2016年10月21日
昔ながらの稲作体験「脱穀編」☆
平成28年10月15日(土)晴天の「おかざき自然体験の森」
この日は天日干ししておいた稲の脱穀をしました。
「昔ながらの稲作体験」ですから、当然コンバインなんて
使いません。(正確にはありません・・・)
「足踏脱穀機」「とうみ」といった懐かしい道具で脱穀します。
奥に3台並んでいるのが「足踏脱穀機」、中央にあるのが「とうみ」と
呼ばれる分別機です。(遠心分離機みたいなもの)
本来は稲刈りの終わった田んぼで行うのですが、長雨の影響で田んぼがぬかるんで
ましたので、管理道にブルーシートとむしろを敷いて作業することにしました。
こちらの道具は「せんばこき」といいます。
足踏脱穀機が使えわれるようになる前は、このような
道具を使い稲を刃の隙間に通してもみを落としていました。
昔は本当に全てが力仕事だったんですねぇ。
足踏脱穀機に「ござ」をかぶせて「もみ」が
飛び散らないようにして準備は完了。
まずは試運転!「バッチグー☆」(・・・それって何語?)
脱穀作業はちょっと人気薄だったので、男手が少なく、
足踏脱穀機はスタッフがついつい歳を忘れて頑張りました。
案の定、翌日ではなく翌々日になって筋肉痛でとても辛そう・・・でした。
他にもいつもご協力をいただいている「岡崎女性会」7名の応援をいただき、
オールキャストで頑張りました。お手伝いありがとうございました。
スタッフが休んでる間は、お母さんや女性会の皆さんが脱穀作業を頑張ります。
参加してくれた子供たちもスタッフが補助しながら楽しそうに脱穀作業を
お手伝いしてくれました。「パラパラ」っと音を立てて「もみ」が
落ちていく様子はなかなか気持ちのいいものですよ。
稲から「もみ」と「わら」に脱穀した後は、
みんなで「もみ」を拾い集めます。
ここでは子供たちも十分に一人前の作業員です。
「わら」だってゴミではありません。
「わらじ」「縄」「むしろ」などにちゃんと再利用できます。
昔の人の知恵ってすごいですねぇ。
脱穀した「もみ」に長い「わら」などが混じると「とうみ」で
分別するときにすぐに詰まってしまうので、まずは大まかに
「ふるい」にかけ、大きな「わら」などの不要物を取り除きます。
子供:「ボクもお母さんと一緒に頑張ったよ!」
やっと「とうみ」の出番です。
この道具を使って風を箱の中に送り込み、(もちろん手動・・・)
「もみ」は重いので下に落ち、軽い「わら」などの不要物は
飛ばされて分別します。
この作業も長時間風車を回していると、結構二の腕に効いてきますよ。
二の腕シェイプアップに最適かも?
これでやっと脱穀の完了です。
今回の作業で、約120㎏ほどの収穫がありました。
ここから「もみすり」して玄米になり、さらに「精米」して
食べられる状態になります。
120㎏から約3割ほどスリムになりますので、
最終的には90㎏ほどが正味の収穫量です。
「田おこし」から始まった今年の「昔ながらの稲作体験」も
今回の「脱穀」をもって全9回の工程が無事に完了しました。
3回以上、体験に参加していただいた方には、ささやかですが
お米のお裾分けもありますので待っていてくださいね。
残りは餅つきなどに使います。皆さん、たいへんお疲れ様でした。
ちょっと寂しげな「かかし」たちと田んぼの景色です。
しばし、感慨にふけってみてください。
来年の春にまたこの田んぼでお会いしましょう。
まったねェ~~~。
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撮影日 平成28年10月15日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者 おかだ


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HP:http://www.sizentaiken.jp/
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 14:27
│おかざき自然体験の森