2016年06月30日
雨にも負けず!「梅雨の花と昆虫」森の自然観察会を開催
平成28年6月23日(木)、おかざき自然体験の森で
西三河自然観察会主催の森の自然観察会が開催されました。
『梅雨の花と昆虫』と副題をつけてありましたが、副題の計算通り?
雨が降っておりますが、皆さんは傘を片手にカメラ・ルーペ・メモ帳などを
準備され、体験の森周辺を散策していきます。
今日は自然観察会から、岩月先生・堀田先生と
愛知植物の会から河江先生も参加され、総勢12名での出発です。
途中、立ち止まりながら自然に生息する
草花について解説を聞いていきます。。
(左)カメラ片手に思い思いに記録しています。
バードウオッチィングの皆さんは超望遠レンズ、
自然観察会の皆さんは接写レンズと自分の楽しみに合せ準備を怠りません。
(右)撮影した写真を先生方に見てもらい(写真は堀田先生)、
分からないことはその場で教えていただいています。
こちらではルーペ片手になにやら見入っています。
木の実の中に小さな「虫」がいるそうですが
肉眼では(私のような老眼では)とても見えません・・・。
降っていた雨も、皆さんの熱意に根負けしてか
いつの間にか晴れ間がのぞきだし、女性陣は雨傘が
日傘に変身していました。
ここでも講師の解説を(写真は岩月先生)
皆さんメモを片手に真剣に聞かれています、
ちらっとメモ帳が見えたのですが(決して覗き見したわけ
ではありませんよ)、びっしりと書き込まれていて
皆さんの熱心さに頭が下がる思いです。
こちらでは愛知植物の会の河江先生が皆さんにレクチャーされています。
今日は3名もの講師陣から解説をお聴きすることができ
とってもラッキーだったと思います☆
ちなみにこれは何の苗だかわかりますか?
「藍」の苗です。
きこりの会の「森の素材屋」での草木染めで使うように育てます。
6月の初めころ、畑を作って苗を植えましたが、
藍染めができるようになるにはもう少し時間が必要です。
ここでは「ミミズ」を育てています。(通称「ミミズ畑」)
毎年、市内の公立保育園の年長児を招いて「エコプロジェクト」と称し
自然環境維持の大切さやそれぞれの動植物がもつ存在意義などについての
幼児向け環境教育を実施しています。
その中で「ミミズ」が果たす役割についての説明のため
実物のミミズを育てています。
※私が子どものころは、土を掘ればミミズがいるものだと
思っていましたが、今やミミズも過保護になったようで
簡単には魚釣りの餌にはなってくれないようです・・・。
話を戻して、今日観察した植物の一部をご紹介します。
(左)「ヤマモモ」の実がなっていました。
まだちょっと赤いのですが、我慢して紫色になるまで待てば食べごろに。
(食べログで★★★☆☆くらいもらえるでしょうか?)
(右)「ヤブカンゾウ」というユリ科の植物です。
あでやかな色が存在感を誇示しているようです。
(左)「キツネノボタン」というキンポウゲ科の植物です。
ビオトープ付近の湿地にひっそりとたたずんでいました。
(右)「アラゲハンゴンソウ」というキク科の植物です。
管理道路沿いにひときわきれいな黄色の花が咲いています。
(左)「ヒメコウゾ」の実がなっていました。
実は食べるとほんのり甘いそうですが、トゲがあって
食べると口の中が痛いそうです。(経験者談)
(右)「ナツツバキ」です。
散策路で見つけました。赤い花とはまた違った趣を見せています。
「ガクアジサイ」
白い花と紫色の花が見事なコントラストを見せていました。
いずれも梅雨の季節に見られるものです。
梅雨はジメジメ・時に蒸し蒸しで不快な季節ではありますが、
森はこの時期ならではの装いで皆さんのお越しをお待ちしています。
ぜひ「おかざき自然体験の森」で自然を楽しむコツを習得しては
いかがでしょうか!
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撮影日 平成28年6月23日(木)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者 おかだ


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HP:http://www.sizentaiken.jp/
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:32
│おかざき自然体験の森