました!

★間伐材や建築端材などを活用して「手作り感」あふれる木の車を作りました。


(レース前のテスト走行)

森の総合駅の前に特設コースを設置しスピード部門・滑走距離部門
それぞれレースを行います。スピードを出すには車体は軽めがいいのですが、
滑走距離では重量がある方が記録が伸びます。

どういった車に仕上げるのか、みんなお父さん・お母さんと真剣に
相談をしながら一生懸命考えて車を作りました!


いよいよレーススタートです☆ (男の子の車はトラックタイプ)

真っ直ぐ走らなかったり途中で止まってしまったりと
なかなか思い通りにはいきません。そこはやはり手作りの難しいところ。

それでも車のクセを見抜いて途中で再調整したりすると
みるみる車はしっかり走るようになていき、熱戦が繰り広げられました☆


左:「このラインがいいかな!」
右:「こんどこそ!えいっ」


※それぞれの部門で2回チャレンジできます。


参加してくれた子のお父さんにお手伝いいただき、途中、コースを変えます。
その間はしばし休憩。でも、みんなはその時間を使って森の総合駅の中で
車の調整! 闘志みなぎる戦いに保護者の皆さんの応援にも熱が入ります。


おぉ~~~と!クラッシュ~~~!

こういったトラブルも多々ありますが、めげずに修理し、
再チャレンジする姿はたくましくも感じました!


スピード部門、滑走距離部門それぞれ2回チャレンジして、その中の一番良い
記録を基に順位を決めました。最後に結果発表と表彰式を行い、賞品と参加賞が
手渡され、大きな拍手で「木の車レース大会」は幕を閉じました。


(表彰式の様子)

木の車は、構造そのものは単純ではありますが、いざ走らせるとなると意外に奥が深く、
声援を送る保護者の皆さんもわが子に真剣にアドバイスをするなどしておられました。

なかなか思い通りに走らなくて悔しい思いもあったかもしれませんが、
その思いをぜひ来年度の大会にも活かして再チャレンジしてほしいと思います!



ご参加いただきました皆さん、暑い日差しの中、最後までお疲れ様でした。
本当にありがとうございました。手作りの楽しさ・面白さを忘れないでくださいね☆


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撮影日  平成28年5月29日(日)
撮影場所 森の総合駅(樫山町)
投稿者  やまのうち


ふたば 行こう!水とみどりの森の駅! ふたば
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 11:53森の総合駅

2016年06月09日

ホタルの里に太鼓が鳴り響く!鳥川ホタルまつりイベントを開催


平成28年6月4日(土)、岡崎市ホタル学校にて
「鳥川ホタルまつりイベント」が開催されました。

このイベントは6月のゲンジボタルの見ごろに合わせて
地元の「鳥川ホタル保存会」が毎年開催している人気行事です。


今年度より鳥川ホタル保存会の会長に就任した片岡喜幸(よしゆき)氏から
開会のあいさつがありました。保存会ではこうしたイベントの準備に限らず、
川のゴミ拾いやカワニナ・ゲンジボタルの幼虫の育成など、1年を通じて
地道にホタルの保全活動に取り組んでおり、6月のホタルの舞はそうした
活動を長年継続してきた成果の賜物です。



来賓のあいさつが終わると、ホタルマスターファミリー講座の講師として
おなじみの「自然・環境学習実践隊」のむしくん(秋元義也氏)が登場!

まずはホタルに関するクイズを何問か出題しました。知っているつもりでも
結構思い違い?が多いものです。ホタルの生態を正しく理解してから観察して
いただけると、ホタルの見方もちょっと変わってくるのではないでしょうか☆


続いて、昨年度のホタルマスターファミリー講座に参加していた美川中学校1年
(当時は美合小学校6年)の原田裕貴君に、昨年取り組んだ「生田ボタルの未来
はあるか」
という自由研究を発表してもらいました。

※「生田」と書いて「しょうだ」と読みます。

原田君の住む美合地域はかつてホタルの発生地として有名でしたが、現在はめっきり
数が減ってしまいました。過去の住宅地図と比較しながらホタルを取り巻く環境の変化を
調査・研究し、見事学年代表に選ばれました!

※美合小学校では現在でもホタルの飼育や保護活動が続けられています。


さらに、同講座の参加者である豊橋市立牛川小学校6年の杉本翼君に、
昨年5年生の時に自由研究で取り組んだ「ゲンジボタルの見られる所見いつけた
パート2」
の発表をしてもらいました。家の近くの川と鳥川の環境を様々な視点から比較し、
どのような環境がホタルにとって適しているのかを研究し、こちらも学年代表に選ばれました!

たくさんのお客さんの前でも物怖じせずに堂々と発表する二人の姿はとても頼もしく
感じました。これからもホタルの研究や保全活動に取り組んでいってくださいね!


続いてお待ちかね!岡崎城西(じょうせい)高校の和太鼓部「彩輝(さいき)」
によるパフォーマンスが始まりました!


迫力のある和太鼓の音と威勢の良い掛け声が里中に響きわたります。
軽やかで格好の良いパフォーマンスに続々とお客さんが集まってきました。


イベントに来ていた子どもたちも太鼓の演奏を体験させてもらいました。

普段触る機会のない本格的な和太鼓に、はじめは緊張気味でしたが、お兄さん・
お姉さんに優しく教えてもらって段々リズムを合わせられるようになり、

(右)小さい子も楽しそうに叩いていました☆


最後は毎年大人気の鳥川特製「猪汁」の振る舞いです!


あっという間に長蛇の列となり、前日から仕込んだ500人分の猪汁は
すぐになくなってしまいました! 猪肉は柔らかく、生姜が効いていて絶品☆


※「鳥川に来たらやっぱりこの“猪汁”を食べないと始まらないね!」
そんな方も多いのではないでしょうか。



イベントが終わる頃には辺りもほどよく暗くなり、少しずつホタルが光り始めました。
梅雨入り間際の開催でしたが幸いにも天候に恵まれ、この日は800匹を超える
ホタルが確認されました。ここから1~2週間が見ごろになるかと思います。


イベント開催にご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。


6月中はホタル学校も夜9時まで開館しています。週末は大変な混雑が予想され、
ご不便をお掛けすると思いますが、時間に余裕を持ってホタル観賞にお出掛け
いただければ幸いです。


この機会にぜひ「鳥川ホタルの里」へお越しください!


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撮影日  平成28年6月4日(土)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 11:01鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年06月08日

収穫を願って!「サツマイモ」の苗さし


ここは、おかざき自然体験の森にある畑です。
今日(平成28年5月28日・土)は、サツマイモの苗を植えます。

この時期は小学校の運動会などと重なったせいか、
残念ながら一家族のみの参加となってしまいました。
学校行事などの情報収集がおろそかだったと反省です・・・。

まずは苗を植える畝(うね)作りからです。
人数不足はスタッフが補います。

※畑はサルとイノシシ避けに横だけでなく上も
金網で覆ってあるので、この姿勢は非常に腰にきます。(涙)



女の子:「ねぇねぇ、おじさんどうやって植えるのぉ?」

スタッフ:「一本づつ間隔をあけて、苗を寝かせていくんだよ」

男の子:「へえ~!こんな風に植えるんだ」 (まじまじと観察)



お母さん:「さぁさぁ、次の苗を用意したから頑張りましょうね」

子どもたち:「はぁ~い。お手伝い!お手伝いっ!と」

お父さん:「苗を植えた後ろから水やりしまぁ~す」


さあ、植え付けが終わったので苗にいっぱい栄養が
いきわたるように雑草避けのわらを畝の間に敷き詰めます。

子どもたち:「お母さん、早く次のわらを用意してよ。どう?上手でしょ!」

※4月から年少に上がったばかりの男の子と女の子の双子の兄弟です。


お父さん:「ハイ!水やり、水やり」


子どもたちとお母さんは「キャタピラ車」に揺られて絶好調☆
子どもたちの頑張りは、こんな「顔晴り」になった一日でした。

ご家族:「収穫時期にまた来ま~~~す!」

スタッフ:「待ってま~~~す!」



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撮影日  平成28年5月28日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  おかだ


ふたば この森まるごと自然体験フィールド ふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 16:34おかざき自然体験の森

2016年06月07日

昔ながらの「蛍籠(ほたるかご)」を復元!



皆さんこんばんは☆
鳥川ホタルの里のゲンジボタルの飛翔がピークを迎えようとしています。

上の写真は岡崎市矢作町在住の中川繁幸さんが5月26日(木)に撮影されたもので、
その日はまだ全体でも200匹も出ていませんでしたが、昨晩6月6日(月)は
なんと全域で「1,074匹」とかなりのホタルが元気よく飛び交いました。

☆「鳥川ホタルの里ほたる情報」サイトに毎日ゲンジボタルの飛翔数をアップしています。
http://www.morinoeki.jp/hotaru_20.html (ぜひご覧ください)



さてさて、古い資料によりますと、昭和の初期、群れを成して飛ぶホタルを見物する
「蛍狩り」が岡崎の夏の風物詩で“蛍列車”が運行され、お土産にゲンジボタルが
たくさん入れられた「蛍籠」が配られたとあります。

その後、高度経済成長と共に、ホタルはだんだん見られなくなりました。

長年にわたる保護活動でホタルが復活した今、昔ながらの「蛍籠」も
復活させようと試みました☆(あくまでもその場での観賞用)

※ただし鳥川ホタルの里のゲンジボタルは岡崎市の天然記念物のため
捕獲して持ち帰ることはできませんのでご理解ください。


インターネットで調べ、試作した第一号です。

材料の麦わらが手に入らなかったので、身近にあったストローで作りました。
あまりカッコよくないですね・・・。


試行錯誤の末、何とか恰好がついてきました。


下端の閉じたタイプのものもできました。作り方がわかって慣れてきたところで、
いよいよ自然素材での制作にチャレンジです!


素材について、岡崎市藤川町のまちづくり協議会に問い合わせたところ、
古代麦の一種「むらさき麦」を快くご提供いただきました。

本当にありがとうございました!


制作過程を一気に飛ばして完成写真です。雰囲気が出てるでしょ!


上のものよりもう少し膨らませた蛍籠も完成です。
色艶といい、やはり天然素材は違いますね。情緒あるでしょ☆


現在、岡崎市ホタル学校に展示中ですのでぜひご覧ください。

なお、なるべく早いうちに蛍籠の制作イベントを企画する予定です。
その時は、ぜひご参加ください。


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撮影日  平成28年5月27日(金)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  かみや


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:52鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年06月06日

カワニナの人工飼育を考える!ホタルサポーター活動を開催


平成28年5月22日(日)、岡崎市ホタル学校にて
今年度、最初のホタルサポーター活動を実施しました。

第1回目のテーマは、ゲンジボタルの幼虫の餌となる
カワニナの人工飼育についてです。

講師は、ホタル学校名誉校長の古田忠久先生です。
半世紀にも及ぶホタル保護活動のノウハウを学ぶ絶好のチャンスです。


初めて参加される方も多くいらっしゃったので、まずは自己紹介。

それぞれの活動地域や活動状況をお話しいただき、それだけでも良い情報交換
の場となりました。出席されている方のレベルの高さと熱意に驚かされます。


まずは、古田先生が川から採取してきたカワニナをバットにあけて観察します。
しばらくすると0.1mmほどの稚貝がはい出してきました。

カワニナは卵ではなく稚貝を直接産むのだそうで驚きです!
ホタルの幼虫も生まれたばかりは、極小なので稚貝を食べて育ちます。

川で小さな稚貝を採取することは無理なので、親貝を周辺の石ころなどと
一緒に取ってきて産ませます。これが出来ないとホタルの幼虫を
育てることはできません。まさに生物多様性が重要なのですね。


また、飼育器具もプラスチックなどの素材ではなく自然素材が良いとのこと。
プラスチックは長年使うと有害物質が溶け出してくるようです。

コスト高にはなりますが、なるべく木桶などを使ってください。

カワニナの餌については生ごみをEM菌で発酵させて与えています。
近年、下水道の整備により川に流れ込む家庭排水がきれいで、逆に川の栄養が
少なくなっているそうです。生き物が住めるように川をきれいにしたのに、
今度は栄養不足になって生き物が育たないとは皮肉なものです。

いかにバランスが大切かがわります。


あとは、この人工産卵器にメスのホタルを入れて卵を産ませて、
幼虫をカワニナの稚貝がいる飼育箱に投入して育てます。

それについては、次の講座をお楽しみに☆


余談ですが、参加メンバーの中には中学生もいて、真剣に地元地域の
ホタル保護活動を行っています。(愛知教育大学付属岡崎中学校2年の三浦健太郎君)

ホタルの保護活動も高齢化が進んでいますので、若い後継者が育ってきているのは
頼もしい限りです。興味のある若者がもっと参加されることを期待しています。


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撮影日  平成28年5月22日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  かみや


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 21:02鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年06月05日

ツバメのヒナ、すくすく成長中です!


平成28年5月21日、徐々にツバメのヒナの姿が確認できるようになってきました。
前回(5月15日)の「赤子」状態から、少し大きくなってきたようです。


のぞいてみると・・・まだ目の開いてない赤ちゃんツバメがいました。
それでもちゃんと翼はあるのです。えらい?ものですね!


6月1日。スタッフをじーーーっと見る7つの目線。
これには驚きました。2週間あまりですごく大きくなりました!


ここまで成長するとやはり騒がしい!!!
親が巣に戻るたび「ピーピー」と激しく泣いて、我先にとくちばしを突き出します。


上からのぞくとこんな感じ。
小さな巣に7羽ものヒナがどうやって収納されているか?
常々疑問だったのですが、こんなことらしいです。
よく落ちないものです・・・。


さて、巣立ちも近くなってきたように思います。
最初の巣立ちはいつになるか?
みなさんも予想してみてください。


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撮影日  平成28年5月21日(土)、6月1日(水)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)
投稿者  ナリキヨ


ふたば でっかい原っぱでおもいっきり遊ぼう! ふたば
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 09:46わんPark(こども自然遊びの森)

2016年06月02日

ホタルの里で生き物探し!イオン岡崎南店「チアーズクラブ」が来校


平成28年5月22日(日)、ホタル学校にイオン岡崎南店
イオンチアーズクラブが来校しました!

イオンチアーズクラブとは、地元の小中学生が様々な環境活動に取り組む
クラブで、昨年9月に実施した「おと川リバーヘッド大作戦」にも
ご参加いただきました。今回はホタル学校での生き物探しを実施します。


今回の参加者は総勢48人。付き添いの保護者の方やイオンスタッフを
加えて岡崎市役所からバス2台に乗り込み、鳥川へ向けて走ること40分。
同じ岡崎市とは思えないような田園風景の鳥川町に到着しました。


さっそく教室に移動してプログラムに入っていきます。
講師は「ホタルマスターファミリー講座」などでおなじみの
自然・環境学習実践隊の皆さんです!


実はバスで移動中、皆さんには全12問のホタルクイズに挑戦してもらいました。
初めに周りの友達と答えをくらべっこ。予想を聞いてみると随分とばらつきがあります。


すぐにクイズの答えを教えてくれないのがホタル学校です。せっかくホタルに
関する様々な展示物があるので、校内を巡って自分で答え探しをしていきましょう!


一通り調べ終わったところで、講師のむしくんから正解と解説を聞きました。
残念ながら全問正解はいませんでしたが、このクイズは大人でも難しい内容
ですから当然です。自分で調べたことはきっと記憶に残ると思うので、
ぜひ学校やお家でも周りの人にホタルのことを教えてあげてくださいね。


さて、子どもたちはもう虫を捕まえに行きたくてウズウズしているようですが、
その前にウォーミングアップとして「カモフラージュ」を体験します。


草むらや薮の中に隠された人工物をゆっくり歩きながら見つけていきます。
見つけても声に出さず、そっと心の中で数を数えます。
ゴールにいるリーダーに見つけた数を答えます。

自信満々に答えてみると・・・
「うーん、まだまだ半分くらいかな!」「えーっ!…」
残念!目を凝らしてもう1回探してみましょう!


結局、全部見つけられた人はいませんでしたが、低学年グループでは大人より
子どもたちのほうが多く見つけられたようです!一つずつ、どこに何が
隠されているのか確かめながら回収していきました。


隠されていた人工物を「見つけやすかった」ものと「見つけにくかった」もので分けて
みました。小さいもの、周りに色や形が溶け込んでいるものはなかなか気づけませんでした。


自然界でも生き物たちは同じように隠れています。枯れ葉にそっくりなチョウチョや
花びらのような色をしたカマキリなど、天敵から身を守ったり、逆に捕まえようと
している相手から見つからないために周りに溶け込んでいるのです。

生き物探しのコツがちょっと分かったかな?


お昼ご飯を挟み、午後からはお楽しみの“生き物探し”です!
参加者にはたくさんの生き物が描かれたカードが配られました。

カードには鳥川に棲む生き物25種類が描かれていますが、よく見ると
全てのカードで配置が違います。そう!これはビンゴカードです。
ビンゴを目指して生き物探しをしていきましょう☆


少し歩くだけで様々な生き物が見つかっていきます。


バスの中で「虫は嫌い…」っていう子も結構いましたが、
大人も子どももみんな夢中になりました。


むしくんが大きな「モンキアゲハ」を捕まえました!
右は子どもたちが川辺の草の中で捕まえた大きな「ツチガエル」


さらに珍客「ニホンザル」まで出てきました!
ちょうど畑に麦がなっているのを群れで食べに来ていたようです。

鳥川ではよくある風景(当り前)ですが、まさか野生のサルに会えるとは
思っていなかったのでみんなおっかなビックリ!


最後は全員集合して、捕まえた生き物の解説や、今日は見つけられなかったけれど
鳥川で見ることのできる生き物の紹介をしてまとめとしました。

図鑑を眺めるだけではなかなか生き物の種類は覚えられませんが、自分で捕まえて
名前を調べたことは次からも見分けることができるようになります。


捕まえた生き物たちは自然に帰してあげて、アッという間の一日が終わりました。

今日だけでもホタルだけでなく里山の様々な生き物の生態について詳しくなれた
のではないかと思います。

そしてチアーズクラブでは9月下旬にもホタル学校に来て、今度は川の生き物探し
を体験する予定です。お楽しみに!


参加者の皆様、サポートいただいたイオンスタッフや保護者の皆様、
講師の自然・環境学習実践隊の皆様、誠にありがとうございました。


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撮影日  平成28年5月22日(日)
撮影場所 ホタル学校、鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html
  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 12:03鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2016年06月01日

新商品が登場☆ホタルのガラス工芸品

ホタル学校のオープン(平成24年4月)以来、毎年ご好評をいただいております
「ガラス工芸品」の販売につきまして、本日平成28年6月1日(水)から
新商品の販売をいたします☆

これらは、リサイクルプラザ内にある「ガラス工房葵(あおい)」
で制作しており、3人の女性スタッフが毎年新作のアイディアを出し合って
デザインを検討し、試作を重ねながら完成させたものです。

以下に新作を含むガラス工芸品をご紹介させていただきますが、
これらは「ホタル学校」でのみ販売する商品ですので、ぜひホタル観賞に
「鳥川ホタルの里」を訪れたときは学校にお立ち寄りいただき、
お手に取ってご覧いただきながらお買い求めいただければ幸いです!


全てが手作りで大量生産ができません。
また、商品の数には限りがございますので、売り切れの際はご容赦ください。




月夜のホタル小鉢(900円)
優雅に水辺を舞うホタルが描かれた素敵な小鉢が登場!
夏の涼しげな料理にピッタリです。


花とちょうちょのペーパーウェイト(700円)
今にも飛び立ちそうな色とりどりのチョウたち。
癒しの逸品です☆


あじさいの箸置き(400円)
6月の花「あじさい」で休むホタル。
梅雨はちょっと苦手ですが、やっぱりあじさいとホタルは素敵ですね!


青虫のトレイ(800円)
あっ!こんなところに青虫が・・・でもかわいいから
ずっと見ていも全然平気です。愛らしいキャラですね☆


ホタルのワイングラス(1,500円)
いよいよワイングラスが登場☆
ほろ酔い気分で年中ホタルの舞が楽しめます!


月夜のホタル花器(1,800円)
こちらの花器も取っ手にホタルが止まっていて、淡い光を放っています!
花器に飾るお花を決して邪魔することなく、さりげない演出が光る作品です☆


ホタルグラス(900円)
短めのグラスはとっても手に馴染みます!
川辺を優雅に舞うホタルが印象的ですね☆
はてさて、このグラスでなにを飲もうかな?


風鈴(1,300円)
昨年、ブログで制作風景をご紹介しました「風鈴」です。
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e319229.html ← クリック

こちらも所々にホタルが描かれていて、夏の間中「風」と「ホタル」を
楽しむことができます☆商品によって音色が微妙に違うのが特徴!
ぜひあなた好みの音をお選びください。


きのこのカードスタンド(400円)
あの有名なゲームの中から現実の世界に飛び出してきたような
可愛い「きのこ」のカードスタンドです。笠の色は色いろあって迷いそう!
ぜひお気に入りの写真や素敵なカードを立てて飾ってみてください☆


小鳥(300円)
癒し系の一品!ガラスの中には色とりどりの模様があしらわれ、
可愛さ抜群☆いつでも手元に置いておきたいですね。


てんとう虫のタンブラー(1,000円)
可愛い昆虫の代名詞とも言える「テントウムシ」をあしらったタンブラー!
明るく華やかな風景と赤いテントウムシのコントラストが素敵です☆


まるカバンの花挿し(1,000円)
まるで丸い形をした「カバン」のような一輪挿し!
取っ手の部分に止まっているホタルが今にも飛び立ちそうです☆


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この他にも色いろなガラス工芸品を販売していますので、ぜひホタル学校で
直接お手に取ってご覧いただき、ご自分用に、またお土産に
お買い求めいただければ幸いです!

※全てが手作りで大量生産ができません。
また、商品の数には限りがございますので、売り切れの際はご容赦ください。



これから6月に入るとますます「ゲンジボタル」の発生数が増えてきます。
訪れる皆さんにホタルが生息する環境の大切さを感じていただきながら、
ホタルの舞う風景(環境)を守り、未来の人たちに残していきたいと願っています!

皆さんのお越しを心よりお待ちしております。


◆販売予定のガラス工芸品について、
詳しくは「ホタル学校」までお問い合わせください。
電話:0564-82-3027(朝9時~夕方5時)

※6月は夜9時まで開館します。



リサイクルプラザ内「ガラス工房葵」のご紹介

◆岡崎市ホームページ(リサイクルプラザ)
※所在地:岡崎市高隆寺町字阿世保5番地
※電 話:0564-22-1153(ごみ対策課)
http://www.city.okazaki.aichi.jp/300/306/p006478.html

◆フェイスブック(工房でのイベント情報など満載)
https://www.facebook.com/glassstudioaoi


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投稿日  平成28年6月1日(水)
撮影者  ガラス工房葵スタッフ
投稿者  環境保全課


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 08:12鳥川ホタルの里(ホタル学校)