2015年10月31日
ホタルの幼虫は元気かな?ホタルサポーター活動を実施
平成27年10月25日(日)、ホタル学校でホタルサポーター活動
を実施しました。講師はホタル学校名誉校長の古田忠久先生です。
今回は地元の鳥川ホタル保存会のメンバーや市内外でホタル保全に
取り組んでいる方など13名の方が参加してくださいました。
ホタル学校の玄関前に並べられている5つの水槽では今年7月に卵から孵った
ゲンジボタルの幼虫が育てられています。3か月が経って幼虫もだいぶ成長
してきたころ。今回のサポーター活動では幼虫たちがどれくらい育っているかを
確認しながら、汚れてきた水槽の清掃も行います。
まずは水槽から砂利を取り出して、その中に潜んでいる幼虫や
カワニナを選別していきます。
カワニナは食べられて空になったものは取り除いていきます。
割り箸で一匹一匹つかまえて分別していく地道な作業です。
ホタルの幼虫たちはしっかり大きく育っていました!
個体差はありますが10mm~20mmくらいのサイズになっていました。
写真中央の白い幼虫は脱皮したばかりの個体です。ゲンジボタルの幼虫は
成虫になるまでに水中で5~6回の脱皮を繰り返してどんどん体を大きくしていきます。
作業をしていたらホタルマスターファミリー講座に参加していたご家族が
ホタル学校に立ち寄ってくれました。「何してるの?」「ホタルの幼虫を探しているんだよ」
「私もやりた~い!」ということで一緒に手伝ってくれました。ありがとう!
幼虫の仕分けをしている間に水槽をきれいにします。底のほうには
どうしても汚れが溜まってしまうので砂利を洗い、水槽の壁もこびりついた
藻類をきれいにとって、新鮮な水に張り替えます。
準備ができたら再び幼虫とカワニナを戻します。
右が掃除前、左が掃除後の水槽です。ご覧の通りピカピカになりました!
ホタルの幼虫たちもきっと喜んでいるでしょう。
この日は3つの水槽で幼虫の数を調査しましたが、全体で1,000匹以上の幼虫を
確認できました。みんなカワニナを食べながら順調に育ってくれているようです。
この水槽で育てたホタルの幼虫たちは来年3月に実施するホタルの幼虫放流式で
鳥川に放流をする予定です。それまでにはさらに大きく育っていることでしょう。
お手伝いくださった皆様、ありがとうございました!
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撮影日 平成27年10月25日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者 からさわ


HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 14:08
│鳥川ホタルの里(ホタル学校)