2014年07月16日
第4回「ホタルマスターファミリー講座」を開催しました!
平成26年7月13日(日)、ホタル学校で
第4回「ホタルマスターファミリー講座」を開催しました。
外は曇り空で今にも雨が降り出しそうな様子ですが、
今日のメインは「ホタルの川の生き物調べ」なので
何とか持ってほしいところです。

講師はお馴染み「自然・環境学習実践隊」の皆さんです。
これまでの3回の活動をふり返りながら
第4回目の活動について説明していきます。

川に入る前に、川の生き物記録シートが配られました。
まずは自分の知っている川の生き物を書き込みます。
次に記録シートを持って、ホタル学校の展示物の中から
川や水辺の生き物を探して記録しておきます。

さぁ、いよいよ川の生き物調べです。
今回は、ホタル学校すぐ南側のポイントで生き物調べを実施します。
実はこの場所での生き物調べは初めてで、スタッフも興味津々です!


左:キヨマサ君とサカナ君(スタッフ)が何か捕まえたようです。
活動も4回目ともなると、自然とお互いに協力する気持ちが芽生えているようです。
右:リンネちゃんも捕まえた生き物を観察してケースに入れていきます。
先日もホタル学校の環境教室で体験した活動なので、
とっても慣れた様子でした。


左:河合中学校自然科学部の2人も協力して活動しています。
ぜひ河合学区の乙川に生息する生き物と比較してみましょう。
右:ツバサ君親子もどうやら不思議な生き物を捕まえたようです。
2人とも真剣な眼差しです。


左:タカス姉弟は思い切って少し深い所に向かって行きます。
曇り空のため気温も低いけどへっちゃらな様子でさすがです。
右:大学生も協力して生き物捕獲に奮闘しています。
かなり色々な生き物を捕まえたようです。

今回、絶滅危惧種の一つ「アカザ」の稚魚が発見されました。
小さいのでパッと見は「オタマジャクシ?」と思いましたが動きが違っていました。
残念ながら成魚は見つかりませんでしたが、
みんなでじっくり観察しました。

トンボのヤゴ、サワガニ、カワヨシノボリ、
オタマジャクシ、トビケラの幼虫がいます。
どれもきれいな水を好む生き物たちです。
トンボのヤゴと一口に言っても、
種類によってその姿は全く違います。
なぜそのような姿・形なのか、
そんなことも考えてみると生き物の生態が
少しずつわかってくるかもしれませんね!

このケースには「カワムツ」や「カワニナ」がたくさん入っています。
酸素不足にならないよう、この後、すぐにエアーポンプを設置しました。
カワムツは体に黒い横線があるのが特徴です。
とにかく動きが素早いですが、
「カワヨシノボリ」はその逆で、のんびり屋さんです。

川に流れ込む用水路で「アカハライモリ」を発見しました。
一見グロテスクな姿ですが、よ~く見るとかわいい顔をしています。
皮膚にフグと同じ「毒」を持っていますが、
触った手を水で洗えば大丈夫です。
幼生も成体も昆虫類やミミズなどの小動物を食べます。
名前が「ヤモリ」と似ていますが、ヤモリは爬虫類でイモリは両生類です。
ちなみにイモリは日本にしか分布していない固有種です。

教室に戻って、捕獲した生き物をじっくり観察し、シートに記録しました。
ホタルが生息している鳥川を参考に、今度は自分が住んでいる地域の
川の生き物を調べて比較することで、どのような川なのかが判断できます。
今日は特別に川の生き物が載っている下敷きをプレゼントしました。
これを持って川の生き物調べを進めればわかりやすいですね。
また、今日は参加者皆さんがそれぞれ住んでいる地域の川などの水を
持って来ていただき、COD水質検査を実施しました。
検体は鳥川の水を入れて10種類です。


スポイトのような検査キットを指で押さえ、
その中に検査する水を入れて5分ほど待ちます。
検体を持ってこられた各ファミリーが
それぞれ持って来た水を検査していきます。
やはり何事も自分で体験するのが一番ですね!


左:河合中学の白井君は「蛍流公園」(茅原沢町)に
流れ込む湧き水を持って来てくれました。
右:大学生の岩塚君は、名古屋市天白区の
天白川の水を持って来てくれました。

さぁ結果が出ました。
水の中に溶け込んでいる「有機物」が少なくてきれいだとピンク色、
有機物が多くてあまりきれいでないと水色に変化します。
写真中の「男川」(樫山町)と「蛍流公園」の湧水はピンク色です。
「砂川」(若松町)と「蛍流公園」の観察池は水色に変わりました。

色の見本が付いた判定表を片手に順番に観察していきます。
どこの水が一番きれいかな?きれいじゃないかな?
このように比較することで地域ごとに違いがあることに気付きます。
でも自然はつながっているので、どこか一つがきれいだったらそれで良い!
というわけではありません。
あまりきれいでない場合、その原因は何かや、
その影響などについても考え、調べてみるのも一つの研究になると思います。

後半は夏休みの自由研究の取組について講義が行われました。
テーマの決め方、研究の進め方、まとめ方や記載方法など、
講師がわかりやすく解説してくれました。
また、昨年度の自由研究で見事「金賞」に輝いた
根石小学校6年の三浦健太郎君に、
事例発表として昨年度の自由研究の取組について話してもらいました。
健太郎君の研究タイトルは「増やせ!小呂(おろ)川のゲンジボタル」で、
自分の住む地域の川のホタルを増やすにはどのような環境づくりが必要か研究し、
具体的な提案でまとめられていて、とっても素晴らしい研究内容でした。
☆ 健太郎君、発表してくれてありがとう!

参加者の皆さんには自由研究の進め方について
アドバイスが掲載されたテキストも配られましたので、
これを参考にしながら自由研究にしっかり取り組みましょう!
次回(第5回)のホタルマスターファミリー講座は「8月9日(土)」です。
それまでにある程度具体的に自由研究のテーマや研究方法などを考えます。
そしてスタッフから色々なアドバイスをもらいながら進めていきましょう!
参加者の皆さん、講師・スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。
撮影日 平成26年7月13日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者 やまのうち
自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! 
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html
第4回「ホタルマスターファミリー講座」を開催しました。
外は曇り空で今にも雨が降り出しそうな様子ですが、
今日のメインは「ホタルの川の生き物調べ」なので
何とか持ってほしいところです。
講師はお馴染み「自然・環境学習実践隊」の皆さんです。
これまでの3回の活動をふり返りながら
第4回目の活動について説明していきます。

川に入る前に、川の生き物記録シートが配られました。
まずは自分の知っている川の生き物を書き込みます。
次に記録シートを持って、ホタル学校の展示物の中から
川や水辺の生き物を探して記録しておきます。
さぁ、いよいよ川の生き物調べです。
今回は、ホタル学校すぐ南側のポイントで生き物調べを実施します。
実はこの場所での生き物調べは初めてで、スタッフも興味津々です!
左:キヨマサ君とサカナ君(スタッフ)が何か捕まえたようです。
活動も4回目ともなると、自然とお互いに協力する気持ちが芽生えているようです。
右:リンネちゃんも捕まえた生き物を観察してケースに入れていきます。
先日もホタル学校の環境教室で体験した活動なので、
とっても慣れた様子でした。
左:河合中学校自然科学部の2人も協力して活動しています。
ぜひ河合学区の乙川に生息する生き物と比較してみましょう。
右:ツバサ君親子もどうやら不思議な生き物を捕まえたようです。
2人とも真剣な眼差しです。
左:タカス姉弟は思い切って少し深い所に向かって行きます。
曇り空のため気温も低いけどへっちゃらな様子でさすがです。
右:大学生も協力して生き物捕獲に奮闘しています。
かなり色々な生き物を捕まえたようです。
今回、絶滅危惧種の一つ「アカザ」の稚魚が発見されました。
小さいのでパッと見は「オタマジャクシ?」と思いましたが動きが違っていました。
残念ながら成魚は見つかりませんでしたが、
みんなでじっくり観察しました。
トンボのヤゴ、サワガニ、カワヨシノボリ、
オタマジャクシ、トビケラの幼虫がいます。
どれもきれいな水を好む生き物たちです。
トンボのヤゴと一口に言っても、
種類によってその姿は全く違います。
なぜそのような姿・形なのか、
そんなことも考えてみると生き物の生態が
少しずつわかってくるかもしれませんね!
このケースには「カワムツ」や「カワニナ」がたくさん入っています。
酸素不足にならないよう、この後、すぐにエアーポンプを設置しました。
カワムツは体に黒い横線があるのが特徴です。
とにかく動きが素早いですが、
「カワヨシノボリ」はその逆で、のんびり屋さんです。
川に流れ込む用水路で「アカハライモリ」を発見しました。
一見グロテスクな姿ですが、よ~く見るとかわいい顔をしています。
皮膚にフグと同じ「毒」を持っていますが、
触った手を水で洗えば大丈夫です。
幼生も成体も昆虫類やミミズなどの小動物を食べます。
名前が「ヤモリ」と似ていますが、ヤモリは爬虫類でイモリは両生類です。
ちなみにイモリは日本にしか分布していない固有種です。
教室に戻って、捕獲した生き物をじっくり観察し、シートに記録しました。
ホタルが生息している鳥川を参考に、今度は自分が住んでいる地域の
川の生き物を調べて比較することで、どのような川なのかが判断できます。
今日は特別に川の生き物が載っている下敷きをプレゼントしました。
これを持って川の生き物調べを進めればわかりやすいですね。
また、今日は参加者皆さんがそれぞれ住んでいる地域の川などの水を
持って来ていただき、COD水質検査を実施しました。
検体は鳥川の水を入れて10種類です。
スポイトのような検査キットを指で押さえ、
その中に検査する水を入れて5分ほど待ちます。
検体を持ってこられた各ファミリーが
それぞれ持って来た水を検査していきます。
やはり何事も自分で体験するのが一番ですね!
左:河合中学の白井君は「蛍流公園」(茅原沢町)に
流れ込む湧き水を持って来てくれました。
右:大学生の岩塚君は、名古屋市天白区の
天白川の水を持って来てくれました。
さぁ結果が出ました。
水の中に溶け込んでいる「有機物」が少なくてきれいだとピンク色、
有機物が多くてあまりきれいでないと水色に変化します。
写真中の「男川」(樫山町)と「蛍流公園」の湧水はピンク色です。
「砂川」(若松町)と「蛍流公園」の観察池は水色に変わりました。
色の見本が付いた判定表を片手に順番に観察していきます。
どこの水が一番きれいかな?きれいじゃないかな?
このように比較することで地域ごとに違いがあることに気付きます。
でも自然はつながっているので、どこか一つがきれいだったらそれで良い!
というわけではありません。
あまりきれいでない場合、その原因は何かや、
その影響などについても考え、調べてみるのも一つの研究になると思います。
後半は夏休みの自由研究の取組について講義が行われました。
テーマの決め方、研究の進め方、まとめ方や記載方法など、
講師がわかりやすく解説してくれました。
また、昨年度の自由研究で見事「金賞」に輝いた
根石小学校6年の三浦健太郎君に、
事例発表として昨年度の自由研究の取組について話してもらいました。
健太郎君の研究タイトルは「増やせ!小呂(おろ)川のゲンジボタル」で、
自分の住む地域の川のホタルを増やすにはどのような環境づくりが必要か研究し、
具体的な提案でまとめられていて、とっても素晴らしい研究内容でした。
☆ 健太郎君、発表してくれてありがとう!
参加者の皆さんには自由研究の進め方について
アドバイスが掲載されたテキストも配られましたので、
これを参考にしながら自由研究にしっかり取り組みましょう!
次回(第5回)のホタルマスターファミリー講座は「8月9日(土)」です。
それまでにある程度具体的に自由研究のテーマや研究方法などを考えます。
そしてスタッフから色々なアドバイスをもらいながら進めていきましょう!
参加者の皆さん、講師・スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。
撮影日 平成26年7月13日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者 やまのうち


HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 23:55
│鳥川ホタルの里(ホタル学校)