2016年02月24日
やっぱり手作りがいいね!森の「味噌作り」体験
平成28年2月20日(土)、おかざき自然体験の森で
子ども10名、大人15名を迎えて大人気プログラム
「森の味噌作り」体験イベントを行いました。
まず、このプログラムの主催者「森の畑倶楽部大豆でe-co」の太田さんから
「味噌を初めて作る人~?」の問いにほとんどの子どもたちは手を挙げました。
初めての味噌作りにいやがおうにも期待が高まります。
さっそく味噌作りの始まりです。まずは圧力鍋で大豆をゆでます。
この大豆は、おかざき自然体験の森の畑と六ツ美で作った大豆です。
(右)ふっくらと大豆が煮上がりました。
太田さんから味噌の豆知識、赤味噌、白味噌の違いなど教えてもらいます。
味噌の語源は「未曾有(みぞう)の味」(未だかつてないほど美味しい味)
ということも教えてもらいました。なるほど!
食品は衛生第一!大人も子どもも手をしっかり消毒します。
味噌を発酵させる「麹(こうじ)」を見せてもらいました。
今日使う麹は「豆麹」と「米麹」を同量使います。
試しに麹の匂いを嗅いでみます。
「お母さん、どんな匂い?」
(右)ぼくも嗅いでみると
「ちょっと臭いような変な匂いだね」
麹には、糠のような独特の匂いがありますね。
塩と豆麹、米麹をすし桶に入れます。
(右)お母さん方は手際よく麹と塩を混ぜていきます。
僕たち私たちも小さなかわいい手で一生懸命混ぜてくれました。
(右)麹と塩を混ぜ終わったら、次は大豆をつぶします。
すりこ木の木は、森で除伐した「イヌザンショウ」で作ったものです。
サンショウの仲間ですが、犬がつくから役に立たない・・・という代名詞。
ペット愛好家や当の犬が聞いたら怒りますね・・・。
でも、やはりサンショウに比べて「イヌザンショウ」は香りがほのかです。
お兄ちゃんは「すり鉢」で大豆をすりつぶします。
妹はビニール袋に入れて大豆を押しつぶします。
すり鉢ですりつぶすにしても、袋に入れて押しつぶすにしても
けっこう力がいる大変な作業です。
つぶした大豆と麹を良くかき混ぜます。
いよいよ味噌作りの最終番「味噌仕込み」です。
まず、瓶(かめ)を焼酎で消毒します。
そして麹と大豆が良く混じった味噌玉を瓶に詰めます。
味噌玉から空気を抜くように瓶に押し入れます。この時、空気が入ってしまうと
雑菌が繁殖して、味噌が腐ってしまう原因なるのでしっかり空気を抜きます。
しっかり空気抜きのできた「味噌仕込み」の完成です。
ふたをしてラップで密封します。
森の倉庫で約8か月寝かせて熟成させれば手作り味噌が完成します。
どんな味噌ができあがるのか、期待感いっぱい!
今日作った味噌は10月ごろまでお預け。
今日、これから食べる味噌汁のお味噌は、なんとこの森の手作り「2年物」の味噌
を使います。全く無添加の天然素材100%、体にやさしいオーガニック食品、
小さな幼児にも安心食、お母さんと味噌をすりつぶします。
「いただきま~す!」
作業をした後のお味噌汁の味は抜群!自然と笑顔がこぼれます。
おかわり自由!おなかいっぱい食べてね!
子どもも大人も笑顔いっぱいの「森の味噌作り」体験でした。
参加者の皆さん、3人の講師の皆さん、本当にお疲れ様でした!
市民活動団体「森の畑倶楽部大豆でe-co」のプログラムは、
毎月第3土曜日、午前10時~12時に行っています。
1年を通して大豆栽培を核に、大豆を使った味噌や豆腐などの
オーガニック食品作りや自然と触れ合う遊びを行っています。
また、1年を通じて参加していただくと大豆について幅広く知っていただけるよう
「年会員」の制度も設けています。
ぜひ「森の畑倶楽部大豆でe-co」のプログラムに参加ください!お待ちしています。
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撮影日 平成28年2月20日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者 あだち
この森まるごと自然体験フィールド
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 08:20
│おかざき自然体験の森