正月支度!「ミニ門松作り」イベントを開催

岡崎市環境部環境政策課

2016年12月27日 08:50

平成28年12月18日(日)、樫山町にある森の総合駅で
年末恒例となりました「ミニ門松作り」イベントを開催しました!


講師は、額田地域で里山や竹林の整備をしながらそこで出た材を使って
「炭焼き」活動を続けておられる「額田炭焼の会」の皆さんです。
夏の竹炭風鈴作りに続き、今回もお世話になりました。

新年を迎える少し前にお正月飾りを作ることができるこのイベントは今年も大人気で、
募集開始後、すぐに定員いっぱいになってしまいました。


まずは門松の本体部分にあたる竹を、適当な長さに切ります。
太い竹には協力して挑みます。こちらのご家族はかなり順調に作業が進んでいるようです。


ちょっと人手が足りない時は、講師の皆さんに助けてもらいましょう。


続いて、太い竹の台に入れる細い竹を切っていきます。最初に加工した太い竹よりは楽な作業になりそうですが、先程と違って今度は斜め方向に切らなくてはならないため、意外とテクニックが要求されるようです。


慣れてくると、こんな上手に切れるようになります。切り口がとてもシャープで美しいですね。


細い竹は3本まとめて紐でしっかりとくくります。
これを大きな竹に砂を入れてパーツに組み合わせたら、メインとなる部分は大体完成です。


最後に、その周りを笹や松の葉、色鮮やかな実のついた南天、千両などで飾り付けます。新しい年のスタートを祝うためのとても大切な飾りとなるものなので、色や形のバランスを確認しつつ、慎重に作り上げていきます。

門松を玄関に飾る習慣は室町時代から始まったそうです。中心となる「竹」がどちらかというと目立ちますが、本体はあくまで「松」であり、古来よりおめでたい樹木として日本文化の中に根付いてきました。

また、竹を斜めに切った加工のことを「そぎ」といい、その創始者はあの徳川家康公です。これは、「三方ヶ原の戦い」で敗れた相手である武田信玄に、次は斬るぞという念を込めたことに由来するという説があります。

また、今回のミニ門松にはありませんが、大きな門松には葉牡丹(紅白)を飾ったりします。葉牡丹は、幾重にも重なる葉が「吉事が重なる」とされ、これまた縁起の良い植物とされています。


完成品がこちら

とても素敵なミニ門松が出上がりました。
緑色に南天の赤や万両の黄色がとても鮮やかに映えますね。

最近では門松を飾るご家庭が減ってきているということを耳にしますが、このイベントで自分の手で一から手作業で門松を作りながら、新年に思いを馳せるというのも、なかなか素敵な体験になったのではないかと思います。


参加者の皆さん、また講師の「額田炭焼の会」の皆さん、誠にありがとうございました。
完成した門松をご自宅に飾って、ぜひ良い年をお迎えください。

※水をあげるのを忘れないでくださいね!


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撮影日  平成28年12月18日(日)
撮影場所 森の総合駅(樫山町)
投稿者  なかむら


行こう!水とみどりの森の駅!
HP:http://www.morinoeki.jp/index.html

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