2013年10月21日
「森の十三夜音楽祭」を開催しました!
平成25年10月19日(土)、おかざき自然体験の森の「クスノキ広場」で「森の十三夜音楽祭」を開催しました。
音楽祭を華やかに彩ってくれる生け花を「岡崎華道連盟甲山流」の方々が、前日・当日に渡って準備をしてくださいました。森の材である竹でダイナミックなアーチを描き、同じく森に自生する美しく赤い実をつけたコバノガマズミの枝や、フジのつるを巧みに配しています。
完成した作品は、存在感を示しながらも自然に溶け込んで、幽玄の世界を演出してくれます。
ステージの後ろに、ススキを背に十三夜のお供えをしました。お供物には、森で採れた山栗、サツマイモ、そして、サトイモ、カボチャ、もちろん月見団子もあります。
岡崎華道連盟甲山流の方々の生け花の準備と並行して、森の職員はかがり火や「たんころりん(竹かごと和紙で作った灯り)」という誘導灯の準備をしました。昔ながらの灯りの取り方で、里山の夜を昔にタイムスリップしてくれます。
開催時刻より早めに来られた方は、管理棟でちょっとした「お・も・て・な・し」! 森で採れた山栗を味わってもらいました。山栗は、栽培されている栗よりかなり小さく、天津甘栗程の大きさです。「小粒だけど濃厚な味がしておいしい!」「野趣豊かな味ですね!」などと感想をおっしゃっていました。
山栗を味わっている間に、山里に黄昏がやってきました。いよいよ開演時刻です(4時30分)。まずは開会のあいさつ、続いてアーティストの紹介です。写真右の女性「LILY」さんは、ヴォーカル・ハルモニウム(インドの手ふいごオルガン)担当、左の男性「サイトウ尚登」さんは、タブラ(北インド打楽器)担当です。森の中で奏でるお二人のネイチャーサウンドにより、自然のつながりを体験できることに期待が高まります。
いよいよ演奏が始まりました。最初の曲は「インドのマントラ(讃歌)」です。遠いインドを思い浮かべ、幻想の世界にいざなってくれます。
数曲、ネイチャーサウンドの心地よい響きで自然とのつながりを体験したところで、お2人の楽器を紹介してもらいました。最初はサイトウ尚登さん。タブラという北インドの打楽器です。
LILYさんは、ハルモニウム(インドの手ふいごオルガン)を演奏し、同時にヴォーカル担当で、美しい歌声を聴かせてくださいました。
森に少しずつ宵闇が迫ってきます。かがり火に映し出される演奏者の姿と、そこから流れる幻想的な調べが、クスノキ広場から森全体へと響き渡っていきます。
2人のアーティストの演奏をじっくり聞き入る来園者の皆さん。
すっかり日も落ち、闇が森を包み込み、ますます音の響きに心が奪われていくようです。
甲山流の生け花も、かがり火やろうそく、照明の光を受けて闇の中から浮かび上がって、幻想的な雰囲気を醸し出してくれました。
音楽祭が始まって1時間余り、ついにフィナーレです。LILYさんの呼び掛けで、全員がクスノキ広場に下りて来て、大きな輪を作ります。みんなで手をつないで日本の唱歌「ふるさと」を斉唱しました。森に歌声が響き渡り、感動の瞬間でした!
輪になって里山のやさしい流れに身を任せ、森の音に耳を傾け、ここに広がる自然を体全体で体感する。そして、様々なつながりを感じることができた「森の十三夜音楽会」でした。
LILYさん、サイトウ尚登さん、素敵な音楽を本当にありがとうございました。また、岡崎華道連盟甲山流の皆様、誠にありがとうございました。
毎年、この時期に「森の十三夜音楽会」を開催しております。機会があればぜひご来園ください。
撮影日 平成25年10月19日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者 あだち
この森まるごと自然体験フィールド
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
音楽祭を華やかに彩ってくれる生け花を「岡崎華道連盟甲山流」の方々が、前日・当日に渡って準備をしてくださいました。森の材である竹でダイナミックなアーチを描き、同じく森に自生する美しく赤い実をつけたコバノガマズミの枝や、フジのつるを巧みに配しています。
完成した作品は、存在感を示しながらも自然に溶け込んで、幽玄の世界を演出してくれます。
ステージの後ろに、ススキを背に十三夜のお供えをしました。お供物には、森で採れた山栗、サツマイモ、そして、サトイモ、カボチャ、もちろん月見団子もあります。
岡崎華道連盟甲山流の方々の生け花の準備と並行して、森の職員はかがり火や「たんころりん(竹かごと和紙で作った灯り)」という誘導灯の準備をしました。昔ながらの灯りの取り方で、里山の夜を昔にタイムスリップしてくれます。
開催時刻より早めに来られた方は、管理棟でちょっとした「お・も・て・な・し」! 森で採れた山栗を味わってもらいました。山栗は、栽培されている栗よりかなり小さく、天津甘栗程の大きさです。「小粒だけど濃厚な味がしておいしい!」「野趣豊かな味ですね!」などと感想をおっしゃっていました。
山栗を味わっている間に、山里に黄昏がやってきました。いよいよ開演時刻です(4時30分)。まずは開会のあいさつ、続いてアーティストの紹介です。写真右の女性「LILY」さんは、ヴォーカル・ハルモニウム(インドの手ふいごオルガン)担当、左の男性「サイトウ尚登」さんは、タブラ(北インド打楽器)担当です。森の中で奏でるお二人のネイチャーサウンドにより、自然のつながりを体験できることに期待が高まります。
いよいよ演奏が始まりました。最初の曲は「インドのマントラ(讃歌)」です。遠いインドを思い浮かべ、幻想の世界にいざなってくれます。
数曲、ネイチャーサウンドの心地よい響きで自然とのつながりを体験したところで、お2人の楽器を紹介してもらいました。最初はサイトウ尚登さん。タブラという北インドの打楽器です。
LILYさんは、ハルモニウム(インドの手ふいごオルガン)を演奏し、同時にヴォーカル担当で、美しい歌声を聴かせてくださいました。
森に少しずつ宵闇が迫ってきます。かがり火に映し出される演奏者の姿と、そこから流れる幻想的な調べが、クスノキ広場から森全体へと響き渡っていきます。
2人のアーティストの演奏をじっくり聞き入る来園者の皆さん。
すっかり日も落ち、闇が森を包み込み、ますます音の響きに心が奪われていくようです。
甲山流の生け花も、かがり火やろうそく、照明の光を受けて闇の中から浮かび上がって、幻想的な雰囲気を醸し出してくれました。
音楽祭が始まって1時間余り、ついにフィナーレです。LILYさんの呼び掛けで、全員がクスノキ広場に下りて来て、大きな輪を作ります。みんなで手をつないで日本の唱歌「ふるさと」を斉唱しました。森に歌声が響き渡り、感動の瞬間でした!
輪になって里山のやさしい流れに身を任せ、森の音に耳を傾け、ここに広がる自然を体全体で体感する。そして、様々なつながりを感じることができた「森の十三夜音楽会」でした。
LILYさん、サイトウ尚登さん、素敵な音楽を本当にありがとうございました。また、岡崎華道連盟甲山流の皆様、誠にありがとうございました。
毎年、この時期に「森の十三夜音楽会」を開催しております。機会があればぜひご来園ください。
撮影日 平成25年10月19日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者 あだち
この森まるごと自然体験フィールド
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:06
│おかざき自然体験の森