第49回「岡崎ゲンジボタル幼虫放流式」が開催

岡崎市環境部環境政策課

2016年04月19日 12:14


桜の花が散り始める頃、ゲンジボタルの幼虫は「サナギ」になるための
上陸行動を開始します。その時期に合わせ、岡崎市河合学区内の
男川(おとがわ)河川敷で、ゲンジボタルの幼虫放流式が盛大に
開催されました。(平成28年4月12日開催)

※会場:岡崎市茅原沢町地内の男川(おとがわ)河川敷


美合(みあい)学区から河合学区に至る河川は「岡崎ゲンジボタル発生地」
として国の天然記念物に指定されています。美合学区は昭和10年に指定、
河合学区は昭和47年に追加指定されました。


朝の寒さがウソのような好天に恵まれ、岡崎市立河合中学校の生徒が
主体となって幼虫放流式の準備が進められ、自然科学部が愛情を込めて育てた
ゲンジボタルの幼虫を参列した多くの方々の手によって古里の川に放流しました。


河合学区での放流式は今年で49回目ですが、今年度はホタルの保護活動が
始められて50年目の節目の年。(市政はちょうど100周年)

岡崎ゲンジボタル河合保存会の鈴木清美(きよみ)会長様からは「半世紀にも
わたって活動が続けられてきたことは諸先輩方の努力の賜物であり、
未来に残すべき貴重な財産です。これをしっかりと今後に引き継いでいって
ほしいです。」との挨拶がなされました。

また、生徒代表の誓いの言葉では「勇気を与えてくれるホタルを次世代へ
受け継げるよう、全校で守り続けます。」と述べました。


(自然科学部の部員からゲンジボタルの幼虫を受け取る)


河合中学校の生徒や生平(おいだいら)小学校の児童らと一緒に幼虫を放流し、
参列された内田市長からは「これからも岡崎にホタルの光を灯し続けてほしいと思います。」
と挨拶がありました。


(ゲンジボタルの幼虫。「元気に育って!」と願いを込めて)


(幼虫の放流をする生平小学校の児童ら)

この日、放流された幼虫は約300匹。ゲンジボタルの幼虫のエサとなる
カワニナも一緒に放流され、いつまでもホタルを大切に守っていきたいと思いました。


ホタルと歩み続けて50年。さらに次の50年を築いていくために必要なことを
みんなで考え、ホタルと人との「共生」を実現していけたら!と思います。


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撮影日  平成28年4月12日(火)
撮影場所 男川河川敷(茅原沢町)
投稿者  やまのうち


自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう!
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html

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