2013年11月19日
岩津小学校4年生が環境学習に来ました!

平成25年11月14日(木)、おかざき自然体験の森に岩津(いわづ)小学校4年生2学級の子どもたちが、環境学習に来ました。まずは先に到着した1組が、ドラム缶窯による竹炭作りを体験しました。
最初に森の職員から「炭焼き」とは何か、どのように進めるのかなどについて教わります。そして、道具の安全な使い方を実演してもらいました。

まずは竹をドラム缶窯に入れる長さに切りそろえます。友達と協力して「ノコギリ」を上手に使います。馬(木や竹を切るときに乗せる台)に乗せた竹が動かないように友達にしっかり押えてもらいます。ノコギリの歯を長く使って切ると、曲がらずに上手に切れるよ!

切った竹を竹割り器を使って4等分します。竹割り器はけっこう重いです。この重さで竹を割っていきます。「よいしょ!」との掛け声とともに竹を割ります。バリバリと音がして、気持ちよく竹が4等分できました。

4等分した竹をさらにナタで2つに割ります。ナタでケガをしないよう、慎重に竹を割ります。

割った竹の節を取ります。ナタで手を切らないように気をつけて作業します。

節まで取った竹を、写真の様にドラム缶窯に入れていきます。炭にする竹材は、森の職員が一本ずつチェックしますが、少し長かったり、節が残っているとやり直しです。

実際にドラム缶窯で竹炭を焼くには、2~3日かかるので、森の職員が前もって焼いておいた竹炭を出す体験もしてもらいました。

竹炭を出してみると、割った竹の形がそのまま残った竹炭が出てきました。今日はみんな一生懸命に作業をしてくれたので、お土産に完成した「竹炭」をたくさん持ち帰ってもらいます。脱臭剤・除湿剤などとして使ってくださいね!
※一連の作業を体験した後は、2組と交代です。(午後から)

後から到着した2組は、最初に管理棟でおかざき自然体験の森のような「里山」について学習していきます。里山とは、人と自然とが共生する雑木林のあるところです。里山の素晴らしさをクイズを交えながら楽しく覚えていきます。

外へ出て、今日作業を体験する「竹」についてお話を聞きます。竹の成長の速い理由など模型を使った説明では、みんな納得の様子です。また、体験の森が自然を大切にしている一つの表れとして、「循環式トイレ」のこともお話ししました。このトイレは、生物の力(バクテリア)で汚物を分解し、いっさい水を外に流さない仕組みのトイレです。

その後は、周辺を散策しながら里山の自然の豊かさを実感していきます。歩いて行く所々で、小鳥のエサになる木の実や、サルなどの野生動物の食べる木の実の豊富さを知りました。

ビオトープでは、たくさんの水生生物のことを知りました。特に6月の梅雨の頃は、ヒメボタル、ヘイケボタル、ゲンジボタルの3種類のホタルがビオト-プ一帯で見られることにみんな驚いていました。ホタルの季節になったら、ぜひ家族や友達と一緒にホタルを見に来てくださいね!

午前のプログラムを終えると、2クラス一緒に山頂のあずまや(四阿)まで散策しました。紅葉の始まった様々な植物を観察しながら、みんなで楽しく歩きました。

あずまやに着くと、見晴らしの良さにみんな感動です!遠くは名古屋のビル群にひときわ高いツインタワー、うっすらとテレビ塔、その右には東山タワーが見えました。手前には、伊勢湾岸自動車道のループがくっきり見えました。(この日は若干曇り気味でした)
「岩津小学校の近くに、こんな見晴しがいい所があるなんて!」みんなびっくりです。ひとしきり景色を楽しんだら管理棟まで戻ります。ちょうど時間はお昼!待ちに待ったお弁当の時間です。みんなは思い思いの場所でお弁当を食べました。
午後からは、プログラムを入れ替えて授業再開です。
秋の一日、おかざき自然体験の森での環境学習は、一人一人にとって実り多いものだったと思います。炭の作り方や炭の利用方法、竹や木などの使い方など、「森(自然)」から教えてもらうことはたくさんあります。今日の学習を思い出しながら、これからもぜひ身近な自然を探求し、そこから環境を守っていこうとする気持ちを育んでもらえれば!と思います。
またぜひ、家族やお友達といっしょに『おかざき自然体験の森』に遊びに来てくださいね!
撮影日 平成25年11月14日(木)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者 あだち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 12:15
│おかざき自然体験の森