昔ながらの「蛍籠(ほたるかご)」を復元!

岡崎市環境部環境政策課

2016年06月07日 19:52



皆さんこんばんは☆
鳥川ホタルの里のゲンジボタルの飛翔がピークを迎えようとしています。

上の写真は岡崎市矢作町在住の中川繁幸さんが5月26日(木)に撮影されたもので、
その日はまだ全体でも200匹も出ていませんでしたが、昨晩6月6日(月)は
なんと全域で「1,074匹」とかなりのホタルが元気よく飛び交いました。

☆「鳥川ホタルの里ほたる情報」サイトに毎日ゲンジボタルの飛翔数をアップしています。
http://www.morinoeki.jp/hotaru_20.html (ぜひご覧ください)



さてさて、古い資料によりますと、昭和の初期、群れを成して飛ぶホタルを見物する
「蛍狩り」が岡崎の夏の風物詩で“蛍列車”が運行され、お土産にゲンジボタルが
たくさん入れられた「蛍籠」が配られたとあります。

その後、高度経済成長と共に、ホタルはだんだん見られなくなりました。

長年にわたる保護活動でホタルが復活した今、昔ながらの「蛍籠」も
復活させようと試みました☆(あくまでもその場での観賞用)

※ただし鳥川ホタルの里のゲンジボタルは岡崎市の天然記念物のため
捕獲して持ち帰ることはできませんのでご理解ください。


インターネットで調べ、試作した第一号です。

材料の麦わらが手に入らなかったので、身近にあったストローで作りました。
あまりカッコよくないですね・・・。


試行錯誤の末、何とか恰好がついてきました。


下端の閉じたタイプのものもできました。作り方がわかって慣れてきたところで、
いよいよ自然素材での制作にチャレンジです!


素材について、岡崎市藤川町のまちづくり協議会に問い合わせたところ、
古代麦の一種「むらさき麦」を快くご提供いただきました。

本当にありがとうございました!


制作過程を一気に飛ばして完成写真です。雰囲気が出てるでしょ!


上のものよりもう少し膨らませた蛍籠も完成です。
色艶といい、やはり天然素材は違いますね。情緒あるでしょ☆


現在、岡崎市ホタル学校に展示中ですのでぜひご覧ください。

なお、なるべく早いうちに蛍籠の制作イベントを企画する予定です。
その時は、ぜひご参加ください。


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撮影日  平成28年5月27日(金)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  かみや


自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう!
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html

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